デブサミ2020[13-E-8]でのセッションスライドです。
νʔϜΛͭ͘ΔϞϒϓϩάϥϛϯάͬͱΉɹ5",",*/(ଆͱ֎ଆ͔ΒޠΔ
View Slide
2001年ごろアジャイルと出会い、開発者、チームリーダー、トレーナー、導入支援と多様な立場で関わってきた。(株)永和システムマネジメントにて2010年頃からアジャイルコーチを主軸として活動。2014年独立。プログラマーPython JavaScript Java C/C++アジャイルコーチ (プロセス面)チームビルディング 現場導入支援 スクラムマスター支援 ふりかえりアジャイルコーチ (ものづくり面)モブプログラミング テスト駆動開発 テスト自動化学びのゲームをデザイン、製作、デリバリー宝探しアジャイルゲーム カンバンゲーム 心理的安全性ゲーム著書・訳書[email protected] twitter:@yattom https://www.facebook.com/yattom https://www.linkedin.com/in/yattom/やっとむ / 安井力(やすいつとむ)
https://tddrinking.connpass.com/event/164790/PR
✤ ٴ෦ܟ༤!5",",*/(✤ גࣜձࣾσϯιʔΤϯδχΞ✤ ΞδϟΠϧνʔϜΛࢧ͑Δձཧࣄ
ΞδϟΠϧίʔνϖΞεΫϥϜϚελʔߨԋɾݚमࣥචͦͷଞ૬ஊ͓ؾܰʹ͝૬ஊ͍ͩ͘͞㱺IUUQTBHJMFNPOTUFSDPN
✤ νʔϜ໊ɿ4*-7&3#6--&5$-6#✤ ਓνʔϜ✤ ϞϒϓϩάϥϛϯάBTಇ͖ํ✤ ݄ʹνʔϜస৬5",",*/( 4BUP@SZV ͝ʔͨ
ۜͷؙϥδΦݱͷΞδϟΠϧνʔϜʹΑΔνʔϜ:PVUVCFνϟϯωϧɺ1PEDBTU࢝Ί·ͨ͠ʂIUUQTUBLBLJOHDPNTJMWFSCVMMFUDMVCTUBSU
νʔϜͷଆͱ֎ଆνʔϜ
Ϟϒϓϩάϥϛϯάߨ࠲։ઃ༧ఆIUUQTFWFOUTIPFJTIBKQD[B$PEF;JOF"DBEFNZʹͯ
Ϟϒϓϩάϥϛϯάͱ✤ ಉ͡ࣄΛ✤ ಉ࣌ؒ͡ʹ✤ ಉ͡ॴͰ✤ ಉ͡ίϯϐϡʔλʔͰνʔϜશһͰ͢Δ͜ͱ
✤ ݴ༿ࠒʹ91ίϛϡχςΟͰੜ·Εͨ✤ )VOUFS*OEVTUSJFTൃͷϞϒϓϩάϥϛϯά✤ ΤϯδχΞϓϥΫςΟεͰͳ͘ࣄͷελΠϧ✤ ຊͰҎ͔߱ΒΓ্͕͍ͬͯΔϞϒϓϩάϥϛϯά
✤ ࣄΛ୲͢Δ͜ͱΑΓੜ࢈ੑ͕͍ʁ✤ Ϟϒϓϩମݧͯ͠͡ΊͯޮՌΛ࣮ײͰ͖Δ✤ ϞϒϓϩΛ͏·͘׆༻Ͱ͖ΔνʔϜݶΒΕΔ✤ ڭҭతޮՌ͕ߴ͍✤ ୯ൃ͍͍͚Ͳৗతʹ͢Δͷ͍͠Α͘ʹग़ͯ͘Δ͜ͱ
νʔϜΛϒʔετ͢ΔϞϒϓϩάϥϛϯάࣄΛυϥΠϒ͢ΔϞϒϓϩάϥϛϯά
͡ΊΔ νʔϜΛϒʔετ͢ΔϞϒϓϩάϥϛϯάࣄΛυϥΠϒ͢ΔϞϒϓϩάϥϛϯά
✤ ڵຯ͕͋Δͱ͜Ζʹूத͍ͯͩ͘͠͞✤ γϣʔττʔΫʴΫϩετʔΫ✤ ࣭ର໘4/4ͳͲ͔Β͓ؾܰʹ͜ͷߨԋͷฉ͖ํ
ͬ͘͡Γ͓͍ͨ͠ํͪ͜ΒͲ͏ͧIUUQTXXXTFTIPQDPNQSPEVDUEFUBJMIUUQTEFWTVNJOPSBQBSUZDPOOQBTTDPNFWFOU
͡ΊΔ
ベストプラクティスの例• モビングを実験として位置づける• 行番号ON• モビングインターバル…10分ごとに ドライバーを交代する• 経験からの学習…セッション後には毎回、ふりかえりをする• 最初は共感から• 協調的なマインドセットの獲得• スペースは重要だ
始めるとき気をつけるとよいこと•目的とゴールを定める•進み方を表明する•議論と実験のバランスを取る•その場でフィードバックを得る•ふりかえりをする•個々人のペースとやり方で復習する
