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襲来する課題の山に立ち向かう開発体制づくり
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yasudatoshiyuki
November 17, 2021
Technology
0
180
襲来する課題の山に立ち向かう開発体制づくり
急成長の中で開発組織の規模が50名に迫ろうとするiCAREの課題を赤裸々に語ります。
開発組織の全体像の把握はマネジメント以外の人にも大切なので、全ての開発者に聞いてほしい!
yasudatoshiyuki
November 17, 2021
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Transcript
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 1 襲来する課題の山に立ち向かう 開発体制づくり 2021年11月17日
株式会社iCARE VPoE 安田俊之
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 2 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります 自己紹介
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 自己紹介 3 安田俊之 Twitter:
@TakataNoToshi iCAREにて2020年7月よりVPoE 関わってきた技術 Ruby on Rails, Vue.js, AngularJS PHP, Java, Perl その他: Terraform, Ansible, Chef, AWS, etc.
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 4 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります なぜこのテーマについて話すのか?
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 5 2019年10月時点(資料) 正社員約10名、パートナー6名 2021年11月現在(資料)
正社員30名、パートナー15名 2年間で 急増 開発チーム規模は急拡大
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 6 それを超える サービス拡大 組織拡大しても課題の山
課題の襲来
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 7 これに立ち向かうために開発体制作りで格闘しているという話
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 有益かつ応募があるかも 8 この手の格闘は業界や会社固有の問題というよりはス タートアップに共通の課題
・スタートアップ企業の開発者にとって有益 ・課題解決が面白そう、取り組みたい、 と考える方がiCAREに応募してくれるかも 課題の共有
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 9 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります iCARE開発チームを取り巻く状況
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 10 iCAREおよびCarelyの歴史 2011年(10年前) 創業
2016年(5年前) Carelyローンチ 2021年 導入社数:470社(10月時点) 日本の人事部「HRアワード2021」人事労 務管理部門 最優秀賞受賞
©iCARE Co., Ltd All rights reserved チャットによる 相談・アドバイス 従業員向け
一元管理で 圧倒的に効率化 人事・産業医向け 企業の健康を トータルサポート 従業員 メディカルスタッフ 人事・産業医 チャット クラウド 健康診断 ストレス チェック 残業時間 01 サービス概要
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 12 課題への直面 順調に成長をしてはいるが、 急激な成長の中で
様々な課題にも直面し始めている・・・
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 顕在化してきている開発課題 13 顧客の増加や顧客層の変化 特に大手企業
の増加 過去に比べて 多様で複雑な要望を 受ける機会が急増
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 主な要望の変化 14 1. 多様な機能
2. 多様なユーザー権限体系 3. 多様な他システムとの連携(SSO IdP、API) 4. より高いセキュリティ基準 5. より安定したサービス提供 実現 システムが複雑化
©iCARE Co., Ltd All rights reserved システムの複雑化 15 1. 思わぬところで不具合が出る
テストコードや動作確認で防止しても、事前予測が難し い依存関係により不具合が発生 2. システム全体を把握することが困難 不具合が発生した時に原因の特定に時間がかかった り、問題解決の難易度が上がる
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 高くなる専門性 16 フロントエンド サーバーサイド
インフラ それぞれ高い専門性が必要になるため、それぞれの領 域の壁を超えて作業する難易度が高くなる それぞれの領域の間にある問題が置き去りになる
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 開発体制として求められている点 17 問題の解決難易度が上がる中で、多様な課題を 最速で、かつ並行して解決していく必要がある
チャレンジングですねー
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 18 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります これらの問題を解決するための 開発体制
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 開発体制として求められている点 19 1. 開発要員の増員
