科学哲学科学史 (演習) 前期 第14回 論理学 (京都大学文学部・矢田部俊介)
「計算は、証明ではない——ハルシネーションを三層ハーモニーで診る」
2026年7月21日(火)1645〜1815(予定)
前期の総まとめ(最終回)。LLM は文章を「一語ずつ・確率で」作る=分布意味論(意味の全体論の一バリエーション)で意味を「近似」しています。近似であって本物(証明の資格ある意味)ではないので、必ず「差分」が出る——それがハルシネーションです。この差分を、前期に完成した三層ハーモニー(局所=詰まらない/中間=止まる・全域性/大域=積み上がる・保存拡大)で診断し、対策も同じ枠で読み替えます。オチは「LLM の中にシステム2的な仮想計算機を=それが論理」。