Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
PermissionsDispatcherにPRをマージしてもらった話
Search
Tomoya Miwa
June 26, 2018
Programming
1
530
PermissionsDispatcherにPRをマージしてもらった話
Tomoya Miwa
June 26, 2018
Tweet
Share
More Decks by Tomoya Miwa
See All by Tomoya Miwa
基礎から学ぶ大画面対応(Learning Large-Screen Support from the Ground Up)
tomoya0x00
0
7.2k
Re:VIEWで書いた「Compose で Android の edge-to-edge に対応する」をRoo Codeで発表資料にしてもらった
tomoya0x00
0
550
Compose 1.7のTextFieldはPOBox Plusで日本語変換できない
tomoya0x00
0
410
できる!ComposeでCollapsingToolbar
tomoya0x00
0
1k
Compose の LazyColumn パフォーマンス改善で取り組んだこと
tomoya0x00
0
2.3k
ComposeのMutableStateってどうやってLocal Unit Testすれば良いの??
tomoya0x00
0
1.2k
意外と簡単?Navigation rail導入のお話
tomoya0x00
0
1.6k
Kotlin Coroutines Flow を触ってみた話し
tomoya0x00
2
860
Android for Carsのお話し
tomoya0x00
1
1.1k
Other Decks in Programming
See All in Programming
Things You Thought You Didn’t Need To Care About That Have a Big Impact On Your Job
hollycummins
0
220
『毎日の移動』を支えるGoバックエンド内製開発
yutautsugi
2
240
高度なUI/UXこそHotwireで作ろう Kaigi on Rails 2025
naofumi
4
3.9k
明日から始めるリファクタリング
ryounasso
0
130
階層構造を表現するデータ構造とリファクタリング 〜1年で10倍成長したプロダクトの変化と課題〜
yuhisatoxxx
3
1k
コードとあなたと私の距離 / The Distance Between Code, You, and I
hiro_y
0
130
Serena MCPのすすめ
wadakatu
4
980
複雑化したリポジトリをなんとかした話 pipenvからuvによるモノレポ構成への移行
satoshi256kbyte
1
1k
登壇は dynamic! な営みである / speech is dynamic
da1chi
0
300
バッチ処理を「状態の記録」から「事実の記録」へ
panda728
PRO
0
150
CSC305 Lecture 03
javiergs
PRO
0
240
Catch Up: Go Style Guide Update
andpad
0
220
Featured
See All Featured
Producing Creativity
orderedlist
PRO
347
40k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
19
1.2k
Writing Fast Ruby
sferik
629
62k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
526
40k
Scaling GitHub
holman
463
140k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
28
4k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
72
11k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.8k
Statistics for Hackers
jakevdp
799
220k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
246
12k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
54
9k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
4k
Transcript
PermissionsDispatcherにPRをマージしてもらった話し tomoya0x00 shibuya.apk #26
簡単に⾃⼰紹介 tomoya0x00 Twitter, GitHub, Qiita Android, Embedded system, BLE/BT, iOS
DeNA Co., Ltd. Automotive Business Unit.
初めてまともにOSSのPRを書いてマージしてもらった これまでもtypo修正とかはあったんだけど… 皆様がPRを出すきっかけになれば 技術的な話しはほとんどしません
PRのきっかけ
PRのきっかけ KotlinでStateMachineのライブラリを作ろうと思った もしannotation processingでつくるならKotlinPoet触った⽅が良いかなーとつぶやいた
ある⼈から"KotlinPoetを使ってるプロジェクトが︕コン トリどうです︖"と、replyが届いた
それがPermissionsDispatcher
とりあえずissuesを⾒てみる
None
contributionwelcome タグがあるのでみてみた
⼀つめ Kotlin generation doesn't keep types of Array or ArrayList
PermissionsDispatcherで⽣成したコードで引数の型が保持されないケースがある 難しそう KotlinPoetに依存して起きているみたいな事がコメントに書かれている︖ PermissionsDispatcherの動きを知るためにも、がーっと⾒てみた
あきらめた どうやら現在はKotlinPoet的にも⼝が⽤意されてないのでできないっぽい 調査する過程でPermissionsDispatcherの動きは何となくわかったのでOKとする
あきらめることも⼤事
次いってみよう
⼆つめ Fragment's onActivityResult() is not called when requesting SYSTEM_ALERT_WINDOW permission
Fragmentで @NeedsPermission(Manifest.permission.SYSTEM_ALERT_WINDOW) の結果が受け 取れない FragmentではなくActivityのonActivityResult()が呼ばれてしまう activity.startActivityForResult() -> fragment.startActivityForResult() とすれば良い SYSTEM_ALERT_WINDOWに対応していたのを初めて知った・・・
再現確認してみよう
そもそもビルドが通らない︕
そもそもビルドが通らない︕ ⽣成したコードで Fragment.getActivity().hoge みたいなコードがあるけど、 Fragment.getActivity() は nullable なので Support Library
の v27 から︖ とりあえず !! で逃げる コード⽣成する側で nullable 判定して処理分岐はちょと⼤変そうだったので後回し
とりあえず、再現確認はできるようになった
ふと、コードを眺めていて思った
もしかしてこれ、Kotlin版だけの問題なんじゃね︖
もしかしてこれ、Kotlin版だけの問題なんじゃね︖ Java版とKotlin版は完全にソースが別 どちらも基本的にはKotlinで書かれている Java版はJavaPoetでコード⽣成 Kotlin版はKotlinPoetでコード⽣成 issueで指摘されている問題、試して⾒るとJava版では発⽣しなかった
Java版をベースにKotlin版を修正
がっとPRつくってなげる WWDCのキーノート中にやってた・・・
さっそくレビューして貰えた !! の件は気になるけど、あとで対応しようねーという流れでマージして貰った
祝︕マージ
実際にやってみて - その1 いつもとは違う脳みそを使った気がする 初めて⾒るソースの理解には時間がかかる でも、進める内にある程度理解できるようになって楽しかった︕
実際にやってみて - その2 英語ツラい がんばる Google翻訳も使う メインコントリビューターの⽅々は最悪⽇本語でやりとりできるのでハードル低い つぶやきに反応してくださったり
実際にやってみて - その3 「オープンソースは別腹」という⾔葉が少し実感できた 普段お世話になっているOSSに(少しでも)貢献できたのは嬉しい︕
今後
新たなるissue
新たなるissue Handling support fragment's getActivity() !! をどうにかしよう、というissue 要はnullチェックを追加すれば良い 楽勝じゃん︖
楽勝じゃん︖と思ったら
テストか必ず失敗する
テストか必ず失敗する Java版はcompiling-testで実際にコード⽣成し、それのユニットテストを実施している このcompiling-testがWindowsだとうまく動かないことがわかった classpathの区切り⽂字がOSごとに異なるのが考慮されていない ただし、headなら動く・・・が、リリースされていない
ようやくスタート地点にたてた︖
ありがとうございました︕ Let's send PR!