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Terraform定義も AIで自動作成してみた!インフラ構築でどれだけ生成AIが使えるの?

Terraform定義も AIで自動作成してみた!インフラ構築でどれだけ生成AIが使えるの?

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ディップ株式会社 PRO

September 29, 2025
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  1. 自己紹介 藤井 貴昭 ディップ株式会社 ソリューション開発本部 プラットフォーム部 SRE‧AI 2課 面接コボット、スポットバイトル など

    自社プロダクト の インフラチーム リーダー 設計、構築、運用を担当 AWSとGCPの両方を使っています
  2. 今日お話すること 1. インフラ構築と生成AI 2. Terraform(Terragrunt)の紹介 3. なぜCursorを選んだのか? 4. Terraformで使ってみた 5.

    他の用途にも使ってみました 6. まとめ 今回は実際にやってみた経験談を共有します ツールの比較・検証はやっていないので、主観的な結果なのはご了承ください
  3. Terraform(Terragrunt)の紹介 Terraform HashiCorp製のIaCツール  HCLでインフラを宣言的に定義 PGではなく、“設定“  対応範囲が広く、汎用性が高い 主要なクラウドだけでなく、 監視ツールもIaC化できる

    Terragrunt Terraformのラッパー  少ない記述で、環境・レイヤー別の 設定を効率的に管理できる  DRY原則を実現  依存関係管理を簡素化 Terraformは、IaCのツールとして一般的だが Terragruntは、まだ一部の人が使っている状況
  4. 2.Terraformで使ってみた ①設定  MCP Tools  HashiCorp Terraform MCP Server(hashicorp/terraform-mcp-server)

     AWS Terraform MCP Server(awslabs.terraform-mcp-server)  Docs Webで公開されている公式ドキュメントを参照させる  Terragrunt 公式ドキュメント  OpenAPI(旧Swagger)公式ドキュメント  その他(Tavern)  使用するモデルは「claude-4-sonet」を固定で指定(Autoから変更) ChatGPT-5も一時的に試してみたりしてみた
  5. 3.Terraformで使ってみた ②結果 精度が出なかったポイント  Terragrunt固有の定義を正しく認識できていない部分があった 情報量の少なさが影響していると思われる  構成によって出来ないパターンを指示した場合 「設定不可」と回答してくれず、とりあえず定義を作成してしまう PlanやApply時のエラーで気がつく

     StepFunctions ワークフロー定義の変更は、いまいち Applyはできるがレベルだが、 既存のロジックが消えたり、無駄なロジックが追加されてしまった terraform { source = “../../../..//modules/5-xxxx" } Terragrunt固有の記述 ミスと認識し 修正しようとする
  6. 4.他の用途にも使ってみました  APIのサンプルデータから、 API Gateway フォーマットチェック用モデルの JsonSchema 定義を作成 API Gatewayが対応するJsonSchemaは、古いバージョンの仕様でドキュメントが少なく

    困っていたが、 指示したら解決してくれた  JsonSchema 定義から OpenAPI 定義の作成 単純なフォーマットの書換で、時間を短縮できた  Shellスクリプトの各種Toolを作成 Shell(bash)は要求通り動作可能なほぼ完璧なものができた。”枯れている”ものは強い 指示しなくても、ログの出力までやってくれた