Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
やらかした炎上プロジェクトについて
Search
Cat_Maru
December 08, 2020
Business
0
390
やらかした炎上プロジェクトについて
2020/11/30(月) ゆるWeb勉強会@札幌 OnLine #10 登壇資料です。
制作会社でプロジェクトマネジメントをしていた時に、プロジェクトを炎上させてしまった時の学びです。
Cat_Maru
December 08, 2020
Tweet
Share
More Decks by Cat_Maru
See All by Cat_Maru
BtoB SaaSプロダクトデザイン全面リニューアで工夫しルたこと #プロダクト篇
cat_maru
0
230
兼任の多いスクラムチームがよりよく回るように工夫したこと (フルリモート環境)
cat_maru
0
1.6k
ユーザーの本質と向き合うプロダクト検証サイクルの高速化
cat_maru
0
1.3k
XDの業務使用と流行りのアニメーション紹介
cat_maru
1
480
リモートワークコミュニケーションTips♯記録編
cat_maru
0
270
気軽にLTはじめよう〜初心者が月にLT6本挑んだ気づき〜
cat_maru
0
630
Other Decks in Business
See All in Business
unnameカルチャーブック 2025.01.31 update
unnameinc
6
16k
2ndPASS_リクルートガイド2024
akinodaichi
0
410
脱!なんちゃってCTO宣言 / Get off! A pseudo CTO Declaration
kosukeaizawa
0
130
株式会社Plott Company Deck
plott
0
740
Srush Company Deck
tomomifuruya
0
3.9k
フィリピンにおける獲得可能な事業機会
jpy
1
250
プロダクトデザイナー向け採用情報資料
robot_payment
0
300
SaaSの次なる潮流BPaaS ゼロイチの事業づくりと伴走するプロダクト開発の裏側
kubell_hr
2
520
株式会社トリビュー|会社説明資料 / Company Deck
tribeau
2
8.8k
総合研究院の概要|Science Tokyo(東京科学大学)
sciencetokyo
PRO
0
890
#TRG24 / Daniel Sanchez-Crespo / Cómo cargarte una industria...
tarugoconf
0
830
enechain company deck
enechain
PRO
8
99k
Featured
See All Featured
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
232
17k
Bash Introduction
62gerente
610
210k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
44
7k
Designing on Purpose - Digital PM Summit 2013
jponch
117
7.1k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
29
2.2k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
460
33k
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
44
9.4k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
90
5.8k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
232
140k
Statistics for Hackers
jakevdp
797
220k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
34
1.6k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
128
19k
Transcript
やらかした炎上プロジェクトに ついて 制作会社でプロジェクトマネジメントしていた時の話 まんまるねこ @Cat_Maru
自己紹介 まんまるねこ @Cat_Maru ◉前職:制作会社、Webディレクター(何でも屋さん)←ここの話 ・クライアント案件や自社サービスの制作進行、プロジェクト管理。 UIUX、コーディング、CSなど少々。何でも屋さんならわかりみ深いw ・社内にWebディレクターは1人だけ。新人だけどWebに最も詳しい人の立ち位置(?) ◉現職:事業会社Fintech SaaSサービス、プロダクトマネージャー
炎上経験は他にも… ・炎上中のプロジェクトに突如ディレクター(/デザイナー)として投入された ・オフショアで炎上しそうな気配 若手 PM 、エンジニアさんやデザイナーさんでも こういうプロジェクトにいたら気をつけようというヒントになれればいいなと思います。
チーム体制 ・社内:Webディレクター(私)、制作側クリエイター2名、営業、社長各1人 ・開発外注:開発会社の開発チーム(開発ディレクター、エンジニア数名) 私 クリ エイ ター 社長 営業 お客
様 最終決定
原因
炎上しやすい兆候 技術力 不足 共通認識 のズレ 把握外の 要件 短納期
技術力不足 ・プロジェクトで全面的に技術に詳しい人がいない! ・技術に詳しい要員も入れられない! →炎上する覚悟で余分にスケジュール組んだり、あやしい点は社内に随時状況 共有
共通認識のズレ ・特に少し会話しただけで、共通認識のズレが大きいケースは要注意 ・要件定義や仕様確認 ・ケース:オフショア開発で言語が通じにくい場合、開発会社とやりとりする時記録せずそ れぞれ自分の思い込みでコミュニケーションする場合、
把握外の要件 お客さんの 後出し もしくは認識 相違 社内営業が 勝手に承諾 これ簡単でしょって 常に思われている
短納期 ・元から会社の交渉力が低め ・無理な要求も引き受けやすい ・リソース調整の落とし穴
学んだこと
共通認識を合わせる ・社内でも・社外でも認識ズレは常に発生する ・画像を見せながら話すとわかりやすい
お客様は資料をちゃんと見ない( IT リテラシーも低い) ・プレゼンする場で要件、仕様を 1 個 1 個認識合わせするのが 理想 →画面見せながら:荒いワイヤー、
UI 、類似アプリ画面など。
お客様先に営業と同行する ・営業に拒否られる場合も多いけど、同行したいと言い続ける (デザイナー、エンジニアでも同じ。自分の身のために。。)
炎上したらどうしたらいいか
炎上したらどうするか ・お客さんに謝罪する ・他にも影響が出そうなことを改めて確認する ・各部署・ステークホルダーにきちんと状況を伝える ・もしお客様が他商品リリースを控えている場合 →最低限どこまでが Must 要件で、どこを後倒ししても良いか決める。
炎上したらどうするか ・他の担当案件はもう少し余裕を持ってスケジュール計画する (炎上案件で心労、今まで以上にコミュニケーション・作業コスト増加) ・炎上は常にあることだと気にしないで、経験を次に生かす
ご清聴ありがとうございました!