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Redmine 7.0で私が開発した新機能の狙いと背景

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September 05, 2026

Redmine 7.0で私が開発した新機能の狙いと背景

2026年6月にリリースされたRedmine 7.0では、私はいくつかの新機能の開発に携わりました。本講演では、それぞれの機能を開発した狙いや背景を開発者として解説します。リリースノートや新機能紹介では伝えきれない、設計時の考え方や実装に至るまでの経緯を紹介します。

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September 05, 2026

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Transcript

  1. 前 剛 Redmineを使い始めて19年です。 ▪ Redmine 公式情報サイト「Redmine.JP」創 ▪ 書籍「 Redmine 第6版」監修者(2024)

    者(2007) 第1版〜第5版 著者(2008, 2010, 2012, 2014) x.com/g_maeda fb.me/MAEDA.Go ▪ Redmineコミッター(2017-) ▪ ファーエンドテクノロジー株式会社 代表取締役(2008-) 立 非 門 入 田 Redmineのクラウドサービスを 提供している会社です 己 自 紹介
  2. Redmine 7.0 概要 Redmine 7.0は、2026年6 30 にリリースされた、オープンソ ースのプロジェクト管理ソフトウェア Redmine の最新バージョン

    で、122件の新機能・機能強化・不具合修正が含まれています。 2006年6 いう節 に初めてリリースされたRedmine 0.1.0から20周年と のリリースでもあります。 Redmine 7.0では、UI/UXの改善やWebhookをはじめとした外部 日 立 常業務で役 月 日 月 目 連携の強化など、 つ多くの改善が含まれています。 122件 新機能・強化・修正 20周年 2006 - 2026 2026-06-30 リリース
  3. ①Webhookによる外部システムとの連携 Feature #29664: Webhook triggers in Redmine (by Jens Krämer)

    チケット等の作成・更新・削除を契機に、指定URLへ変更内容のJSON形式データを HTTP POSTで送信します。外部システム側で受信データを処理する仕組みを実装するこ 自 とで、Redmine上の変更をトリガーとした 動処理を実現できます。
  4. ②デフォルトテーマのヘッダデザイン刷新 Feature #43937: Redesign the header with a navigation bar

    and lighter visual weight (by Go MAEDA) ヘッダの 部分を必要 ンバー化して 分な さに抑えるとともに、メインメニューをナビゲーショ 部分から視覚的に分離。ヘッダの た の重さが軽減されました。 Redmine 7.0 目 見 高 十 色 青 色 青 Redmine 6.1
  5. ③Microsoft Of ce形式ファイルのプレビュー表 Feature #8959: Preview support for Microsoft Of

    ce and LibreOf ce Writer les (by Go MAEDA) 添付ファイルのプレビューがMicrosoft Of ce (.docx, .xlsx, .pptx)とLibreOf ce Writer(.odt)のファイルに対応しました。ファイルをダウンロードすることなく fi 示 fi fi fi fi 上でおおよその内容を確認できます。 fi 面 Redmineの画
  6. ④PDF形式ファイルのプレビュー表 Feature #22483: Show PDF attachments and repo entries instead

    of downloading them (by Gregor Schmidt) 添付ファイルのプレビューがPDFファイルに対応しました。プレビュー画 面 されます。 示 示 埋め込まれた形で表 内にPDFが
  7. ⑤表計算ソフトからコピーしたデータをテーブルとして貼り付け Feature #43950: Add support for pasting spreadsheet tables as

    CommonMark/Textile tables in wiki textareas (by Katsuya HIDAKA) ExcelやLibreOf ceなど表計算ソフトからコピーした表はMarkdownまたはTextileのテ ーブルとしてペーストされます。 fi ▶
  8. ⑥担当者ドロップダウンでのユーザーとグループの表 順選択 Feature #43996: Add setting to choose users/groups order

    in assignee dropdown (by Go MAEDA) 担当者を選択するドロップダウンの選択肢にグループも表 とグループのどちらを先に表 するか、管理画 されているとき、ユーザー の設定「担当者ドロップダウンの表 形式」で選べます。 管理→設定→チケットトラッキング →担当者ドロップダウンの表 形式 示 ユーザー→グループ (Redmine 6.1までと同じ順序) 示 示 面 示 示 グループ→ユーザー (Redmine 7.0で追加)
  9. ⑦Tab / Shift+Tabによるインデント / アンインデント Feature #44061: Support Tab/Shift+Tab indentation

    of selected textarea lines in CommonMark Markdown (by Mizuki Ishikawa) テキスト 空 2 欄でテキストを選択した状態でTabキーを押すと、選択した各 字が追加されてインデントされるようになりました。Shift+Tabキーでアンイン デントできます。 Tab ▶ ◀ 行 力 入 文 Shift + Tab 白 の先頭に
  10. Microsoft Of ce形式ファイルのプレビュー表 Feature #8959: Preview support for Microsoft Of

    ce and LibreOf ce Writer les (by Go MAEDA) 添付ファイルのプレビューがMicrosoft Of ce (.docx, .xlsx, .pptx)とLibreOf ce Writer(.odt)のファイルに対応しました。ファイルをダウンロードすることなく fi 示 fi fi fi fi 上でおおよその内容を確認できます。 fi 面 Redmineの画
  11. Feature #44015: "Users by group" display option for assignee drop-down

