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「G検定」を受けてみた。/20180606_JSAI2018

 「G検定」を受けてみた。/20180606_JSAI2018

JSAI2018 日本ディープラーラング協会企画セッション
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人工知能学会 JSAI2018@鹿児島での、日本ディープラーラング協会企画セッション内でLT的に話した、G検定を受けてみた所感などについて。

ITO Akihiro

June 06, 2018
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Transcript

  1. 2018/6/6 JSAI2018@Kagoshima / NICO : [email protected]
 西川コミュニケーションズ(株)
 1906年 名古屋市にて創業
 1995年 「らくだ書店」をオープン
 2007年 西川印刷(株)から社名変更


    2016年 マスキングテープ「bande」の製造・販売を開始
 2017年 JDLAに賛助会員として参画(12月)
 2018年 AI事業開発室を新設(2月)
 ※ jdla.org より

  2. 2018/6/6 JSAI2018@Kagoshima / NICO : [email protected]
 AI
 CRM
 基盤事業
 ICT


    ロジス ティク ス
 マーケティング
 印刷、DM、
 コールセンター
 BPO
 ラベル
 印刷
 3D
 社内起業
 支援
 ここ数年の事業モデル
 2018年度からの事業モデル

  3. 2018/6/6 JSAI2018@Kagoshima / NICO : [email protected]
 軽く自己紹介(最近)
 • 各種セミナー、udemy.com、aidemy.net などでも勉強しつつ、


    • Jetson, ubuntu, Python, anaconda, Numpy, TensorFlow……
 • 社内AI勉強会も
 情報処理
 安全確保
 支援士
 第007287号
 Aidemyエヴァンジェリストとしても活動中 

  4. 2018/6/6 JSAI2018@Kagoshima / NICO : [email protected]
 軽く自己紹介(昔話〜2016年頃)
 • IBM3090 /

    MVS / Assembler(証券オンライン保守、東証のオンライン化対応) 
 • HP / HP-UX / C, C++(FS-X空戦シミュレータ開発用のCASEツール開発等) 
 • NeXT / NeXTSTEP / Objective-C(購買管理、給与計算システム開発等) 
 • Open系 / Linux / PHP + PostgreSQL, MySQL(DAMなど各種webDBシステム開発) 
 • nicoでは、社内外向けwebシステム開発、社内インフラ管理など ICT全般のマネジメント
 • Cloud系 / kintone, G Suite + GAS
 ここまで統計分析、機械学習の 知識・経験はまったく無し。
  5. 2018/6/6 JSAI2018@Kagoshima / NICO : [email protected]
 G検定を受けるに至った経緯
 • 2015年頃、社内マーケティングチームでベイズ推定の適用例などが出るようになっ た。(が、統計理論についてはほとんど理解できず……)


    
 • 2016年には、社長以下会議体でもAIへの取り組みが話題になってきた。
 
 • ABEJA社との取り組みも始まり、これはちょっと勉強せねばと情報収集を進めるう ち、JDLA参画、部署新設の話が持ち上がる。
 ”G検定取得者”が必要となり、ICTチームで先行して勉強していた伊藤が必然的に 挑戦者第一号に指名される。
 
 • 2017年12月の第一回G検定は、3名受験、2名合格。

  6. 2018/6/6 JSAI2018@Kagoshima / NICO : [email protected]
 試験自体は簡単? 難しい?
 ▪試験時間:2時間
 ▪問題数 :100問


    
 
 例題:「強いAI・弱いAI」に関する説明 として適切なものを2つ選べ。
 
 ⇒ 4つの文章から選択。
 ▪試験時間:2時間
 ▪問題数 :100問
  ※小問題(表示される問題数)232問
 
 
 
 
 株式会社STANDARD 石井社長: 
 「難易度と反応速度の両面で知識が問われる問題を目指 しました。」(※試験後のFacebookコメントより) 
 !? 7200秒 ÷ 232 ≒ 30秒/1問
  7. 2018/6/6 JSAI2018@Kagoshima / NICO : [email protected]
 追加例題 1
 ― ディープラーニングの概要 追加例題(6) 


    以下の文章を読み、空欄に最もよく当てはまる選択肢を1つずつ選びなさい。 
 従来の機械学習で利用されていた最適化手法である最急降下法は、一度の学習にすべてのデータを利用する ことから(ア)と呼ばれている。しかし、ディープラーニングの場合データが大規模であることからそれが難しい。 よって、確率的勾配降下法という手法が用いられることも多い。ひとつのサンプルだけを利用する手法は(イ)と 呼ばれる。(ア)と(イ)は、どちらにも長所と短所があり、一定数のサンプル群を利用する(ウ)が採用されること が推奨される。
 
 選択肢:語群
 1. セット学習    2. バッチ学習 
 3. オンライン学習  4. ポイント学習 
 5. サンプリング学習 6. ミニバッチ学習 
 
 解答: (ア)2 (イ)3 (ウ)6 
 ※ jdla.org より

  8. 2018/6/6 JSAI2018@Kagoshima / NICO : [email protected]
 追加例題 2
 ― ディープラーニングの手法 追加例題(7) 


    以下の文章を読み、空欄に最もよく当てはまる選択肢を語群の中から1つずつ選べ。 
 画像認識の国際的なコンペティションのひとつに、ILSVRC(ImageNet Large Scale Visual Recognition Competition)がある。ここで、2012年にCNNのモデルである(ア)が優勝を飾った。それからというもの、続けざま にCNNのモデルが高い成果を上げている。2014年にはインセプションモジュールという構造を利用した(イ)が優 勝し、(ウ)もまたそれに迫る優秀な功績を収めた。また、2015年には残差学習という深いネットワークの学習を 可能にした(エ)がそれぞれ優勝している。 
 
 選択肢:語群
 1. AlexNet 2. ElmanNet 3. GoogLeNet 4. ImageNet 
 5. LeNet 6. ResNet 7. VGG 8. WaveNet 
 
 解答: (ア)1 (イ)3 (ウ)7 (エ)6 
 ※ jdla.org より

  9. 2018/6/6 JSAI2018@Kagoshima / NICO : [email protected]
 押さえておくべきポイント
 • 幅広く情報を押さえておく。
 


    • 勉強している中で不明な言葉が出てきたら随時調べて理解する。
 
 • 技術的な内容は正確に理解しておく必要がある。
 活性化、偏微分、CNNの畳み込みなど基本的な計算問題も解けるように。
 
 • 法律、倫理、国別の取り組みなど、少ないが出題される。
 
 • 時間が足りないので、時間配分はとくに重要。最後まで目を通せるように。

  10. 2018/6/6 JSAI2018@Kagoshima / NICO : [email protected]
 G検定の本来の目的
 松尾理事長が、SIX2018のセッションでも云われていたこと。
 
 「ユーザが学んで知識レベルを上げれば、自ずとベンダーのレベ

    ルも上がる。
 ユーザ企業の方々こそがG検定を取っていただくことで、日本のAI 開発全体のレベルアップに繋げて欲しい。」

  11. 2018/6/6 JSAI2018@Kagoshima / NICO : [email protected]
 労働環境における競争の本質 「AI vs 人間」ではなく、


    「データやAIの力を使い倒す人と、そうでない人」の戦いになる。
 「人に言われたこと」「前例があること」をきっちりこなす力ではな く、”あったらいいな”を想像し、それを形にする力が求められる。
 
 ※「AI白書 2017」より