図書館総合展2022イベント 「無料で蔵書目録を作ってみよう」 2022年11月15日(火) 19:00~21:00 (オンライン開催) https://www.next-l.jp/?page=LibraryFair2022
無料で蔵書目録を作ってみよう2022年11月15日図書館総合展2022イベント江草由佳1
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0. はじめに2
今日の目標● 無料サービス(ソフトウェア)を使って、お手持ちの蔵書の目録データを作る● 使用するサービス○ カーリル バーコード連番印刷○ https://barcode.calil.dev/○ Next-L Enju(オープンソースの図書館システム)○ https://next-l.jp/○ デモサーバー https://enju.next-l.jp○ Googleスプレッドシート○ https://www.google.com/intl/ja_jp/sheets/about/3
今日の進め方● バーコードリーダーとカーリル「バーコード連番印刷」を使って、バーコードの作成と印刷を行う● バーコードリーダーを使って、ISBNを読み込み、Enjuに書誌をインポートする● Enju上で受入(所蔵・配架場所の登録)を行う● 作成した目録の情報をExcelファイルとしてエクスポートする● 注:OS: Windows10、ウェブブラウザ: Chromeの環境を中心に説明するが、適宜他の環境についても参加者に合わせて話す予定4
出欠:バーコードシール登録のGoogleスプレッドシートに出欠を書いてください。51. まだの人は登録名に名前を書いてください(ニックネーム可)バーコードシール登録のGoogleスプレッドシート2. このイベントの出欠を確認したいので、「出席」を書いてください。出欠出席https://docs.google.com/spreadsheets/d/1dZr7D1yyDUsxXvL8Eeb3A3F0sz2mRsM4xisSEQ06w8Q/edit?usp=sharing
Zoomの名前を変更(1)61. 「参加者」をクリック2. 自分の名前のところにカーソルをもっていくと、「詳細」が表示されるので、クリックする
Zoomの名前を変更(2)71. 「名前の変更をクリックする」2. 「自分の名前の前に、自分のEnjuログイン名の数字を書く」(例: 01 江草由佳)(数字以外の部分は、ニックネーム可、このイベントで呼んで欲しい名前に変えてください)3.OKこれで、参加者のところに表示される名前が変わります。バーコードシール登録のGoogleスプレッドシートの自分の行のものを参照
1. バーコードを作る8
バーコードを作る(1)91. まだの人は登録名に名前を書いてください(ニックネーム可)バーコードシール登録のGoogleスプレッドシート2. 自分の行のリンクを辿ります出欠出席https://docs.google.com/spreadsheets/d/1dZr7D1yyDUsxXvL8Eeb3A3F0sz2mRsM4xisSEQ06w8Q/edit?usp=sharing
バーコードを作る(2)10ラベル用紙を選びます。
バーコードを作る(3)111. 「内容を決める」をクリック2. 「図書館名」を入力今回は、イベントのため、リンクを辿ると自動的にここの番号が入るようになっています。この例では、58000から始まるように設定しています。今回のイベントでは、ここの値は変更しないでください。(他の参加者とかぶらないようにしているため)
バーコードを作る(4)123. 「印刷する」をクリック2. 「印刷するシートの枚数」を入力(例:2)今回のイベントのために、参加者同士でかぶらない所蔵情報ID(バーコード番号)を使う必要があり、自分の所蔵情報ID(バーコード番号)を知っておく必要がある。とりあえず、シール用紙がなくても、普通の紙やPDFでもいいので、出力を作成することをおススメします。1. 「枚数を決める」をクリック
バーコードを作る(5):出来上がり例13今回のイベントのために、参加者同士でかぶらない所蔵情報ID(バーコード番号)を使う必要があり、自分の所蔵情報ID(バーコード番号)を知っておく必要がある。ここで出力した、番号「例:59000」などはあとで使います!(所蔵情報の登録に使います)シール用紙に印刷して、本に貼るものあり!あとからはがしやすいシール用紙もあるらしいですよ!
