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新規と古参の溝_株式会社コミュカル Mitz

comucal
August 28, 2023

新規と古参の溝_株式会社コミュカル Mitz

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August 28, 2023
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  1. 松岡 光隆 Mitz(みっつ) 株式会社コミュカル 代表取締役 CEO • 元ITエンジニア(10年以上) • COBOL

    ➡ Java ➡ JavaScript ➡ Python • IoTやブロックチェーン関連の開発経験 • 年間200以上のイベント参加 • 登壇経験 150回以上 ファシリテート 500回以上 • コミュニティイベント運営 600回以上 • エンジニア経験&コミュニティ活動きっかけで起業 数百名から数千名のコミュニティがメイン 多いものでは1万人以上のコミュニティを推進・サポート中 2B、2C、趣味コミュ、社内コミュなど多数運営 偉そうなこと言ってるヤツ
  2. ビジネス 専門性 趣味 関心軸 地域 近接性 対面 情報収集 サポート イベント主体

    ネットワーキング オンライン プラットフォーム コミュニティ分類で考えてみる 目的による分類 コミュニケーションの形による分類 集まる人同士の関係性による分類
  3. ビジネス 専門性 趣味 関心軸 地域 近接性 対面 情報収集 サポート イベント主体

    ネットワーキング オンライン プラットフォーム コミュニティ分類で考えてみる 目的による分類 コミュニケーションの形による分類 集まる人同士の関係性による分類
  4. ▶ コミュニティ内文化や価値観の不一致 既存メンバー内の文化や価値観が、新規参加メンバーと合わない ▶ クリーク(特定グループ)形成 既存メンバーが既に固定されたグループを形成しており、新規メンバーが入り込めない ▶ コミュニケーションスタイルの不一致 既存メンバーと新規参加メンバーとで、コミュニケーションのスタイルや方法が合わない ▶

    情報格差 コミュニティ内の情報や暗黙知が新規メンバーに上手く共有されない ▶ トリガー不足 既存メンバーと新規参加メンバーの交流を生むきっかけとなるイベントがない ▶ プラットフォーム不足 既存メンバーと新規参加メンバーが気軽に交流できる場が少ない ▶ 時間やエネルギーの制約 既存メンバーも新規参加メンバーも動けない状況にあり交流に時間やエネルギーを費やせない ▶ 天災や圧力 交流させようにもそれが実現できない外部事象 ▶ 交流の価値が欠如 そもそもメンバーが交流を求めていない ▶ 爆弾が存在 参加者側にコミュニケーションの場を崩す人が存在 溝が生まれる原因いろいろ・・・(これはほんの一部)
  5. せっかくなので「溝」の対応手法ヒントもちょっとだけ  溝を埋める 既存メンバーと新規参加者間の違いや不一致を直接解決する ➡メンター・メンティー制度導入、共通のプロジェクトやチームビルディングイベントを計画  溝を避ける 衝突が予想されるような状況を未然に防ぐ ➡コミュニティガイドラインを作成して、問題となりうる話題や行動に対する方針を明確化 

    溝の橋渡しする コミュニケーション補助を行う ➡両者の間に中立的な第三者、メディエーター(調停者)やリエゾン(連絡係)を設置  溝を照らす 問題点や課題を明確にして、その存在自体をコミュニティ内で公にする ➡定期的なフィードバックセッション、匿名アンケートの実施と結果の共有
  6.  溝を縮小する 完全に解消するのは難しい場合に、状況を少しずつ改善していく戦略 ➡適切なコミュニケーション向上や構築のトレーニングやワークショップ実施  溝を分かち合う 両者が自分たちの違いを理解し、受け入れることで、新たな価値や視点を生み出す ➡ダイバーシティ(多様性)&インクルージョン(認め合い)の説明会や明示、文化形成  溝を転換する

    問題や課題を完全には解決できない場合、その「溝」を別の形で強みに変える ➡メンバー間の違いを特集したイベントやコンテンツで、溝そのものをコミュニティの魅力にする  溝(の正当性)を維持する 専門家と初心者など意図的に一定の「溝」を維持し、それをコミュニティの健全な運営に役立てる ➡役割の明確化や適切な距離感を保つためのルールやガイドライン設定 せっかくなので「溝」の対応手法ヒントもちょっとだけ