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未経験QAの私が、よきQA(Question Asker) になっていく物語

未経験QAの私が、よきQA(Question Asker) になっていく物語

2022年5月21日に開かれたScrum Fest Niigata(https://www.scrumfestniigata.org/) にて、QAの渡辺が登壇した際の資料です。
ぜひご覧ください。

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新しい教育を創り、社会を変えていく仲間を募集しています!
ご興味もっていただいた方はぜひご応募ください。

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atama plus

May 21, 2022
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Transcript

  1. 未経験QAの私が、 よきQA(Question Asker) になっていく物語 渡 辺 郁 ⼈ 2022.05.21

  2. ⾃⼰紹介 プロフィール • 2009-2014 ⼯学部⾦属材料専攻 • 2014-2015 マンホールの蓋メーカーで構造設計 • 2015-2019

    X線分析装置メーカーで機械設計 • 2019-2020 理科学実験⽤真空装置メーカーで機械設計 • 2020/06 atama plusにJoin! 2 渡 辺 郁 ⼈ ( い く と ) Q A
  3. 教育に、⼈に、社会に、 次の可能性を。 教育を新しくすること。それは、社会のまんなかを新しくする こと。私たちは学びのあり⽅を進化させます。 学習を⼀⼈ひとり最適化し、「基礎学⼒」を最短で⾝につける。 そのぶん増える時間で、「社会でいきる⼒」を伸ばす。 それが私たちの⽬指すもの。⾃分の⼈⽣を⽣きる⼈を増やし、 これからの社会をつくっていきます。 M i

    s s i o n atama plusとは
  4. ⓒ 2022 atama plus Inc. Mission 4 atama plusとは 「基礎学⼒」の習得

    「基礎学⼒」の習得 「社会でいきる⼒」の習得 学習を⼀⼈ひとり最適化し、「基礎学⼒」を最短で⾝につけ、 そのぶん増える時間で、「社会でいきる⼒」を伸ばす。 そんな新しい学びを数億⼈の⽣徒に届け、社会のまんなかから変えていきます。
  5. ⓒ 2022 atama plus Inc. なぜ私がatama plusに? • Missionに共感! •

    もともと興味のあった教育業界にものづくりで関われる! • “ハード”→”ソフト”へのキャリアチェンジ • 今まで積んできたキャリアをリセットしてでもatama plusで働きたい! と思った 5 未経験QAの私が、よきQA(Question Asker)になっていく物語
  6. ⓒ 2022 atama plus Inc. 今⽇話すこと • 私がチーム内で“テストだけ” をやっていた頃の話 •

    チームみんなで品質改善活動に取り組んだ話 • 私の考えるよきQAとは • まとめ 6 未経験QAの私が、よきQA(Question Asker)になっていく物語
  7. 私がチーム内で “テストだけ” をやっていた頃の話 ( チ ー ム 配 属 〜

    6 ヵ ⽉ )
  8. ⓒ 2022 atama plus Inc. atama plusの開発チーム体制 • 各スクラムチームにQAが⼀⼈ずつアサインされる体制 •

    「チームの外で開発チームの成果物を最後にまとめてテスト」から「チーム内 で開発する機能ごとにテスト」へ転換した 8 チーム内で私が”テストだけ” をやっていた頃の話 チーム構成例 デザイナー エンジニア QA
  9. ⓒ 2022 atama plus Inc. 当時チーム内でQAがやっていたこと • デザイナーが仕様を決めて、エンジニアが実装して、QAがそれをテストするを チーム内でやっていた •

    チームというよりは個⼈の集まりな感じだった • Sprint前半でQAは実装と並⾏してテスト設計やケース作成を進め、Sprint後半 は実装でき次第その機能をQAが⼿動テストする 9 チーム内で私が”テストだけ” をやっていた頃の話 デザイナー エンジニア QA 仕様決め 実装 テスト
  10. ⓒ 2022 atama plus Inc. 当時チーム内で私が考えていたこと “わからないこと”は質問しよう! 先輩QAメンバーのアドバイスや書籍等から得た、「QAは質問してナンボ」みたいななんと なくの意識はあった 背景や機能仕様を素早く理解して、素早くテストを設計∕実施しなきゃ!

    QAとして1週間Sprintでチーム内で実装からテストまでをやり切る必要がある 10 チーム内で私が”テストだけ” をやっていた頃の話 Sprint内に “QAのテストタスク”をこなすので精⼀杯…!! しかし何とか業務を回せるようになってきたぞ!!
  11. ⓒ 2022 atama plus Inc. そんなチームで起きたこと… 11 チーム内で私が”テストだけ” をやっていた頃の話 とある機能開発において...

