Creative Rights Initiative Introduction

Creative Rights Initiative のご紹介 2021年11月15日株式会社ワコム本資料の動画版は、Speaker Deck概要欄のYouTubeリンクより、ご覧いただけます。

• Creative Rights Initiativeの目的 • 開発中の新たなサービスについて • 開発中の新サービスを用いたテスト • 他社様サービスとの共同ユースケース・コンセプト
• 今後の展望について Confidential. All Rights Reserved. Copyright © 2021 Wacom Co., Ltd. 2 コンテンツ

Confidential. All Rights Reserved. Copyright © 2021 Wacom Co., Ltd.
3 Creative Rights Initiativeの目的

4 私が考えるCreative Rights Initiativeの本質的な目的インクを生み出せる時間は有限インクは保護しないと消えてしまう・霞んでしまうインクは創作の証であり生きた証インクは人の心を動かすインクは補充が必要インクは文脈を伴うインクは交わりあい混ざりあうインクは多彩で個性を持つ Wacomのビジョン＝“Life-long Ink” 「インク」の観点から、Creative Rights Initiativeの本質的な目的について考えてみました価値を保って遺す・守る創作人生にも限りあり一時一時に価値作品・創作活動こそが生きた証他人の心を動かす価値や力報酬・機会・喜び・動機・発想創作過程や作品の来歴アイデンティティ多様な表現コラボレーションリミックス・モチーフ導き出したCreative Rights Initiativeの本質的な目的 ①「限りある創作人生の証・軌跡を、遺し、守り、証明し、未来へと継承する」クリエイターが生み出した大切な“インク”を「生きた証」「創作の実績」として遺し、証明する。そして価値を守り高め、継承していく。クリエイターの人生に確かな意義を。 ②「一人一人の、創作活動が、個性に溢れ彩り豊かになり、意味深く、永く⾧く続くように」クリエイターが、人の心を動かし、また人に心を動かされながら個性・創造性豊かで、⾧く永く連なるインクを生み出せるように。ワコムの技術を活用したサービスのご提供、パートナー企業様との協業を通じて、これらの目的を果たしたいそれによって何が可能になり、クリエイターの方々にとってどういう価値をもたらすのか、もう少し掘り下げて考えてみます

5 Creative Rights Initiativeを通じて届ける価値 Prove & Preserve Licensing & Collaboration 確かな創作の証や実績を「価値」と「権利」を守りながら末永く遺す生み出された作品の利活用やクリエイター同士のコラボレーションを促進する作品の「真正な価値」が認識され適切な対価ともに広まっていく環境が整う個性と個性が適切にクロスし、新しい機会や発想が得られる環境が整うより安心して作品を公開できる作品に対して適切な対価がもたらされる創作活動の喜びや活力につながるクリエイターや作品の尊厳や権利が守られる新しい機会獲得のチャンスが増えるコラボを通じた成⾧・気づきの機会が増えるご提供するサービス期待される効果クリエイターにとっての価値・ベネフィットワコムは、自社サービス提供・パートナー企業との連携協業による新しい価値提供を通じて、デジタルクリエイターの方々の創作活動が、より意義のある体験になるような環境つくりに取り組みます

6 ワコムの新しい自社サービスについてご紹介

7 ワコムの自社サービス “Wacom Yui”（仮称）について Prove & Preserve Licensing & Collaboration 確かな創作の証や実績を「価値」と「権利」を守りながら末永く遺す生み出された作品の利活用やクリエイター同士のコラボレーションを促進する • 個人のクリエイターの方々が、証明・検証可能な形で、永続的に創作実績を記録するための仕組みをご提供します • 創作にあたって利用した他の作品や、作品の共同制作に携わったクリエイターのそれぞれの貢献も記録できる仕組みをご用意します • 作品データに独自のウォーターマークを施し、クリエイターと作品を確実に結びつけた状態で、作品公開をすることが可能になります • 創作した作品に対するライセンス設定を行うための枠組みをご提供します • クリエイター同士で、作品の利用許諾に関するやりとりを行うための枠組みをご提供します • 共同制作プロジェクトを進めるために、クリエイター同士でコラボレーションの提案・勧誘を行うための仕組みもご提供します Creative Rights Initiative – “Wacom Yui” (仮称)- 現在、2022年春頃のMVP（Minimum Viable Product)のリリースを目指して開発中。このサービスの機能を他社様のサービスにご活用いただくため、外部連携APIの開発にも並行して取り組んでおります。クリエイターの方々にとってのよりよい創作環境を実現するエコシステム醸成を目指します。