目的とゴールを定める• 目的: なにを目指すか、現在の優先事項、方向性• 例:X機能の開発を全力で進めるYライブラリの使い方を共有するAさんがZモジュールの現状を把握する• ゴール: セッション終了時に到達したい点• 例:X機能の正常系2パターンを実装してテストするYライブラリを納得するまで動かして結果を残すAさんがZモジュールのシーケンスを図に描ける目的や方向性ゴールと進み方
「目的はこれ。いいですか?」ではダメ「目的はこれこれです。いいですか?」A) 「いいです(よくない)」B) 「いいです(と思ったけど違った)」C) 「いいです(聞いてない)」• 少し議論や質問をして認識違いや理解の差異を埋める• 進めながら揃う部分もあるので深入りしすぎない• セッション途中でも確認するhttps://www.oreilly.com/library/view/user-story-mapping/9781491904893/
進み方を表明する• モブプロ中、現在地がわからなくなったり、迷子になったりする• いまどこにいるのか、次は何をするのか、ゴールに近づいているかを常に共有する• ゴールに向かう手順は?• いまなにしてる? 次の作業はどれ?• やろうとしていることの全体像は? どのくらい終わった?
進み方を表明するツールTODOリスト 作業の区切りここまでできたね快調!このTODOは☑ね次はどれだっけこっちのTODO?あれ先にしない?それがいいかも!ドライバーがしゃべるさてABCメソッド書くぞあれ、DEFだっけ正常系はこうで変数名どうしよっかなFOOBARは?FOOBAR…と戻り値の型int?intでよかった
進み方を表明するツールTODOリスト 作業の区切りここまでできたね快調!このTODOは☑ね次はどれだっけこっちのTODO?あれ先にしない?それがいいかも!さてABCメソッド書くぞあれ、DEFだっけ正常系はこうで変数名どうしよっかなFOOBARは?FOOBAR…と戻り値の型int?intでよかったintだとダメじゃねそう?いい気がする結果ゼロどうする?例外かと思った例外でいいねなにしてたっけコメント忘れてた条件書き換えてテストしたいテストあるよテスト変更しいやケース追加このケースあるテスト足らんじあとにしようえー…はーいできた気がする処理がこうで、チェックがあっ引数のバリデーンは…しなくてので、ループのもいいし、フェポストエラーはドライバーがしゃべる注意: ナビゲーターがもうちょっと仕事したほうがよいあーうー…あーあーーー!おけこれでよさげわからん…
議論と実験のバランスを取る• モブでの議論は大事• 知見を出しあってお互いから学べる• 創造的な騒々しい議論ができる• 知識が組み合わさって新しいアイデアが得られる• 話すだけではなく、試してみる• いいアイデアが出たら、書いてみる• 複数のアイデアは、書いて見比べる• 議論が平行線になったら、実際に動かしてみて比べる• 最初は議論 << 実験くらいの気持ちで• 結論が出るまで話す < 試してから結論を出す• 書く時間がもったいない < 書けば判明する・共有できる情報がもったいない
その場でフィードバックを得るコードを書くレビューOK動く(ユニットテスト)
その場でフィードバックを得るコードを書くレビューOK動く(ユニットテスト)ビルドパイプライン通るデプロイできる動く (E2E)
その場でフィードバックを得るコードを書くレビューOK動く(ユニットテスト)ビルドパイプライン通るデプロイできる動く (E2E)仕様漏れがない (品質テスト)よい設計(リファクタリング)モブ外の人の評価外部システムとつながる
その場でフィードバックを得るコードを書くレビューOK動く(ユニットテスト)仕様漏れがない (品質テスト)ビルドパイプライン通るデプロイできる動く (E2E)よい設計(リファクタリング)モブ外の人の評価外部システムとつながる楽しい!学びが多い!品質向上!
