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チームでカレーを作ろう!アジャイルカレークッキング

 チームでカレーを作ろう!アジャイルカレークッキング

スクラムが浸透して安定した開発ができているチームでも、メンバー一人ひとりはどのくらいスクラムやアジャイルについて腹落ちしているのでしょうか?スクラムマスターなら、気になるポイントですよね。

私たちのチームではこの疑問を解消するために毎週30分の時間を使ってアジャイル開発について、ディスカッションするようにしています。例えば、「私たちは何でスクラムで開発をしているのか?効果はあるのか?」「開発する中で感じる通信不確実性は何がある?」など、私たちの開発を0から立ち返って、意見交換しています。

チームで「カレーの寓話」を題材に通信不確実性を話し合ったときにとても盛り上がり、その勢いでスクラムチームでカレー作りに挑戦した取り組みもご紹介できればと思います。【アジャイルカレークッキング】というイベントにして、チームで楽しくアジャイルを学ぶことができています。

このセッションでは、話し合いを続ける中で得られたチームの成長や学び、実際にどのような場を設計して、ファシリしているのかご紹介できればと思います。

https://confengine.com/conferences/scrum-fest-osaka-2022/proposal/16593

AkitoTsukahara

June 18, 2022
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Transcript

  1. Copyright© M&Aクラウド 23 アジャイルカレークッキングの中身 ルール • 作るものは「カレー!+もう一品"」 • 予算は4,000円で10人前#(当日は20人参加で、2チームで20人前) •

    調理にかけられる時間は3時間⏰(プランニング、買い出し込み) • どんなカレーを作るかはユーザーヒアリングすべし% • 食べ物アレルギーに関わるものは使用しない☠ • 審査員からより多くの票を獲得したチームの勝利!'
  2. Copyright© M&Aクラウド 24 アジャイルカレークッキングの中身 おおまかな流れ スプリント プランニング ・買い出し ・調理 スプリント

    レビュー レトロ スペクティブ 全体の ふりかえり スプリント中 ・ロール決め ・チーム名決め ・ユーザーヒアリング ・スプリントゴール決定 ・審査員によるレビュー ・みんなでいただきます! ・KPTでふりかえり ・カレーの学びを YWTでふりかえり
  3. Copyright© M&Aクラウド 38 アジャイルカレークッキングの中身 何するの? • ステークホルダーによるレビュー • より美味しかった方を選んでもらう •

    ステークホルダーにスプリントゴールの説明をする • ステークホルダーから料理に関する質問を受ける
  4. Copyright© M&Aクラウド 53 アジャイルカレークッキングの中身 何するの? • カレーの予算感はネットスーパーでイメージをつかむ • レンタルキッチンはチーム分の流しとコンロがある所に •

    ステークホルダーには「カレー食べませんか?」と招待する • ユーザーヒアリングに対応してもらえるように事前にお願いを • 基本の調味料とお米は運営側で準備しておく • 食べ物アレルギーはちゃんと調べておく • 楽しい雰囲気の写真を社内チャットで共有
  5. Copyright© M&Aクラウド 58 アジャイルカレークッキングの学びと発展 プロダクトチームの学び • みんなが分かるようなゴールを設定する • 具体的なユーザーヒアリングを心がける •

    スクラムマスターが仕事を忘れて作業員にならにようにする • プロダクトバックログアイテム、サブタスクはちゃんと設定する
  6. Copyright© M&Aクラウド 77 アジャイルカレークッキングの学びと発展 カイゼンしたいところ • 結構時間がかかる • イテレーションを回せるようにする! •

    短期決戦ではなく、チームを今後も成長させる意識を促す" • チームビルディング用の簡易アジャイルクッキング#