UXデザインという言葉がもてはやされて久しいが、最近のUXデザインに求められるものの傾向が以前と少し変わってきた気がする。 この資料では、2019年現在の傾向の一例を紹介します。
UXをデザインするということ2019@yashims85
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UXをデザインする上で、求められる観点が変わってきているようです。2019年現在で世間からどのようなUXデザインを求められているのだろうか。
“きっかけはGooglePlayStoreからのメール(要約)2019年9月1日からレーティングの基準変更するから、ウチのポリシーに従って自分たちでレーティング設定してや!対象の年齢向けに適切に設計されてる場合は提供対象に指定して良いで!ポリシーはこれや!https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/9285070?hl=ja
Googleは健全なWebやITを目指しており、世間の目の指標と言って差し支えないです。このGoogleの指標を目安に求められているUXの一例を紹介します。
対象の年齢向けに適切に設計されてる場合は提供対象に指定して良い 対象年齢向けに設計されているとは?
例えば:16〜17歳に適さない「費用の上限が高い」
皆さんはいくらくらいだと思いますか?
適切と思う数字は人それぞれ● 感じ方は一人ひとり違う● 育ってきた環境や国、地域に依存するところはある● 当然Googleと私達は同じではない
基準がわからなければそれに向けた設計ができない
プラットフォーマーとは対話できないので、自分たちで基準を決める● 高校生のバイト代の平均月収(45000円)● 高校生ユーザのペルソナ等から設定
対象の年齢向けに適切に設計されてる基準に沿って適切に設計されている
基準に沿って適切に設計(デザイン)されているとは?
対象の人が安心して使えるようにアプリケーションが設計されていること● 天井機能(ガチャとかの)● 月毎の課金上限機能● アプリケーションのLTV設計● etc...
これらの機能や上限がアプリケーションの仕様段階から組み込まれていることで、初めて対象年齢向けに設計されていると言える。
他にも例えば対象を誤認させるデザインも注意が必要
例えばかわいいPOPなデザインの落ち物パズルゲームががあったとする。そのパズルを消すアクションが だったり。その場合は間違えて子供がプレイしないよう、大人向けのアプリである事を強く表示する必要がある。もっといえば、最初からPOPなデザインを採用しないのも手。
まとめ
まとめ● UX設計の観点にユーザの保護も考える必要がある● ユーザが自分を対象にしているものか理解しやいようにデザインされていた方が良い● 児童向けはユーザ本人及び保護者向けにUXを考える必要がある