8 創作実績の記録・作品の利活用やコラボレーションの枠組み提供クリエイターによる創作実績を永続的に検証可能な形で記録:分散型ID・Verifiable credentials・ブロックチェーン技術を活用デジタル作品データとクリエイターの紐付けを担保:作品データには分散型IDと紐付く独自のウォーターマークを付与複数人の共同プロジェクトの、各人の実績・貢献や成果物同士のつながりも記録可能作品に対する利用規約設定に加え、クリエイター間の利用許諾やコラボレーションを円滑に行うための枠組みも提供 Concept Artist (Artist DID A) 3D Modeler (Artist DID B) Texture Artist (Artist DID C) Artwork DID 1 Artwork DID 2 Artwork DID 3 ライセンス設定作品利用許可コラボレーションの合意（invisible watermark) （invisible watermark) （invisible watermark) [Creation record] • Artwork DID : 3 • Artist : Texture Artist • Artist DID : C • Title : Connected Monkey • Type : 3D model • Role : Texture work • Collaborator : 3D Modeler (DID B) • Linked work 1 : Artwork DID 2 • Linked work 2 : Artwork DID 1 • Licensing rules : XXXXXX • Verifiable Credentials : XXXXXX 個人個人の創作実績証明に加えて、プロジェクトに携わった各人の創作実績を検証可能な形で記録。クリエイター同士の作品利用やコラボレーションに係るフレームワークも提供複数人が関わる3Dモデルの制作プロジェクトの例

9 キー・テクノロジー Web 3.0の世界観を実現する新たな技術とワコム独自の技術を組み合わせたユニークなシステムを開発しています! 自己主権型ID (Self-Sovereign Identity) – Decentralized ID (分散型ID）/ Verifiable Credentials 標準規格に基づき、クリエイターおよび作品に検証可能なクレデンシャル情報とリンクしたデジタルIDを付与します。クリエイターや作品に付与されたデジタルID同士の結びつきも記録を行うことが可能です。 Watermarking（ウォーターマーキング）作品に関する情報と紐付く、独自の目に見えないウォーターマークを作品データに埋め込むことにより、クリエイターと作品データの結びつきを確実なものにします。2Dおよび3Dファイルフォーマットに対応します。 Wacom Signature Capture & Verification（署名取得および認証）ワコムの署名取得および認証技術を利用することで、クリエイターの署名と作品データとの間のバイオメトリックな結び付けを実現します。 Blockchain（ブロックチェーン）ブロックチェーン技術の特性を生かし、作品創作実績データを永続的に記録します。環境負荷に配慮してプライベート・パブリックチェーンを組み合わせたアプローチを採ります。プライベート／コンソーシアムブロックチェーンは、データおよびサービスのの安全性や信頼性を高めるためにも、パートナー企業と共同で管理運営を想定しています。

10 開発中の新サービスプロトタイプ版を利用したテスト内容のご紹介

11 プロトタイプ版を利用したテストプロトタイプを利用したテスト内容 • 創作した作品の登録を行い、ユニークなID付与を行うと共に創作実績の記録を実行 • アーティスト間における、作品利用許諾のプロセスのテスト実行 • 関連する複数の作品同士のつながりの記録も実行テーマ・コンセプト • 一つの作品が他のアーティストにインスピレーションを与え、新たな創作につながっていく一連の流れの中で、創作実績を記録 • アーティストや作品による“Call and Response”の中で、作品同士のつながりや関連性を記録コンセプトアートリリック・アート VRoid 3Dアバターインスパイアインスパイア

12 ① “Call“ – 創作のつながりの起点となる作品を登録 • まずはConnected Ink 2021のロゴ作品を、プロトタイプ版サービスにテスト登録 • プロトタイプ版では、作品登録・創作実績登録を、作品の基本情報入力→作品に係るライセンス設定→本人の手書き署名実施→ウォーターマーキングの自動実行という流れで進めます。 • 作品登録・創作実績登録が完了すると、手元にはウォーターマークが施された作品データがダウンロードされるとともに、作品に対してユニークなDID (Decentralized Identifier）が付与されます。 Connected Ink 2021 Logo

