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高齢化SIerでの上手くいかない改善活動

 高齢化SIerでの上手くいかない改善活動

2019/5/18DevLove関西「自分の現場でやった"こと" と "経験"をみんなが話す会」
毎年定年退職によってメンバー減少が始まっている高齢化SIerで取り組んだ改善活動についてお話しました

yuji horie

May 18, 2019
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Transcript

  1. どんな組織? • お仕事 ◦ システムインテグレーション ◦ 請負契約/ウォーターフォール ◦ 開発 ▪

    幣部はほぼ外注 ▪ PTさんの常駐開発少々 • 文化(主観) ◦ 保守的 ▪ 色んな意味でレガシー ◦ キャッチアップ少な目っぽい ▪ 技術・開発プロセスなど ◦ 社内勉強会はなかった • 幣部年齢層 年代 社員 PT 合計 20代 0 3 3 30代 3 3 6 40代 7 5 12 50代 9 1 10 ※昨年から毎年定年退職者が出る感じ
  2. 昨年(2018年)以降にやったこと • イベント物 ◦ 2018/1/24 ビアバッシュ ◦ 2018/3/14 社内勉強会(NLU概要/ハンズオン) ◦ 2018/6/26 社内勉強会(ABD「エンジニアリング組織論への招待」) ◦

    2018/9/7 ビアバッシュ ◦ 2018/10/10~ 昼休みに社内勉強会(累計 19回) ◦ 2018/12/7 ビアバッシュ風忘年会 • イベント以外 ◦ 2018/7 チームにタスクボード導入 →形骸化 ◦ 2018/7 ふりかえり(KPT) →不定期→廃止 ◦ 2018/7 壁面ホワイトボード導入 →継続利用中 ◦ 社外の勉強会に一緒に行く(4回) この辺の流れを 話します
  3. ABDで「エンジニアリング組織論への招待」読書会 より良いメンターとメンティの関係に なる=上司が変わらんとメンバーは 変われないんじゃないか? どうやったらマネジメント層に来ても らって変わってもらえるかな …社員 が言っても響かんしなぁ。 外部講師 or

    読書会か! まずは読書会! 多くのキーワードが入ってるしエン ジニアリング〜にしよう! ・直後は好評で、意識が変わりそうな雰囲気を感じた ・期間が空くと、元の考え方に戻ってしまった …
  4. 運営メンバーで1年半を振り返ってみた 1. 有志による改善活動は根気が要る ◦ 辞める前のお試し感覚が強いと諦めるのが早くなってしまう(僕) 2. (運営メンバーは)自分達が刺激を受けてモチベーションが上がっている。 ◦ が、そこで満足してしまってる感がある 3.

    (運営メンバーは)勉強会・セミナーに行くよう心掛けるようになった 4. (運営メンバーは)組織を超えて情報共有するようになってきてる ◦ ただしスケールしてない 5. マネジメント層が変化しているように見えない ◦ 長年の経験と実績を変えるのは難しい 6. トップダウンも初期では大事…? 7. 出席・発表を評価指標に入れないとモチベーションが持たない ◦ PTさんはそうしてる
  5. これまでの個人的な学び 1. 定年が見えてる人達は考え方を変える気がない ◦ 変えられる気がしないし、近い内に消えるので放置が良いのかも 2. 長年やってきた人達は、それまでの経験があって今の考え方に至っているので、 考え方を変えてもらうのはめちゃくちゃ難しい ◦ 彼ら自身が衝撃を受けないと変わらない

    ◦ 常に刺激を与え続けないと戻ってしまう 3. 文化を変えるんだ!と息巻いて活動していると、結果が出ない時に凄く辛い ◦ 「自分がやってみたいことをやるだけ」と意識を変えたら凄く楽になった 4. 定時後だろうが昼休みだろうが、興味がないと参加しない ◦ 「ゲーム」なら結構来るっぽい ▪ 心理的安全性ゲームは社員5名、 PT4名参加