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話題のキャラ配信アプリ「IRIAM」チームってどんな感じなんだろう? 〜異動して3ヶ月過ごしたエンジニアが見てきたモノ〜

DeNA_Tech
August 05, 2022

話題のキャラ配信アプリ「IRIAM」チームってどんな感じなんだろう? 〜異動して3ヶ月過ごしたエンジニアが見てきたモノ〜

2021年8月にDeNAに仲間入りした話題のキャラ配信アプリ「IRIAM」、急成長・組織拡大中で気になってる方も多いのではないでしょうか? DeNA→IRIAMに異動して早3ヶ月経ちましたので、自分がIRIAMに入って感じた文化/技術の話に関してざっくばらんに紹介できればと思います! つながりを大事にするIRIAMの思想を感じ取ってもらえれば幸いです。

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August 05, 2022
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  1. アジェンダ 最初に軽く導入を話して、続いて文化と技術に分けて紹介します。 • 導入(自己紹介とIRIAMについて) • 文化(チームの話) • 技術(エンジニアの話) • まとめ

    2021年8月にDeNAに仲間入りした話題のキャラ配信アプリ「IRIAM」、急成長・組織拡大 中で気になってる方も多いのではないでしょうか? DeNA→IRIAMに異動して早3ヶ月経ち ましたので、自分がIRIAMに入って感じた文化/技術の話に関してざっくばらんに紹介でき ればと思います! つながりを大事にするIRIAMの思想を感じ取ってもらえれば幸いです。 発表内容 2
  2. 自己紹介 今江 健悟 (Kengo Imae) IRIAM IRIAM事業部 エンジニアリング部 エンジニアリング第一グループ •

    2017年4月 株式会社ディー・エヌ・エー 入社 (17新卒) • 2017年6月 運用中ゲームタイトルにjoin ◦ 運営~新機能開発、新機能チーム リードエンジニア を経験 • 2019年10月 新規開発中ゲームタイトルにjoin ◦ Go言語、Google Cloud Platform(GCP)、Kubernetes、etc. ◦ E.G.G. Japan(Expert of GCP for Gaming Japan)プログラム 修了 • 2022年3月 ゲーム事業部 → IRIAM事業部に異動 経歴 登壇 Go+GCP+Kubernetesを活用したクラウドネイティブなゲームサーバ開発/運用事例, 2022/03/17, DeNA TechCon 2022 https://speakerdeck.com/dena_tech/yun-yong-shi-li-dena-techcon-2022 3
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  5. IRIAMのミッション・バリューについて • IRIAMでは「コミュニティの熱量が全ての出発点」である • 常にコミュニティに向かい続け、コミュニティの熱量を正しく育て上げる • 個がチームの期待を超え続けることでコミュニティの熱量を上げる • 「他者の期待を超える」ことでチームを奮い立たせることを大切にしている 自分の頑張りがコミュニティに影響し、熱量が増して、自分やそれ以外のメンバーが更に刺激されて活躍できるようになる

    • 長期的な視点とか戦略的思考みたいなイメージ • 未来の設計図: IRIAMが MIRAIのアナグラム&ブランドカラーが青 というのも実はあったり コミュニティファースト - コミュニティを出発点にする - プルス・ウルトラ - チームの期待を超え続ける - ブループリント - コミュニティの青写真から考える - 11
  6. 継承: オンボーディングを通した文化理解の助け オンボーディングヒーローインタビュー(OHI) • MVVを自分の言葉で語れるようになる、また文化を理解してそれを体現するためのサポート • 代表の増田さんとPO(事業部長)の真辺さんが新規ジョイン者一人ひとりに直接実施 (それくらい本気の取り組み) ◆ 初回(join