    1つの開発チケットに対し、サブタスク70件 そのうち「修正」に関するサブタスクが30件! 全体の 43%が修正
  12. ⓒ 2022 atama plus Inc. そんなチームで起きたこと… 機能実装→テストで不具合発⾒→不具合修正→テストで新たな不具合発⾒… の連続!! それが毎sprint後半に発⽣ 12

    チーム内で私が”テストだけ” をやっていた頃の話 テストが 終わらず 帰れない… テストが 終わらず リリース遅れ…
  13. ⓒ 2022 atama plus Inc. 当時の課題 • チーム内での認識齟齬が不具合につながっている • QAのテストタスクが開発のボトルネックになっている

    • デグレードが多い • 着⼿してからチケットの開発内容がふくらむ 13 チーム内で私が”テストだけ” をやっていた頃の話 これらの課題にチームは向き合っていく
  14. チームみんなで品質改善活動 に取り組んだ話 ( チ ー ム 配 属 後 6

    ヵ ⽉ 〜 1 年 )
  15. ⓒ 2022 atama plus Inc. チームみんなで品質に向き合うためにQAの私が⼼掛けたこと① アジャイルテスティングの考え⽅ • チームみんなで品質に責任を持つ、という考え⽅を徹底する •

    「バグの発⾒」よりも「バグの防⽌」 • 最後にまとめてテスト、ではなくテストできる単位で⼩さく テストして素早くフィードバックループを回す 15 チームみんなで品質改善活動に取り組んだ話 QA 現状のチームの課題を解決するために こういう状態をめざそう!
  16. ⓒ 2022 atama plus Inc. チームみんなで品質に向き合うためにQAの私が⼼掛けたこと② チームで品質について取り組む際にQAとして気を付けたこと • レトロスペクティブで品質に関する話題を挙げる •

    チームの議論を積極的にファシリテーションする • チームで決めた改善アクションを先頭に⽴ってリードする 16 チームみんなで品質改善活動に取り組んだ話
  17. ⓒ 2022 atama plus Inc. チーム全体で品質に向き合う まずはチーム内で不具合を分析 • たくさん出た不具合の原因を チームでふりかえり

    • 影響範囲考慮漏れ • チーム内の認識齟齬 • コーディングミス • 追加仕様 • 以降のsprintで発⽣した不具合は 毎週都度振り返りを実施 17 チームみんなで品質改善活動に取り組んだ話
  18. ⓒ 2022 atama plus Inc. チーム全体で品質に向き合う そこからチーム内で議論した話題の例 • チームの認識齟齬を防ぐには? •

    「最新の仕様はここ⾒ればわかる」状態を作る • BDD(振る舞い駆動開発)のプラクティスの⼀部を導⼊ • デグレードを防ぐには? • できるところからユニットテストを書く • そもそもの仕様を可能な限りシンプルに • ⼿戻りのリスクを下げるには? • 最後にまとめてではなく⼩さく何度もテストする • リスクの⾼いところからテストをする 18 チームみんなで品質改善活動に取り組んだ話
  19. ⓒ 2022 atama plus Inc. 改善活動の効果 チームで品質改善活動に取り組んだ結果 • 不具合修正タスクは、⼤幅に減少! •

    ⽬に⾒えて開発がスムーズになった、というチームの実感あり 19 チームみんなで品質改善活動に取り組んだ話 43% 30 / 70 件 10% 2 / 20 件
  20. ⓒ 2022 atama plus Inc. チームが変わることで⾒えてきたQAの新しい役割・動き⽅ • デザイナーが仕様を決める際の壁打ち相⼿ • 具体的な例を⽤いて機能に関するユーザーストーリー=振る舞いを記述する

    • BDD(振る舞い駆動開発)のプラクティスの⼀部を導⼊ • 実装開始時点で、「新機能の仕様に⼀番詳しいのはQA」の状態を⼼掛ける • デザイナーとエンジニアの橋渡し • 開発全体を俯瞰して認識齟齬や観点漏れを防ぐ • テストできるタイミングで⼩さく何度もテストを実施する • 探索的なテストで誰よりも早くチームにFBを提供する 20 チームみんなでアジャイルテスティングに取り組んだ話
  21. 私が考えるよきQAとは

  22. ⓒ 2022 atama plus Inc. 私が考えるよきQA(Quality Assurance)とは • 品質=ユーザーの価値をとことん考えられる •