その場でフィードバックを得る• 作業が“ちゃんと”進んでいるかどうか、モブの中でわかるように• 後で問題がわかっても、モブに伝わらない• 全員が正しい理解や学びを、できるだけたくさん得る• 動いたほうが楽しい!
ふりかえりをする• モブ作業を終えるとき• 全員で一緒に• やりかたはいろいろ• モブの延長として、みんな声を出すスタイルがおすすめhttps://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/others/ActivityPocket/FunDoneLearn.htmlマインドマップでふりかえりして共有(リモート)ファンダンラーン 参考書籍
ふりかえりのねらいは2つ• よりよいプロダクトを目指す• よりよいモブプログラミングを目指す
学びを積み上げる• ふりかえりの結果を再利用できる形で残していく
個々人のペースとやり方で復習する• 復習 ― モブの中で得た新しい知識を定着させる• セッション後に一定の時間を確保する• スタイルは個々人の自由• ひとりで復習してもよい• モブ体制を維持しながら、個人作業としてもよい• モブとして復習するのもよい※復習に限らず、モブへの参加・離脱は各自の判断でゆるくてもよい
ϞϒϓϩΛ࢝ΊΔͱ͖ʹͲ͏࢝ΊΕ͍͍͔ʁಛʹωΨςΟϒͳԠΛ͞Εͨͱ͖ʹʁ͍
• まずは試してみましょうというアプローチ。実験としてやってみるとよい。実験したうえで、このチームではどう進めるといいのか話し合う。• モブプロを教えてくれる外部の人を呼んできて、やり方を教えてもらったり、ガイドしてもらう。外部のお墨付きとして利用する。• 外部の勉強会などでモブプロを体験したメンバーが、これは良かったからやってみようと持ち帰ってくるのもよい。
ʮݸਓͰ࡞ۀʢֶशʣ͍ͨ͠ʯͱݴΘΕͯ͠·ͬͨΒͲ͏͢Ε͍͍ʁ͍
• 個人でやりたいというのは、それでよい。モブだから全員拘束するという必要はない。• とはいえまずは試してみる方がよい。実感してから、どういう仕事をモブでやるか、どういうモブを組むと良いか考える。• 最初は抵抗感がある人でも、やってみたら思ったよりよかったと感じる人は、けっこう多い。• Hunter Industriesの動画では、複数のモブの中を個人がけっこう自由に移動している様子が見られる。https://youtu.be/dVqUcNKVbYg• 大事なのは仕事を進めること。スタイルにこだわるべきではない。
νʔϜΛϒʔετ͢ΔϞϒϓϩάϥϛϯά
✤ νʔϜͷଆΛڧ͘͢ΔϞϒϓϩ✤ ϞϒϓϩͷڧΈΛ׆͔͢ ڭҭతޮՌ͕ߴ͍‣ ࣝҠస‣ ϨϏϡʔνʔϜΛϒʔετ͢ΔϞϒϓϩͱʁ
ϞϒϓϩάϥϛϯάºࣝҠస
✤ ܦݧ͕͍ਓΛυϥΠόʔʹ͢ΔͱΑ͍✤ ࣄΛࢭΊΔ͜ͱ͕Ͱ͖ΔݖརΛ͢✤ ࣝͷδϟετΠϯλΠϜ✤ ฉ͖ͳ͕ΒखΛಈֶ͔ͯ͠Ϳ͜ͱ͕Ͱ͖Δ✤ ࢀՃ͍ͯ͠Δશһʹಉ࣌ʹ͑Δ͜ͱ͕Ͱ͖ΔϞϒϓϩάϥϛϯάͱࣝҠస
