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ゼロから始めるEnabling SRE〜Datadogへの戸惑いや敬遠を無くすためにやったこと〜

ゼロから始めるEnabling SRE〜Datadogへの戸惑いや敬遠を無くすためにやったこと〜

登壇者名:晝間幾太郎
登壇したイベントタイトル:【8社共催】After SRE NEXT 2025 LT&交流 Night
登壇したイベントのURL:https://timeedev.connpass.com/event/359985/

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Transcript

  1. 2 2 © Bitkey Inc. Outline 1. 会社紹介 2. 自己紹介

    3. 私が置かれた「ゼロ」地点 4. 次のステップに進むための対話 5. まとめ
  2. 7 © Bitkey Inc. Hiruma Ikutaro 晝間 幾太郎 2024-03 2016-04

    2019-10 アドテクノロジー企業に入社 データエンジニア 広告のレポート基盤の開発/保守運用 インターネットメディア企業に入社 データエンジニア 意思決定分析基盤の開発/保守運用 ビットキーへ参画 SRE ・CI/CDやIaCの実装/保守運用 ・サービス提供に稼働しているインフラの改修
  3. 9 9 © Bitkey Inc. 最初の「ゼロ」地点 • 私自身の「ゼロ」 ◦ SREとしての経験がない状態からスタート

    • Enablingが不足しており、チームとの関係性が「ゼロ」 ◦ 開発チームとの日常的な関わりが少なく「サイロ化」された状態
  4. 10 10 © Bitkey Inc. 最初の「ゼロ」地点 • 私自身の「ゼロ」 ◦ SREとしての経験がない状態からスタート

    • Enablingが不足しており、チームとの関係性が「ゼロ」 ◦ 開発チームとの日常的な関わりが少なく「サイロ化」された状態 開発チームのスプリント活動に参加し、 現場の解像度を上げる
  5. 11 11 © Bitkey Inc. 伴走していく中で見えてきた現場の”当たり前” • 「当たり前」に潜んでいた運用上の課題 ◦ メモリ不足で頻発されるアラート

    ◦ 抽象的なエラーメッセージ ◦ 問題ない処理がアラートとして通知される etc → 「今、何が起きているのか?」「それは本当に問題か?」の判断を難しくさせていた 機能開発を優先したい開発チームと、サービスを安定させたいSREチームで、 課題への温度差(=認識のズレ)を起こしていた
  6. 12 12 © Bitkey Inc. 伴走していく中で見えてきた現場の”当たり前” • 「当たり前」に潜んでいた運用上の課題 ◦ メモリ不足で頻発されるアラート

    ◦ 抽象的なエラーメッセージ ◦ 問題ない処理がアラートとして通知される etc → 「今、何が起きているのか?」「それは本当に問題か?」の判断を難しくさせていた 機能開発を優先したい開発チームと、サービスを安定させたいSREチームで、 課題への温度差(=認識のズレ)を起こしていた サービスの状況を可視化できれば、 共通認識を持てるようになり、 具体的なアクションに繋げられるはず → Datadogの利活用促進を検討
  7. 14 14 © Bitkey Inc. 便利だから使ってください!…は浸透しない • Datadogの利用を提案するも、壁にぶつかる ◦ 今のままで特に困ってないし…

    ◦ ツールを覚えること(学習コスト)は大変そう ▪ DatadogはRUM、APM、Logs、Monitor など機能は多い 既存業務が回せている と感じているのであれば 当然の反応ではある…
  8. 16 16 © Bitkey Inc. Datadogへのハードルを下げるハンズオンを企画 1. 機能を限定したミニマムなDatadog説明 狙い:機能限定し説明することで、認知コストを下げる 2.

    Datadogを触って何ができるか体験 狙い:最小限のコストで価値(=できること)を感じてもらう 一部のアーリーアダプターは興味を示したが、 大半とはまだ距離があった 使いこなすまでには至っていないが、 戸惑いや敬遠はほぼなくなった
  9. 20 Copyright © Bitkey Inc. All rights reserved. 20 We

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