13 ② “Response #1“ – Call作品にInspireされたLyric artを制作・登録 Lyric art inspired by the logo, created by Lyricist B ライセンス設定・利用許諾 Inspiration • ロゴ作品にインスピレーションを受けたクリエイターは、まず作品の利用許可を取得します。 • その上で、ロゴ作品をモチーフに新たな「リリックアート」を創作しました。 • リリックアート作品も、作品登録・創作実績記録を行います。その際に、利用した作品・インスパイアされた作品とのリンクも記録します。 Connected Ink 2021 Logo

14 ③ “Response #2“ – Response #1にInspireされた3D Avatarを制作・登録 VRoid avatar inspired by the lyric art, created by Modeler C ライセンス設定・利用許諾 Inspiration • 今度は、先ほどのリリックアートにインスパイアされたクリエイターが、作品の利用許可を取得します。 • その上で、リリックアート作品の一部をサンプリングした3Dアバターモデルを創作しました。 • 3Dアバターモデルも、作品登録・創作実績記録を行います。 • ここでは、創作者本人が持つ中間成果物も含めて登録を行い、創作証明の強度を高めています。 • その際に、利用した作品・インスパイアされた作品とのリンクも記録します。 Lyric art inspired by the logo, created by Lyricist B

15 クリエイター同士がつながり、新たな創作が生まれ、一連の創作実績を記録ライセンス設定・利用許諾ライセンス設定・利用許諾 Project DID : did:ethr:rinkeby:0x031ff183c55d3ceaebf1f 3d1e4ff9dbd64f0297908601351d3de0e87a 7c3eff8ea • Artist : Satoru Kobayashi • Title : Connected Ink 2021 Logo • Verifiable Credentials : XXXXXX • Artist : Lyricist B • Title : Creative Rhyme Initiative • Verifiable Credentials : XXXXXX • Linked Project : did:ethr:rinkeby:0x031ff183c55d3ceaebf1f3d1e4 ff9dbd64f0297908601351d3de0e87a7c3eff8ea Project DID : did:ethr:rinkeby:0x03b1fec61894d824 ad723bf887a3cb0ae5da80c74d0b7d1c 5936c722b87f1a9cb8 Artist : Modeler C Title : CRI – Rhyme Avatar Verifiable Credentials : XXXXXX Linked Project : did:ethr:rinkeby:0x031ff183c55d3ceaebf1f3d1e4ff9dbd64 f0297908601351d3de0e87a7c3eff8ea did:ethr:rinkeby:0x0228ab914503a4150b0026306a03ba 2885b3f08dfcbc2b3162ef2073d0b3476a43 Project DID did:ethr:rinkeby:0x0228ab914503a4150b0 026306a03ba2885b3f08dfcbc2b3162ef207 3d0b3476a43 Inspiration Inspiration 一つの作品から受け取るインスピレーションとそこから生まれるクリエイティブな創作の連鎖を価値ある創作の証として確実に記録することを、開発中のプロトタイプを使い提唱・実証しました! MVP版ローンチへ向け、追加機能の実装やUI/UXデザインの改善などに取り組んでまいります Connected Ink 2021 Logo Lyric art inspired by the logo, created by Lyricist B VRoid avatar inspired by the lyric art, created by Modeler C

16 他社様サービスとの連携ユースケース・コンセプト

17 Wacom + Startbahn + pixiv ユースケース・コンセプト① • Wacomサービス + Startrail + VRoid Hub + pixivFACTORY [3D/デジタル – リアル] • 3Dアバターモデルデータの創作証明・真正性保証に係るユースケースユースケース・コンセプト② • Wacomサービス + Startrail + pixiv Sketch + pixivFANBOX [2D/デジタル] • クリエイターからファンに対して、真正性の高い限定コンテンツを提供するユースケースワコムの新たなサービス“Wacom Yui”（仮称）とスタートバーン様とピクシブ様のサービスを組み合わせた場合のユースケース・コンセプトをご紹介いたします。

