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データマネジメント試験対策教材2〜データアーキテクチャと基盤技術〜

 データマネジメント試験対策教材2〜データアーキテクチャと基盤技術〜

2027年秋に開催されるとされるデータマネジメント試験の対策教材です。
2回目はデータアーキテクチャと基盤技術として、データのアーキテクチャと要素技術について説明をします。

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Transcript

  1. 目次 アジェンダ 前編 2.1 エンタープライズアーキテクチャとDA 2.2 データ基盤アーキテクチャの全体像 2.3 データベース技術の特徴と使い分け 2.4

    データウェアハウスとデータレイクの特徴 2.5 データパイプラインの設計と構築 2.6 クラウドにおけるデータ基盤設計 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 3
  2. 目次 アジェンダ 後編 2.7 リアルタイム処理とバッチ処理 2.8 データ連携を支えるネットワーク基礎 2.9 先進的データアーキテクチャ 2.10

    生成AIを支えるデータアーキテクチャ 2.11 ソフトウェア設計手法の適用 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 4
  3. 2.2 データ基盤アーキテクチャの全体像 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 データの流れを段階的に整理する データソースから収集し、加工、蓄積を経て、最終的な利活用に至る設計 データの品質や加工度合いに応じて3段階で整理するメダリオンアーキテクチャ Bronze: データソースから取得した未加工の生データ Silver:

    重複排除やクレンジングを行った中間データ Gold: 集計や要約を行いビジネスでの利用に最適化したデータ 💡 ポイント解説 生データから利活用データまでを、品質基準を明確にしながら段階的にクレンジングしていく設計パターンを メダリオンアーキテクチャと呼びます。 8
  4. 2.3 データベース技術の特徴と使い分け 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 データ特性に応じた選択 リレーショナルデータベース: 表形式で厳密な整合性を保ち、集計処理に強み NoSQL: 大量データの高速な読み書きや非構造化データの扱いに特化 ベクトルデータベース:

    生成AIで用いられる多次元ベクトルの高速検索を実現 グラフデータベース: 人物同士のつながりなど複雑な関係性の分析に特化 💡 ポイント解説 すべての用途に対応できる万能のデータベースは存在いません。データの構造やユースケースに合わせて、最 適な技術を選択することが重要です。 11
  5. Q3 解答と解説 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 【正解】 エ 【解説】 つながりや相関関係をノード(点)とエッジ(線)で表現して格納・検索する技術はグラフデータベースで す。 ・アは関係データベースで、2次元の表形式を扱い、表同士の結合にコストがかかります。

    ・イはキーバリューやドキュメントなどの柔軟な格納形式を持ち、大量データの高速処理に向きます。 ・ウは多次元の数値ベクトルをインデックス化し、類似度で類似項目を検索するAI向けのデータベースです。 13
  6. 2.4 データウェアハウスとデータレイク 後編 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 データウェアハウス: 構造化されたデータを分析用に整理して統合するデータベース データレイク: 画像や文章などあらゆる形式のデータを生データのまま格納する場 所

    データレイクハウス: 両者の長所を融合し、データレイク上でデータウェアハウスの 機能を実現する技術 💡 ポイント解説 あらかじめ構造を整えて蓄積するデータウェアハウスと、自由な形式でまず格納するデータレイクの用途と性 質の違いを明確に区別しておきましょう。 15
  7. 2.5 データパイプラインの設計と構築 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 データの自動転送と加工 ETL: データを抽出し、中間サーバーで変換した後に格納先へロードする手法 ELT: データを抽出してロードした後に、クラウド側の処理能力で変換する手法 CDC:

    データベースの更新差分だけを効率的に検知して転送する変更データキャプ チャ技術 クラウドの台頭により、処理能力と柔軟性に優れたELTが主流となっています 💡 ポイント解説 ETLとELTでは、変換処理を行う場所とタイミングが異なります。クラウドを活用してロード後に分散処理を 行うのがELTの特徴です。 18
  8. 2.6 クラウドにおけるデータ基盤設計 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 クラウドネイティブな設計思想 コンピュートとストレージの分離: 処理能力と保存容量を個別に拡張する設計 サーバーレスの活用: インフラ運用を自動化し、使った分だけ課金される仕組み セキュリティ設計:

    暗号化、ネットワーク分離、最小権限アクセスの徹底 クラウドの動的スケールにより、費用と処理性能を最適化します 💡 ポイント解説 クラウド上では、データ処理を行う実行環境とデータを保管する記憶装置を切り離し、必要な時だけ処理能力 を割り当てる設計が基本となります。 21
  9. Q6 解答と解説 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 【正解】 イ 【解説】 クラウドのメリットを活かし、データ格納量とクエリ処理能力の拡張を別々にコントロールする設計はコンピ ュートとストレージの分離です。 ・アはソフトウェア設計におけるモジュール分離手法です。

    ・ウは両者が緊密に統合された従来型インフラの方式で、一方の拡張時にもう一方も引きずられてコストが増 加します。 ・エはすべてをストリーム処理で処理するリアルタイム指向のアーキテクチャです。 23
  10. 2.7 リアルタイム処理とバッチ処理 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 要求されるデータの鮮度による使い分け バッチ処理: 大量データを定期的に一括で処理する手法で、夜間の集計等に適する リアルタイム処理: 即時(ストリーム処理)または極小単位(マイクロバッチ)で即 座に処理する手法

    ラムダアーキテクチャ: バッチ層とリアルタイム層を並列で動かし、結果を合成する 設計 カッパアーキテクチャ: すべてのデータをストリーム処理として一元的に扱う設計 💡 ポイント解説 データの更新頻度やビジネスにおけるリアルタイム性の要求度合いに応じて、バッチ処理とリアルタイム処理 のシステム境界を設計します。 24
  11. 2.8 データ連携を支えるネットワーク基礎 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 通信の品質と安全性の確保 スループット: 単位時間あたりに転送できるデータ量を示す性能指標 レイテンシ: データの要求から応答までに発生する通信の遅延時間 専用線・閉域網:

    外部インターネットを通さない安全な連携経路を構築 💡 ポイント解説 データ利活用では、転送容量であるスループットと、反応速度であるレイテンシの両面からネットワーク性能 を見積もる必要があります。 27
  12. 2.9 先進的データアーキテクチャ 前編 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 中央集権から自律分散への進化 データメッシュ: 部門ごとにデータ管理を分散し、各部門がデータ製品に責任を持 つ設計 データコントラクト:

    データの提供元と利用元の間で仕様や品質の合意を定義する 仕組み セマンティックレイヤー: 複雑なデータ構造を抽象化し、ビジネス用語で扱えるよ うにする層 30
  13. Q9 解答と解説 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 【正解】 ウ 【解説】 ドメイン(部門)ごとに分散統治し、データを製品(データプロダクト)として扱う思想はデータメッシュで す。 ・アはプライバシーを保護しつつ企業間で安全にデータを持ち寄って分析する環境です。

    ・イはデータレイクとデータウェアハウスを統合した技術ストレージの設計です。 ・エはデータの開発から運用における品質・速度向上を目指すアジャイル型の開発運用プロセスです。 33
  14. 2.10 生成AIのデータ基盤 中編 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 データの意味的な表現と検索手法 埋め込みと分散表現: 言葉や文章の意味を多次元の数値リスト(ベクトル)に変換 する処理 ベクトル検索とハイブリッド検索:

    意味の類似性で探す技術と、キーワード検索の 組み合わせ 💡 ポイント解説 生成AIが文脈や意味を理解して高度な処理を行うためには、データを数値ベクトル化する「埋め込み」と「ア テンション機構」が技術的な中核となります。 35
  15. 2.10 生成AIのデータ基盤 後編 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 データ連携のアーキテクチャ RAGとGraphRAG: 外部情報検索で精度を高めるRAGと、知識グラフで深く探索 するGraphRAG LLMゲートウェイとオーケストレーション層:

    モデル呼び出しや外部システム連携 を制御する層 💡 ポイント解説 社内データに基づく正しい回答を得るためには、ベクトルデータベースと外部検索を連携させたRAGの設計が データ基盤として極めて重要になります。 36
  16. 総括 第2章のまとめ 第2章 データアーキテクチャと基盤技術 データアーキテクチャ設計: ビジネス要件をシステムに落とし込むデータ設計の全 体像を策定。 基盤技術と処理モデル: レイクハウスやクラウドでの処理と保管の分離、バッチや リアルタイムの使い分け。

    生成AIのデータ基盤: 埋め込みやベクトルデータベース、RAGによる高精度なAI活 用。 先進技術と設計手法: 安全なデータクリーンルームや、保守性を高めるドメイン駆動 設計の適用。 43