バーコードを作る(6)141. 「設定をURLとしてコピー」をクリック2. テキストエディタなどに張り付けて保存しておくこのURL使えば、いつでも同じ設定のものが呼び出せます。
2. Enjuのデモサーバーにログインする15
Enjuのデモサーバーにログインする(1):今日使用するEnjuのデモサーバ https://enju.next-l.jp16ウェブブラウザで、↑のURLにアクセスしてください
Enjuのデモサーバーにログインする(2):Enju のデモサーバーとは● URL: https://enju.next-l.jp● 最新のEnjuの標準の機能を気軽に試せるように提供○ (書誌インポートは、CiNii Booksと米国議会図書館のプラグインあり)● 誰でも自由に使ってよい○ 司書課程科目の授業でも使ってよい● ただし:○ 利用は個人責任で○ 継続利用の保証はしない○ 登録されたデータの維持・管理の保証はしない○ 不定期的に設定やデータをクリアすることがある● 今回はこのEnju のデモサーバーに書誌データを登録してエクスポートする方法を紹介する○ 簡易的に書誌データを作ることができる!17
Enjuのデモサーバーにログインする(3)18https://enju.next-l.jp「ログイン」をクリック
Enjuのデモサーバーにログインする(4):ユーザ名とパスワードの入力(ユーザ名はバーコードシール登録のGoogleスプレッドシート参照)191.「ユーザ名」を入力「バーコードシール登録」の「Enjuログイン名」を参照2. 「パスワード」を入力ユーザ名の前に2022をつけたもの3. 「ログイン」をクリックhttps://docs.google.com/spreadsheets/d/1dZr7D1yyDUsxXvL8Eeb3A3F0sz2mRsM4xisSEQ06w8Q/edit?usp=sharing
Enjuのデモサーバーにログインする(5):ユーザ名はバーコードシール登録のGoogleスプレッドシート参照20https://docs.google.com/spreadsheets/d/1dZr7D1yyDUsxXvL8Eeb3A3F0sz2mRsM4xisSEQ06w8Q/edit?usp=sharing
Enjuのデモサーバーにログインする(6):ログイン完了確認211. 自分のユーザー名が表示されていればOK2. 無事、ここまできたらバーコードシール登録の表の「ログイン状況」に「できました」を入力
3. 「図書館」と「本棚」を設定する(Enju の初期設定)22
図書館と本棚を設定します● 図書館の新規作成○ 今回は、参加者ごとに図書館を1つ作ります○ 理由:検索結果一覧に「図書館」ごとのファセット分類があり、図書館ごとに絞り込めるため、参加者ごとの書誌・所蔵Excelファイルをダウンロードしやすくなるため● 本棚の表示名の変更○ 本棚=配架場所○ 例:「6階書庫」、「閲覧室」○ 図書館を新規作成すると本棚が一つ作られるので○ 標準の本棚の表示名を変更する○ 理由:この作業は無理にしなくてもいいのだけど、気分が盛り上がる?ため● これから、その作業をします。23
図書館の新規作成(1):図書館の設定のため「システムの設定」画面へ242. 「システムの設定」をクリック1. 「図書館の管理」をクリック
図書館の新規作成(2):システムの設定画面(「図書館」を選ぶ)25「図書館」を選ぶ
図書館の新規作成(3):図書館の新規作成を選ぶ26「図書館の新規作成」を選ぶ
図書館の新規作成(4):図書館の「名前(図書館ID)」、「短縮表示名」、「表示名」をつける272. 「短縮表示名」*を入力 (例: さくら図書館)システムで図書館名として表示する文字列です。短めの表示に使用します。1. 「名前」を入力 (例: liblfuser01)注:他の参加者とかぶると困るので、今回は自分のログインIDに「lib」を付けたもの(全部半角)をつけてください。システムが使用する図書館IDとして使用する文字列なので、半角アルファベット・数字・_(アンダーバー)のみが使用可3. 「表示名」*を入力システムで図書館名として表示する文字列です。(入力ルールは、「短縮表示名と同様」)4.「登録する」をクリック・・・省略・・・*参考:ja: さくら図書館en: Sakura Libのように書けば、日・英で表示名を分けることができます。ja: とスペースを付けて書けば日本語表示名、「en: 」を付けると英語表示名