18 スタートバーン社・ピクシブ社ユースケース・コンセプトに関連するサービス • 3Dモデルデータをアップロードするだけで、キャラクターが活き活きと動くプロフィールページが作れる、3Dキャラクターのためのプラットフォーム • 指定した利用条件のもとで他の人にモデルデータを提供可能で、連携アプリでは、VRoid Hubに登録されたキャラクターを呼び出して遊ぶことも可能 • 画像や原稿をアップロードして、誰でも簡単にグッズを作成できるサービス • グッズは1個から作成可能で、pixiv他サービスのネットショップ作成サービス「BOOTH」と併用することでオンデマンド販売も可能 • アクリルキーホルダー、スマホケースなど約50種類の幅広いラインナップに加え、 2021年からVRoidと連携したアバターモデルの3Dプリントサービスにも対応 • クリエイターの創作活動を応援することができるファンコミュニティ • ファンがクリエイターを定期的に支援することで、クリエイターが自由に創作活動を続けられたり、新しいコンテンツ創出の挑戦を後押し • 応援しているファンは、限定コンテンツや最新情報を通じてクリエイターとより密なコミュニケーションを楽しむことが可能にピクシブ社サービススタートバーン社サービス • PCやスマホ等でいつでもどこでもお絵描きができて、描いた絵を投稿して楽しめるコミュニケーションプラットフォーム • 描いた絵を写真で撮って気軽にアップしたり、自動着色を使ったりと、絵を描くことをもっと楽しく身近に感じることが可能 • 複数人で絵を描く様子をLIVE配信して楽しめる機能など、絵を描くためのツール技術の強化や他企業との連携を推進中 • アート作品の真正性や信頼性を担保しながら⾧期的な価値継承を実現するブロックチェーンインフラ • 作品に対してブロックチェーン証明書（NFT）を発行することで、発行者情報や、流通・利用に関する網羅的な来歴など、コンテンツの価値を守る情報を豊富に記録可能 • サービスを横断した情報や規約の引き継ぎにより、二次流通・利用まで永続的な管理を実現 • ICタグの技術を用いて物理的なモノにとNFTを紐づけることも可能。ICタグをスマホなどで読み取り、 StartrailのNFTに記録された作品情報を簡単に閲覧可能 • アート業界のみならず、デジタルコンテンツ、スポーツ、エンタメ領域などにおける採用も進んでいる

19 ①Wacomサービス + Startrail + VRoid Hub/pixivFACTORY • VRoid Hubにて、「創作の証」と紐付くID値やブロックチェーン証明書の情報と共に、作成した3Dアバターモデルを公開～「創作者」がはっきりした「唯一」のアバターが、安心して利活用されるように～デジタルとリアルをまたいで、アバターモデルの「創作の証」を記録するとともに、真正性を保証創作の証を遺す・証明するブロックチェーン証明書発行真正性強化・唯一性付与 3Dアバターモデルデータの投稿・公開 3Dプリント注文を実行リアルアバターフィギュアに証明書発行証明書と紐付くICタグを貼り実物との紐付け強化デジタルリアル • ワコムのサービスにてVRoidアバターモデルの創作実績を登録 • Startrailを活用し、アバターモデルに対して、「創作の証」とともにブロックチェーン証明書を発行し、作品の真正性の保証を強化 • 3Dプリントフィギュアに発行したデジタル証明書と紐付くICタグシールを発行・貼付して、アバターフィギュアの真正性も保証 • さらに、pixivFACTORYの新サービスを活用し、アバターモデルを3Dフィギュアに出力 • 再びStartrailを活用し、3Dプリントしたアバターフィギュアに対して、「3Dプリント・エディション」としてのブロックチェーン・エディション証明書を発行

