Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

220419_LT#2 10⇒80人規模に急拡大した開発組織で、いかに「スピード」と「品質」を両立させるか(5周年記念イベント)/How to achieve both speed and quality

220419_LT#2 10⇒80人規模に急拡大した開発組織で、いかに「スピード」と「品質」を両立させるか(5周年記念イベント)/How to achieve both speed and quality

atama plus創業5周年記念イベント・第2夜「急拡大したプロダクトの「技術課題」への向き合い方 〜開発チームの5年間・大公開SP~」にて、Dev Unit Success / 開発基盤チーム エンジニアの深澤(@qluto)が登壇した際の資料です。
ぜひご覧ください。

▼イベント当日の動画はこちら
https://atamaplus-5th.studio.site/3-1

******
atama plusでは、新しい教育を創り、社会を変えていく仲間を募集しています。
ご興味もっていただいた方はぜひご応募ください!

▼採用サイト
https://recruiting.atama.plus/

▼募集職種一覧
https://herp.careers/v1/atamaplus

atama plus

April 19, 2022
Tweet

More Decks by atama plus

Other Decks in Programming

Transcript

  1. 10⇒80⼈規模に急拡⼤した開発組織で、
    いかに
    「スピード」

    「品質」
    を両⽴させるか
    深 澤 良 介
    2022.4.19

    View Slide

  2. ⾃⼰紹介
    略歴
    2019.10〜 atama plus株式会社
    [now] Dev Unit Success
    開発基盤チームプロダクトオーナー
    2009.04〜2019.09 ヤフー株式会社
    エンジニアリングマネージャー
    エンジニア(情報検索・情報推薦サービスの開発)
    最近取り組んでること
    ● 組織の拡⼤・成⻑⽀援
    ● 開発における構造上の課題解決
    ● 内部品質・外部品質の向上
    2
    深澤 良介 / ふかきょん
    @qluto
    #アタマプラス5周年

    View Slide

  3. ⓒ 2022 atama plus Inc.
    プロダクトチームの変遷
    3
    Dev組織の拡⼤経緯(創業〜現在) #アタマプラス5周年
    2020
    2019 2021 2022
    Product team
    Oyakata team
    Akindo team
    Souzou team
    SRE team
    開発基盤
    Terakoya team
    Kaizen team
    infra team
    arch team
    Hakken team
    組織横断チーム
    開発チーム

    View Slide

  4. ⓒ 2022 atama plus Inc. 4
    突然ですが、
    こういうことありませんか?
    #アタマプラス5周年

    View Slide

  5. ⓒ 2022 atama plus Inc. 5
    「Webアプリケーションフレームワークの
    アップデートできてない……」
    #アタマプラス5周年

    View Slide

  6. ⓒ 2022 atama plus Inc. 6
    「提供しているプロダクトが
    サクサクスピーディに動かなくなってきたけど、
    なかなか対応できてない……」
    #アタマプラス5周年

    View Slide

  7. ⓒ 2022 atama plus Inc.
    お品書き
    1. 取り組んできた技術的課題
    i. ソフトウェアアップデートライフサイクル
    ii. Webサイトシステムパフォーマンス改善
    2. これらの課題をうまく扱うためのチーム体制
    3. これからチャレンジしていきたいこと
    7
    10⇒80⼈規模に急拡⼤した開発組織で、
    いかに
    「スピード」

    「品質」
    を両⽴させるか #アタマプラス5周年

    View Slide

  8. ⓒ 2022 atama plus Inc.
    ソフトウェアアップデートライフサイクル
    これまでの様⼦
    今利⽤しているフレームワークの End-of-Life がギリギリに迫ってきたときに対応
    を済ませるというのでなんとか回してきた。
    開発規模(組織、システム)も⼤きくなってきたなか、局所的な対応では根本的
    な解決が困難になってきた。漏らさずオーナーシップをもって進められるような
    体制が必要になってきた。
    8
    10⇒80⼈規模に急拡⼤した開発組織で、
    いかに
    「スピード」

    「品質」
    を両⽴させるか #アタマプラス5周年

    View Slide

  9. ⓒ 2022 atama plus Inc.
    ソフトウェアアップデートライフサイクル
    ウォッチするミッションクリティカルなソフトウェアの対象選定
    社内で利⽤している主要なプログラミング⾔語、フレームワーク、ビルド・デプ
    ロイ環境に関わるソフトウェアを網羅
    9
    10⇒80⼈規模に急拡⼤した開発組織で、
    いかに
    「スピード」

