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EdTech導入補助金事例発表セミナー:「やってみました」 プログラミングの授業~「やってよか...

EdTech導入補助金事例発表セミナー:「やってみました」 プログラミングの授業~「やってよかった」 Monaca で学ぶはじめてのプログラミング~

プログラミング教育実践事例研究会2021春での茨城県立下妻第二高等学校の塩野雅代先生の発表資料。

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Transcript

  1. • 「情報B」 & 「情報の科学」は教えたことがない • HTMLは指導経験少々&学校Webページ担当 • TTとして、JavaScriptの授業 →→→ 「質問されたらどうしよう」

    • 年1回程度、都内専門学校のプログラミング入門講座出席 ※出席の目的:部活動生徒に入手テキストを還元 →→→ 部員は習得して引退 →→→ 顧問は未習得 ※C言語、HTML5、Python • 知識 & 技術 & 経験 すべて不足 →→→ 「何もないから、何でもできる」 • 学ぶほど 不安感 & 恐怖感 増大 →→→ 「それでも、とりあえずやってみました」
  2. 茨城県立下妻第二高等学校 • 全日制 普通科 • 創立112年 創立時は女子校 • 男子348名(42%) 女子482名(58%)

    • 各学年7クラス • 文武二道 • 部活動が活発 • 多様な進路先 http://www.shimotsuma2-h.ibk.ed.jp/?page_id=13 地図引用元 https://www.sozai- library.com/sozai/3408 https://illust- stock.com/hakuchizu- todoufuken-name
  3. Monacaに決定した理由 ブラウザ上で動くことはもちろん 〇 スマホで動作確認可能 →→→ 実習作品としての醍醐味 〇 JavaScriptはWebサイトに対話性を付加する(ことができるそうです。) 〇 HTML,CSSも学べる

    →→→ 自分でも何とかなりそう・・・ 〇 社員の対応がよい(気がした) →→→ 後日、それは確信に変わり・・・ 〇 馴染みのある教材 & 実践事例 →→→ 安心感 成城高校 実践事例発表より 生徒同士の教えあいOK / 進度がばらばらでもOK / 授業するというより教師が見守る感じ / 教師はMonaca操作方法とテキストの内容を事前に学習しておけばよい / 生徒と一緒に学べばよい/生徒と悩むのも楽しい・・・ 勇気がわきました。でも自分にできるのか?
  4. 教材研究 〇 オンライン研修への参加 2020年5月~2021年2月 20回以上参加 →→→ アシアル主催は19回参加 →→→ JavaScriptで学ぶプログラミング超入門編1~4は2回ずつ参加 △

    「情報Ⅰ」に向けたプログラミング研修会 ~モデル化とシミュレーション演習~ →→→ 途中で挫折 退室 ☆☆☆は無理でした。 〇 プログラミング学習サービス「Progate」で自主練 〇 きのくにICT教育 冊子の活用 超入門:中島先生の 説明はすべてメモ
  5. ~うまくいったこと 工夫したこと~ 〇 授業7クラス分の指導用アカウント発行 →→→ クラス別にプロジェクト画面が表示可能 〇 メイン画面(Googleクローム)に該当クラスのプロジェクト(生徒授業用) 〇 サブ画面(Microsoft

    Edge)に教師用プロジェクト(教師確認用) 〇 各プロジェクトのタイトルは「第〇章 ・・・・」 →→→ テキスト参照が容易 〇 もなかこみフォント →→→ 全角・半角の判別が容易 〇 465行、ブロック崩しには触れない →→→ 触らぬ神に祟りなし
  6. ~大変だったこと(実技編)~ △ 生徒のタイピングがとにかく遅い →→→ 5分間で200文字入力できない生徒が大多数 △ ”、<>、!、{ }等の記号が入力できない →→→ 板書してキー操作を教える

    △ 英文字スペルミスの生徒続出 →→→ b と d 、i と l 、I と l 、「getElementById」はS難度 △ 表示レイアウトを変更する生徒続出 →→→ レイアウトリセットの指示は1人ずつ △ デバッグ作業で授業が終わる虚しさ →→→ 「今日も私は人間デバッガー♪泣」 △ 予定では1章あたり授業1時間 →→→ 遅々として進まず 「うまくいきませ~ん」 「なんでこんなことやらされるの」が教室内に充満 毎時間の雰囲気が↓↓↓ 教師のモチベーションも↓↓↓
  7. ~うまくいったこと 工夫したこと~ 〇 疑問や応用問題は非常勤の先生が解決 →→→ 面積を求める問題や小数点表示等 〇 教師の入力間違いを教えてくれる生徒の出現 →→→ 生徒デバッガー微増

    〇 進度が速い生徒にはCSSを充実させる指導 →→→ 生徒は嬉々として取り組む 〇 BMI計算結果と小数点桁数についての指導 →→→ 家庭科の知識も生かせた 〇 第8章 DOM以降は、微細な手直し可能に →→→ 第10章 BMI計算の応用 「消費税計算アプリ」 →→→ 第12章 繰り返し問題は 非表示ボタン追加
  8. ~大変だったこと(理論編&実技編)~ △ 教師側の知識・経験不足 →→→ なぜこのように入力するのかを的確に生徒に伝えられない →→→ 生徒がわかりやすいように、例を出して解説できない △ パソコン操作に馴染みのない生徒が多数派 →→→

    例:絶対パスと相対パス・・・ フォルダ階層構造も知らない生徒多数 △ 生徒が用語や使い方を、ある程度暗記していないと理解が進まない →→→ 何度もページを戻って説明、テキストに記入させた。「一歩進んで二歩下がる♪」 △ 入力ミスには、色分け表示が欲しいです! 全12章を学年末考査として出題 〇 試験対策配布(非常勤の先生自作) →→→ 指導書の必要性を痛感
  9. 社会に出てプログラミングをすることにな ったときに、完璧に覚えていなくても仕組み をなんとなく理解しているので、0から始め なくて済むと思う。 授業前「やや自信あり」だった生徒 授業前「不安」だった生徒 Minecraftにおいて、今回習った JavaScriptを使って遊び方が拡張されたと 思う。 プログラミングはどうしたら、自分が思う

    ように動いてくれるのかを常に考えながら、 ミスのないように打つことの大切さを学ん だ。自分も生活するうえで、次の動作を考 えながら生活したい。 自分が将来、プログラミングを使う道に 進むとは到底思いませんが、もし使う時 があったら、授業で学んだ基礎知識が少 しでもあればなと思います。 今回のプログラミングの授業で学んだことは、どのような点が(今後も含めて)役立つと思い ますか。
  10. 反省点 学んだこと 今後に向けて 〇 教師側に余裕のない授業 →→→ 生徒に迷惑をかける 猛省 例)スーツ縫製技術がなくても被服実習は可能 →→→

    スーツまで縫えると笑顔で実習 →→→ 解説できる、緊急対応可能 〇 各自のゴールへ、スモールステップで →→→ 失敗→修正→失敗→修正の繰り返し →→→ 生徒がわかるまで待つことの難しさ →→→ 多様なレベルへ対応する指導 〇 なぜこれを学ぶのか、実生活にどう役立てていくのか →→→ 生徒の意欲喚起不足 →→→ 生徒は少しでも問題解決力が身についただろうか 〇 授業中に教師が間違えてもOK、という貴重な体験 →→→ でも、多すぎると評価は↓ 「研修を重ね、授業を進めてまいりたいと思います。」が、情報Ⅰはどうしたものか・・・