20 Wacom自社サービス - 創作の証を遺す・証明する Project DID : did:ethr:rinkeby:0x03b1fec61894d824 ad723bf887a3cb0ae5da80c74d0b7d1c 5936c722b87f1a9cb8 Artist : Modeler C Type : VRoid 3D avatar model Title : CRI – Rhyme Avatar Verifiable Credentials : XXXXXX Linked Project : did:ethr:rinkeby:0x031ff183c55d3ceaebf1f3d1e4ff9 dbd64f0297908601351d3de0e87a7c3eff8ea did:ethr:rinkeby:0x0228ab914503a4150b0026306a 03ba2885b3f08dfcbc2b3162ef2073d0b3476a43 • 先述のプロトタイプサービスを活用して、作品登録・創作実績登録を行ったVRoidアバターモデル。 • 完成したモデルデータ、制作過程で生まれた中間生成物、利用した他のクリエイターの作品の情報など、作品創作に係る様々な記録が登録されています。 • 今回のユースケース・コンセプトでは、この「創作の証」に関する情報を、スタートバーン社のStartrailのデジタル証明書に記録したり、ピクシブ社のVRoid Hubに投稿します。

21 Startrail ブロックチェーン証明書 (NFT) – 真正性の強化 POINT 創作証明情報と紐付く作品ID値を記録することで、ブロックチェーン証明書単独では実現が難しかった「創作者の証明可能性」を担保することを可能にし、証明書の信頼性を強化します。 • “Wacom Yui”サービス（仮称）を通じて発行された作品ID値を、Startrailのブロックチェーン証明書（NFT）に記録します。 • Wacom Yuiサービスにて、作品IDが創作証明情報と紐付いて記録・管理されているため、創作者の証明可能性を担保することが可能になります。 • ブロックチェーン証明書単独では実現が難しかった、創作者の証明可能性を担保します。 • 不正・贋作NFT発行の抑止策としての活用や、マーケットプレイスにおいて、より信頼性や検証可能性の高いNFTを取り扱っていただくことが可能になると考えます。

22 VRoid Hub : 「創作者」が確認可能で「唯一性」を持つアバターモデルの公開 • VRoid Hubのモデルプロフィール編集画面を活用して、創作証明記録へのリンク先を記入します。 • 発行したデジタル証明書のリンクも記録可能です。 • 創作証明記録のついた正規のアバターとして公開しやすくなります。 • また、リンクされたWacomサービスにアクセスして、モデルデータの作者に対して作品利用の依頼や相談をすることも可能になります。

23 pixivFACTORY – アバターモデルデータの3Dプリント • 2021年にピクシブ社が開始した VRoidアバターモデルデータの3Dプリントサービスを活用します。 • 今回制作した作成したアバターモデルデータをアップロードして、サイズを選択して注文を実行します。 • この3Dプリントアバターフィギュアにも、創作の証や真正性の証明を付与して、価値を保ちます。 • そしてStartrailを活用し、ICタグ付きブロックチェーン証明書(NFT)を、 3Dプリントアバターに発行します。基本的にモデルデータのアップロードと支払いに関する情報を入力するのみ!注文手続きは非常に簡単でした!

24 ICタグ : リアルフィギュアの真正性も保証ブロックチェーン証明書に紐づくICタグシール NFCチップをスマホで読取! • 3Dプリントされたリアルアバターフィギュアに対しても、Startrailのブロックチェーン証明書（NFT）を発行します。 • 発行したブロックチェーン証明書と紐付く、ユニークIDを持ったICタグも合わせて発行します。 • リアルフィギュア実物に対して、ICタグシールを貼り付けて、ブロックチェーン証明書と実物との紐付けを強化します。 3Dプリントアバターフィギュア + ICタグシール Startrailのブロックチェーン証明書閲覧画面

25 このユースケース・コンセプトで、どういう世界観が見えてくるかクリエイターの方々の創作工程の中に、「創作の証」を検証可能な形で記録する工程が加わっていく確かな「本物」としての保証を得たデジタルコンテンツを、より安心して投稿・公開することが可能にプラットフォーム上で作品を観て楽しむ人たちも、創作者や権利情報を確認可能に公開された作品を利用したい場合にも、ワコムサービス・システムから簡単に利用許諾のやりとりが可能にデジタル証明書付きの「複製エディション」の制作や販売も可能にデジタル・リアルをまたいで作品の価値が遺り、継承されていく仕組みが整うデジタル・リアルをまたいで、様々な形での作品展示や流通を、真正な価値を保った状態で行うことが可能に

