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社内アジャイルコーチカンファレンス_アジャイル開発推進チームは必要?

antmiyabin
February 21, 2025

 社内アジャイルコーチカンファレンス_アジャイル開発推進チームは必要?

antmiyabin

February 21, 2025
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  1. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 アジャイル開発推進チームは必要? 2025年2月21日(金) NTTコムウェア株式会社 瀬賀

    剛 【NTT IT戦略事業本部】 鹿嶋 雅 【NTT IT戦略事業本部】 藤田 瑞希 【地域事業本部東海支店】 永和システムマネジメント社様イベント 『社内アジャイルコーチカンファレンス』 基調講演資料
  2. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 本日の流れ 1 序 弊社(NTTコムウェア)の状況

    第一部 アジャイル推進チームの活動ご紹介 第二部 社内アジャイルコーチのご紹介
  3. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 社内アジャイルコーチ 2 “社内アジャイルコーチカンファレンス”なので、社内アジャイルコ ーチを2名連れてきました。後半で登場します、お楽しみに。

    アジャイル開発推進チームの 社内コーチ育成パターン 王道パターン システム開発経験: あり アジャイル開発経験: 深い ①現場で鍛える パターン 崖から突き落とすパターン システム開発経験:浅い/なし アジャイル開発理解:浅い/なし ②仮想案件(育成施策) で経験を積むパターン 内部施策で経験を積むパターン システム開発経験:あり アジャイル開発理解:浅い 実案件をベースに 経験を積む トレーニング案件でDevとして アジャイル開発を体験 コーチ経験なしでいき なり現場に送り込む Great コーチへ 嘘のような本当の話 トレーニング案件で ロールを変えながら経験を積む Great コーチへ SM PO コーチ
  4. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 自己紹介 NTTコムウェア株式会社 NTT IT戦略事業本部

    Design&DevelopmentCenter DevOps担当 瀬賀 剛 【現在】 • アジャイル開発推進チームのマネージャー • 親会社の開発プロセス改善をサポートするチームのマネージャーも兼務 Scrumの人を変える力に感動。Scrumを極めた人が会社の風土改革を引き起こ すと信じて推進活動実施中 3 【趣味/好み】 #北海道
  5. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 弊社を表すキーワード • NTTグループ会社 ⇒かつてはNTT東西色、今はドコモ色

    • “日本の社会インフラを支えてきた” 公式HPより ⇒得意なのはWF。巨大な業務システムの開発実績 • 年間500PJ • 社員5,500人 6
  6. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 弊社の伝統的な強み NTTグループの基幹系システムを多く開発 ウォーターフォールで堅牢な設計・開発 長年、大規模SoRのウォーターフォール開発を得意としてきました

    トラブル発生 (例:バグによる通信断) すぐに ニュース沙汰に ・世間からの厳しい声 ・親会社から厳しいお叱り ・社内警察からの厳しい事情聴取及び 延々となぜなぜ分析と再発防止策の検討 ・・・ 交換機 ソフトウェ ア 設備監視 契約管理 顧客管理 料金請求 オーダー 管理 7 ・重い重い 重い 開発審査 ・多重のゲート トラブルの度に 開発審査の厳格化 品質を支えて きたのは
  7. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 弊社の組織構成 9 NTT IT戦略

    事業本部 ビジネストランスメーション 事業本部 ビリングプラットフォーム 事業本部 エンタープライズソリューション 事業本部 ネットワーククラウド 事業本部 地域 事業本部 コーポレート革新 本部 経営企画部 総務人事部 財務部 … 技術面で全社を 支える組織 事業本部: 開発/運用保守を担う組織 全社組織: 全事業本部を支える組織
  8. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 10 NTT IT戦略 事業本部

    地域 事業本部 コーポレート革新 本部 事業本部: 開発/運用保守を担う組織 全社組織: 全事業本部を支える組織 アジャイル開発推進チーム アジャイル開発推進チーム かつてはココにあった 登壇者3名の関係
  9. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-1.アジャイル推進活動の全体像 12 推進チーム (アジャイルコーチ含む)

    チーム支援 ルール整備 プレゼンス 向上活動 全社横断の改題を解決し、 アジャイル開発に取り組みや すい環境の実現したい! コミュニティ活動 の事務局 アジャイル案 件の審査 NTTグループへの貢献 (アジャイルWG) 人材育成 推進のための 施策 (今は品質担保に向けた検討)
  10. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 戻す? 1-2.活動の歴史 13 アジャイル推進チーム発足

    全社組織(事業本部を支援する組織) にて普及活動実施 事業本部(案件対応する組織) にチームごと移籍 2013年度 頃~ 2016年度 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 全社統制なし ・有志による 勉強会 ・アジャイル開発に チャレンジするチー ムの出始め 苦悩の前半 前半の活動はキープしつつ 力点の変更した後半 【育成/コミュニティ】 現 在 地 活動に モヤモヤ感 恥ずかし ながらま だ全然道 半ばの現 在地
  11. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 14 アジャイル開発案件が 出始めたが手探り状況 アジャイル開発に関す

