Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

ビジネスライティング講座

Sponsored · Ship Features Fearlessly Turn features on and off without deploys. Used by thousands of Ruby developers.

 ビジネスライティング講座

ビジネスライティングのノウハウを解説したスライドです。

Avatar for Yoshiki Eguchi

Yoshiki Eguchi

April 16, 2020
Tweet

More Decks by Yoshiki Eguchi

Other Decks in Business

Transcript

  1. About me 江口 佳記(よしき) - クラスメソッド AWS事業本部 オペレーション部 カスタマーサポートグループリーダー(※2020年4月より) - 2019年7月クラスメソッド入社

    - 文学部卒の文系エンジニア(ただし史学科) - 社会人大学院で情報学の修士取得 - 著作: - Splunk Appのつくりかた(単著、2019年刊行) - みんなのAWS(クラメソメンバーとの共著、2020年4月17日発売) 3
  2. 13

  3. 構造化する - 文章を整理し、同じまとまりごとに分けて書く - 文章を分けるには以下を利用する - 見出し - 段落 -

    箇条書き etc - 見出しや箇条書きでは、階層化を活用する - 階層化することで、文の関係性を表せる - 見出し:見出し1/見出し2・・・といった見出しを使い分け - 箇条書き:インデントによる階層化 16
  4. 構造化に関するTIPS - 段落や階層といった文章のまとまりの単位で話の粒度を合わせる - 粒度の大きい話:曖昧であったり、広い範囲を対象とした話題 (たとえば、組織としての戦略など) - 粒度の小さい話:細かい話 (たとえば作業内容など) -

    粒度の異なる話が同じまとまりで混在すると混乱が生じやすい - 階層化する場合、最初の階層は粒度の大きい話、階層を下るにつれ粒度の小 さい話となっていくのがセオリー 17
  5. 事実と推測を分ける - 推測や意見を事実と混同すると読み手が判断を誤る可能性があるため、これら は区別して記述する - 事実: - 証拠などにより確定している(検証できている)事項 - 意見と推測:

    - 意見=検証できない個人の主観や考え - 推測=まだ検証できていない(事実と確認できていない)事項 - トラブルの報告の際は特に重要 - 起きた事象(事実):「 PCが壊れた」 - 推測される原因:「昨日見た Webサイトからウィルスに感染したかも」 →確かめるまではまだ事実ではない 20
  6. 文章作成時のTIPS: 細かい注意点 - 用語や記法のルールの統一 - 用語は一貫して利用する - きちんとしたドキュメントであれば、用語集を作るとよい - いわゆる表記ゆれ(「ユーザ」と「ユーザー」など)も避ける

    - 句読点のルールも統一する - たとえば、箇条書きで文末に句点をつけるかどうか - 「である調」「ですます調」の統一 - 字面の「白さ」を考慮する(=ひらがなと漢字のバランスを取る) - 漢字を使いすぎたり、逆にひらがなばかりだと字面のバランスが悪いので、適度に交える - 「良い」を「よい」と表記するなど - 日本語ならではの配慮だが、作文技術に関する名著「理科系の作文技術」でも紹介されている TIPS 22
  7. コミュニケーションに関するTIPS(1): 相手への質問 - 何を聞きたいかを明確にする - オープン・クエスチョン、クローズド・クエスチョンを意識する - オープン・クエスチョン:相手の回答に制限を設けない聞き方 - 「どう思います?」といった聞き方

    - 自由に意見を貰える反面、相手が答えづらい場合もある (「何を答えればいいの?」と返されたりする) - クローズド・クエスチョン:選択肢を提示するなど、回答に制限を設ける聞き方 - 「AとBどちらがいいか?」「 YESかNOか?」など - 回答の幅を狭めてしまうが、相手は選べばよいので答えやすい 24
  8. メディアによる違い - 文章の書き方はメディアによっても異なってくる メディア テキストの長さ 読み手とのコミュニケーション その他の特徴 Confluence(*) 長い 難

    (基本的に一方的な発信) 新人などに後から参照される可能性が高いので、 前提・背景などの記述を手厚く行う メール 中間 (あまり長い文章は避けた 方が良い) 中間 (相手から返信を受け取る。多く て1日に数回) 個別の顧客に送る場合は、読む対象は限られる のでコンテクストの共有が不要な場合もある (一斉送信の場合は必要) Slack 短い 簡単 (アクティブに相手とコミュニケー ションできる) 相手からの返信が早いので、ある程度コンテクスト が欠けていても補足が容易 *Confluence...Attlasian社の情報共有ツール。クラスメソッド社ではナレッジベースとして使用している 26