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特別講演 学術会議での発言報告 / 20120628-xml-nakanishi

XSPA
May 03, 2015

特別講演 学術会議での発言報告 / 20120628-xml-nakanishi

学術情報XML推進協議会(XSPA) 設立総会
日付: 2012年6月28日 (木曜日)
場所: 独立行政法人 科学技術振興機構 東京本部 3F 会議室

XSPA

May 03, 2015
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Transcript

  1. OLJと印刷 }  紙の印刷の壊滅 }  ただし、学術印刷は組版部分が大きく紙の印刷壊滅は脅威で あるが、影響は大きくない  }  学術分野で、今後紙の印刷の成長は見込めない }  むしろ組版部分を日本の印刷会社で担い続けたい

    }  SGML化 XML化に活路  紙より画面での読みやすさ }  残念ながら J-STAGEのSGML化遅れ。PDF偏重 }  XML時代には遅れはとれない }  組版の海外出版社シフト(インド)で受注絶対量の減少 }  印刷会社と学会編集部の密接な関係の崩壊 }  海外シフトで印刷側の編集力低下 }  学会側?
  2. 印刷会社側の問題 }  大学正門前の印刷屋と学会の関係 }  先生との長い関係と印刷技術の職人依存→ITより慣れた職 人と編集員 }  レベルの低さ OLJ対応の困難 SGMLなどできない }  SGML期の議論

    }  「印刷屋の対応できないものを導入するな」学会の意見 }  このことが日本のOLJの初期の普及を拒んだのでは? }  SGML対応の印刷会社の技術囲い込み }  利益の独り占め懸念から普及せず
  3. J-STAGEへの選択と集中 }  日本からの発信強化 }  日本の印刷会社の編集力維持=日本の発信力強化 }  英文誌をインドから取り戻せるか?  }  日本語XMLでなければ意味がない } 

    理系誌から文系誌のOLJ化進行 }  日本史・日本文学・社会学・科学史・科学哲学 }  研究の世界水準の維持には日本語による底辺の拡大 }  プラットホームは日本にあって欲しい }  日本の学術文化は誰も維持できない }  XML製作:インド プラットホーム:アメリカ でよいのか? }  オープンアクセスの進行で公的機関が有利に
  4. 日本の雑誌の隆盛を望みます }  このままでは日本の雑誌は世界の三極の一極を担えな い }  American Journal of *********** } 

    European Journal of *********** }  Asian Journal of ********** }  Japanese Journal から Chinese JournalへのAsia代表誌の交替。  中国国家戦略としての学会誌育成 }  海外出版社中心では、編集は結局海外 }  日本からの発信は不利 }  日本からの情報発信力を底辺から維持されんことを!