    る知識も経験もない人が ほとんど 今後アジャイル開発案 件に切り替えていかない といけない予感 当時の状況 年間約500 案件のうち、 1割がアジャイ ルになったら 年間50件・・・ 有識者がほぼいないので・・・ ・似通った問題が多発するのでは? ・駆け込み寺がなくて大丈夫か? ・野良アジャイルが蔓延するのでは? ・制度の不備による苦労が表面化する のでは?(当時は漠然とした不安でし たが、のちに、意思決定、契約、資産 化等、たくさんの困難に直撃) 懸念事項 サポートする組 織があったほう がよさそう! 2016年に推進 チーム発足 1-3.推進チームを立ち上げた背景
  12. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-4.推進チームを立ち上げて直面したこと 上長がアジャイルでやれ と言われたから・・・ 要件が決まらない

    ので・・・ 提案書に流行の 言葉を入れたく て… PO(顧客)はアジャイル開 発興味ないんですけれど 、開発はScrumでやっち ゃいます 危機感 改善 意欲 プロダクト 意識 チャレン ジ精神 当時の弊 社事例が 掲載され ています 本気でアジャイル開発にチャレンジを するチームがある一方で・・・ OK! 数々の怪しい動き(こっちがほとんど) ・怪しいアジャイルが横行する予感 ・会社の信頼を揺るがす事件につながる予感 全社推進チーム作っていた良かった・・・ 啓発活動頑張ろう! 15
  13. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-4.アジャイル推進組織の悩み事 悩み1 【立ち上げ当初】 16

    人材(スキル) ①そもそもアジャイル開発経験者が配属されない ②人事異動で激しい入れ替わり ・若手社員のローテーション(会社のルール) ・昇格に伴う異動(会社のルール) ・人事交流 ・・・ →数年経つと、チームの原型をとどめなくなる 涙 アジャイル推進 チームの 悩み1 推進する立場の人材をどう育成するか? メンバを育てるために・・・ ▪開発現場に送り込む (体で覚えてこい! スパルタ) もちろん、サポートつけます 社外アジャイルコー チに相談できる環境 ・相談 ・同行 ・トレーニング ▪仮想案件で経験を積む ※自分たちで研修運営する力がなかたったので、 グループ会社に頼る
  14. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-4.アジャイル推進組織の悩み事 悩み2 【立ち上げ当初】 人材(人数)

    ・スタート時は3人、数年たっても5人程度 ・チームサポートのほかにも、制度改善、情報収集 ・・・やることいろいろ 多くの案件に対応できない! アジャイル推 進チームの 悩み2 限りあるメンバでどこまで案件支援 するのか? ▪成功体験を積むことに集中 特定チームに集中 ▪対応範囲の割り切り 問題があるのは承知で・・・ Scrumのプロセスに関する支援に集中 まずは成功体験 ・自信をつける ・実績を作る ・仲間を作る クラウ ド 環境 開発ツ ール コーデ ィング Scrumの プロセス ・負担軽減(支援負荷) ・負担軽減(学習負荷) お客様へ の啓発 17
  15. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-4.アジャイル推進組織の悩み事 悩み3 【立ち上げ当初】 チームとのかかわり方

    こんなこともしばしば 良かれと 思ってア ドバイス そんな正論わかっ てるよ! 忙しいから 答えだけ教えて! こっちの事情があ るんだ! 気まずい雰囲気・・・ 悩み3 どうチームに対して支援すべきか? 18 ▪アジャイルコーチの押し売りはしない 開 発 開 始 前 開 発 中 全案件必須のチェック (開発着手判断の制度に組み込み ) 最低限のリスクチェック 体制、スケジュール、POのアジャイ ル理解、… チーム支援( 要望があった チームのみ) 開発前のチェックで 条件付きOKだった 案件の経過観察 必須 オプション アジャイルコー チ/立ち上げ支 援/イベント指 導 現状できていない この後ご紹介
  16. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-4.アジャイル推進組織の悩み事 悩み3 【立ち上げ当初】 チームとのかかわり方

    こんなこともしばしば 良かれと 思ってア ドバイス そんな正論わかっ てるよ! 忙しいから 答えだけ教えて! こっちの事情があ るんだ! 気まずい雰囲気・・・ 悩み3 どうチームに対して支援すべきか? 同じ会社なのに悲しい・・・ できればそっとしておきたい(本音) でも、会社としての最低限の リスク確認はすべき 19 ▪アジャイルコーチの押し売りはしない 開 発 開 始 前 開 発 中 全案件必須のチェック (開発着手判断の制度に組み込み ) 最低限のリスクチェック 体制、スケジュール、POのアジャイ ル理解、… チーム支援( 要望があった チームのみ) 開発前のチェックで 条件付きOKだった 案件の経過観察 必須 オプション アジャイルコー チ/立ち上げ支 援/イベント指 導 現状できていない この後ご紹介
  17. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-4.アジャイル推進組織の悩み事 悩み4 【立ち上げ当初~現在】 制度

    WF用に最適化された制度をアジャイルにも 適用している 意思決定 資産化 知財権の確認 セキュリティ診断 ・・・ 悩み4 アジリティを損ねない制度作り 20 ▪関連組織と探して共同で解決 ・・・でも道半ば。 制度整備には時間がかかる。1年以上かかる場合もあり アジャイル開発 推進チーム PJM 知財 営企 法務 調達 財務 情報収集 事業本部 まずはご 近所さん 探し ・アジャイル用の意思決定ルール制定 (1スクラム限定) ・アジャイル用の資産化ルール整備 ・アジャイル用の契約書ひな形作成 ・セキュリティ診断にかかる期間短縮 各種制度主幹 開発・サービス実施組織 グループ会社 アジャイルWG
  18. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-5.制度変革例 アジャイル開発全案件の開発前審査 21 アジャイル必携の整備

