Mozc は Google 日本語入力の OSS 版で、今では Linux デスクトップを使う上では欠かせないものとなっています。しばらくの間、更新が止まっており、Linux 上での日本語入力が危ぶまれていましたが、最近では開発が再開し、Linux 向けの改良も進んでいます。
本セミナーでは、Linux ディストリビューションの 1 つである openSUSE 向けに Mozc のパッケージを作成している武山が、最近の Mozc の変更点の紹介をしつつ、どのように Mozc の開発に関わってきたかを紹介します。特に Mozc は、第三者がプルリクエストなどを通して、直接コードを提供することがほとんどできないポリシーを採用しており(2022年4月時点)、特殊な OSS プロジェクトへの関わり方について話したいと思います。
トピック
- コードコミット以外の技術的な貢献方法
- Linux の日本語入力のおさらい
- ibus-mozc の設定ファイル
- Bazel