4&$*Ϟσϧ
✤ ҉ʹܗࣜʹͳΒͳ͍ͷ ίʔυͷΈཱͯํ πʔϧ*%&ͷ͍ํͷίπ ͳʹΛɺͲͷΑ͏ʹɺͳͥͭͬͨ͘ͷ͔ ͲΜͳղܾ͕͋ͬͨͷ͔ɺۤ࿑ͨ͠ॴ✤ ҉ܗࣜ·ͱΊͯڞ௨ମݧͰ͑Δ҉·ͱΊͯ͑Δ
ϞϒϓϩάϥϛϯάºϨϏϡʔ
1IPUPCZϑϦʔࣸਅૉࡐͺͨͦ͘ IUUQTXXXQBLVUBTPDPNϨϏϡʔ͓͡͞ΜΤϯδχΞͱͯ͠εΩϧΞοϓ͍ͯ͘͠ͱɺΤϯδχΞϦʔμʔςοΫϦʔυΛ͞ΕͨΓ͢Δɻͦ͏ͳΔͱɺϝϯόʔڭҭ࣭୲อγεςϜ҆ఆՔಇͷ͕ͷ͖ͬͯͯɺྫ͑ϨϏϡʔΛ͢Δ͕࣌ؒͲΜͲΜ૿͍͑ͯ͘ɻͱͱΤϯδχΞϦϯά͕͖ͰΤϯδχΞΛ͖ͬͯͨΜ͚ͩͲɺεΩϧΞοϓ͍ͯ͘͠ͱͲΜͲΜίʔυΛॻ͕࣌ؒ͘ݮ͍ͬͯ͘ͷͬͯͳΜ͔ͩͳ͋ɻ
ϨϏϡʔͷతͷྨ$IFDL-FBSOJOH &OIBODFݕֶࠪश ڧԽw ࣭Λ୲อ͢Δw όάΛݟ͚ͭΔw ςετͱͯ͠w ʢ࠷ݶͷʣ ϦϑΝΫλϦϯάw φϨοδͷڞ༗w εΩϧτϥϯεϑΝʔw ৽ਓڭҭw จԽͷৢw ϦϑΝΫλϦϯάw ͬͱΑ͘w ͬͱΩϨΠʹw ઌߦࢿ
ϞϒϓϩάϥϛϯάͷΧόʔൣғ$IFDL-FBSOJOH &OIBODFݕֶࠪश ڧԽ
✤ ϦΞϧλΠϜϨϏϡʔ✤ λΠϙ͢ΔͱͷٲͷΑ͏ʹࢦఠ͞ΕΔ✤ νʔϜશһͷ߹ҙͷͱͰίʔυ͕·Ε͍ͯ͘✤ ͤͣʹνʔϜͷϕετΛࢦ͢͜ͱ͕Ͱ͖ΔϞϒϓϩάϥϛϯάͱϨϏϡʔ
✤ ఔͱͯ͠ͷϨϏϡʔϞϒϓϩͰସͰ͖Δ✤ ݕֶࠪशϦΞϧλΠϜͷํ͕ޮՌతͳ͜ͱ͕ଟ͍✤ શʹϨϏϡʔ͕ඞཁͳ͘ͳΔΘ͚Ͱͳ͍ϞϒϓϩάϥϛϯάͱϨϏϡʔ
3FWJFX࠶ͼ ݟΔ
ڧΈ ऑΈϦΞϧλΠϜ ϞϒϓϩάϥϛϯάϨϏϡʔ3FWJFX✤ ৗʹνʔϜͷϕετΛ ࢦ͢͜ͱ͕Ͱ͖Δ✤ ݁Ռ͚ͩͰͳ͘ϓϩηεΛ ධՁ͢Δ͜ͱ͕Ͱ͖Δ✤ ྫྷ੩ʹݟΔ͜ͱ͕Ͱ͖Δ✤ શମ࠷దΛߟ͑ͯϑΟʔυ όοΫ͍͢͠✤ ͦͷͷʹΑͬͯޡͬͨ அΛͯ͠͠·͏Մೳੑ✤ ہॴ࠷దʹؕΔՄೳੑ✤ ͕ੜ·Ε͍͢ FYΠϚΠν͚ͩͲ͕࣌ؒͳ͍͔Βʜ✤ ݁ՌͷΈͰಡΈऔΕͳ͍ ෦ΛΔͨΊʹɺ ίϛϡχέʔγϣϯ͕ඞཁ
ڧΈ ऑΈϦΞϧλΠϜ ϞϒϓϩάϥϛϯάϨϏϡʔ3FWJFX✤ ৗʹνʔϜͷϕετΛ ࢦ͢͜ͱ͕Ͱ͖Δ✤ ݁Ռ͚ͩͰͳ͘ϓϩηεΛ ධՁ͢Δ͜ͱ͕Ͱ͖Δ✤ ྫྷ੩ʹݟΔ͜ͱ͕Ͱ͖Δ✤ શମ࠷దΛߟ͑ͯϑΟʔυ όοΫ͍͢͠✤ ͦͷͷʹΑͬͯޡͬͨ அΛͯ͠͠·͏Մೳੑ✤ ہॴ࠷దʹؕΔՄೳੑ✤ ͕ੜ·Ε͍͢ FYΠϚΠν͚ͩͲ͕࣌ؒͳ͍͔Βʜ✤ ݁ՌͷΈͰಡΈऔΕͳ͍ ෦ΛΔͨΊʹɺ ίϛϡχέʔγϣϯ͕ඞཁิؔ
ϞϒϓϩάϥϛϯάͱϨϏϡʔͷΈ߹Θͤ$IFDL-FBSOJOH &OIBODFݕֶࠪश ڧԽϨϏϡʔw ;Γ͔͑Γw ࣗୡͷࣄͷධՁw ͬͱΑ͘͢Δʹ
தظతͳࢹͰϞϒϓϩάϥϛϯάΛ׆༻͢Δ
ϞϒϓϩΛத৺ʹਐΊͯࣝҠసΛ͠ͳ͕ΒνʔϜͷจԽΛৢ͢ΔιϩɺϖΞΛΈ߹ΘͤͯεϐʔυΛ্͛ΔϞϒϓϩʹΑͬͯଐਓԽΛ͗νʔϜͷจԽΛอͭॳظ ͏·͘·ΘΓ࢝ΊͨΒ