    (Scrumガイドをベースにしたガイドライン) アジャイル開発の審査 アジャイル 開発 の概要 開発体制 と 役割 自動化 品質管 理 開発の流 れ アジャイル 必携 稟議開始! 最終 決裁者 承 認 承 認 承 認 開発担当 アジャイル案件は 必ずチェック アジャイル開発 推進チーム ・不明点確認 ・改善指導 ・必要に応じてレクチャ 案件開始時に必ずアジャイル開発推進チームにてリスクチェック することを制度化 アジャイル必携に準 拠しているか (≒Scrumに準拠している か)をチェック! Scrumで 開発 アジャイル 必携準 拠!
  19. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-5.制度変革例 アジャイル開発全案件の開発前審査【初期に見られた効果】 22 水際防止の成果あり!

    こんな計画が発覚・・・ ・ 開発期間中、Sprintが1回しかない(WF!?) ・ 新規開発なのにSprit0の期間がない! ・ Sprint1:設計、Sprint2:製造、Sprint3:試験 ・ 体制図にSMでなくPM(Project Manager) ・ 1チーム30人 かつ 実名が入っているのは数名 ・ 一人Scrum ・・・ 初期のころには、こんなこと良くありました。 最近は、社内での理解が浸透し、計画段階での大きな指摘はなくなってきました。
  20. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-5.制度変革例 アジャイル開発全案件の開発前審査【概要②】 23 開発審査の流れ

    開発 案件 開発着手前の審査 WF アジャイル 1Scrum 2Scrum 以上 開発着手後の審査 極めて厳しいWF用の審査。審査ゲートも多段。 以降の審査は超簡略化 我々の審査の範囲 (アジャイル開発全案件審査) どちらにする かはPJの申 告による 審査が通ると優遇 アジリティを損なわないようにする配慮 思わぬ落とし穴!
  21. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-5.制度変革例 アジャイル開発全案件の開発前審査 24 開

    発 案 件 開発着手前の審査 WF アジャイル 1Scru m 2Scru m 以上 開発着手後の審査 極めて厳しいWF用 の審査。 審査ゲートも多段。 以降の審査は 超簡略化 何が起きたか? その1 ~魂のないアジャイル開発案件が増えた~ アジリティを損なわないように、優遇! <推進チームの苦悩> ・アジャイル開発は増えているのに、効果を出せているチームは・・・ ・とはいえ、アジャイル開発が広まるきっかけにはなっている <対策> 【検討中】 現状:WFかアジャイルかの選択は、PJに任せている ↓ 開発手法を第三者が審査する仕掛け 思わぬ落とし穴! ・アジャイルがやりたいわけではなく、審査を楽にしたい ・WFの方が適していても無理やりアジャイルに 想定外
  22. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-5.制度変革例 アジャイル開発全案件の開発前審査 開 発

    案 件 開発着手前の審査 WF アジャイル 1 Scrum 2 Scrum 以上 開発着手後の審査 極めて厳しいWF用 の審査。 審査ゲートも多段。 以降の審査は 超簡略化 何が起きたか? その2 ~スケールしない~ アジリティを損なわないように、優遇! <対策> 【検討中】 複数チームのスクラムにおける審査方法見直し ※稼働が足らずに、放置してX年・・・ 1チー ムのス クラム 審査が楽 複数 チームに 拡大 巨大な壁を作ってしまった・・・ × 壁を超えないと収益が上がっていかない 壁を超えないとノウハウたまらない 壁を超えないと成長しない でも、チャレンジしにくい 実際は複数チームなのに、1チームに見せかけている疑いのある案件もあったり・・・ 審査が大変 この領域に滞留・・・ 思わぬ落とし穴! 25
  23. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-6.推進チームが直面していたモヤモヤ 2021年頃 推進チームの思い アジャイル開発ならではの効果を出してほしい

    Scrumの楽しさを知って欲しい アジャイルを通じて自己変革して欲しい アジャイル開発の輪を広げたい ・・・ ⇒改善の力になりたい 現場の思い 計画通りに開発したい なるべく楽したい(審査) 教科書通りにできるわけがない ・・・ ⇒極力そっとしておいて欲しい 仮説検証サイクル が回らないアジャイ ルが広がる結果 に・・・ 交わらない 実案件で改革するのは壁が高い!!! 案件増えているのに成果が出ている感覚が小さい 【対策案】 外圧(お客様からの圧力等)・・・難しい 既に実施している対応は、あきらめずに実施しつつ・・・案件の外からの意識改革が必要 → 育成! 活動に モヤモヤ感 26
  24. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1ー7.育成施策 育成の必要性 27 ①現場メンバの育成

    ・現場には現場の苦しさがあり、変化を求めるの は難しい ・しがらみのない人たちに正しく理解してもらい、 理解している人を増やしていく方が変化の近道 では? 育成施策を立ち上げたい! 追い風 グループ会社再編が発表され、 人材育成する流れがきた (予算がついた) 感じていた モヤモヤ感の解消 ②推進メンバの育成 ・アジャイル経験者が配属されてくるわけではない ・コーチやSMとしての鍛錬の場が必要 ・レフトウィングのみの支援から、ライトウィングに広 げるための鍛錬の場が必要 ・とはいえ、適切な案件は少ない 活動当初から抱えて いた経験不足の解消
  25. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1ー7.育成施策 育成施策の概要 28 1か月目

