Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
freeeオープンプラットフォーム構想とその運営よもやま
Search
freee
July 03, 2018
Technology
2
7.8k
freeeオープンプラットフォーム構想とその運営よもやま
2018/07/03
API x PM #01
https://apipm.connpass.com/event/90727/
from 坂本 登史文
freee
July 03, 2018
Tweet
Share
More Decks by freee
See All by freee
freee + Product Design FY24 Q2
freee
4
10k
freeeのモバイルエンジニアについて
freee
1
270
10分でわかるfreeeのQA
freee
1
10k
10分でわかるfreee エンジニア向け会社説明資料
freee
19
530k
freeeの福利厚生と働き方
freee
1
69k
品質の高速フィードバックへの取り組み / Commitment to Fast Quality Feedback
freee
4
1.2k
組織作りに「プロダクト開発のエッセンス」 を取り入れ、不確実性に向き合い続ける / Incorporating the “essence of product development” into organizational development and continuing to face uncertainty
freee
0
3.5k
LGBTQ__support_WOMEN_女性として働くということ_DEI
freee
2
540
QAエンジニア_Summer Internship説明会(26卒)
freee
0
290
Other Decks in Technology
See All in Technology
【5分でわかる】セーフィー エンジニア向け会社紹介
safie_recruit
0
18k
AIエージェントについてまとめてみた
pharma_x_tech
10
6.9k
消し忘れリソースゼロへ!私のResource Explorer活用法
cuorain
0
140
ObservabilityCON on the Road Tokyoの見どころ
hamadakoji
0
210
エラーバジェット枯渇の原因 - 偽陽性との戦い -
phaya72
1
100
2週に1度のビッグバンリリースをデイリーリリース化するまでの苦悩 ~急成長するスタートアップのリアルな裏側~
kworkdev
PRO
8
6.5k
(Simutrans) 所要時間ベース経路検索のご紹介
teamhimeh
0
100
GraphRAG: What I Thought I Knew (But Didn’t)
sashimimochi
1
230
生成AIを活用した機能を、顧客に提供するまでに乗り越えた『4つの壁』
toshiblues
1
210
GitLab SelfManagedをCodePipelineのソースに設定する/SetGitLabSelfManagedtoCodePipeline
norihiroishiyama
1
120
Platform EngineeringがあればSREはいらない!? 新時代のSREに求められる役割とは
mshibuya
2
4k
サーバーレスで楽しよう!お気軽に始められる3つのポイント / Have fun with Serverless!
_kensh
2
230
Featured
See All Featured
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
39
1.9k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
28
8.4k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
226
22k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
270
27k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
55
9.2k
Speed Design
sergeychernyshev
25
760
Fontdeck: Realign not Redesign
paulrobertlloyd
82
5.3k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
50
11k
How GitHub (no longer) Works
holman
312
140k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
34
1.6k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
8
1.3k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
327
24k
Transcript
freee 株式会社 freeeオープンプラットフォーム構想とそのよもやま freee株式会社 執行役員プロダクトマーケティングマネージャー 坂本 登史文
大手メーカー系IT企業に新卒で入社し、SAPコンサルタントとして会計システム の開発に従事 株式会社DeNAに転職 データサイエンティストとして、ゲームの開発・改善を行う。 2014年3月freee株式会社に参画。 代表作は機械学習エンジンの開発・会社設立freee・会計上位プランなど。プロ ダクトマネージャーとして従事 2018年7月より、プロダクトマーケティングマネージャーとして製品のマーケット フィットに責任をもつ。 Toshifumi
Sakamoto 坂本 登史文 freee株式会社 執行役員 プロダクトマーケティングマネージャー 2
3 スモールビジネスを、 世界の主役に。 Mission
4 PRODUCTS
01 オープンプラットフォーム構想 5 Section
6 プロダクトローンチ直後からAPIを公開 初期からAPIを公開し、POSレジやECモール、税理士向けシステムと連携、より一層の業務効率化を実 現 2013.03 会計freeeリリース 2013.10 国内初の会計Public APIをリリース 2015.02
会計API を大幅拡張 2017.10 請求書APIをリリース 2018.02 国内初の人事労務Public APIをリリース ※ 弊社調べ ※ ※ ※ 弊社調べ
7 API連携の具体例 POSレジ 金融機関 ログイン・認証 ファイル取込 業務システム ECサイト 共有ツール 決済サービス
8 API連携の具体例 kintone・Slack連携の具体例
9 バックオフィス業務効率化から、全社最適化へ バックオフィス効率化ならfreeeから、全社最適化ならfreeeへ 開発部 営業部 総務部 採用 経理部 人事部 今後:パートナーと全体最適を目指す領域
API API 従来:バックオフィスの効率化
10 オープンプラットフォームのプレスリリースも打った
11 Developer Community も整備
02 よもやま 12 Section
13 よもやま これまでやってきたこと チーム体制の強化 API専門の横断チームの立ち上げ。APIエバン ジェリスト兼PM, 複数名のエンジニアからなる チーム。 CTOがエンジニアとしてジョインしており、会社を 上げての肝いりプロジェクトとしている。
ユーザーインタビュー APIの使用状況からユーザーをいくつかのセグメ ントにわけて、その人たちにインタビューを実施 し、定性的な示唆を得た。 ユーザーセグメントの例 ① アプリ登録のみ行った ② 開発に頓挫した ③ 開発に成功し、運用に乗っている ... 事業計画の作成 会社として明確なゴールを定めるため、事業計 画を目下作成中。 どんなAPIを公開するのか、どんな数字をトラッ キングしていくのか、どういうマテリアルを用意す ればよいのかなど、考えることがたくさんありな がらも奮闘中。
14 よもやま 苦労したことっだり。困ったことだったり。 APIの技術基盤の再検討 大量のAPIをスピード感もってリリースし、メンテ ナンスし続けるための最適な技術基盤は何だろ うか。 WEBアプリのコードとの結合度がたかく、WEB側 の仕様変更の影響を受けやすい。権限管理など も逐一追従する必要がある。
目標の設定が難しい APIの使用回数などをKPIに置いているが、どれ くらいまで増やすとよいのかという目標の設定が 難しい。 YoYで引いてもよいが、非連続的な成長をさせた い領域でもある。また、freeeの「痒い所に手が届 く」のような側 面もあるので、増えていくことが純 粋良いことなのか?という葛藤もあり。 マーケティングが難しい freeeにおいて、エンジニアが直接ユーザーとし て使用する機能はほんの一部。 勤怠・給与明細・経費精算などはエンジニアが直 接触る機能ですが、請求書の作成や人事労務 手続きなど、エンジニアになじみが薄い機能が 盛りだくさん。 その中でAPIコミュニティーを盛り上げるための 工夫をしていく必要がある。
15 Gull: カモメ カモメは、海や、故郷の岸辺や、自由や、 独立にまつわるあらゆるもののシンボル。 海は広がり、この航海はまだ誰も辿り着いたことのない 新大陸に行くぞという思いを込めて。 かもめが着水したら、天気が良くなる(船乗りの迷信) すべてのユーザー・すべての業務が APIを通じてつながる・ひろがる・おてがる
ガル
スモールビジネスを、世界の主役に。