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ひとりで頑張らないオンボーディング

tatane
May 20, 2024

 ひとりで頑張らないオンボーディング

2024/05/21 Findy Lunch LT

tatane

May 20, 2024
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  1. © LayerX Inc. 2 • 加藤 健太 (@tatane616) • 株式会社LayerX

    バクラク事業部 エンジニア • 「バクラク申請・経費精算」 Webチーム リーダー 自己紹介 自己紹介
  2. © LayerX Inc. 6 オンボーディングは何のためにある? 多くのチームに求められていることは「チーム全体のアウトカムを最大化すること」 。 「オンボーディング」はそのためのプロセスの1つであり、それ自体が目的ではない。 オンボーディングは誰かがひとりで頑張らないほうがいい ひとりで頑張ろうとすると、どうなってしまう?

    新メンバーがひとりで頑張ると → 新しいスタイルでの業務に慣れるまでに時間がかかる。お手並み拝見感を感じて辛くなってしまう。 → 本来のパフォーマンスを出せず、チーム全体のアウトカムが大きくなりづらい😢 オンボーダー(オンボーディング担当者)がひとりで頑張ると → 元々やっていた業務に割けるリソースが著しく減る。 → デリバリーできる機能が少なくなり、チーム全体のアウトカムが(短期的に)減ってしまう😢 今日つたえたいこと
  3. © LayerX Inc. 9 効果 新メンバーが見るべきドキュメントにたどり着きやすくなり、自走できるオンボーディングを促進する。 必要な情報へのリンクがまとまっているindexページを整備する 新メンバーがひとりで頑張らないために 具体的な内容 Notionなどで「チームのDay1」のページをつくり、以下のような内容を記載・メンテナンスしていく。

    - 会社の文化理解や、関係部署のindexページのリンク集 - ドメイン・プロダクト理解のための研修資料や商談動画のリンク集 - セットアップする必要のある各種アカウントのリストと手続き方法 - プロダクトの技術スタック・アーキテクチャ理解のための資料集 ※ あくまでリンク集であり、具体的な内容は別ページにまとめていく。
  4. © LayerX Inc. 10 効果 新メンバーのコードベース・仕様理解を促進し、クイックウィンまですぐに辿り着けるようにする。 最初のタスクから積極的にペアプロする 新メンバーがひとりで頑張らないために 具体的な内容 最初のタスクをお願いしたら、まずは1回ペアプロしてみる。

    「どこをどう変更すれば完了条件が達成できそうか」がわかったら、あとは新メンバーにお任せする。 また、説明の過程で、無理ない範囲で周辺領域の補足もする。 ドキュメントがいくら成熟していても、実際のコードベースで同期的に説明するほうが理解が速く、 またオンボーダーもPRレビューの際の負担が減る。
  5. © LayerX Inc. 11 効果 会社の目標設定スタイルにすばやく慣れ、初回から機能する目標設定ができる。 目標設定のためのもくもく会をチームで実施する 新メンバーがひとりで頑張らないために 具体的な内容 目標設定時期に、チームメンバー全員のカレンダーを抑えて、目標設定もくもく会を実施する。

    他メンバーの目標(個人OKRなど)を参考にしながら、↓のような会話をしつつ目標設定していく。 - チーム・事業部など上のレイヤーの目標で理解があいまいなところがないか - 自分が短期的・中期的に貢献できそうな領域はないか - 新メンバーでも取り組みやすい具体的なアクションプランの候補は何があるか チームリーダーなどは手本になれるように早めに目標設定しておくとGood。
  6. © LayerX Inc. 13 スプリントゴールにオンボーディング目標を入れる オンボーダーがひとりで頑張らないために 効果 機能開発の忙しさにオンボーディングが埋もれないようにする。チームリソースの最適化を促進する。 具体的な内容 スプリントゴールなどの短期的なゴールに、

    「〇〇さんがfrontend/backend両方の修正が必要なタスクをこなせるようにする」などの目標を入れる。 毎日の夕会などのゴール確認の場で、 「新メンバーに今お願いしているタスクでオンボーディング目標を達成できるか」 「他メンバーのリソースを(たとえばアーキテクチャの説明会などの)オンボに割く必要がないか」 など、タスク調整やリソースアロケーションの相談をする。
  7. © LayerX Inc. 14 新メンバーに積極的にドキュメントを更新してもらう オンボーダーがひとりで頑張らないために 効果 既存メンバーのリソースを空ける。新メンバーの会社・ドメイン・プロダクト理解とクイックウィンを促進する。 具体的な内容 ドキュメントを読んで疑問に思う点があればすぐに聞いてもらう前提で、古い情報や・不足のあるドキュメント

    の更新は基本的に新メンバーに任せる。 例えばプロダクトのデプロイ時など、ペアで作業して口頭で補足しつつ、ドキュメントのデプロイ方法が古かっ たりした場合は新メンバーに修正してもらう。 更新してもらったドキュメントは積極的に夕会などで共有してもらい、全員で感謝をつたえる。 開発以外でも、こういった活動でクイックウィンを積み重ねることが大切。
  8. © LayerX Inc. 15 できるだけチームメンバーが多くいる場でお困り事を聞く オンボーダーがひとりで頑張らないために 効果 チームの心理的安全性を高める。お困り解決までのリードタイムを短くする。 具体的な内容 新メンバーと日次・週次などでの1on1などは開催しつつも、

    なるべくチームメンバーが多くいる場(夕会など)で積極的に「困っていることはありますか?」と聞く。 また、既存メンバーも積極的に困っていることを夕会などで共有し、相談するハードルが低い雰囲気を作る。 Gatherなどのコミュニケーションツールを利用できる場合は、新メンバーがいる場所に基本だれかが 常駐して、すぐに話しかけられるようにする。
  9. © LayerX Inc. 17 そぼぎ 「素朴(そぼく)な疑問(ぎもん)」の略。 「そぼぎなんですが〜」と会話の頭につけることで質問しやすくなる。 型に投資 「言語化・仕組み化して再現性を高める」「今までの型は改善していくべきものと意識する」を大切にする。 Trustful Team

    行動指針の1つ。互いをプロフェッショナルとして信頼し、透明性のあるコミュニケーションを大切にする。 お互いをTrustしやすくする施策としては、チームでの「相互理解ワークショップ」などがある。 日報 全社員が毎日「やったこと・やること・ひとこと」を同じチャンネルに流す。 ここから偶発的なコミュニケーションが発生したり、相互理解が進むことも多い。 LayerXには、オンボーディングを支える文化(羅針盤)があります オンボーディングを支えるLayerXの文化
  10. © LayerX Inc. 19 新メンバー - わからないこと・困っていることや、自分が貢献したい/できそうなポイントは積極的に伝える。 - 言われたこと以外でもどんどん手を動かし、たくさんの人とコミュニケーションすることを心がける。 とはいえ、各個人が頑張ることは必要

    さいごに オンボーダー - 個人ごとに適切なオンボーディング方法は変わりうることを意識する。 - 1on1など新メンバーと話す機会を十分に設け、仕組み化ではどうしても拾えない部分をキャッチし、 どうしたらはやく活躍できるかを一緒に考える。
  11. © LayerX Inc. 21 さいごに LayerXのプロダクトメンバーと美味しいお酒やご飯を囲み ながら、プロダクトやチーム、技術の話をゆる〜く行うイベン トを定期的に行っています。 直近の予定は以下のとおりです。 LayerX

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