ϨϏϡʔͷதͰͲΜͳձ͕ग़Δͷ͔ʁέϯΧʹͳͬͨΓ͢Δ͜ͱͳ͍ͷ͔ʁ͍
• 特に始めのうちは、変数の命名、関数の書き方、これモデルに書いていいんだっけ?などの議論が盛り上がる。そうした話を全員でするのが大事で、全員の認識がそろえば、ソロで書いてもちゃんとそろったコードが書けるようになる• ケンカになるという話は聞いたことがある。もともと仲が良くないチームがモブプロのような密なコミュニケーションをしようとしたら爆発するのは当たり前で、モブプロのせいとは言えない。• ケンカや議論自体は悪いことではない。ケンカのようなやり取りを通じて相互理解が進んだり、隠れたフラストレーションがないかチェックする機構になる。• 無用に感情を傷つけるような言葉は避け、伝えるべきことを伝える丁寧なコミュニケーションをする。
ʮΘ͔Βͳ͍Ͱ͢ʯͬͯݴ͑ͳ͍ਓ͕ग़ͯ͠·͍·ͤΜ͔ʁ͍
• 言えない人は出る。仕事が進んでいるところを止めるのは心苦しいもの。ドライバーは止められるが、ドライバー以外の人はどうするか。たとえば1時間おきに一時停止して、理解の度合いを確認したり、復習したりする時間を取る。• チーム内でスキルや知識のある人にとっては、周囲に伝えるよいチャンス。周りの人ができるようになれば、本来やりたいことに集中しやすくなる。この考え方を、スキルのある人に理解してもらう。
ࣄΛυϥΠϒ͢ΔϞϒϓϩάϥϛϯά
仕事をドライブするモブプロとは?• ソロワークより優れた成果を出せるモブプロ• 「優れた成果」とは何か?• モブプロの真価• 全員の知識を生かせる• 個々人の総和以上の成果が出る• エンゲージメントが引き出される• オーバーヘッドが最小になる
モブプロが生きる仕事仕事に生かす モブプロの強み 仕事に生かせない高度な知識を組み合わせる全員の知識を生かせる 形式的に定義された知識均一な知識解くべき問題が複雑 個々人の総和以上の成果が出る容易な問題の積み重ね創造性が求められる エンゲージメントが引き出される単純作業密な連携が必要 オーバーヘッドが最小になる明確に切り分け、定義された作業ルーチンワーク
モブプロが生きる仕事最近の経験だと…✓スクラッチ開発2ヶ月弱✓メンバーはいるけどパートタイム✓知らんサービスいろいろ試す✓どレガシーな既存システムと結合✓もやっとしたイメージだけで何を実現したらいいかわからない✓でも本番でユーザーに見せる(マジで?)• 新しいことを試す• 未知のものを使う• 全体的な設計• 問題が複雑• 正解がわからない• いろいろ起きて、どんどん対処する• 曳光弾開発 (『達人プログラマー』)• 顧客も一緒• メンバーのスキルが高い• みんな乗り気• 一部屋占拠して部室化
必死にデプロイ中なんかあったらすぐ参加できる全体がモブ
なぜモブプロを導入するのか?A) 仕事の成果を向上するため(品質、生産性)B) 教育や、知識の伝達のため•プロダクトのため•チームのため
