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兼任の多いスクラムチームがよりよく回るように工夫したこと (フルリモート環境)

Cat_Maru
June 28, 2021

兼任の多いスクラムチームがよりよく回るように工夫したこと (フルリモート環境)

兼任の多いスクラムチームが よりよく回るように工夫したこと (フルリモート環境)

pmjp.slack.comオンラインミートアップ #21で発表した資料です。
プロダクトマネージャーとして、現在のスクラム開発環境でのプロダクトチームづくりについてお話しました。

▼マネーフォワードケッサイでプロダクトマネージャー絶賛募集中です!
https://www.wantedly.com/projects/593548
▼プロダクトマネージャーの働き方を詳しく知りたい方はこちら
https://speakerdeck.com/mfkessai/2fen-dedu-merumoney-forward-kessaifalsepdm

Cat_Maru

June 28, 2021
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Transcript

  1. 自己紹介
 ニックネーム:まる/まんまるねこ
 
 Twitter: @Cat_Maru
 
 所属:マネーフォワードケッサイ株式会社 
 プロダクトマネージャー/プロダクトオーナー 


    
 2020.12~:無料で見れる500万社企業情報サイト「マネーフォワード 法人ナビ」
 https://houjin-navi.mfkessai.co.jp/
 
 2020.04~:SaaS BtoBプロダクト改善
 
 
 バックグラウンド:制作会社Webディレクター、事業会社UIUXデザイナー 
 ※本発表スライドに出現するPM、PdMはすべてプロダクトマネージャーを指しています。 

  2. プロダクトマネージャー同士で楽しくやっていること
 週次:PdMの集い(1年近く) 
 目的:プロダクト理解深める、職種への理解を深める、お互いへの理解深めて、より生産性あげよう・心理的安 全性高めよう...などわいわい 
 毎週テーマ自由、各チームのPMが企画を持ち寄る 
 例
 ・サービス大全紹介


    ・マイルストーン&KPI共有 
 ・最近気になったサービス・プロダクトをみんなで紹介 
 ・モチベーショングラフをつくろう 
 ・褒め合うワーク
 ・シークレット公演
 ・スキルマップで好き嫌い得意苦手可視化 
 ……

  3. 時系列
 ・2020年12月:法人ナビ企画スタート
 PM、デザイナーやステークホルダー参画。デザイナーはチーム兼任&外部 
 
 ・2021年3月:法人ナビ企画GO、開発スタート
 開発チーム新結成。デザイナー、エンジニア全員チーム兼任。 
 
 ・2021年4月:法人ナビMVPリリース(500万企業ページ)👏、


           グロース
 リリース後、開発チームに1人新加入。兼任。 
 
 ・2021年6月:開発チームメンバー入れ替わり
 開発チーム2人別チームへ。 兼任。
 PM/PO(私)以外、みなさん複数チーム兼任状態
 ※本資料の「開発チーム」は、PMやデザイナーを含まない、エンジニアのみの部分を指しています。

  4. フロントエン ジニア
 データエン ジニア
 データエン ジニア
 バックエンジ ニア
 ・CTOのようなつよつよが勢揃いした自走できる開発チーム (上下関係のない、フラットな組織)


    ・とにかく早くリリースしたいで時間が限られていた
 ・兼務なので、工数が限られていた
 
 PM/PO
 デザイナー
 デザイナー
 2021年3月〜開発スタート 
 外部
 事業伴走型
 チーム新結成時の背景とチーム構成

  5. 法人ナビのスクラム開発イベント
 
 ・毎日Daily
 ・スプリント計画
 ・リファインメント
 ・スプリントふりかえり 
 ・スプリントレビュー
 など
 


    リリース後、グロース時 
 ・毎日Daily(PM&開発チーム) 
 ・ふりかえり(PM&デザイナー&開発チーム) 
 MVPリリース前
 ・リファインメント&スプリント計画を一緒に 
 (PM&開発チーム)
 ・ふりかえり(PM&デザイナー&開発チーム) 
 最大効率化視点:
 チーム共同のスクラムイベントは必要最低限だけ絞る。 
 チーム共同以外はチームで一緒にうまい回し方を考え、PMが日々のBacklog運用など補う→PMがフル 
 世間一般の例:
 法人ナビチームの場合: 