    2か月目 3か月目 基礎 スキルアップカリ キュラム実施 スクラム実践 SP SP SP SP SP SP SP SP SP アジャイル開発の原則に基づく行動 × チームで成果を出す活動 ▪自律的に動ける人材 かつ ▪チームとして成果を出す行動ができる人材 の育成 •「アジャイル開発が実践できる人材」を増やすために育成施策を立ち上げ アジャイル 開発? AWS? Lambda? Git? TDD? React? Node.js? Before After! 商用案件で 活躍できる 人材に!!!
  26. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1ー7.育成施策 2つの育成 29 Scrum

    チーム Scrum チーム Scrum チーム 事務局【アジャイル推進チーム + 地域事業本部(弊社組織)】 企画/運営/環境準備/改善/アジャイルコーチ/PO 受講生 <受講者育成> ・Scrumを理解し、実施できるようにする ・マインドチェンジの実現(自律的活動/自己組織化) ・開発スキルの向上(3か月だと限界あり) <アジャイル開発推進チームメンバのスキルアップ> ・コーチとしてのスキルアップ ・PO(時にはSM)としての経験値を上げる ・アジャイル開発についてより理解を深める ・環境構築支援を通じてライトウィングの対応力をつける サポート 一つの育成 施策で両立 事務局 PO コーチ/技術サ ポート 企画 運用・改善 環境 準備 受講生 Dev SM ScrumTeam 事務局イメージ →藤田の講演で登場
  27. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1ー7.育成施策 人材育成のその先 30 目指したサイクル

    ⇒3年経ってようやく回り始めた ⇒効果の実感はこれから 受講 ①3か月 の修行 事務局 ノウハウ 還元 ③一部メンバには帰ってきてもらい、 ・ノウハウの伝授 ・コーチ等の新たなスキル習得 実案件 ②卒業し て案件で 揉まれる 増殖 正しくアジャイル開発を理 解し、チームを牽引できる人材の 増殖 ↓ 形だけのアジャイルを減らしたい ④再び案件で 揉まれる
  28. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 31 職場に帰ってから 指示待ちではなく 自ら提案し、行動

    できるようになった 会議等で 目的や時間を意識 するようになった ファシリテーション できるようになった ためらわずに発言 するようになった 他のメンバを 思いやれるように なった ⚫ 受講生からは成長の手ごたえを実感したという声 ⚫ 上司からは「見違えるように成長した」という声 1ー7.育成施策 関連者の声
  29. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-8.推進メンバの成長のために 32 Miro活用セミナー ScrumSendai

    での講演 ⚫ メンバの成長の一環として、社内外のイベントへの参加やイベントでの登壇を後押し ScrumFest Osaka 2025年度 社外イベント7登壇
  30. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-9.社内コミュニティの運営 33 横につなげる活動が必要 社内コミュニティの運営をしよう!

    【1】 アジャイル交流会→鹿嶋からご紹介 毎週開催。アジャイルに関するちょっとした 悩み事相談やディスカッション 毎週開催。アジャイルイベントの 講演録画を鑑賞し、学ぶ お昼ご飯を食べながら 気楽に直近のイベント での講演模様を鑑賞 2023年7月~ 間もなく通算80回 【2】 動画鑑賞会 毎週1時間開催 誰でも参加可 2022年3月~ 間もなく通算130回 長続きさせるには・・・ (マネージャー目線) ・業務として実施す る事務局が必要 ・業務終了後ではな く業務時間内 ・コスト効果を問われないよう にひっそりと運営/コスト効果 を問われても流せる心 ⚫ 育成施策により、卒業生が増えてきた ⚫ 卒業生でなくても、意識の高い人はいる ⚫ 現場で悩みを抱えている人も多い ⚫ 推進担当と現場が対立関係にならない場
  31. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-10.アジャイル開発推進チームについて アジャイル開発推進チームは必要か? 普及期 浸透期

    現場への権限移譲 少 多 アジャイルの浸透 絶対に 必要 <想定> ・アジリティを阻む制度等の壁 ・WFの壁(既存の方法への 執着する層への対峙) ・・・ アジャイルコーチのみで は突破できない 必要 <想定> ・形だけのアジャイ ルチーム増殖 ・制度等で苦しむ状 態続いている ・・・ 全体としての改革 がまだまだ必要 なくても大丈夫そう ・自立できている 相談できるコーチやコミュニティは必要! コーチだけがいれ ばいけるかも でも、最初は推進組織あったら安心 ただし、コミュニティを運営 は、業務として実施できる チームは必要(ボランティア では長続きが困難) 34
  32. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-10.アジャイル開発推進チームについて アジャイル推チームはどこにあるべきか?(我々の事例) 2021年6月まで末 全社組織

    初期の頃は、トップダウンからの動きも必要 推進するのには全社の看板があった 方が動きやすい 事業組織 事業組織 推進チーム Scrum Scrum Scrum Scrum Scrum 全社組織の中で活動 おすすめ! 特に初期 ルール、制度の所 掌組織 … <メリット> チームとの距離が近づいた結果 〇より実態が見える 〇より課題が見える →実態に即した施策を打てる/ 支援ができる 2021年7月~現在 全社組織 事業組織 推進チーム Scrum Scrum Scrum 推進チーム 全社推進の ミッションは 持ったまま異動 事業組織の中で活動 事業組織 事業組織 Scrum Scrum Scrum Scrum Scrum チームとの距離が 近くなった でもここには案件が少なかった 時間とともに、こちらが優勢に・・・ <デメリット> 事業本部は売上優先であり、全社向け活 動とは相性が悪い 評価されにくい 事業本部幹部の関心が得られにくい より利益を産む業務にシフト →推進チーム業務は縮小の運命 結果的に、不発 < … 所属組織 から歓迎さ れない支援 35
  33. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 1-10.アジャイル開発推進チームについて アジャイル推チームはどこにあるべきか? 36 描いていた理想