仕事に生かすかチームに生かすか?仕事に生かす モブプロの強み チームに生かす高度な知識を組み合わせる全員の知識を生かせる メンバーどうしで学びあう解くべき問題が複雑 個々人の総和以上の成果が出る自分の力の出し方を学ぶ協力が上手になる創造性が求められる エンゲージメントが引き出されるモチベーションが上がる障害物が見つかる密な連携が必要 オーバーヘッドが最小になる文化を醸成、維持する
モブの目的: 仕事かチームか仕事をドライブ• 詳しい人がドライバー• 今やるべき箇所をやる• 議論する• 幅広いメンバーでやるチームをブースト• 詳しい人がナビゲーター• 難しい箇所をやる• 質問する• 必要なメンバーでやる
高パフォーマンス低チームブースト重視仕事ドライブ重視アプローチ仕事面 チーム面合計こうかな?
高パフォーマンス低チームブースト重視仕事ドライブ重視アプローチ仕事面 チーム面合計こうじゃない?
高パフォーマンス低チームブースト重視仕事ドライブ重視アプローチ仕事面合計むしろこうしたいチーム面
モブの目的: 仕事もチームも教育軽視教育重視仕事軽視簡単な仕事仕事重視難しい仕事研修タスク丸投げ優秀な人がレビューするできなかったら教えるさしみタンポポOJT常時レビューその場で理解する全員の知識を使う品質の高い成果を完成するベストの仕事をするできる人に任せる使い捨て人材議論と実験優秀な人がタスクアサイン
仕事面高パフォーマンス低チームブースト重視仕事ドライブ重視アプローチ合計チームが成長し学びが高度化していくチーム面チームが学び成長するモブプロが上手になる
責任大← →小能力 →高低←学習パニック快適
「チームの心理的安全とは、対人のリスクを取っても安全であるという、チーム全員の信念である」“Psychological Safety and Learning Behavior in Work Teams” Amy Edmondson, 1999Amy C. Edmondsonhttps://twitter.com/amycedmondson心理的安全 (Psychological Safety)「「心理的安全」とは、関連のある考えや感情について人びとが気兼ねなく発言できる雰囲気をさす。」
図3. グループレベルで研究した心理的安全性の関係
仕事をドライブするモブ• モブの「成果」として何を求めるか考える• モブに向いた仕事を選ぶ、モブに向くよう仕事を作る• 成果が出るようチームをブーストする
ͬͺΓࣄΛ୲ͯ͠ਐΊΔΑΓੜ࢈ੑམͪͯ͠·͏ͷͰͳ͍͔ʁ͍
• 単純作業ならモブのメリットはない。仕事の成果に対する評価を見直したうえで、モブプロすべき仕事を選ぶ。• そのうえで生産性を考えてみると、適切な人数は意識するべき。いまチームに10人いるから10人のモブにすると、短絡的に決めない方がよい。• モブをやる中で個人が学んで成長することから、中期的に全体のパフォーマンスがよくなるという側面もある。• 短期的に見ては難しいので中長期的に見る。チーム全体の成長を見る。モブに求める成果を見直す。
