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データマネジメント試験対策教材4〜データ関連法規・倫理・セキュリティ〜

 データマネジメント試験対策教材4〜データ関連法規・倫理・セキュリティ〜

2027年秋に開催されるとされるデータマネジメント試験の対策教材です。
4回目はデータ関連法規・倫理・セキュリティについて説明をします。

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Transcript

  1. 4.1 グローバル個人情報保護 第4章 データ関連法規・倫理・セキュリティ 国際的なプライバシー規制の潮流 一般データ保護規則: EUの厳格な規則で、欧州域外の事業者にも適用 カリフォルニア州消費者プライバシー法: 消費者の権利を保護する米国州法 越境データ移転の課題:

    国外へのデータ転送時に安全性を求める規制 💡 ポイント解説 EUの一般データ保護規則のように、自国以外の事業者に規制が適用される域外適用のルールを理解しておき ましょう。 5
  2. 4.2 日本の個人情報保護法 定義と分類 第4章 データ関連法規・倫理・セキュリティ 生存する個人に関する情報の分類 個人情報: 生存する個人に関する情報で、特定の個人を識別できるもの 個人識別符号: マイナンバーや指紋など、単体で個人を特定できる符号

    要配慮個人情報: 病歴や信条など、差別や不利益を生むおそれがある情報 取得時の事前同意が必須で、オプトアウト提供は原則禁止 💡 ポイント解説 単体で個人を特定できる符号を個人識別符号と呼びます。差別やおそれのある要配慮個人情報は厳格に保護さ れます。 8
  3. 4.2 日本の個人情報保護法 利用と提供 第4章 データ関連法規・倫理・セキュリティ 取得目的の特定と外部連携のルール 利用目的の特定: 取得時に利用目的を特定し目的外利用を制限 第三者提供の原則同意: 本人の同意なく第三者へ提供することは禁止

    オプトアウト制度: 事前届出により本人要求時に停止する提供方式 要配慮個人情報や不正取得データはオプトアウト対象外 越境移転規制: 同等の保護水準にある国や適切な基準を満たす者へ限定 💡 ポイント解説 第三者提供は本人同意が原則ですが、オプトアウトも可能です。ただし要配慮個人情報はオプトアウトの対象 外です。 9
  4. 4.2 日本の個人情報保護法 3種の加工 第4章 データ関連法規・倫理・セキュリティ 利活用を促進する各種データ加工 個人関連情報: Cookieや位置情報。提供先で個人データ化される場合は同意必須 仮名加工情 報:

    他と照合しないと特定できない内部分析用データ(第三者提供不可) 匿名加工情報: 復元不可能な加工データ。手続きを経て同意なしで第三者提供が可 能 💡 ポイント解説 内部分析用の仮名加工情報は第三者提供が禁止ですが、復元不可能な匿名加工情報は第三者提供が認められて います。 10
  5. 4.2 日本の個人情報保護法 安全措置 第4章 データ関連法規・倫理・セキュリティ 組織に求められる管理と報告義務 安全管理措置の4分類: 組織的・人的: 安全管理規律、体制整備、従業員教育、秘密保持規定 物理的・技術的:

    入退室制限、盗難防止、アクセス制御、暗号化の導入 漏えい等報告の義務化: 権利侵害のおそれがある漏えい発生時の報告・通知義務 💡 ポイント解説 安全管理措置は組織・人・物理・技術の4領域から実施します。漏えい発生時の委員会報告と本人通知は義務 化されています。 11
  6. 4.2 日本の個人情報保護法 本人の権利 第4章 データ関連法規・倫理・セキュリティ 個人情報の開示や利用停止の請求権 開示請求権: 電磁的記録など本人が希望する方法でのデータ開示を請求可能 訂正・削除請求: 事実と異なるデータの修正や不要データの削除を請求可能