    全社組織 事業組織 事業組織 Scrum Scrum Scrum Scrum Scrum 全社推進 コーチ/組 織内推進 コーチ/組 織内推進 全社共通課題 への対応 組織内 対応 … こんなに手厚い 体制とれない (WFに比べて売上小さい) 全社組織 事業組織 事業組織 Scrum Scrum Scrum Scrum Scrum 全社推進/ コーチ … 現実的には・・・ 全社組織にチームはおきつつ、 事業組織と人材還流 推進者 人材還流 おすすめ! 我々も目指している 人材還流 ただし簡単ではない ・転職してしまう問題 ・行き先がアジャイル 開発案件でない問題 ・・・ なので、自ら育成を 考える必要あり 実案件経験者 推進者 実案件経験者
  34. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 第一部のおわりに 37 形だけで魂が入っていないScrumの案件が増えても、よいサービスが増えることにはつな がらないことを痛感

    既存のしがらみを破るのは、ハードルが高い。時間はかかるかもしれないが、案件のしがらみの ない状態のメンバを育成した方が良いと信じ、チャレンジ中(人材育成施策、社内コミュニティ) Scrumは手段に過ぎないので、こだわりすぎてはいけないと思いつつ、 Scrumは人の行動を変える、チームの行動を変える、組織風土を変える力があると信じ て推進チームの火を消さずに活動を続けていくことが使命と思い活動中 似た境遇の皆様、似た境遇を突破して変革を成し遂げた皆様と、情報連携できれば幸いです
  35. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 第二部で得られるもの 39 • アジャイルコーチまでの道のり・経験談

    • システム開発経験と人材開発経験と • アジャイルコーチとしての活動 • 思った以上に地道に、泥臭く • 大事にしている考え方 • 色々なパターンがあってよい 39
  36. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 自己紹介 NTTコムウェア株式会社 NTT IT戦略事業本部

    DigitalDesign&DevelopmentCenter DevOps担当 鹿嶋 雅(かっしぃ~) 【入社後】 • 金融業界の情報系システム開発(主にウォーターフォール) • 人材育成の企画・運営➔「アジャイル開発」の楽しさに感動! 【現在】 • アジャイル開発の普及活動や案件支援、人材育成 【趣味/好み】 #鹿島アントラーズ(Jリーグ) #渋谷ABEMAS(Mリーグ) 40
  37. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 講演しました 41 福岡県(九州支店)勤務の社員による組織変革、本社の 巻き込みによる変革のキーパーソン創出

    ~Scrum Fest Fukuoka 2023~ https://confengine.com/conferences/scrum-fest-fukuoka- 2023/proposal/18097 アジャイルコーチとしてScrumTeamの支援に入る時に、計画 駆動で開始しようとしてしまったおはなし ~Scrum Fest Osaka 2024~ https://confengine.com/conferences/scrum-fest-osaka- 2024/proposal/20010/scrumteam 登壇資料はこちら https://speakerdeck.com/antmiyabin 謙虚なアジャイルコーチ ~「アダプティブ・ムーブ」による伴走 支援 ~Scrum Fest Sendai 2024~ https://confengine.com/conferences/scrum-fest-sendai- 2024/proposal/20182
  38. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 なってから なるまで キャリアパス 42

    ⚫ 「開発」と「人材開発」の2本柱 ※期間的に4:1 ⚫ SCRUMとの出会いは2014年。実践は2019年。 人材開発 (育成) 研修企画運営 人材認定制度 SCRUM 2014年 知る 共感する システム開発 金融系システム (Waterfall) 始まり 2019年 学ぶ 実践する Scrum Master アジャイルコーチ 社内普及と展開 案件やチームの 支援 2021年 ひろめる 変える
  39. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 アジャイルコーチになるまで 43 ⚫ 開発での仕様変更に(なんとか対応するも)疲弊

    ➔偶然の出会いで共感、実践で「これだ!」と確信! • 「SCRUM」を知り、共感する • 早く知りたかった… • いつかやるときが来るのかな? 育成 • 繰り返される仕様変更対応 • 工数が、納期が、… • 試験の繰り返し、リリースの繰り返し… 開発 ▼ • ユーザ要求に向き合える! • CSM取得後に実践開始 • Sprint単位で最優先の価値実装 SM
  40. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 参考:SMとしての開発で発生した課題(一部) 対策 課題 ・座学を受け、

    アドバイスをもらい 実地で素早く改善 ➢ Scrumの考え方 ➢ 具体的な進め方 ➢ 困ったときの助言 など ・レビュー時、互いに教え あうことで、品質向上& スキルアップを図った。 ・タスクは属人化せず分 担が理想だが、4週間は 属人化を許容。「一番 詳しい」分野を持っても らった。 ・有識者とのコミュニケー ションを増やし、知識の底 上げを図った。 →言葉を理解& 自分ごととしてプロダクト への関心が高まった。 立ち上がりを早くする ため、環境整備& 必要な情報を整理 (開発環境、チームのルール整 理、Wiki化など) アジャイルコーチ招聘 環境・情報を整理 レビューを兼ねた 勉強会 全員で勉強 【課題4】 開発要員 参加の遅れ 【課題1】 アジャイル経験者 がいない 【課題2】 スキルにばらつき 【課題3】 業務ドメインの 知識不足 1年弱かけて 取り組む 44
  41. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 アジャイルコーチになるまで 45 ⚫ 開発での仕様変更に(なんとか対応するも)疲弊

