Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
PyCon JP が生まれて10年、 コミュニティのつながりとPython
Search
Manabu TERADA
October 10, 2020
Technology
1
690
PyCon JP が生まれて10年、 コミュニティのつながりとPython
PyCon mini Hiroshima 2020 キーノート
寺田 学
-- PyCon JP誕生からコミュニティの重要性・多様化 --
Manabu TERADA
October 10, 2020
Tweet
Share
More Decks by Manabu TERADA
See All by Manabu TERADA
Desktop Apps Made Easy: Python Web UI Frameworks with Streamlit and Stlite
terapyon
0
24
Python実践試験、 Pythonデータ分析実践試験に 合格できるひとのレベル紹介と学習法
terapyon
0
120
各種大学向けにSSO対応サイト(SP)構築の事例紹介
terapyon
0
16
コンテンツタイプとUMLで考えるPlone開発(1)
terapyon
0
63
Python Web UIフレームワークのススメ
terapyon
0
1.1k
LLMを用いたPloneベクター検索 アドオンの開発の説明
terapyon
0
92
PyCon APACの軌跡
terapyon
0
2k
Pythonエンジニアになるためのテクニカルハイライトと学習方法
terapyon
0
110
Multi lingual Vector search using LLM
terapyon
1
94
Other Decks in Technology
See All in Technology
アジャイルな開発チームでテスト戦略の話は誰がする? / Who Talks About Test Strategy?
ak1210
1
610
生成AI “再”入門 2025年春@WIRED TUESDAY EDITOR'S LOUNGE
kajikent
0
120
コンピュータビジョンの社会実装について考えていたらゲームを作っていた話
takmin
1
610
PHPで印刷所に入稿できる名札データを作る / Generating Print-Ready Name Tag Data with PHP
tomzoh
0
190
IAMポリシーのAllow/Denyについて、改めて理解する
smt7174
2
210
LINEギフトにおけるバックエンド開発
lycorptech_jp
PRO
0
300
いまからでも遅くない!コンテナでWebアプリを動かしてみよう!コンテナハンズオン編
nomu
0
160
入門 PEAK Threat Hunting @SECCON
odorusatoshi
0
160
NFV基盤のOpenStack更新 ~9世代バージョンアップへの挑戦~
vtj
0
360
Aurora PostgreSQLがCloudWatch Logsに 出力するログの課金を削減してみる #jawsdays2025
non97
1
220
EDRの検知の仕組みと検知回避について
chayakonanaika
12
5k
Oracle Database Technology Night #87-1 : Exadata Database Service on Exascale Infrastructure(ExaDB-XS)サービス詳細
oracle4engineer
PRO
1
180
Featured
See All Featured
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
28
5.5k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
29k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
53
5.3k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
30
4.6k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
27
1.6k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
40
2k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
133
9.1k
Speed Design
sergeychernyshev
27
810
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
98
5.4k
Being A Developer After 40
akosma
89
590k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
51
7.4k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
280
13k
Transcript
CC BY 4.0 PyCon JP が生まれて10年、 コミュニティのつながりとPython ─PyCon JP誕生からコミュニティの重要性・多様化─ 寺田
学 「PyCon mini Hiroshima 2020 」 2020年10月10日
CC BY 4.0 自己紹介 寺田 学 (Manabu TERADA) • Pythonエンジニア
• Podcast 「terapyon channel」(https://podcast.terapyon.net) • 主な関連書籍(共著・監修・監訳) ◦ 機械学習図鑑(翔泳社 : 2019年4月) ◦ Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書(翔泳社 :2018年9月) ◦ スラスラわかるPython(翔泳社:2017年8月) ◦ Pythonハッカーガイドブック(マイナビ : 2020年5月)
CC BY 4.0 本日のトークと関連組織 あくまで個人の発言 とはいえ、組織を代表する立場としてトークします。 • 一般社団法人PyCon JP Association代表理事
• 株式会社 CMSコミュニケーションズ 代表取締役 • 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会顧問理事 • Plone Foundation Ambassador • PSF Fellow member 2019Q3 & Contributing member
CC BY 4.0 PyConとは
CC BY 4.0 PyConとは ─ 1 PyCon JPとは • 日本で行われているPyCon
• 2011年にスタート • 毎年、8月から10月に開催している • 有料で、2日間トーク、チュートリアルや開発Sprintが前後にある • 1000人規模のイベント • 2020はオンラインで開催した
CC BY 4.0 PyConとは ─ 2 世界のPyCon • 世界の約50か国で開催されている https://pycon.org/#national-conferences
• 1地域1つのPyConが望ましいとPSFがお勧めしている • ヨーロッパは多くの国でPyConが開催されている → 統一的なイベントとしてEuroPythonがある
CC BY 4.0 PyConとは ─ 3 アジアのPyCon シンガポール 日本 台湾 韓国 フィリピン 香港 マレーシア タイ インドネシア インド 中国
CC BY 4.0 PyConとは ─ 4 日本の地域PyCon • mini Hiroshima(広島)
• mini Sapporo(札幌) • mini Kumamoto(熊本) • mini Osaka(大阪) • Kyushu(九州) • mini Shizuoka(静岡)
CC BY 4.0 PyCon JPの誕生と背景 10年前を振り返ります
CC BY 4.0 PyCon JP の誕生と背景 ─ 1 2010年 •
PyCon APAC というものが開催される? • 遊びに行ってみるか?
