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PermissionsDispatcherにPRをマージしてもらった話
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Tomoya Miwa
June 26, 2018
Programming
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PermissionsDispatcherにPRをマージしてもらった話
Tomoya Miwa
June 26, 2018
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Transcript
PermissionsDispatcherにPRをマージしてもらった話し tomoya0x00 shibuya.apk #26
簡単に⾃⼰紹介 tomoya0x00 Twitter, GitHub, Qiita Android, Embedded system, BLE/BT, iOS
DeNA Co., Ltd. Automotive Business Unit.
初めてまともにOSSのPRを書いてマージしてもらった これまでもtypo修正とかはあったんだけど… 皆様がPRを出すきっかけになれば 技術的な話しはほとんどしません
PRのきっかけ
PRのきっかけ KotlinでStateMachineのライブラリを作ろうと思った もしannotation processingでつくるならKotlinPoet触った⽅が良いかなーとつぶやいた
ある⼈から"KotlinPoetを使ってるプロジェクトが︕コン トリどうです︖"と、replyが届いた
それがPermissionsDispatcher
とりあえずissuesを⾒てみる
None
contributionwelcome タグがあるのでみてみた
⼀つめ Kotlin generation doesn't keep types of Array or ArrayList
PermissionsDispatcherで⽣成したコードで引数の型が保持されないケースがある 難しそう KotlinPoetに依存して起きているみたいな事がコメントに書かれている︖ PermissionsDispatcherの動きを知るためにも、がーっと⾒てみた
あきらめた どうやら現在はKotlinPoet的にも⼝が⽤意されてないのでできないっぽい 調査する過程でPermissionsDispatcherの動きは何となくわかったのでOKとする
あきらめることも⼤事
次いってみよう
⼆つめ Fragment's onActivityResult() is not called when requesting SYSTEM_ALERT_WINDOW permission
Fragmentで @NeedsPermission(Manifest.permission.SYSTEM_ALERT_WINDOW) の結果が受け 取れない FragmentではなくActivityのonActivityResult()が呼ばれてしまう activity.startActivityForResult() -> fragment.startActivityForResult() とすれば良い SYSTEM_ALERT_WINDOWに対応していたのを初めて知った・・・
再現確認してみよう
そもそもビルドが通らない︕
そもそもビルドが通らない︕ ⽣成したコードで Fragment.getActivity().hoge みたいなコードがあるけど、 Fragment.getActivity() は nullable なので Support Library
の v27 から︖ とりあえず !! で逃げる コード⽣成する側で nullable 判定して処理分岐はちょと⼤変そうだったので後回し
とりあえず、再現確認はできるようになった
ふと、コードを眺めていて思った
もしかしてこれ、Kotlin版だけの問題なんじゃね︖
もしかしてこれ、Kotlin版だけの問題なんじゃね︖ Java版とKotlin版は完全にソースが別 どちらも基本的にはKotlinで書かれている Java版はJavaPoetでコード⽣成 Kotlin版はKotlinPoetでコード⽣成 issueで指摘されている問題、試して⾒るとJava版では発⽣しなかった
Java版をベースにKotlin版を修正
がっとPRつくってなげる WWDCのキーノート中にやってた・・・
さっそくレビューして貰えた !! の件は気になるけど、あとで対応しようねーという流れでマージして貰った
祝︕マージ
実際にやってみて - その1 いつもとは違う脳みそを使った気がする 初めて⾒るソースの理解には時間がかかる でも、進める内にある程度理解できるようになって楽しかった︕
実際にやってみて - その2 英語ツラい がんばる Google翻訳も使う メインコントリビューターの⽅々は最悪⽇本語でやりとりできるのでハードル低い つぶやきに反応してくださったり
実際にやってみて - その3 「オープンソースは別腹」という⾔葉が少し実感できた 普段お世話になっているOSSに(少しでも)貢献できたのは嬉しい︕
今後
新たなるissue
新たなるissue Handling support fragment's getActivity() !! をどうにかしよう、というissue 要はnullチェックを追加すれば良い 楽勝じゃん︖
楽勝じゃん︖と思ったら
テストか必ず失敗する
テストか必ず失敗する Java版はcompiling-testで実際にコード⽣成し、それのユニットテストを実施している このcompiling-testがWindowsだとうまく動かないことがわかった classpathの区切り⽂字がOSごとに異なるのが考慮されていない ただし、headなら動く・・・が、リリースされていない
ようやくスタート地点にたてた︖
ありがとうございました︕ Let's send PR!