    「品質」
    を両⽴させるか #アタマプラス5周年

    View Slide

  10. ⓒ 2022 atama plus Inc.
    ソフトウェアアップデートライフサイクル
    アップデートの基本⽅針策定
    基本⽅針として latest version の⼀つ⼿前を維持できるように
    LTSの⻑いような例外的なソフトウェアについてはサポート切れ半年前を期限に
    最新バージョンにしたときのリスク、アップデート頻度、バグ等の安定性を鑑み。
    棚卸し含めたアップデート対応フローの整備
    状況調査とアップデート検討のための技術的スパイクを定常化した
    10
    10⇒80⼈規模に急拡⼤した開発組織で、
    いかに
    「スピード」

    「品質」
    を両⽴させるか #アタマプラス5周年
    ソフトウェアアップデートが遅れてしまう事によるリスク低減と
    アップデートによる恩恵とを適切に享受できるようにしていく

    View Slide

  11. ⓒ 2022 atama plus Inc.
    Webサイトシステムパフォーマンス改善
    これまでの様⼦
    SREチームがバックエンドレベルでの外形監視やスロークエリ検知は⾏ってくれて
    おり、都度対応はされてきた。
    特定のプロダクト利⽤状況だと重いといったことや、
    様々なAPI呼び出し・レンダリングが伴って総合的に特定の機能が重たくなってい
    るということまでは、うまく検知する仕組みがなかった。
    11
    10⇒80⼈規模に急拡⼤した開発組織で、
    いかに
    「スピード」

    「品質」
    を両⽴させるか #アタマプラス5周年

    View Slide

  12. ⓒ 2022 atama plus Inc.
    Webサイトシステムパフォーマンス
    パフォーマンスの定量的評価
    SREと連携しSLOの考え⽅や定め⽅を学びつつ、UXデザイナーと届けたい価値に
    ついて議論しながら定義
    Datadog RUM (Real User Monitoring) 導⼊
    フロントエンドのメトリクス収集を⾏えるものとして新たに導⼊
    12
    10⇒80⼈規模に急拡⼤した開発組織で、
    いかに
    「スピード」

    「品質」
    を両⽴させるか #アタマプラス5周年

    View Slide

  13. ⓒ 2022 atama plus Inc.
    Webサイトシステムパフォーマンス
    具体的なメトリクス定義とダッシュボード構築
    13
    10⇒80⼈規模に急拡⼤した開発組織で、
    いかに
    「スピード」

    「品質」
    を両⽴させるか #アタマプラス5周年
    導⼊当初は Core Web Vital の
    LCP を採⽤しようとしていたが、
    SPAではあまり有効な指標ではな
    いということが判明したため、
    Datadog RUM 固有定義の
    Loading Time という指標を採⽤

    View Slide

  14. ⓒ 2022 atama plus Inc.
    これらの課題をうまく扱うためのチーム体制
    最初の4年までは機能開発をしながら、こういった技術的課題を LeSS のどこのチ
    ームとも定めず普段の開発に折り込みながら対応してきた。
    今後の開発規模の拡⼤と専⾨性の⾼まりとを考慮し、機能開発チームのひとつが
    開発基盤チームとして⽣まれ変わった。
    👉 どういった価値提供を⾏っていくのか、どんな課題を取り扱うのかをこのチー
    ム主導で考え⾃ら解決していくように。
    14
    10⇒80⼈規模に急拡⼤した開発組織で、
    いかに
    「スピード」

    「品質」
    を両⽴させるか
    LeSS: ⼤規模スクラムのフレームワーク。
    atama plus では、これまで LeSS に則り特別な専⾨性を持たない形でチーム数拡⼤を進めてきた。
    #アタマプラス5周年

    View Slide

  15. ⓒ 2022 atama plus Inc. 15
    ソフトウェアアップデートの状況整理と運⽤も
    包括的なパフォーマンスの測定と改善も
    まだはじまったばかり
    #アタマプラス5周年

    View Slide

  16. ⓒ 2022 atama plus Inc. 16
    技術的リスクの⾒える化をはじめたばかり
    とも⾔えるこの状況から、
    やがて社内の開発を加速させるような
    恩恵を与えていけるチームになっていきたい
    #アタマプラス5周年

    View Slide