΄ͲΑֶ͍शঢ়ଶʢ৺ཧత҆શʣʹ Λ͓ͨ͘Ίʹ͍ͯ͠Δ͜ͱ͋Δͷ͔ʁ͍
• チームが安定した状態というのは、よく見るとめったにない。周囲ではいろいろなことが起きているのだが、ベテランだったりリーダだったりの個人が見つけて対策して、チーム全体に影響しないようにしていることが多い。それをあえて、モブとして取り組むように切り替えるとよい。• 人工的に外部から新しい知識を取り込むラーニングセッションを、定期的におこなう。学んだことを自分たちで積極的に試してみる。す。
ίʔνઢͰϞϒϓϩΛ͏·͑ͯ͘Δͳʔ͍ͬͯ͏νʔϜͷಛ͋Γ·͔͢ʁ͍
• 楽しそうなチーム。具体的には、発言が均等になっていて、しゃべる人・しゃべらない人という区別がない。• ドライバーが流動的で、この部分は誰がやるという固定化がない。• モブ外の人、マネージャーとか部長とかがモブを放っておいてくれている。そういう仕組みができている。
·ͱΊ1IPUPCZ.JDIBFM$PVSZPO6OTQMBTI
ʮϞϒϓϩʜ͍ͬͯ͏͔νʔϜͷͳΜͩΑʯ
ϞϒϓϩάϥϛϯάνʔϜશମͷ׆ಈͰ͋ΔIUUQTXXXTMJEFTIBSFOFUBOESFGBSJBNPCQSPHSBNNJOH
Ϟϒϓϩͷlશମੑzʹண͢Δ
νʔϜͷଆͱ֎ଆνʔϜνʔϜΛϒʔετ͢ΔϞϒϓϩ ࣄΛυϥΠϒ͢ΔϞϒϓϩ
私(I)主観的私たち(We)間-主観的この図は『インテグラル理論 多様で複雑な世界を読み解く新次元の成長モデル』を参考にしながら独自に作ったもの https://www.amazon.co.jp/dp/B07TSD52MXそれら(Its)間-客観的それ(It)客観的個人美意識文化スキル役割チーム / モブ美意識価値観 ミッション得意範囲組織?全体性を維持しながら成長するには、内側のすべてのレベルと、四象限すべての方面を包含しなくてはならない美善真
νʔϜͷঢ়گʹΑͬͯൺॏ͕ҧ͏νʔϜͷ֎ଆ νʔϜͷଆνʔϜͷख़
λοΫϚϯϞσϧ1FSGPSNBODF5JNF'PSNJOH 4UPSNJOH /PSNJOH 1FSGPSNJOH
ϞϒϓϩPS/05Ͱͳ͍
ϞϒϓϩʹνʔϜϫʔΫιϩϓϩϖΞϓϩ
໘໘Ͱ࠷దͳબΛ͢Δ͜ͱ
ڱٛͷϞϒϓϩɺٛͷϞϒϓϩܗࣜͱͯ͠ͷϞϒϓϩνʔϜϫʔΫͱͯ͠ͷϞϒϓϩ
Ұॹʹߦಈ͢Δ͔Ͳ͏͔͕ॏཁͰͳ͍
✤ ׂΕͨ૭Λͳ͘͢✤ ֝ͷࣽ✤ ୡ͠Α͏✤ %3:ݪଇ✤ ߦੑ✤ ࣗಈԽ✤ ֆըͷ੍࡞ͷΊ࣌ΛΔୡਓνʔϜIUUQTBN[OUP/J;F
ͦͷͨΊʹΛຏ͘
૬ޓओ؍IUUQTBN[OUP2**W/ϝϯόʔҰਓͻͱΓ͕ࣗͷओ؍Λ อ࣋͢ΔҰํͰɺଞͷϝϯόʔͱڞಉͰங্͖͛ΔʮΘΕΘΕͷओ؍ʯͷ͜ͱ
IUUQTXXXTMJEFTIBSFOFUZNBFEBTT
*:PV͔Β8FϞϒϓϩνʔϜͩʂʂ