CC BY 4.0 PyCon JP の誕生と背景 ─ 2 PyCon APAC参加後
• PSFプレジデントSteve Holdenさんとの出会い • PyCon mini JP開催準備
CC BY 4.0 PyCon JP の誕生と背景 ─ 3 PyCon mini
JP • 2011年1月に開催 • イベントが成功した
CC BY 4.0 PyCon JP の誕生と背景 ─ 4 2011年春 •
PyCon JP 2011の開催準備 • 東日本大震災の影響 • 本格的なイベント開催の準備 • 2日間の有料イベントを2011年8月に開催
CC BY 4.0 PyCon JP の誕生と背景 ─ 5 2012年以降 •
PyCon JP 2012 • 2013年春に一般社団法人化 • PyCon APAC 2013 in Japanを開催 • PyCon JP 2014以降拡大局面に入った
CC BY 4.0 Python関連 この10年の歴史
CC BY 4.0 Python関連 この10年の歴史 ─ 1 2010年 • PyCon
APACがシンガポールで開催 • 日本でのさまざまなPythonイベントが存在
CC BY 4.0 Python関連 この10年の歴史 ─ 2 2011年から2013年 • クラウドサービスによるPython採用
(GAE/Lambda) • インストーラーの標準化 (pip) • 日本国内でのPython利用が増えた
CC BY 4.0 Python関連 この10年の歴史 ─ 3 2014年から2016年 • AI/機械学習ブーム
• 日本国内でのPython利用がますます増えた • Python関連書籍が充実
CC BY 4.0 Python関連 この10年の歴史 ─ 4 2017年から2019年 • Pythonがメジャーになった
• ツールの充実、利用しやすい状況になった • Python 3への移行
CC BY 4.0 Python関連 この10年の歴史 ─ 5 2020年 • Python
2 EOL • イベントのオンライン化
CC BY 4.0 コミュニティの今 Python is Community
CC BY 4.0 コミュニティの今 ─ 1 国内 • PyCon JPの存在
• 勉強会やハッカソン・もくもく会
CC BY 4.0 コミュニティの今 ─ 2 国外 • 多くの国でPyConが開催 •
US / Euroは、変わらず大きな規模で開催
CC BY 4.0 コミュニティの今 ─ 3 地域 • 日本国内にたくさんのコミュニティがある •
Python Boot Campの存在も大きい
CC BY 4.0 コミュニティの今 ─ 4 個別ツールコミュニティ • PyData •
Django • SciPy • Sphinx • Plone • NVDA • ほか
CC BY 4.0 寺田がコミュニティに 求めていること 寺田が考えていること
CC BY 4.0 寺田がコミュニティに求めていること ─ 1 タイプを2種類にわけると • 多くの多様な人が集まる、公共性の高いコミュニティ •
個人や小さな集まり 公共性 or 個人
CC BY 4.0 寺田がコミュニティに求めていること ─ 2 公共性 or 個人 それぞれで
何を求めて、何を目指すのか?
CC BY 4.0 コミュニティに求めていること ─ 3 公共性の高いコミュニティの場合 • 多様性 •
Pythonicな運営 • 継続性
CC BY 4.0 コミュニティに求めていること ─ 4 個人や小さな集まりの場合 • 個人の志向、楽しみを優先 •
目的を明確に表明 • 意見の合う人が集まる会
CC BY 4.0 今後の活動予定
CC BY 4.0 今後の活動予定 ─ 1 決まっていること • PyCon JPは継続するでしょう。(座長は先程LTしたnikkieさんに)
• 地域のPyConやコミュニティを盛り上げていきたい • Python Boot Campは再開の見込みあり • 個人的には、PodcastやYouTubeを通じた情報発信
CC BY 4.0 今後の活動予定 ─ 2 計画中 • 100人規模のイベントをやりたい •
オンラインで半日程度のイベントを継続したい • 海外のイベントに早く参加したい
CC BY 4.0 今後の活動予定 ─ 3 しばらくやらないこと(個人として) • 新しいコミュニティの立ち上げ •
書籍の執筆(監修などはやっていくが)
CC BY 4.0 今後の活動予定 ─ 4 アイデアレベル • オンラインで楽しめるイベントなどを作りたい •
音声収録や動画収録用のスタジオを作る? • 何か面白そうなことがあれば、教えてほしい。
CC BY 4.0 コミュニティに参加し、 イベントを作っていく楽しさ
CC BY 4.0 コミュニティに参加し、 イベントを作っていく楽しさ • 参加しよう • 協力しよう •
作ってみよう
CC BY 4.0 コミュニティによって • つながりが、何かをもたらす • いろいろな偶然も重なり、つながっている
CC BY 4.0 さいごに
CC BY 4.0 コミュニティで 仲間が増え 視野が広がり 新たな楽しみ が生まれます。
CC BY 4.0 この10年、Pythonの利用の広がり、 さらに技術的な進化があります。
CC BY 4.0 しかし、 コミュニティは分断と融合が 繰り返されています。
CC BY 4.0 ニューノーマルと騒がれているいま、 何を大切にし、どう行動するか考えたいし、 Pythonコミュニティから学べるものも多くあり、 今後も多くかかわっていきたい。
CC BY 4.0 ご清聴 ありがとうございました。
CC BY 4.0 Q&A