Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

社内請負スクラムから脱却する〜複雑性に適応するスクラムチームの作り方〜

 社内請負スクラムから脱却する〜複雑性に適応するスクラムチームの作り方〜

2025/10/3-4に開催された「スクラム祭り2025」で発表した登壇資料です。
https://confengine.com/conferences/scrummatsuri/proposal/23257

株式会社ZOZO
ブランドソリューション開発本部
ZOZOMO部 OMOブロック
木目沢 康廣(@pilgrim_reds)

Avatar for ZOZO Developers

ZOZO Developers PRO

October 04, 2025
Tweet

More Decks by ZOZO Developers

Other Decks in Technology

Transcript

  1. © ZOZO, Inc. 株式会社ZOZO ブランドソリューション開発本部 ZOZOMO部 OMOブロック ブロック長 木目沢 康廣

    
 
 Qiita: @YasuhiroKimesawa
 Twitter: pilgrim_reds
 Blog: https://pilgrim-lifestyle.jp/ 2
  2. © ZOZO, Inc. https://zozo.jp/ 3 • ファッションEC • 1,600以上のショップ、9,000以上のブランドの取り扱い •

    常時107万点以上の商品アイテム数と毎日平均2,700点以上の新着 商品を掲載(2025年6月末時点) • ブランド古着のファッションゾーン「ZOZOUSED」や コスメ専門モール「ZOZOCOSME」、シューズ専門ゾーン 「ZOZOSHOES」、ラグジュアリー&デザイナーズゾーン 「ZOZOVILLA」を展開 • 即日配送サービス • ギフトラッピングサービス • ツケ払い など
  3. © ZOZO, Inc. 14 降りてきたものをつくるだけなら「複雑」な状況ではない ©ニッキー(鬼木哲朗)さん アジャイルコーチ 1on1の際に書 いていただいたものを編集したものです。 図は「ラルフステイシー /Strategic

    Management and Organisational Dynamics/FT Prentice Hall 不明瞭:複雑 明瞭:単純 確実性が高い 確実性が低い Scrum 適応型 Kanban Spiral 反復型 WF 予測計画型 技術 要求
  4. © ZOZO, Inc. 23 協力して象という正解を導き出すために ステークホルダーの協力 プロダクトに関わる人々が 協力して進める必要がある 開発 もう一度スクラムを

    捉え直してみる POの役割を再確認 チームの自己管理 PO PO 開発 ビジネス wikipedia - 群盲象を評す より引用
  5. © ZOZO, Inc. ❝プロダクトオーナーは、詳細なプロダ クトバックログアイテムの分析と記述に よって定義されるものではない。 プロダ クト開発者を 信頼せずに細かく管理・監 督することに費やす分だけ、より戦略的

    に思考し、よりステークホルダーと連携 し、より価値を生み出すための機会が 奪われるのである。 ❞ スクラムガイド 拡張パックにおけるPO スクラムガイド拡張パック より引用
  6. © ZOZO, Inc. 30 IDEA BOX Product Goal Product Backlog

    Sprint Sprint Goal 運用タ スク Undone SM/PO ワーキング アグリーメント レトロスペクティブ ①スクラムボードの徹底的な可視化
  7. © ZOZO, Inc. 32 ④障害を取り除く ❝ 障害物を取り除くために、責 任、活動、オーナーシップを チームに委譲してしまう ので

    す。そうすることで、チームは自 分たち自身で問題を解決できる ようになります。 ❞ Scrum Master The Book/Zuzana Sochova著/ 翔泳社 P61
  8. © ZOZO, Inc. 49 (おまけ)本気でやるためにはスクラムマスターの支援が必要 ワークショップ の知識と経験 マネジメント3.0 スクラムチーム支援のための 行動経済学の知識

    インターフ ェイスデザインの 心 理学の知識 PO支援のための新しい デザインの 知識 さらに必要なスキル(一例)
  9. © ZOZO, Inc. 51 (おまけ)本当にスクラムじゃなくてもいいときもある ©ニッキー(鬼木哲朗)さん ア ジャイルコーチ1on1の際に書 いていただいたものを編集した ものです。 不明瞭:複雑

    明瞭:単純 確実性が高い 確実性が低い Scrum 適応型 Kanban Spiral 反復型 WF 予測計画型 • 1〜2週間でできてしまうものであればWFの方が 速い • 1ヶ月ほどでできてしまうものであればカンバン ・Spiralの方が適していることが多い はじめからScrumではなく、状況に応じて選択肢を用意 することが大事です。