  6. 開発チームで一緒に工夫した例
 ▼定期イベントを日々の運用に
 ・RefinementやSprint計画をやめてBacklogの上から取っていく 
 ・PMが日々Refinementセクションを見て、Backlogを上から優先順位並べ替え 
 ・ここはこうしてほしいを日頃から話す 
 
 ▼デザイナーは必要に応じてスクラムイベントに


    ・必ずしも開発議論時に必要ではないので、デザイナーのタスクは別管理。 
 ・ふりかえりのみデザイナーもスクラムイベントに:デザイナーはふりかえり時(Miro使用)発言が活発で絵文字で雰囲 気を盛り上げてくれたりして、より楽しく・発言しやすい場に 
 
 ▼成果のクオリティー担保
 ・DailyイベントなしでPMがDoneの確認→DailyでDoneをみんなの前で話す 
 雰囲気面:雑談タイムもちょっと増えて嬉しい、みんなと話せて嬉しいの声
 
 ▼タスクの流れを1か所に集約
 ・質問、やりとりをキャッチアップしやすいようにAsana上で1タスク上で管理 
 全社Asanaというツールを使用、みんなの作業状況は常にリアルタイムに見える化。https://asana.com/ja
 開発が限られた時間の中で、アウトプット最大化に集中できる環境づくり

  7. やってよかったことーチームビルディング
 オンライン授賞式(リリース後のプロジェクトふりかえりにて)
 チームのみんなに賞状配ってわいわい 
 賞状名はみんなで考えた 
 思いと意図
 
 MostOOOのようなMVPみたいな1人だけ特別なのやりたくない、みんな頑張ったからみんなに 


    ・賞状は文字なしのフリー素材を使用 
 「賞状テンプレート フリー」で検索してみてください
 無料オンライン作成サイト:http://www.shoujou.jp/
 ・文字はMiroで追加
 ・万が一チームで賞状名出てこないに備え、 
 無難な感謝状や頑張ったで賞をあらかじめ用意 
 ・絵文字を多用して盛り上げ 

  8. こんな雰囲気でわいわいできました
 後日の別ふりかえりで「またやりたい!」の声あり😊
 チームの雰囲気・関係性が良くなるので、感謝や褒め合いワークは日頃もおすすめです 👍
 Miroでアジェンダご参考まで: 
 ・5分:待ち&今日の流れ紹介 
 
 ・20分程度(チーム人数によります):

    
 指定の一人を感謝と褒め褒め(書くと話す) 
 プロジェクトをふりかえり感謝の気持ちを伝えよう! 
 全員書く5分+話す1人2分 
 書く相手はオンラインビデオの画面順番にランダムで決まる 
 時間余ったら全員向けに書ける 
 話す人以外の他の人はスタンプとか絵文字を推しに行ける 
 
 ・10分:
 他の人を褒め褒め&感謝 付箋を貼ったり 喋りたい人は喋る 
 他の人はスタンプとか絵文字を推しに行ける 
 
 ・20分:
 気持ちが高まったところで、シークレットタイム 
 みんなで拍手しましょう 👏
 (シークレットは賞状部分です、後の楽しみということであらかじめシークレッ トにしておきました)
 
 ・3分:締めEnd
 ・注意:チームビルディング目的で長めにやりました。Tryを生み出したい方 は他の手法と組み合わせてみてください。 

  9. やってよかったことーお互いへの理解を深める
 チームキャンバス(チームからメンバー離脱予定を知ったタイミング)
 それぞれの役割を知って互いに支え合っていける、何でも言い合える関係構築 
 自分の自意識役割&他人から自分への期待値の認識を揃える 
 チームで共通認識持てるように 
 
 項目例:役割、チームのゴール、個人ゴール、

    
 得意苦手分野、価値観、チームのルールなど 
 ・手法やアジェンダ参考:チームキャンバス
 https://github.com/and-design/team-canvas
 ・見える化ワーク部分:
 Miroテンプレ「The Team Canvas」をベースに
 会の目的に合わせて項目調整
 https://miro.com/miroverse/the-team-canvas/
 後日兼任エンジニアが他チームで実施しているのを見かけました😇