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IBM Cloud Festa 2020 GUIから始める量子コンピューター超入門

Ayumu-walker
December 03, 2020

IBM Cloud Festa 2020 GUIから始める量子コンピューター超入門

2020年12月4日 Room C 14:00-14:50

Ayumu-walker

December 03, 2020
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Transcript

  1. Quantum Tokyo ワークショップ、セッション、および資料は、IBMまたはセッション発表者によって準備され、それぞれ独自の見解を反映したものです。それらは情報 提供の目的のみで提供されており、いかなる参加者に対しても法律的またはその他の指導や助言を意図したものではなく、またそのような結果を生むも のでもありません。本講演資料に含まれている情報については、完全性と正確性を期するよう努力しましたが、「現状のまま」提供され、明示または暗 示にかかわらずいかなる保証も伴わないものとします。本講演資料またはその他の資料の使用によって、あるいはその他の関連によって、いかなる損害 が生じた場合も、IBMは責任を負わないものとします。 本講演資料に含まれている内容は、IBMまたはそのサプライヤーやライセンス交付者からいかな る保証または表明を引きだすことを意図したものでも、IBMソフトウェアの使用を規定する適用ライセンス契約の条項を変更することを意図したもので もなく、またそのような結果を生むものでもありません。

    本講演資料でIBM製品、プログラム、またはサービスに言及していても、IBMが営業活動を行っているすべての国でそれらが使用可能であることを暗示 するものではありません。本講演資料で言及している製品リリース日付や製品機能は、市場機会またはその他の要因に基づいてIBM独自の決定権をもっ ていつでも変更できるものとし、いかなる方法においても将来の製品または機能が使用可能になると確約することを意図したものではありません。本講 演資料に含まれている内容は、参加者が開始する活動によって特定の販売、売上高の向上、またはその他の結果が生じると述べる、または暗示すること を意図したものでも、またそのような結果を生むものでもありません。 パフォーマンスは、管理された環境において標準的なIBMベンチマークを使用し た測定と予測に基づいています。ユーザーが経験する実際のスループットやパフォーマンスは、ユーザーのジョブ・ストリームにおけるマルチプログラ ミングの量、入出力構成、ストレージ構成、および処理されるワークロードなどの考慮事項を含む、数多くの要因に応じて変化します。したがって、 個々のユーザーがここで述べられているものと同様の結果を得られると確約するものではありません。 記述されているすべてのお客様事例は、それらのお客様がどのようにIBM製品を使用したか、またそれらのお客様が達成した結果の実例として示された ものです。実際の環境コストおよびパフォーマンス特性は、お客様ごとに異なる場合があります。 IBM、IBM ロゴ、ibm.com、IBM Q ® 、IBM Q Experience ® 、Qiskit、Db2®は、 世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについ ては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。
  2. Quantum Tokyo おことわり • 本セッションは量子コンピューターの入門者向けの内容になります。 • すでに量子コンピューターの経験があり、時間が余った方には追加問題を用意しています ので、それを解いてもらっても構いません。 • 量子コンピューターと区別するために、通常のコンピューターを“古典コンピュー

    ター”という表現を使います。 • IBM Quantum ExperienceをIQXという略称を使用する場合があります。 • ハンズオンではIBM Quantum Experienceへの登録が済んでおり、ログインできる 状態を前提に解説をしていきます。 • 時間の関係上、量子コンピューターのビジネス的側面については解説しません。 • 質問がありましたら、チャット欄にご記入をお願いいたします。本セッションの サポーターが回答いたします。
  3. Quantum Tokyo 量子状態とは 1量子ビットの任意の状態は|x>= =|0> + |1>と書けます。 ここで、α、は複素数であり、||2 + ||2

    = 1とします。 とは、確率振幅と呼ばれ、それぞれが係数として付いている量子状態の測定(計 算結果の読み出し)時の出現しやすさの指標として数学的に定義されています。 左図は =0.866、 = −0.5 の量子状態 |0>が0.8662 = 0.75 = 3 4 |1>が(−0.5)2 = 0.25 = 1 4 の確率で測定される量子状態
  4. Quantum Tokyo 量子ゲート 量子コンピューターは“量子ゲート”を使って計算処理を組み立てます。 以下は今回使う代表的なゲートです。(ここに紹介しないゲートも出てきます) 量子ゲート 数学的行列表現 IQXでのアイコン 動作 Xゲート

    (エックスゲート、別名 ノットゲート) 作用した量子ビットの状 態|0>と状態|1>を入れ替 える。 Zゲート (ゼットゲート) − 状態|1>の確率振幅の符号 を反転させる。 Hゲート (アダマールゲート) − 古典的状態と均等な重ね 合わせ状態を入れ替える。 CNOTゲート (シーノットゲート) 2量子ビットの場合に利 用可能で、制御量子ビッ トの状態が|0>の場合は何 もせず、|1>の場合はもう 一方の対象量子ビットにX ゲートを作用させる。 測定ゲート N/A その量子ビットでの計算 を終わらせ値を読み出す。
  5. Quantum Tokyo 量子状態の見方 量子状態の可視化では以下の2種類の見方を切り替えることができます。 確率振幅表示 確率表示 |0. 5|2 = 0.25

    *状態の測定確率は状態ベクトルの確率振幅の絶対値の2乗で計算可能です。 *本セッションでは確率振幅が複素数になるケースは扱いませんが、量子フーリエ変換では重要になってきます。
  6. Quantum Tokyo 参考資料 • Quantum Tokyo (YouTubeチャンネル) • https://www.youtube.com/channel/UCT_lkXOYYBIbfk8CnvQ6Heg •

    Qiskit Textbook • https://qiskit.org/textbook/preface.html • Quantum Challenge • https://github.com/quantum-challenge/2019 • https://github.com/qiskit-community/may4_challenge_exercises • https://github.com/qiskit-community/IBMQuantumChallenge2020
  7. Thank you Ayumu Shiraishi [email protected] © Copyright IBM Corporation 2020.

    All rights reserved. The information contained in these materials is provided for informational purposes only, and is provided AS IS without warranty of any kind, express or implied. Any statement of direction represents IBM’s current intent, is subject to change or withdrawal, and represent only goals and objectives. IBM, the IBM logo, and ibm.com are trademarks of IBM Corp., registered in many jurisdictions worldwide. Other product and service names might be trademarks of IBM or other companies. A current list of IBM trademarks is available at Copyright and trademark information.