26 ②Wacomサービス x Startrail x pixiv Sketch/pixivFANBOX • 「限定公開用」作品データに対して、Startrailのブロックチェーン証明書（NFT）を発行貴重な“限定版作品“に、デジタル証明書を発行して確かな創作証明と真正性を付与「応援してくれた証」とともに、支援してくれたファンへの限定作品としてプレゼント創作の証を遺す・証明するプラットフォームに投稿限定版を支援者プレゼントに指定限定版にデジタル証明書発行証明書を支援者に送付支援者が作品をダウンロード • 2Dイラスト作品につき、「一般公開用データ」と「限定公開用データ」を合わせて、ワコムのサービスにて創作実績を登録 • pixiv Sketchに、「一般公開用」作品を、創作の証と紐付くID値などと一緒に公開 • pixivFANBOXの支援者へのリターンとして、創作証明・デジタル証明書付きの「限定公開用」作品データを指定 • 証明書に付与された作品データダウンロードリンクより、限定作品データをDL • pixivFANBOXにて支援してくれたファンの方に、「限定公開用」作品のブロックチェーン証明書を送付

27 Wacom自社サービス - 創作の証を遺す・証明する 2Dイラスト作品につき、「一般公開用データ」と「限定公開用データ」を合わせて、一つの作品プロジェクトとして、ワコムのサービスで創作実績を登録［一般公開用］［限定公開用］

28 pixiv Sketch – 一般公開用の作品データを投稿 2Dイラスト作品の「一般公開用」データを投稿 • pixiv Sketchに、「一般公開用」の作品データをアップロード • Wacomサービスに登録した際に発行された作品IDや、作品詳細ページへのリンクも記入して投稿 • 作品詳細や創作証明に係る情報を確認可能 • 作品の利用許諾に関する連絡・申請にも利用可能

29 pixivFANBOX – 「限定公開用」作品を支援者限定プレゼントに指定 2Dイラストの「限定公開用」作品を、支援者限定にプレゼント • pixivFANBOXでは、pixiv Sketchに公開した作品の「限定公開用」バージョンを支援者限定のプレゼントに指定 • 支援者の方々に対して、プレゼントした作品の価値や唯一性を守りつつ、「応援してくれたことの証」を渡すことができる • 支援者も「この瞬間にこのクリエイターさんを支援した」という証や実感をより強く持てるので、ファン心理的にも嬉しい支援者限定 • デジタル証明書付きの限定版「モノクローム・エディション」をプレゼント！ • デジタル証明書は、作品の真正性の証明としてだけでなく、私を応援してくれた証として大切にしてもらえると嬉しいです！

30 Startrail – デジタル証明書発行・移転・作品データのダウンロード • クリエイターは、Startrailを利用して限定版作品データに対してブロックチェーン証明書(NFT)を発行 • その際に、ワコムのサービスにて発行された創作証明記録を、証明書に追記 • 支援者にデジタル作品証明書を移転する手続きを実行 • 支援者のメールアドレスを利用して証明書を移転 • 支援者は証明書を受け取るためにStartrailにアカウントを作成 • 証明書を受け取った支援者は、証明書に付与されたリンクから作品データをダウンロード • ダウンロードした作品データには、ワコムサービスで付与されたウォーターマークも施されているクリエイター支援者 2Dイラストの「限定公開用」作品にデジタル証明書を発行し、支援者に送付

31 このコンセプトで、どういう世界観が見えてくるか本人しか持ちえない創作過程の生成物を完成作品と合わせて登録することで、創作証明を強固に創作過程で生まれた様々な中間物、完成前の古いバージョンなど、創作の過程・軌跡に対しても価値付けを可能にファンの方々が「応援した証」を残すことができ、応援したことをより強く実感できるクリエイターにとっても、「応援してくれたことの感謝の証」を届けることができる将来的に、デジタル証明書にファン限定の特典・権利も付与することで、クリエイターとファンの交流・結びつきを促進できる