    1週間後) ・MVVついて感じたこと・気になること・ 今後のアクション ◆ 2回目(主務 1ヶ月後) ・初回と比較して解釈の変化・バリューを 意識したアクションや改善・ヒーローにな るためのアクション ◆ 3回目(主務 3ヶ月後) ・バリューを意識して成功した体験を教え ていただく(ヒーローインタビュー) 13
  7. 維持: チーム内のコミュニケーション施策 OHI以外のIRIAMの良い仕組み(コミュニケーション活性化施策) • OHI以外に ... Good&New と Colla と

    win-session の 3つがある これらがチーム内の相互理解とお互いに賞賛する文化の手助けになってる • プラスそれらが盛り上がるベース(文化)があるところ ※うちに導入してもこうはならない気がする? Good&New win-session Colla 週2回、職種関係なく 最近の良い話orテーマを 元にワイワイする時間 週の終わりに みんなの活躍をお互いに 褒め合う&知るための会 Botがチームメンバーの ことをおしえてくれる Slackアプリ 相互理解 14 賞賛する文化
  8. 維持: チーム内のコミュニケーション施策 Good&New win-session Colla 週2回、職種関係なく 最近の良い話orテーマを 元にワイワイする時間 週の終わりに みんなの活躍をお互いに

    褒め合う&知るための会 Botがチームメンバーの ことをおしえてくれる Slackアプリ 相互理解 15 賞賛する文化 © TRACK RECORDS, Inc.
  9. 維持: チーム内のコミュニケーション施策 win-session とは? (IRIAMのスタンプ文化&賞賛し合う文化の具体例) • :win-engineer: スタンプを押す→集計用チャンネルに書き込みが乗る→win-session で取り上げる •

    他人のwinを聞いていると「あー。この人は〇〇をやってるエンジニアさんなんだなー」みたい なことを理解できる副次的な効果もある IRIAMチームがめっちゃスタンプを押す文化なので、組織に合ってる仕組み 16
  10. 影響: アプリの文化がチームにも現れているところ IRIAMのアプリの文化がチームにも現れている • みんなIRIAMのことが大好き、アプリが大好きな人が集まってる • 初見さん挨拶、他者への興味が高い、ワイワイするの好き、歴史をちゃんと伝える とか 初見さん挨拶 チーム内で初見さんを

    歓迎する雰囲気が醸成 されやすい気がする。 初見さんを大事にする アプリ内 チーム内 自枠へ初めて来た人 への挨拶文化 IRIAM初心者だと チュートリアルの説明 とかする 他者への興味が高い ワイワイするの好き 歴史をちゃんと伝える IRIAMのユーザーは いろんなライバーの ところに行ったり 枠周りする文化がある ライバーとリスナー の距離が近いので みんなで雑談、相談、 企画考えたりする 身内ネタや特定のノリ になったときに 「説明しよう!」みた いな光景がよくある みんなが、 他の人のことを 常に気をかけてる timesとか活発 Slackの雑談が活発 気軽に質問したり、 設計相談してる 雑談/議論しやすい 設計思想やIRIAMの 歴史のドキュメント化 コードに経緯を残す とか 歴史を伝承する 17
  11. 心理的安全性が高いチームってこんな感じなのかと思った • 心理的安全性が高いって言葉はよく聞くし、字面としては理解できている認識だった。 • IRIAMにきて「それに体感が伴った感じ」がある。 • チームメンバー間の仲が良く、成功はお互いに賞賛しあって、 失敗/課題は積極的に議論して変えていく、あと常に雑談してる。 • 最近、中途入社した人からよく聞く単語

    「〇〇さんが良いチームって言ってるから良いところなんだろうなーと思って入社しました」 IRIAMチームに3ヶ月触れてみての感想 アプリの文化がチーム にも現れているところ チーム内の コミュニケーション施策 継承 維持 影響 オンボーディングを 通した文化理解の助け 18
  12. IRIAMエンジニアってどんな感じですか? 一言で言うと「お互いにリスペクトしてる※1」だと思います。 • システム構成やポジションの話 • IRIAMがこれまで通ってきた歴史や取り組みの話 • 3ヶ月過ごして自分が思うIRIAMエンジニアの良いところ3選 を紹介します。 21

    ※1 IRIAMのエンジニア採用にあたって「お互いにリスペクトできる方」を採用しようというのがありました 技術的観点より人間的に合うかどうか(素直な人/文化へのマッチ度)を重視してエンジニア組織を考えていた 補足説明
  13. IRIAMチームのシステム構成 IRIAMを構成している仕組みは基本的にはシンプル • よくあるサーバ・クライアントモデル+チャットシステムといった感じ。 • 一般的なWebサービス+Unity。Go+GCP+Kubernetesを採用してる。 開発言語 (Client) C# (Server)

