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「企業向けK8sサービスの?新たな潮流」

wavemotion
March 04, 2021

 「企業向けK8sサービスの?新たな潮流」

高良 真穂
CNBF 運営委員

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March 04, 2021
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Transcript

  1. お話する⼈ IBM Cloud / © 2020 IBM Corporation 2 所属

    ⽇本アイ・ビー・エム株式会社 クラウド&コグニティブソフトウェア事業部 ハイブリッドクラウド CTO 著書 コンテナとKubernetesの利用価値を 理解し活用してもらうため、 エンジニア育成、お客様へのご進講、 執筆活動を推進しています。 CNBF実⾏委員 ⾼良 真穂
  2. これらのサービスの特徴は • 様々な場所に分散したKubernetesクラスタの運⽤管理サービス • エッジ、オンプレDC、メジャーなクラウドなど • 運⽤管理の対象は • AWSなどのパブリッククラウドのKubernetes/OpenShiftサービス •

    オンプレミスやエッジのKubernetes/OpenShiftクラスタ • ユーザーにとっては • 管理はお任せのKubernetesサービス(責任共有モデルの範囲) • ハイブリッドクラウドの運⽤が楽になる 注意: GKE AutopilotはGCP限定になります。 注意: ベンダーにより対象範囲に特徴があります。
  3. なぜ、こんなサービスが必要とされるか︖ • クラウドのハイブリッド利⽤をビジネスリーダーは求めている • ビジネスに必要なものは即採⽤、⼀社のクラウドの進化を待てない • オンプレミスのIT資産有効活⽤とクラウドの迅速性を⽣かした活⽤ • K8sを導⼊することで得られた効果 •

    DevOpsを伴うアプリ開発&運⽤が劇的に改善された • 新規アプリ基盤の構築が改善&スピードアップした • K8sを導⼊して苦労した点 • ハイブリッド化でシステムが複雑化、運⽤管理が煩雑になった • K8sクラスタを構築と運⽤できるスキルを持った⼈材が不⾜
  4. その狙いは︖ (想定されるユースケース) Kubernetesを必要としている⼤きなマーケットがある。 5G Core Network Functions 5GのインフラをKubernetesで開発 Cloud Native

    Network Functions (CNF) CNCFのOSSを利⽤してネットワークを管理 Radio Access Network (RAM) Function 事業者専⽤無線ネットワークのアプリ開発 および中央管理 Kubernetes + GPU を利⽤したML/AIアプリ オンプレミスでクラウドのような⼿軽な活⽤ Kubernetes as a Service エッジに展開されたKubernetesクラスタの⼀元管理 CI/CDなど開発⽣産性向上や⾃動化 ⼯場敷地、スタジアム、⼤病院、港、空港、⾃治体など IoT基盤としてRAM(ローカル5G)などの応⽤に期待 Kubernetesは使って成果を上げたいが、 管理は出来ないという、ユーザーの助けとなる Kubernetes CICD AI/ML Data
  5. まとめ • 理由(新サービスの誕⽣背景) ハイブリッドクラウドの困難を軽減する • システムが複雑になり運⽤が難しくなること • スキルを持った⼈材の不⾜を補う • 機能

    • エッジ、オンプレ、クラウドのK8sクラスタをクラウドから、専⾨のSREが リモート管理する(クラウド利⽤の基本である責任共有モデル下である) • ベストプラクティスを適⽤して運⽤ • ユースケース ローカル5Gなどのコアネットワーク機能の構築(RAMのアプリ) • スタジアム、⼯場、⼤病院などのIoT+RAN構築に適⽤ • 港の広⼤なコンテナヤードなど、物流制御の⾼速⾃動化のためのN/W機能の構築 広帯域&低レイテンシーが必要なアプリ • ロボットの制御、センサーからの情報収集など • ⾼精細な画像診断、遠隔医療、顕微鏡画像伝送など CICD、ML/ALなどのK8sクラスタの管理負担軽減 注意: GKE AutopilotはGCP限定になります。