    ➔偶然の出会いで共感、実践で「これだ!」と確信! • 「SCRUM」を知り、共感する • 早く知りたかった… • いつかやるときが来るのかな? 育成 • 繰り返される仕様変更対応 • 工数が、納期が、… • 試験の繰り返し、リリースの繰り返し… 開発 ▼ • ユーザ要求に向き合える! • CSM取得後に実践開始 • Sprint単位で最優先の価値実装 SM しかし、個人の限界も感じはじめ… • チーム外との適応に苦戦 • WF前提の社内プロセス • アジャイルへの誤解(安い早いうまい) ?? ▼
  42. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 アジャイルコーチになるまで 46 ⚫ 開発での仕様変更に(なんとか対応するも)疲弊

    ➔偶然の出会いで共感、実践で「これだ!」と確信! • 「SCRUM」を知り、共感する • 早く知りたかった… • いつかやるときが来るのかな? OH • 繰り返される仕様変更対応 • 工数が、納期が、… • 試験の繰り返し、リリースの繰り返し… 開発 ▼ • ユーザ要求に向き合える! • Sprint単位で最優先の価値実装 SM しかし、個人の限界も感じはじめ… • チーム外との適応に苦戦 • WF前提の社内プロセス • アジャイルへの誤解(安い早いうまい) ?? ▼ キャリアシフトを希望 ➔アジャイルコーチ
  43. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 「ひろめる」の例:SM交流会 内容 目的 【孤独になりがちなSMをお互いにサポートしていこう!】

    • 同士としてつながろう。互いに相談しよう。 • 自分が所属するスクラムチームをより良くするために、悩みを解決しよう。 参加対象 SMに限らずスクラムに関わる、興味のある方(案件に関わる協働者も参加可) 頻度 チャット上で随時 定例イベントとして 1回1時間/週 実施内容 リアルタイムでの情報共有と連携、ちょっとしたお 悩み相談 • 参加者から自身の状況や課題感の共有 • 参加者、アジャイルコーチ(たまにゲストの外部コー チ参加)による意見交換やアドバイス • SMが悩みを抱えていた状況をきっかけにスタート • 定例イベントは強制力は無く、業務時間内に実施(自主的に業務調整。 作業しながら聴くだけもOK)しているが、継続して一定数が参加。 業務外に実施していた時期もあるが、 業務内の方が集まりが良かった 47 ※ソフトドリンクです
  44. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 参考:実況イメージ ファシリテーターが記録を兼ねてチャッ トでテキスト実況 (途中参加・耳だけ参加への配慮)

    勇気を出して悩みを 開示してくれたSMが ポジティブになってくれた! 時に生々しい話も 共有されている こんなテーマで話してみたい という提案も参加者から 挙がっている 48
  45. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 参考:これまでのテーマ(一部) • PBLに基づく見積もりについて話してみよう •

    PBLにPOやSMが実施するタスクを入れる? ⇒ 派生:POやSMが実施するタスクって何だろう? • 議論が長引いてしまうが、どうすればよい? • ふりかえり手法を今調べて相互教授してみよう • チームビルディングをリモート下でも効果的に行いたい • ベロシティについて考える • チームメンバが変わる際の引継ぎや情報整理について • 一見アジャイル開発に向かなそうなメンバがチームに入る(入りそう)。どうする? • 実録:DevとSMを兼務して苦労した体験談 • RSGT等の各種外部講演の紹介 49 約3年間・130回間近 (2025年2月現在)
  46. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 「変える」の例 ※取り組みは道半ば 【スケーリング】 エンタープライズ企業での大規模アジャイル

    (取り組み中・・・) 【案件支援】 アンチパターン解消(例:ドキュメント不要論、 QCDS固定化、…)、ワークショップによるチーム立 ち上げ、アジャイルマインドの改善、など 開発部門が担う案件に入り込み、現 場が抱える課題を解決可能な推進 チームを目指す。 複数チームでの大規模な開発体制 において、アジリティを損なわず 連携して開発できる体制を目指す。 50
  47. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 さいごに… 大事にしている考え 最も大事、かつ、難しい と感じていることは、

    ➔「忍耐」の心で、 焦らずに 取り組むこと 51 • 2019年3月に受講した認定CSM研修で のトレーナーから受けた金言 鹿嶋さんは『焦らず』考 え、動いてみよう ➔以来、SCRUMが関連するあらゆる取り 組みで、追い詰められかけた際に思い出す 言葉となった ※ No Silver Bullet(銀の弾などない)
  48. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 この章で得られるもの 54 • SM、PO、コーチの経験談

    • 自身の成長のきっかけとなった心に響いた言葉の紹介 • みなさんの引き出しの中身を少しでも増やしたい • アジャイル人材としてのスキルアップ例 • こんな方法もあるんだ • アジャイルコーチの育て方の一例 54
  49. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 自己紹介 55 NTTコムウェア株式会社 地域事業本部