    Go / React+TypeScript 技術スタック (Client) Unity (Server) Go / React+TypeScript Infrastructure GCP(Google Kubernetes Engine / Google Compute Engine / Cloud Run) ツール GitHub / Slack / Notion / Miro / monday 22
  14. IRIAMチームのエンジニアタイプ 大雑把に分けると アプリ(Goサーバ)、Web(管理画面)、SRE(インフラ)、クライアント(Unity) の4 タイプのエンジニアがいます。 アプリ (Goサーバ) アプリのサーバー サイドの開発(Go) や運用業務(データ

    の反映・抽出、不 具合調査など)を行 います。 Web (管理画面) 管理画面および 関連Webサービス のフロント及び サーバーサイド (React+TypeScrip t,Go) SRE (インフラ) インフラ構築・保 守(GCP) Terraformを用い てInfrastructure as Codeを強く意 識したインフラ構 築・保守 クライアント (Unity) IRIAMに関わるア プリクライアント の開発・運用(ア セットバンドルの 取り込み確認、不 具合調査など)を行 います。 23
  15. エンジニアを取り巻く環境 • IRIAM内ではエンジニアの比率が一番多い 色々エンジニアに任せてもらえている感覚もある、その分信頼に答えることは大事 • 元ゲーム卒の人が多い: ゲームの知見でゲーム以外の物を作った感じ ゲーム上がりの人からすると馴染みの深い単語ややり方が多い、マスタデータでイベント量産するみたいな • PdMと距離が近い:

    仕様を一緒に詰めていくチームになってる また、その時に自分がアプリを触っていた時の体験をベースにみんなが意見を言い合ってる エンジニアが主体的に動けて、ビジネスサイドとの距離も近い環境。だと思う • hackday: 隔週で何に時間を使っても良い日がある。 新しい技術を学ぶ、改善をする、出社してわいわいするのも良し 27
  16. 3ヶ月過ごして自分が思うIRIAMエンジニアの良いところ3選 ① 議論の終着点はコミュニティに立ち返る • 何か意思決定をするときにコミュニティを見ない意思決定をしない、その変更がユーザーに対してどういう影響があ るか常にみんなが意識している • この改修を入れると我々はめちゃ嬉しいけど、ユーザーの体感が変わるのでは?みたいな議論が自然に行われる、運 営都合だけの開発を極力しない。 ②

    誰かの活躍が次の活躍の後押しをする ③ 全員が他者視点を大切にしている • みんなが誰かの良い活躍(win)に対して称賛する文化がある(誰かのwinが伝搬して次のwinが生まれやすい環境が出来てる) • メンバーがお互いに助け合うことでwinの歯車が回り続ける環境になっている。ハムスターの回し車みたいな? (後ろの人が背中押してるが、その人の後ろにも人がいて循環してるみたいな) • 困っている人を助ける、雑談を大事にする(他人への興味)、他者に対する心遣い/関心が高い組織になっている • そのおかげで 全員が思ってることを発言しやすく、それに対して反応(チャット・スタンプ)が得られる実感がある • 例えば、議論の場でもマサカリ(厳しい直言)をそのまま投げずに、相手が受け入れやすい伝え方を意識している (他者視点が欠けてるとマサカリが飛ぶ、痛い、血が出る) 28
  17. まとめ IRIAMが文化を大切にするのは「チーム内の密なコミュニケーションがもたらす何か」を維持するため IRIAMは今が全盛期?、システム的にもユーザー数的にも成長し続けている段階。 IRIAMに3ヶ月過ごして自分が思うIRIAMエンジニアの良いところ3選、良いチーム文化とエンジニアがいる 1 2 3 おまけ: IRIAMとのマッチ度 セルフチェックシート

    ❏ IRIAMのアプリをしばらく触ってみて魅力 を感じた。 ❏ ユーザーのことを考えながらシステム開 発するのが好きだ。 ❏ IRIAMのサービスの方向性や MVVに 共感できる。 ❏ 文化とか抽象的なものを理解するのが好 きだ。または拒否反応が出ない。 ❏ 成長しているプロダクトに関わりたい。 ❏ 誰かを助けることや、なんやかんやで 巻き込まれ力が高い方な気がする。 ❏ 発表を聞いていてIRIAM、良さそうな チームだなと思った。 ❏ みんなと雑談している時間が好きだ。 30