    (by Go MAEDA) 担当者を選択するドロップダウンでユーザーをグループ別に分類表 の設定「担当者ドロップダウンの表 できます。管理画 形式」で「グループ別」を選択してください。 管理→設定→チケットトラッキング →担当者ドロップダウンの表 形式 ユーザーをグループごとに 分類表 示 示 示 示 示 グループに所属していない ユーザーは「ユーザー」に表 示 面 担当者ドロップダウンのグループ別表
  12. UIラベルでの「削除」と「解除」の使い分け Feature #34917: Use "Remove" instead of "Delete" for non-destructive

    unlink/removal action labels (by Go MAEDA) UIのラベルで「削除」(Delete) が使われていたもののうち、単にリストから除いたり関 連付けを外したりするだけで、操作対象オブジェクトそのものの削除はしない操作には 「解除」(Remove) が使われるようになりました。例えば、あるユーザーをプロジェク トのメンバーから外す操作、グループから外す操作は「解除」。 プロジェクトのメンバーからユーザーを外す操作は ユーザーそのものは削除しないので「解除」
  13. チケット画 の前/次ボタンのスタイルをページネーション に変更 Feature #43885: Align issue previous/next link styling

    with pagination buttons (by Go MAEDA) の「前」「次」リンクを既存のページネーションUIと同じスタイルに変更 して操作性と た が改善されました。 目 面 見 面 Redmine 7.0 Redmine 6.1 風 チケット画
  14. ほかの 語だと Previous / Next や 上 い。1 字で表 /下

    のように されるのは 本語だけ。 前 / 次 ボタンの押しにくさは 本語以外ではあまり顕在化していなかったかもしれな 文 頁 一 頁 一 日 日 示 言 い。 文 字数が多いのでまだ良
  15. Open Colorの導 による 彩の整理と標準化 Feature #43256: Introduce Open Color to

    unify and standardize CSS colors (by Go MAEDA) ユーザーインターフェイス に開発されたオー プンソースのカラーパレット「Open Color」 がデフォルトテーマに導 ヘッダなど されました。 部の例外を除き、原則として Open Colorで定義された が使われるように 色 用 色 入 入 一 なりました。
  16. カラーパレットの導 により した た を使うことで を集約できることに加え、パレット開発者が選定・調整 の改善にもつながると考えた。 当初はTailwind CSSを使おうとしたが最終的にはOpen Colorを選んだ。

    だけを定義し た1つのCSSファイルで提供されていてRedmineに組み込みやすく、また 数が130 と少なめであるため今後の 色 色 色 色 色 りないと思うことはある) 目 入 見 だと 足 色 色 (ただ、130 選定で迷いにくいと考えたため。
  17. 20 に開催された「第22回 Redmine 「Redmineの画 色 日 面 日 作業を開始し、1週間後の27 月

    日 翌 で使われている 阪」の懇親会で @tohosaku さんと が多すぎる」という話題になったのがきっかけ。 にパッチを提出した。 大 2025年9
  18. デフォルトテーマのヘッダデザイン刷新 Feature #43937: Redesign the header with a navigation bar

    and lighter visual weight (by Go MAEDA) ヘッダの 部分を必要 ンバー化して 分な さに抑えるとともに、メインメニューをナビゲーショ 部分から視覚的に分離。ヘッダの た の重さが軽減されました。 Redmine 7.0 目 見 高 十 色 青 色 青 Redmine 6.1
  19. デフォルトテーマの た さまざまな調整を試 していた。ある が た については 年問題意識を持っていて、Redmine 6.0以降、 、

    のヘッダ部の領域が不必要に に影響を及ぼしているのではと考え、ヘッダ部の改善に着 した。 プロジェクト名と「検索」の縦 仮説: この い領域が 向位置が揃っていない きすぎるのでは? 大 手 色 青 長 日 目 方 行 見 大 青 目 タブ形式なのも00年代っぽい 見 きいこと
  20. さくすることを最 さらにメインメニューの背景 縮 の を 標として、ヘッダ部の きさを再検討。 からインディゴブルーに変更して元々の さを必要最 色

    青 大 目 大 青 色 色 小 小 限に メインメニューの背景 を変更、 ヘッダ部と視覚的に分離 タブ形式からインディケーター形式に 色 領域を したほか、タブ形式から下線インディケーター式に変更し、すっきりとした印象を 狙った。 小 青 高 の領域を
  21. 実は以前からヘッダ部の た の改善はAIを使って何回も挑戦していたものの採 た にしたい」といった漠然とした指 可能 な成果は得られなかった。 当時は「もっとモダンな でAIに改善案を求め ていたため「そうじゃない」という案しか出てこなかった。

    「 のヘッダ部の領域が不必要に 善の 向が明確になった。その問題を起点にAIと対話することで、ようやくRedmineに 用 示 大 目 目 見 できる形にまとめることができた。 見 色 方 青 用 採 きい」という具体的な問題に気がついてからは改
  22. さな違和感からの発 分がRedmineを使っていて感じる不便、ユーザーから寄せられる声や実際の利 状 況、コミュニティでの何気ない会話 ▪ 問題を具体化し、現実的な解決策を考える 何が問題なのかを考える、既存ユーザーへの影響や互換性も考えて仕様を決める、 完璧を 指すより、実 上

    分な改善を届ける さな改善を積み重ねる ▪ つ つは さくても、毎 使うRedmineでは価値がある。そうした改善を積み重ね 用 見 十 日 用 小 小 目 て、Redmineを少しずつ使いやすくしていきたい 一 日 自 一 小 常の ▪
  23. ありがとうございました。 x.com/g_maeda fb.me/MAEDA.Go This material © 2026 by MAEDA Go

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