図書館の新規作成(5):281. 「図書館は正常に作成されました」と出ていることを確認2. 無事、ここまできたらバーコードシール登録の表の「図書館作成」に「できました」を入力
ここまでで図書館ができました次は、本棚の設定です(表示名を変更)29
本棚の表示名の変更(1):本棚の設定のため「システムの設定」画面へ302. 「システムの設定」をクリック1. 「図書館の管理」をクリック
本棚の表示名の変更(2):システムの設定画面(「本棚」を選ぶ)31「本棚」を選ぶ
本棚の表示名の変更(3):本棚を図書館の名前で検索して「編集」321. 先ほどつけた「図書館の名前(図書館ID)」を入力(自分のログインIDに「lib」を付けたもの)(もしくは、「*75*」というように数字だけで中間一致検索のように入力)2.「検索」をクリック4.「編集」をクリック3.先ほど設定した「図書館の表示名」がヒットしていることを確認
本棚の表示名の変更(4)331. 表示名を変えるja: liblfuserxx_default などとなっているので好きなものに変える(例:さくら本棚)2. 「更新する」をクリック0. 「名前」は変えないこと!*参考:ja: さくら本棚en: Sakura Bookshelfのように書けば、日・英で表示名を分けることができます。ja: とスペースを付けて書けば日本語表示名、「en: 」を付けると英語表示名
本棚の表示名の変更(5):本棚の表示名を設定できました!(例:さくら本棚)34無事、ここまできたらバーコードシール登録の表の「本棚名変更」に「できました」を入力
4. 書誌情報を追加してみよう~やり方その1~NDL サーチからISBNを使って35
ISBNを使ってNDLサーチからのインポート(1)361. 「資料の受け入れ」をクリック2. 「ISBNを入力する」をクリック
ISBNを使ってNDLサーチからのインポート(2):(ISBN指定)371. ISBNを入力(10桁・13桁)バーコードリーダーでもキーボードでも入力可能2. 「登録する」をクリック
ISBNを使ってNDLサーチからのインポート(3):書誌が登録されました381. ISBNインポートのリクエストは正常に作成されました。と出ていればOK!2. 無事、ここまできたらバーコードシール登録の表の「書誌作成」に「できました」を入力
5. 所蔵情報を追加してみよう~「本棚」、「所蔵情報ID」を追加~39
所蔵情報の作成(1)40・・・省略・・・2. 「所蔵を編集」の横の「(新規作成)」のリンクをクリックします。2’. もしくは、一番下の「所蔵情報の新規作成」をクリックします。1. 「 4. 書誌情報を追加してみよう」を行って、書誌を登録後の画面にします。
所蔵情報の作成(2):本棚(配架場所)と所蔵情報ID(バーコード番号)の入力41・・・省略・・・2. 「所蔵情報ID」(バーコード番号)を入力します。(バーコードリーダーでもキーボードでもどちらでもよい)1. 「図書館」を選びます(及び自動的に「本棚」も)注:一つの図書館につき一つしか本棚を登録していないので、自動的に「本棚」も選ばれます3. 「登録する」をクリックします(注:バーコードリーダーによっては押さなくてもよい)「請求記号」を入れます(任意。入れなくてもいいです)
10005所蔵情報の作成(3):421. 所蔵情報は正常に作成されました。と出ていればOK!2. 無事、ここまできたらバーコードシール登録の表の「所蔵情報作成」に「できました」を入力
6. 書誌・所蔵情報をエクスポートしてみよう43
書誌・所蔵情報をエクスポートしてみよう(1):検索画面を表示する・全件表示441. ロゴ or 図書館名をクリックしますトップ画面(検索窓のある)が表示されます。2. 「検索」をクリックします
書誌・所蔵情報をエクスポートしてみよう(2):自分の図書館のものだけに絞る45自分の 「図書館」のリンクをクリックします登録された全件が表示されています
