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ag_hiyoko_1
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tannai
June 10, 2014
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ag_hiyoko_1
アジャイルひよこクラブで話した内容です(公開用)
tannai
June 10, 2014
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Transcript
10段階で振り返る はじめてのスクラム @saisa6153
None
Agenda • プロジェクト発足から現在まで • 行った振り返りと改善施策 • 質問
自己紹介 • さいさ@saisa6153 • GaiaX inc. • 運用とかやってる • 2年目エンジニア
• 昔はweb以外だった ◦ 薬作る ◦ 化学プラント設計 ◦ ロボット動かす
0. 経緯
3月中旬 部長「2年目達で新人研修やってよ」 僕「はい」
3月下旬 部長「ごめん君一人になった」 僕「えっ」
先々週木曜昼過ぎ 僕「来週からサービス作らせます」 部長「君、PMやってみる?」 僕「はい」
先々週木曜夕方 部長「スクラムでやってみてよ」 僕「えっ」
先々週木曜夕方 暦「次の月曜がキックオフなので」 僕「うっ(死亡」
1. 状況を把握する
現状の確認 • 新人研修の一環 • プロジェクトは新人5人で1ヶ月 • 研修運営は自分とPM経験豊富な先輩 • 事前に1ヶ月間の技術研修 ◦
言語やテストに関する一定のスキル ◦ OSやDB、インフラの座学 • スクラムで進める
自分 • スクラム全く知らない • でかいプロダクトを作った経験が少ない • PM経験が無い • 影で研修を運営する黒幕
Product Owner Project Manager 開発メンバー 会社 開発チーム 開発資源の提供 利益の最大化 各種サポート
プロダクト への要求 調査、開発な どを行う プロジェクトチーム
2. スクラムを知る
None
None
ここまで読んだらwebを漁る
スクラムはリーンに似ているらしい https://speakerdeck.com/ryuzee/scrumji-chu
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読んで分かったこと • 企画面を知るにはリンスタを読むべき • 確かに似ている点が合った ◦ 小さな行動を積み重ねる ▪ スクラム: スプリント
▪ リンスタ: 価値検証 ◦ 仮説を立て、振り返り修正する ▪ スクラム: ベロシティ ▪ リンスタ: アクティブユーザ率など • レイヤは違うがやっていることは同じ
一方で、社内の先行事例を探る • スクラムが採用された過去の事例がある噂 • 現在スクラムが定着していない ◦ うまく回らなかったと仮定 ◦ その理由を考える •
社内Wikiから分かったこと ◦ 振り返りが一切行われていない ◦ なのでプロジェクトの見積もりを修正できない ◦ 結局、予算的な問題で打ち切られた
今回のプロジェクト進行の肝 • 見積もり • 実績の記録 • 振り返り • より正確な見積もり 小さな成功を重ねる
3. 情報をまとめる
プロジェクト全期間: 35日間 スプリント1 スプリント2 スプリント3 スプリント4 1スプリント 7日間 1日目 2日目
3日目 5日目 4日目 7日目 6日目 スプリント5 • スタンドアップMTG: 15分以内 • スプリント計画MTG: 2時間以内 • スプリントレビュー: 1時間以内 • スプリントの振り返り: 1時間以内
これらをまとめた 資料を作成
4. プロジェクト キックオフ 月曜日
キックオフMTG • POから作るものを説明する • PMからプロジェクト概要を説明する ◦ 振り返りが大事だと10回以上言う ◦ そのために数値を追うことを強調する •
スクラムについて部長が説明する • インセプションデッキ実施 ◦ プロジェクトへの共通認識を持つ ◦ プロダクトへのオーナーシップを強める
5. ユーザストーリーマップ 作成 火曜日
作成手順 • プロダクトに関するブレスト ◦ [誰々] について ◦ ◯◯が必要だ(ほしい、行いたい) ◦ なぜなら◯◯だからだ
• 内容をグループ分けして精査 • [誰々]ごとにホワイトボードにまとめる
http://agile.esm.co.jp/userstorymapping/assets/img/img_storymap.png
6. プロダクトバックログ 作成 水曜日
手順 • Jira/JiraAgileの説明 ◦ 前日にいろいろやっておく ▪ Jira/JiraAgileの使い方を読む ▪ 決済実行、アカウント作成、初期設定 ▪
今日の内容の一部をバックログに入力 ▪ 導入資料の作成 ◦ 振り返りのため必要なことを頭に入れておく • ワーク
バックログの作り方 • 達成基準をみんなで決める • おおまかにサブタスクを考える • プラニングポーカーを行う ◦ 研修で各自作ったtwitterもどきのある機能をベースにし たそうた見積もり
• 決定したストーリーポイントをJIRAに入力 全部見積もったら、担当者を割り振っていく
完成したプロダクトバックログ https://www.atlassian.com/ja/
7. スプリントバックログ作成 スプリント1開始 木曜日
スプリントバックログ作成 • 仮ストーリーポイントをもとにスプリント1に行うタ スクを決める ◦ 仮ストーリーポイントは事前のwebアプリ研修から ◦ サブタスクに分割して実時間見積もりもする ◦ 制限時間2時間
• 早く終わったのでプロジェクト進行上の不安を話 し合う
ちょうど昼12時から スプリント1開始 あとは各自作業
8. スプリントレビュー 翌週水曜日
レビュー方法 • プロダクトの成果物をPOに見せる • 課題ごとに確認を行う • 確認できた課題はcloseする • タイムボックスは1時間
9. スプリント レトロスペクティブ
振り返りポイント • Jiraを使うの大変だった • Jiraの仕様を把握していなかった ◦ スプリント中のストーリポイントは変更できない • 最初に決めたストーリ・タスクが大きすぎる •
Pull-Requestで作業が止まる
KPTから得た改善施策 • Jiraの使い方を改善 ◦ サブタスクを使用 ◦ ストーリポイントはよく見積もる • ストーリのタスクへの分割を個人が行う ◦
タスク分割を全員で行うより時間がかからない ◦ 実際に作業を行う人が着手前に分割 • P-R改善への施策 ◦ P-Rお知らせbotを作る ◦ 1日1回、集中して処理する時間を設ける
10. スプリント2開始
geek-dojo.com
質問 • もっと改善を促すためにPMはどうすべきか • スクラムのPMはリーダーシップを出すのか