    東海支店 藤田 瑞希(みーちゃん) ◆ 2010年度NTTコムウェア東海支店入社 ◆ NTTグループ向けのシステム開発(ウォーターフォールモデル:主に中下 流工程)従事 ◆ 2021年アジャイルソフトウェア開発に従事 ◆ 開発者/スクラムマスター() ◆ 2022年よりアジャイル人材育成運営に従事(現職) ◆ 運営の傍ら、運営事務局やアジャイルコーチや受講生の先輩社員としての顔を 使い分けながら受講生に気づきを与える活動実施中。 55 【趣味/好み】 #ゲーム #漫画 #子どもたちとお出かけ #猫 #ひまわり
  50. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 みーちゃん成長物語 ~コーチへの道~ 56 アジャイル人材育成施策への

    支店からの参画 ▼ 育成施策の事務局として 様々な立場で改善を繰り返す ▼ こうして成長した1人の物語 受講生SM PO 2チームPO SM コーチ 事務局 商用システム開発経験(ウォーターフォールモデル) 56
  51. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(受講生編) 57 新米SM +既存チームに途中参画

    既存メンバが正解な空気感 開発者やPOとの壁 全国各地からの参画 気軽に集まれない リモート前提 2022年 はじめてのスクラムマスター 大人数チーム 14名(推奨人数超え) コミュニケーションコスト高 人数起因の悩み多発 ・・・ 勝手に感じてた スクラムガイドには ”10人以下” 北海道から 九州まで 自信ない この時の状況を紹介 57
  52. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(受講生編) 58 当時の悩み 初めてのことで

    あれもこれもうまくいかない・・・ あってるか分からない・・・ 58
  53. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(受講生編) 59 心に響いたお言葉 できなかったことばかりではなく、

    できたことに目を向けよう 実はできたことの方が多い 今後は・・・ できなかったことと同時に できたことにも着目したい STEP UP! アジャイルコーチ 59
  54. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(受講生編) 60 当時の悩み 人数多すぎて

    イベントが時間内に終わらない・・・ チームで色々工夫はしているが 限界がある 60
  55. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(受講生編) 61 心に響いたお言葉 ”時間内に終わらないこと”が

    本当の問題なのか? 真の問題は何か? 目的を達成することを考える 時間内に終わらせることは目的ではない STEP UP! アジャイルコーチ 61
  56. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 背景 62 東海支店でも アジャイル人材を育成できる、浸透できるメンバが必要

    ▼▼▼ アジャイル人材の育成ノウハウを習得するため 運営事務局=育成側へ参画! 62
  57. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(事務局PO編) 63 透明化の話 POがボトルネックにならない工夫

    非同期に確認できるしくみ チーム部屋に常駐 1プロダクト2チーム運営 スクラム初心者でもやりやすく LeSSを段階的に取り入れる 念密なスケジュール プロダクト愛・熱意 チームで大好きになる 熱意に引っ張られる より価値の高いものに 2023年はじめてのプロダクトオーナー A B いつでも 最新情報が 確認できる これ大事 事務局=育成側なので 受講生の育成も意識! 63 とくに意識したことを 紹介
  58. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(事務局PO編) 65 心に響いたお言葉 FBを受ける側も

    トレーニングが必要 自分のFBを受ける意識が変わった 相手は私のためにFBをしている 相手の意図、事情、背景を考える 選択しなくても自分の引き出しには入れる STEP UP! 相手は自分からの FBをそもそも求めていない アジャイルコーチ 65
  59. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(事務局SM編) 66 ほぼ開発未経験者 【チーム編成】

    新入社員 経験者採用社員 協力会社社員 PO未経験者 プロダクト愛を どうやって持ってもらうか 2023年2回目のスクラムマスター この時の チーム状況 66
  60. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(事務局SM編) 67 ◦◦の壁を破壊する チーム名決め

    ニックネーム呼び オフライン集合 計画を立てて実行 レトロスペクティブ 「振り返りたいこと」に 合わせた手法の選択 2回目のスクラムマスターでチャレンジしたこと より効果的なものへ よりフラットな関係を築く より「検査」を効果的に 67
  61. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(事務局SM編) 68 チャレンジしたこと1:◦◦の壁を破壊する 私のことは

    みーちゃんって 呼んでね! 会社、年齢の壁を壊す1つの方法 チーム名決め&ニックネーム呼び 積極的に自分からニックネームで呼ぶ! ニックネーム+さんは取り入れやすい 抵抗あるなら「ファーストネーム+さん」でも 【Point】 「だまされたと思って一回やってみて!」 そのうち慣れる=距離が縮まる 結束力 UP! フラットな関係を 目指す 68
  62. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(事務局SM編) 69 チャレンジしたこと2:効果的なオフライン集合の計画と実行 【Point】

    「オフラインで効果的なスケジュールは?」 準備をしっかりすることで 短時間で効果的に! リモートメインでも一回は 集まっておきたい! もちろん 懇親会 69
  63. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(事務局SM編) 70 チャレンジしたいこと3:効果的なレトロスペクティブ チームとして

