Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

技術書・方法論とのお付き合い / how to learn theory

技術書・方法論とのお付き合い / how to learn theory

philomagi

July 19, 2020
Tweet

More Decks by philomagi

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 発表者 @Philomagi • WEB系プログラマ • 自称フロントエンド寄り ◦ 最近のマイブームは SelfとSmalltalk ◦

    vanila jsも久しぶりにちょっと触りたい • 設計の話とかが好きです ◦ DDDとかクリーンアーキテクチャとか ◦ 最近のSOLID原則の推しはI 2
  2. 6

  3. 7 多種多様な技術書・方法論 • 様々なジャンル・観点の技術書・方法論が存在する ◦ ソフトウェアアーキテクチャ ▪ クリーンアーキテクチャ ▪ エンタープライズアプリケーションアーキテクチャ

    (PoEAA) ▪ パターン指向ソフトウェアアーキテクチャ (POSA) ◦ ソフトウェア設計 ▪ ドメイン駆動設計 ▪ ユースケース駆動開発 ▪ テスト駆動開発 ▪ リファクタリング ▪ デザインパターン(GoF) ◦ etc...
  4. 個人的な回答 17 • そもそも「正解」は実在するか? ◦ なんとも言えない。ただ、「有るかどうか分からないもの」を前提に置くのは危険に感じ る。 • 「正解」が実在したとして、人間は「正解」を認識・理解できるのか? ◦

    何かを「これが正解だ」と解釈はできても、「正解」そのものを正確に認識・理解はでき ないのでは。 • 技術書・方法論は「正解」を語っているのか? ◦ これらが語るのは抽象化された理論であり思想であって、「正解」を語っているのでは ない。
  5. 個人的な回答 18 • そもそも「正解」は実在するか? ◦ なんとも言えない。ただ、「有るかどうか分からないもの」を前提に置くのは危険に感じ る。 • 「正解」が実在したとして、人間は「正解」を認識・理解できるのか? ◦

    何かを「これが正解だ」と解釈はできても、「正解」そのものを正確に認識・理解はでき ないのでは。 • 技術書・方法論は「正解」を語っているのか? ◦ これらが語るのは抽象化された理論であり思想であって、「正解」を語っているのでは ない。
  6. 個人的な回答 19 • そもそも「正解」は実在するか? ◦ なんとも言えない。ただ、「有るかどうか分からないもの」を前提に置くのは危険に感じ る。 • 「正解」が実在したとして、人間は「正解」を認識・理解できるのか? ◦

    何かを「これが正解だ」と解釈はできても、「正解」そのものを正確に認識・理解はでき ないのでは。 • 技術書・方法論は「正解」を語っているのか? ◦ これらが語るのは抽象化された理論であり思想であって、「正解」を語っているのでは ない。
  7. 個人的な回答 20 • そもそも「正解」は実在するか? ◦ なんとも言えない。ただ、「有るかどうか分からないもの」を前提に置くのは危険に感じ る。 • 「正解」が実在したとして、人間は「正解」を認識・理解できるのか? ◦

    何かを「これが正解だ」と解釈はできても、「正解」そのものを正確に認識・理解はでき ないのでは。 • 技術書・方法論は「正解」を語っているのか? ◦ これらが語るのは抽象化された理論であり「思想」であって、「正解」を語っているので はない。
  8. 手段に注目するのは「不正解」か? • 手段に注目すること自体が問題、というわけではない ◦ 新しい技術を習得する、「この手段で目的が解決できるか」を検証するなど、手段自体 に注目するシーンもある • 問題なのは、自分がどこを向いているのかに無自覚なまま、特定 の何かに拘泥すること ◦

    目的達成に指向しているなら、その達成手段は目的の内容・性質に依存する。目的の 内容・性質を無視した手段の選択は成立し難い ◦ 手段の実践や習得に指向しているなら、手段自体が自己目的化する。手段を適用す る対象は、「手段」という「目的」を達成するための道具にすぎない 39
  9. 個人的に目指している接し方 • 技術書・方法論の「手順・方法」ではなく「思想・理論」に注目する ◦ 「どのように」ではなく「なぜ」「なんのために」 ◦ 著者が目指している方向や到達点はどこか、記述されている手順・方法が導かれた理由は何 か、の方に注目する ◦ これらは抽象的であるが故に、個別具体的な問題を直接は解決してくれないが、故により広い

    範囲をカバーし得る(=自分の問題を解くためのヒントになるかもしれない) • 「正解」を求めてではなく、問題解決の視点を増やす ◦ 手順・プロセスに従うというよりは、自分が物事を考えるための視点・引き出しを増やすことを目 指す(ために、著者の思想・理論自体に注目する) ◦ 視点・引き出しが増えれば、いざ具体的な問題にあたった時に「こういう方法が使えるのでは」 と、その問題に即した解決方法を( webや脳内で)検索することができる 42
  10. 個人的に目指している接し方 • 技術書・方法論の「手順・方法」ではなく「思想・理論」に注目する ◦ 「どのように」ではなく「なぜ」「なんのために」 ◦ 著者が目指している方向や到達点はどこか、記述されている手順・方法が導かれた理由は何 か、の方に注目する ◦ これらは抽象的であるが故に、個別具体的な問題を直接は解決してくれないが、故により広い

    範囲をカバーし得る(=自分の問題を解くためのヒントになるかもしれない) • 「正解」を求めてではなく、問題解決の視点を増やす ◦ 手順・プロセスに従うというよりは、自分が物事を考えるための視点・引き出しを増やすことを目 指す(ために、著者の思想・理論自体に注目する) ◦ 視点・引き出しが増えれば、いざ具体的な問題にあたった時に「こういう方法が使えるのでは」 と、その問題に即した解決方法を( webや脳内で)検索することができる 43