    利用停止・消去請求: 不適切利用や漏えい時、および権利利益が害されるおそれがある時に利用停止を 請求可能 💡 ポイント解説 本人の権利として電磁的記録での開示が請求できます。また、法違反がない場合でも権利利益侵害のおそれが あれば利用停止を請求可能です。 12
  7. 4.3 グローバルAI規制 第4章 データ関連法規・倫理・セキュリティ 国際的な規制動向と社会的課題 EU AI法: リスクに応じた適合性評価を求めるリスクベースアプローチを採用 米国の動向: 大統領令や州法による安全確保とバイアス防止の推進

    ELSIの視点: 倫理的・法的・社会的課題(ELSI)への体系的な配慮が必要 💡 ポイント解説 EUのAI法に代表されるリスクベースアプローチは、AIシステムの危険度に応じて規制内容を変えるアプローチ です。 15
  8. 4.4 日本のAI関連法規 AI推進法 第4章 データ関連法規・倫理・セキュリティ AI推進法による安全性と研究開発の確立 目的と基本理念: 安全性確保と利活用推進の両立。尊厳尊重と公正な競争の担保 事業者の責務: 安全性検証、バイアス排除、適切な情報公開

    AI安全研究所: 安全評価手法の調査や技術基準を策定する専門機関 データ整備の促進: 高品質な学習用データ整備・提供を促す国の方針 💡 ポイント解説 AI推進法では安全性と利便性のバランスを重視しており、技術革新を阻害しないガバナンス構築と高品質なデ ータ整備を目指します。 18
  9. 4.4 日本のAI関連法規 ガイドライン 第4章 データ関連法規・倫理・セキュリティ AI事業者ガイドラインの適用範囲と責務 開発者の責務: 公平性の確保、不適切な学習データの混入防止 提供者の責務: 利用規約の提示、モデルの出力バイアスの監視

    利用者の責務: 入力データの著作権確認、業務適用時の最終確認責任 💡 ポイント解説 ガイドラインでは、開発者、提供者、利用者の3つに分類し、立場に応じたリスク管理の指針を示していま す。 19
  10. Q4 確認問題 第4章 データ関連法規・倫理・セキュリティ 【問題】 日本の著作権法第30条の4において、AI学習目的で他者の著作物をデータソースとして利用する際の規定とし て適切なものはどれか。 ア. 鑑賞・享受目的でない場合、原則として許諾なく学習に利用できる イ.

    商用AI開発であれば、いかなる著作物も制限なく学習利用できる ウ. AI学習に用いるすべてのデータは事前に文化庁の登録が必要である エ. 著作者の利益を不当に害する場合でも無断利用が完全に認められる 21
  11. 4.5 データ倫理 マシンアンラーニング 第4章 データ関連法規・倫理・セキュリティ AIモデルから特定の情報を消去する技術 マシンアンラーニング: 特定個人のデータをモデルから選択的に忘却・削除する技 術 再学習の代替:

    モデル全体の初期化・再学習を避け、短時間で特定の重みだけを修 正 💡 ポイント解説 個人情報削除要求等に応じ、AIモデルから特定データの影響を選択的に削除する技術をマシンアンラーニング と呼びます。 24
  12. 4.6 セキュリティ アクセス制御 第4章 データ関連法規・倫理・セキュリティ 権限管理のモデルと設計 ロールベースアクセス制御: 役職や職務などの役割(ロール)に基づき権限を付与 属性ベースアクセス制御: ユーザーの所属、IP、時間帯、重要度などの属性で動的に

    判定 最小権限の原則: 業務上必要な最小限の権限だけをユーザーに付与する基本原則 💡 ポイント解説 役割で決めるロールベースと、接続環境等の動的条件も加味する属性ベースの定義の違いを整理しておきまし ょう。 27
  13. 4.6 セキュリティ データの暗号化 第4章 データ関連法規・倫理・セキュリティ 保存時と通信時のデータ保護 保存時暗号化: ストレージやDBファイルを暗号化し、持ち出しや紛失時の漏えいを 防止 通信経路暗号化:

    ネットワーク上の通信をTLS/SSL等で暗号化し、盗聴や改ざんを 防止 💡 ポイント解説 保管データの暗号化(保存時)と、通信データの暗号化(通信経路)の双方が重要です。 28