    「今回何を振り返りたいか?」 ⇒適したふりかえり手法を選択 70 手法 選定理由 KPTA 活動が始まったばかり ⇒使いやすい振り返り手法 【参考サイト】 https://www.agile-studio.jp/post/difference-try- action 6色ハット法 個人の性格が分かってきた 発言に偏りが出てきた ⇒色んな視点から発言が出来る手法 【参考サイト】 https://www.agile-studio.jp/post/six-thinking- hats-retrospective タイムライン 各チームルーㇽの見直し Sprint0で決めたルールを みんな忘れかけている ⇒活動初期から振り返り 象・死んだ魚・嘔吐 リリース達成の達成感がない ⇒心の奥に心配事があるのでは ⇒本音を話しやすい手法 三本柱の 「検査」を もっと効果的に! 70
  64. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 71 【Point】 効果的な会にするために準備をしっかりする ファシリテータと事前にシミュレーション

    ※基本的に自分(SM)はファシリテータはやらない方針 ※チームメンバにもまとめページは事前に共有 スキルアップへの道のり(事務局SM編) 「象・死んだ魚・嘔吐」のレトロ準備例
  65. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(事務局SM編) 73 当時の悩み 新入社員や開発未経験者には

    先輩として指導が必要では? でもこれってもしやSMがやるべきでは ない・・・?どうなの? 73
  66. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(事務局SM編) 74 心に響いたお言葉 自分の信念を

    持ってやったのであれば、 結果がどうであれ 必ず得るものがある もちろんSMの責任範囲は理解する! その上で、チームメンバのために必要と感じ たことは自信をもってやっていきたい! STEP UP! 上司 74
  67. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(事務局コーチ編) 75 これまでコーチや上司の 言葉/環境づくりで

    自分が成長できたように 今度は自分が みんなの成長をサポートするぞ!! 75 最後にコーチをやってみた!全力でチームをサポート
  68. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(事務局コーチ編) 76 当時の悩み スクラム初心者である

    SMへの伝え方に迷ってしまう 指示はしたくないが 初めてだから知らないことも 多いだろうし、、、 どういう関わりが良いのかわからない 76
  69. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(事務局コーチ編) 77 心に響いたお言葉 自分の分身を育てたいのか?

    【自分なりの方針】 初心者でも一歩一歩 やれるところから任せる やりきれない範囲は 分担して私がフォローすればいい STEP UP! アジャイルコーチ 私はどう思っている・・・? ⇒自分なりのSMをやってほしい やりきって自信をつけてほしい 77
  70. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(事務局コーチ編) 78 SMのサポート スクラム未経験者

    コーチとの分担 伝え方の工夫 根拠を添えて 1つの経験談 育成計画 自分で立てられるように 達成を全力でサポート 自分のシステム開発経験を活かす 最後にコーチをやってみた!全力でチームをサポート 78
  71. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(事務局コーチ編) 80 心に響いたお言葉 あなたがチームのために

    一生懸命取り組む姿を見て 私も初心を思い出しました 一生懸命やる姿を見てくれている人がいる 周りから与えてもらえるだけでなく、 少しでもお返しができた気がする STEP UP! アジャイルコーチ 80
  72. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 スキルアップへの道のり(事務局コーチ編) 81 人材育成施策の卒業生の著しい成長と活躍 少しでもみんなの成長の役に立てた

    これ以上ない幸せとやりがい この施策の前後で 別人のように成長してる! 部下がこの施策に参加してもらって 本当に良かった! 当たり前に自律的に動ける! この施策に参加させてもらった おかげです! 卒業時に メッセージカードの プレゼント 聞こえてくる 卒業生の活躍…! 81
  73. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 みーちゃん成長物語 ~コーチへの道~ 82 どんな立場であれ

    チームのために 一生懸命取組む チャレンジ・信じる心・環境 分からないことは 学べばいい、試せばいい! 受講生SM PO 2チームPO SM コーチ 育成側 商用システム開発経験(ウォーターフォールモデル) 82 自分の”信念“をもって取り組 めば必ずチームのためになる 客観的に 自分やチームを見てくれる人がいる 背中を押してくれる人がいる 安心して取り組める
  74. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 みーちゃん成長物語 ~コーチへの道~ 83 どんな立場であれ

    チームのために 一生懸命取組む チャレンジ・信じる心・環境 ▼▼▼ 周りがついてきてくれる 受講生SM PO 2チームPO SM コーチ 育成側 商用システム開発経験(ウォーターフォールモデル) 結果的に みんなでスキルアップ いいね! わたしもがんばろ 83
  75. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 改めて・・・自分が社内アジャイルコーチに成長するにあたって、必要だったものって何だろう? 84 社内の開発者としての 経験と理解

    SM、PO、コーチ 様々な立場の 経験と成長 取り組む姿勢 アジャイルについての 本質的な理解(=Why) 84 チームメンバが “アジャイル”を一生懸命やるのではなく 今の社内の状況でのベストが何かを 考え行動できるように 働きかけることができるようになった
  76. Copyright ©︎ NTT COMWARE CORPORATION 2025 みーちゃん チームの数だけ スタイルがある 一律な正解は

    ない アジャイル マニフェスト スクラムガイド 社内開発ルール etc… 根気よく地道に 広げていけば 必ずマインドは根付く 信念・信じる心 アジャイルとは? -> 私の人生を変えたもの みんなで育てていく 自律的 うまくいかないことも たくさんある 失敗は成功のもと 様々な枠を超えて 発信・仲間づくり 一旦成功した! だけどゴールはない ずっとカイゼン チームにとっての 特効薬はあるかも ベストを 模索する 環境づくり大切 持続可能 尊敬 チームによっていろんな 花(プロダクト)が咲く 十人十色 公開 集中 勇気 確約 検査 適用 透明性 86