    チームの品質改善活動をリードできる • チームの中の誰よりもプロダクトに詳しい • 品質やテストのスペシャリストである 22 私が考えるよきQAとは
  23. ⓒ 2022 atama plus Inc. よきQAはよきQA(Question Asker)である 質問⼒の重要性 • QAとしての専⾨性や技術的知⾒を持っていない私が、チームとともに成⻑し

    品質改善を推進することができた要因が「質問する⼒」 • まさにQA(Question Asker) • ⾃分の知識や経験が⼗分でなくてもチームみんなで前進できた • より意図をもって効果的な質問ができるようになった 23 私が考えるよきQAとは
  24. ⓒ 2022 atama plus Inc. よい質問とはなんだろう? 24 私が考えるよきQAとは (1)チームに気づきを与える質問 •

    デザイナーやエンジニアに⽐べて広い視野で俯瞰的に開発の全体像を⾒渡 せるのがQA • ⽇々の開発の中でプロダクト品質や開発効率の向上につながるような質問 を投げかける (2)チームを動かす質問 • レトロスペクティブや普段の会話の中でも質問する • QAが「こういう品質改善アプローチをしよう」と提案をするだけではなく、 チームの問題としてチームみんなで取り組める∕意識できるように働きか ける
  25. ⓒ 2022 atama plus Inc. (1)チームに気づきを与える質問:具体例① 25 私が考えるよきQAとは デザイナー QA

    ⽬指すアウトカムってなんでしたっけ? もっと仕様シンプルにできたりしないかな? 必要以上の作りこみを防ぐ 品質=ユーザーへの価値提供に⽴ち返る
  26. ⓒ 2022 atama plus Inc. (1)チームに気づきを与える質問:具体例② 26 私が考えるよきQAとは エンジニア QA

    最悪何が起きますか? 今回の機能、パフォーマンス⼤丈夫ですか? エンジニアと「⼤丈夫」の温度感をすり合わせる リスクの⼤きい箇所を明らかにする
  27. ⓒ 2022 atama plus Inc. (1)チームに気づきを与える質問:具体例③ 27 私が考えるよきQAとは エンジニア QA

    どういう状態になったらテストreadyですか? デザイナー テストの⽬的についてチームで認識を合わせる ⽬的に合わせて⼩さく早く何回かに分けてテストをする チームでテスト活動をする意識を持つ
  28. ⓒ 2022 atama plus Inc. (2)チームを動かす質問:具体例 28 私が考えるよきQAとは QA それを解決するためにはどうしたらいいだろう?

    チーム全体で品質について考える習慣を作る 常に品質改善サイクルが回るようにチームをリードする エンジニア デザイナー 開発プロセス上の課題って何がある?
  29. ⓒ 2022 atama plus Inc. 私もよきQuestion Askerになれたかも?と思えた瞬間 29 私が考えるよきQAとは 「Agile

    Testing Condensed」読書会にて エンジニアがくれた意⾒ “テスターはプロダクトのテストの専⾨家かも しれませんが、隠れた前提を明らかにするために 質問をすることでフィーチャーやストーリーの 理解に貢献することができます。” 『AGILE TESTING CONDENSED』より
  30. ⓒ 2022 atama plus Inc. 私もよきQuestion Askerになれたかも?と思えた瞬間 30 私が考えるよきQAとは 他にもこんな意⾒が

    • チームで⽋陥を防ぐマインドセットを持てている • レトロスペクティブで品質改善のフィードバックループを回せている • discoveryの過程でもテスト観点をいれていく試みができている チームでAgile Testingの考え⽅が持てるようになってきたと実感
  31. まとめ

  32. ⓒ 2022 atama plus Inc. 未経験QAの私が、よきQA(Question Asker)になっていく物語 32 まとめ 未経験

    チーム内 “テスト担当者” よきQA = Question Asker • ユーザーへの価値を考える • 広い視野で俯瞰的に全体を⾒渡す • チームの品質活動をリードする • 質問することでチームに気づきを 与える∕チームを動かす
  33. 「atamaplus 採⽤」 ともに “ Wow students. ”を届ける仲間を募集しています! @atamaplus_dev

  34. ⓒ 2022 atama plus Inc. Meetyでカジュアルにお話ししましょう! 34 Meety でカジュアルに お話ししましょう!

    市川 渡辺
  35. ⓒ 2022 atama plus Inc. Meetyでカジュアルにお話ししましょう! 35 Meety でカジュアルに お話ししましょう!

  36. AIで、⼀⼈ひとりに、最短で「わかる!」を。