書誌・所蔵情報をエクスポートしてみよう(3)100件ずつ表示するように461. 「100件ずつ表示」を選択 2. 「表示」をクリック選択した図書館所蔵の資料だけが表示されています
書誌・所蔵情報をエクスポートしてみよう(4)47メモ:100件を超える書誌データになった場合は、次の100件の検索結果一覧の画面に遷移後に1, 2 を行う。1. 「XLSX」をクリック最大100件が表示されているところ(今は1件しかないので1件)XLSX
書誌・所蔵情報をエクスポートしてみよう(5)● これでExcelファイルで作成した書誌がダウンロードできました!● Excelで開いてみましょう!● Excelがない場合は、Googleスプレッドシートでも開くことができます。48
参考:マニュアルと要望・不具合報告● Enjuのマニュアル(フッダにリンクあり)○ https://next-l.github.io/manual/1.3/● Enjuの要望・不具合報告(フッダにリンクあり)○ https://github.com/next-l/enju_leaf/issues49「マニュアル」をクリック「不具合を報告する」をクリック(要望などでもいい)
9. おわりに50
自分のコンピュータでEnjuを動作させたい● Dockerを配布しています○https://www.next-l.jp/?page=VM51
Enjuのことをもう少し知りたい● Slack の #opacを引き続きご利用ください● 月1回「Enjuワークショップ」を開催しています● 土曜・日曜の午後1時~4時30分にオンライン(Zoom)で開催● 開発や利用の相談も受け付けています● 参加はFacebookページからhttp://facebook.com/projectnextl● 次回のEnju ワークショップ開催は、2022年12月11日(日)です!52
ご注意● Enjuのデモサーバに登録された書誌・所蔵データは、一定期間後(おおむね1ヶ月後)に削除されます53
参考:● このスライドは、Code4Lib JAPAN カンファレンス 2021チュートリアルの「無料で蔵書目録を作ってみよう」(吉本龍司、田辺浩介 2021年9月11日) 、図書館総合展2021 Project Next-L イベント「無料で蔵書目録を作ってみよう」(江草由佳 2021年11月27日)を元に作っています(とはいえかなり改変しています)。54
時間が余ったら4. 書誌情報を追加してみよう~やり方 その2~NDL サーチからキーワードを使って55(NDLに書誌はあるが、ISBNでインポートできない場合など)
キーワードを使ってNDLサーチからのインポート(1)561. 「資料の受け入れ」をクリック2. 「NDLサーチ検索によるインポート」をクリック
キーワードを使ってNDLサーチからのインポート(2)572. 「検索」をクリック1. キーワードを入力する
キーワードを使ってNDLサーチからのインポート(3)58「追加」をクリックコツ:たくさんヒットしすぎて、このリストから選ぶのが難しい場合は、NDL ONLINE で検索して「日本全国書誌番号」を調べて、(NDLサーチの場合は「JP番号」)、これをキーワードとして検索するとよい。
キーワードを使ってNDLサーチからのインポート(4)書誌が登録されました59資料は正常に作成されました。と出ていればOK!
同様にして、CiNii Books・アメリカ議会図書館からのインポートもできます!60コツ:ISBNがない場合やたくさんヒットしすぎて、「追加」を選ぶのが難しい場合は、CiNii Books を検索して「NII書誌ID(NCID)」(米国議会図書館の場合はLCCN)を調べて、これをキーワードとして検索するとよい。このデモサーバでは、CiNiiとアメリカ議会図書館からの書誌インポートを(キーワード入力)もできるようにしています。キーワードには、ISBNも使えます。
ゼロから書誌を入力することもできます61
検索結果一覧から直接、「書誌情報の編集」や「所蔵情報の新規作成」へ62ここで、「編集」リンクを辿ることで、すぐに、書誌情報を編集する作業に移ることもできますここで、「所蔵作成」リンクを辿ることで、すぐに、所蔵情報を登録する作業に移ることもできます検索結果一覧