2. 多様な要求に応えるチーム構成 3. 管理可能なチームサイズ 4. チームごとのマネージャー・リーダー 5. 領域の間問題を最速で解決するフィーチャーチーム制 6. 領域の間を埋める多様な開発ロール (具体的には、QAE、セールスエンジニア、 プロジェクトマネージャなど)や各種委員会の設置
©iCARE Co., Ltd All rights reserved フォーカスする話題 20 1. 開発要員の増員
2. 多様な要求に応えるチーム構成 3. 管理可能なチームサイズ 4. チームごとのマネージャー・リーダー 5. 領域の間問題を最速で解決するフィーチャーチーム制 6. 領域の間を埋める多様な開発ロール (具体的には、QAE、セールスエンジニア、 プロジェクトマネージャなど)や各種委員会の設置
©iCARE Co., Ltd All rights reserved チーム構成の前提条件 21 昨今エンジニア採用の競争はとても熾烈 潤沢ではない開発リソースの中でなんとか開
発体制をを作らなければならない
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 開発チーム構成詳細 22 COO CTO
シニアマネージャー キャプテン チーム CTO VPoE 健診 QAE CTO室 基盤技術 CTO 応用技術 パートナー 技術顧問 デザイ ン SRE 現状はこんな感じです
©iCARE Co., Ltd All rights reserved チーム構成の説明 23 健診 基盤技術
チーム チーム 応用技術 3つのフィーチャーチーム(フロントエンド・バックエンド) ファンクションチーム デザイン QAE 技術 顧問 パートナー SRE CTO室
©iCARE Co., Ltd All rights reserved チーム構成の意図 24 アプリケーションエンジニアが3つの フィーチャーチームに分かれている理由
1. Carelyの中で健診関連開発は機能的な独立性を持っており、他 機能よりもドメイン知識が必要。そのため、チームとして独立したほ うが開発効率が良い 2. 健診関連開発以外の開発は、機能で分割するのは難しい。た だ、一つのチームを構成するにはメンバーが多く、メンバー管理が 難しい。→2つのチームに。
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 25 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります 開発チーム体制が抱える課題
©iCARE Co., Ltd All rights reserved チーム構成の意図 26 アプリケーションエンジニアが3つの フィーチャーチームに分かれている理由
1. Carelyの中で健診関連開発は機能的な独立性を持っており、他 機能よりもドメイン知識が必要。そのため、チームとして独立したほ うが開発効率が良い 2. 健診関連開発以外の開発は、機能で分割するのは難しい。た だ、一つのチームを構成するにはメンバーが多く、メンバー管理が 難しい。→2つのチームに。 責務の境界が曖昧
©iCARE Co., Ltd All rights reserved オペレーションチームの不在とチームの責務の曖昧さ 27 顧客増加により、調査やGUIから操作できないデータ操 作オペレーションが増加
現状はそれぞれのフィーチャーチームの誰かが開発を 止めて対応 リリースが近かったり、スケジュールが厳しかったりする と自発的に拾いに行けない やりくり
©iCARE Co., Ltd All rights reserved サーバーサイド、フロントエンドの業務量のアンバランス 28 フロントエンド Vue.js
サーバーサイド Ruby on Rails ひとりひとりのメンバーは、基本的にどちらかの役割を 担っており、状況に応じてスイッチしていない 業務量は、現状の人員構成 にあわせて発生するわけではない 言語が異なり、かつ高い専門性 が必要が必要なためスイッチが 難しい やりくり
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 体制変更の連続によるメンバーへの精神的負担 29 人数の増加に伴う度重なる体制の変化 ・対人関係が苦手な人は、チーム構成が変わることによって関わる
人が変わり、心理的に負担がかかる ・本人が希望しない役割を求められる フラストレーション ストレス ケア・ 個別対応
©iCARE Co., Ltd All rights reserved リーダー・マネージャー不足 30 これらの問題に対応するために リーダー・マネージャーが必要
採用/育成 志望するエンジニアが少ない 経験・スキルが足りない
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 開発チーム構成詳細 31 COO CTO
シニアマネージャー キャプテン チーム CTO VPoE 健診 QAE CTO室 基盤技術 CTO 応用技術 パートナー 技術顧問 デザイ ン SRE 様々な課題を解決するために 作られた体制。でもこの体制も またいろいろな課題を抱えてい る。しかも来月も5人ジョイン ・・・。
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 課題はチーム構成以外にも山ほどある・・・ 32 ・難易度の高い問題を解決できるメンバーが一部のメンバー に限られる
・エンジニアが開発と採用活動を並行しなければいけない ・プロダクトの成熟の中で、軒並み課題の難易度が高くジュ ニアエンジニアのオンボーディングが難しい ・様々なエンジニアの志向性にあわせたキャリアパスの用意 などなど、この他にもたくさん・・・
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ご応募お待ちしています 33 こうした課題解決が面白そう/取り組みたいと考える勇者! いらっしゃいましたらぜひiCAREにご応募ください!
©iCARE Co., Ltd All rights reserved 実は最高のチーム! 34 テーマがテーマだったので、ネガティブな話が多くなってしまいましたが、 実は最高のメンバーが集まる、最高のチームです!
©iCARE Co., Ltd All rights reserved iCAREでは 35 課題と伸びしろとドラマがあ なたを待っています
©iCARE Co., Ltd All rights reserved ここにタイトルが入ります 36 ここに本文が入ります ここに本文が入ります
ここに本文が入ります ご清聴ありがとうございました