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タイミーの未来を支えるデータ基盤プロダクト

 タイミーの未来を支えるデータ基盤プロダクト

将来に備えるデータ基盤のススメ - Techmee vol.6
で発表したスライドになります。

Toshiki Tsuchikawa

March 12, 2023
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Transcript

  1. 土川 稔生 (Tsuchikawa Toshiki) • 株式会社タイミーに2020年入社 • DRE (Data Reliability

    Engineering) チーム ◦ データエンジニアとしてデータ基盤プロダク トを構築 ◦ 現在はプロダクトオーナーとして、データ基 盤プロダクト作りに励む • Twitter: @tvtg_24 5 自己紹介
  2. 13 Service Level Indicator サービスの品質を守るための指標 SLI SLA SLO Service Level

    Agreement SLIで定義した指標に関するサービス提供者と の契約 (破った時にどうするかなど) Service Level Objective SLIで定義した指標の具体的な目安 一般的なSLI, SLA, SLOの定義
  3. 14 Service Level Indicator データパイプラインの適時性 (データソースの更新からど のくらい遅れて転送先で実用可能になるか) SLI SLA SLO

    Service Level Agreement データソースごとにBigQuery使用者と結ばれた適 時性に関する契約 破った場合はポストモーテムを実施 例: データソースAは1日の適時性での転送 Service Level Objective DREチーム内で決定されたデータソースごとの適 時性の目標 例: データソースAは2hourの適時性での転送 DREチームにおけるSLI, SLA, SLOの定義
  4. SLAをベースにした運用 例) 更新頻度3日以内 = 簡単に言うと所定のテーブルが 3日に1回以上更新されていれば OK 適時性SLI = テーブルが何時間前に更新されたか

    1日 2日 3日 転送パイプライン実行 障害 この間に転送できれば良い SLAが定義されていない場合 ・判断がつかないのでエラー毎に対応 ・もしくは詳しい人だけやらなくても良い判断ができ る SLAが定義されている場合 ・適切なSLAが設定されていれば不要な休日や夜 間帯の対応をできる限り避けることも可能