2023/05/27 多忙飯店で開催 https://aozorayu.com/archives/311
家族で使う防災マップを簡単に作ろう坂ノ下 勝幸OpenStreetMap Foundation Japan 理事Code for OSAKA 理事諸国・浪漫
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● 主な所属コミュニティ・団体– OpenStreetMap Foundation Japan / 諸国・浪漫– Code for OSAKA&Kusatsu&Harima / 淀川アートネット● 主な活動内容– オープンデータの充実(Wikipedia&OpenStreetMap)– オープンソース/データの活用(各種アプリ開発など)● 目指していること– 地元の情報は、自分たちで発信する文化を作る– 現場こそ最強のツールとデータが使えるように自己紹介 – 坂ノ下 勝幸
自治体のハザードマップはあるけれど● もっと身近な「自分たち周辺」の防災マップが欲しい● 例えば– 家族の一次避難先(落ち合う先)を決めておきたい– 自治会の動き(誰がどう動いて誰に声掛けするか)を決めたい– 避難する時に避けた方が良い場所を地図に描きたい– などなど ネットが無くても使える「紙地図」が欲しい
意外と自由に使える地図は多くない● 例えば、Google Mapsを印刷して第三者に渡すのは利用規約で禁止されています。他の地図も印刷して良いものは少ない● それに、スクショの地図は色んな情報があって、ごちゃごちゃしてるよね©OpenStreetMap contributorsごちゃごちゃした地図の例
そこで「まち歩きマップメーカー」
Webで簡単に地図”画像”が保存出来る● データは OpenStreetMap を使っているので自由に使える– 商用から個人利用まで、誰でも本当に何でも好きに使える地図● マウス片手に鼻歌交じりに好みのデザインを作れる!– 建物、道路、池や川、壁やフェンスのデザインも変更出来る– 消火器、AED、Wikipediaなど色んな情報を任意に追加出来る● 画像をPowerPointなどに貼り付けて好きに加工しよう!– 注意書き、アイコン、避難経路など、何でもOK
新聞でも取り上げて頂いた(感謝!)もっと色んな方に参加して欲しいな
防災から遊びまで色んなことに使おう● まち歩きマップメーカー事例集– https://k-sakanoshita.medium.com/664fc0a28855
実際に使ってみよう!● まずは「まち歩きマップメーカー」で検索!– https://armd-02.github.io/mapmaker/● 今日は「我が家の防災マップ」がテーマ1.「まち歩きマップメーカー」を開く2.自宅周辺の地図画像をダウンロード✔ 色を変えたり、避難場所を追加してね3. PowerPointなどで加工して印刷する
さいごに● 自宅周辺の地図が間違い、古くなっている場合– まち歩きマップメーカーはOpenStreetMapのデータを使っているので、どんどん直していきましょう!● みんなで地図を描いて、みんなで色んなことに使う– 自分たちの地域のことを自分たちで調べて、自分たちで記録する– 例えば、防災目的で地図を描いたら、子育てマップに使われる– シンプルなアイデアだけど、世界中でどんどん活用されています– そして、記録したものは歴史となって将来に残っていく
(参考)OpenStreetMapの編集方法● OpenStreetMapの概要説明は以下にあります– https://speakerdeck.com/barsaka2/introducing-openstreetmap● 地図の編集方法は以下のサイトで説明しています– https://learnosm.org/ja/● 私が作ったパソコンで地図の書き方説明資料– https://speakerdeck.com/barsaka2/id-training-for-beginners