32 今後の展開・パートナーシップの拡大へ向けて

33 ①自社サービスの開発・MVPサービスのリリース目標 2022年春頃のMinimum Viable Product版のリリースを目指し、新たな自社サービスの開発を進めます Prove & Preserve Licensing & Collaboration 確かな創作の証や実績を「価値」と「権利」を守りながら末永く遺す生み出された作品の利活用やクリエイター同士のコラボレーションを促進する • 個人のクリエイターの方々が、証明・検証可能な形で、永続的に創作実績を記録するための仕組みをご提供します • 創作にあたって利用した他の作品や、作品の共同制作に携わったクリエイターのそれぞれの貢献も記録できる仕組みをご用意します • 作品データに独自のウォーターマークを施し、クリエイターと作品を確実に結びつけた状態で、作品公開をすることが可能になります • 創作した作品に対するライセンス設定を行うための枠組みをご提供します • クリエイター同士で、作品の利用許諾に関するやりとりを行うための枠組みをご提供します • 共同制作プロジェクトを進めるために、クリエイター同士でコラボレーションの提案・勧誘を行うための仕組みもご提供します Creative Rights Initiative – “Wacom Yui” (仮称)-

34 ②ワコムの技術と Startrail を組みあわせた NFTに関する実証実験 Wacomの技術とスタートバーン様の“Startrail”を活用した検証可能な創作証明情報を付与したNFT発行の仕組・技術の実証実験 • ブロックチェーン技術の特性を生かして、クリエイターによる創作の証をより確実に遺すとともに、作品の真正性保証を強化することで、作品の価値の形成・保全に役立つ技術の開発を行います • 既に実施済みの非常に簡便的な実験からさらに発展させて、「作品の創作者によって発行され、検証可能な創作証明情報を付与したNFTを発行」するための仕組や技術の開発に取り組みます。  より安全にNFTを取り扱うための技術として、不正NFTや贋作NFTに対する解決策の一つとしての活用可能性を検証します。 • スタートバーン様のご協力も頂きながら、NFT関連サービスを運営中・検討中の企業様に対し、開発した技術のご紹介・ご提案を進めることも構想中です。 • また、Wacomのサービスのユーザー向けの追加オプションとして、Startrail のブロックチェーン証明書 (NFT)を発行いただけるサービス開発も合わせて検討します。

35 ③ピクシブ様との共同プロモーションや 3Dモデルデータ権利管理の取組検討継続的な共同マーケティング活動における Wacomの新たなサービスも含めた、双方のサービスの共同プロモーションと、 3Dモデルデータの権利管理に関する取組の検討を進めていきます継続的な共同マーケティング活動ピクシブ様とは、ここ１～２年の間だけでも、様々な共同マーケティング・コミュニティ開発の取組をさせていただきました。今後も、引き続きそのような活動を協力して実施していく中で、現在Wacomが開発中の新たなサービスも含め、お互いのプロダクトを効果的に発信していく取組を進めてまいります。 3Dモデルデータの権利管理に関する継続的な検討 3Dモデルデータの権利管理に関する検討、技術開発などを進めるため、ピクシブ様も加盟されている「VRMコンソーシアム」に、ワコムも加盟をしました。ピクシブ様をはじめ、他の加盟企業様のご協力をいただきながら、ワコムの技術・サービスの3Dモデルデータ権利管理への適用可能性の検討・検証を進めていく予定です。 2021年に実施したイベント事例

36 ④新たなパートナー企業様との提携・価値あるユースケースの共創 Wacomの新たなサービスの基盤システムをご活用いただくためのAPIの開発・ご提供を進めますパートナー企業様の呼びかけを推進し、共同でのプロモーション活動や APIを活用したシステム連携を通じてクリエイターの方々にとってのよりよい環境の共創を目指します Wacom サービス Wacomサービスの基盤バックエンドシステムオンラインポートフォリオサービスデジタルコンテンツ投稿プラットフォームデジタルコンテンツ販売マーケットプレイスデジタル創作アプリケーションブロックチェーン/ NFTサービス創作実績証明とポートフォリオ更新をシームレスに実施可能に作品創作と創作実績証明をシームレスに実施可能に NFT発行時の本人確認や、NFTへの創作証明情報の記録を可能に出品時の本人確認や、真正コンテンツの販売担保をサポート創作証明がなされた正規コンテンツの取扱いをサポート

37 最後に WacomのCreative Rights Initiativeについて、ご興味を持たれた方は、下記のお問合せ先に、是非ご連絡をお願い申し上げます。 [email protected] ご覧いただき誠にありがとうございました!

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