【Excel】Basic Training02－表とグラフ作成編－

初心者向けのEXCEL勉強用資料です。全5回の構成です。
『社会人になってEXCEL使い始めたけど、まったくわからない！』と困っている人の役に立てれば幸いです。
研修希望も承っていますので、その際は下記プロフィールの連絡先までご連絡ください。

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1. Excelセミナー ①表とグラフ編
2. 本日のゴール 表作成編 何のために表を作成するのか 見やすい表を作る為に 使い勝手の良い表を作る為に 実例解説 グラフ作成編 何のためにグラフを作成するのか 目的別にグラフを使い分ける グラフの作成手順 実例解説 実践課題 Agenda ©2018 hiroyuki ishikawa 2
3. ©2018 hiroyuki ishikawa 3 本日のゴール ・表の作り方を理解する ・グラフの作成方法を理解する
4. ©2018 hiroyuki ishikawa 4 表作成編
5. ©2018 hiroyuki ishikawa 5 何のために表を作成するのか データを視覚的に把握しやすいように整理し、必要なデータを取り出しやすくする為に作成します。 表作成の目的 データを視覚的に把握しやすいように整理する 必要なデータを取り出しやすくする 見やすい表であること 使い勝手が良い表であること 良い表を作るには… この2点を満たすテクニックを覚えることが重要
6. ©2018 hiroyuki ishikawa 6 見やすい表を作る為に 見やすい表を作成するには「書式設定」の使い方を理解しましょう。 「書式設定」とは見た目の部分を編集する機能を持っています。 フォントや色や表現を変更する ・文字のフォント ・文字の大きさ ・文字の色 ・太字、斜字、下線 ・罫線（けいせん） ・セルの色 ・ふりがな 文字やデータの配置を変更する ・上段、中段、下段 ・左寄せ、中央、右寄せ ・文字の回転 ・インデント（文字の配置）の調整 ・文字の折返し ・セルの結合 例えばフォントを変えるだけ でも、見た目の印象は大きく 変わってきます。
7. ©2018 hiroyuki ishikawa 7 実例解説 フォントの変更 セルの色変更 罫線の追加 文字の左寄せ 行の高さ変更 文字の配置が不均等で凸凹状態 どこが重要な情報なのか分かりづらい 文字の色変更 文字の太さ変更
8. ©2018 hiroyuki ishikawa 8 使い勝手の良い表を作る為に 表の使い勝手を良くする為には「情報の取り出しやすさ」と「無駄を減らす」ことが重要です。 オートフィルタ ウィンドウの分割・固定 グループ化 必要な情報を 取り出しにくい 必要な情報の所在が 分かりづらい （無駄が多い） ナンバリング 問題 解決策
9. ©2018 hiroyuki ishikawa 9 必要な情報を取り出しやすくし、使い勝手を良くする 必要な情報を取り出しやすくするには「オートフィルタ」の機能を活用します。 更に何度も繰り返し、情報抽出作業を繰り返す場合は「ナンバリング」も覚えておきましょう。 オートフィルタ ナンバリング オートフィルタは表の項目に適用します。▼をクリック すると様々な条件（アルファベット・数字・色・テキス ト等）で表内のデータを絞り込むことができます。 何度も繰り返し、色んな条件で情報抽出を行う表の場合、 初期状態に戻れるように設計しておくと、「あれ？最初の 並びに戻したいけど戻せない」という事態を防げます。 「データ」タブ フィルタを付けたい 項目を選んで、 「フィルタ」をクリック ナンバリングしておくと、 フィルタ機能で「昇順」を選 ぶことで初期状態へ戻せる 注） 表の中身が規則性の無いデータの場合、 ナンバリングしておかないと、 並び替えが正しく機能しません
10. ©2018 hiroyuki ishikawa 10 無駄を減らし、使い勝手を良くする データが多ければ多いほど、どこの情報を見るべきか分かりづらくなり、縦や横の移動が増えます。 そこでグループ化とウィンドウの分割・固定を活用し、情報閲覧と作業効率の点で無駄を減らします。 グループ化 ウィンドウの分割・固定 表示・非表示を切り替えたい行や列を選び、グループ化 を押すと＋－ボタンで切り替えられるようになります。 「データ」タブ 押すと表示・非 表示を切り替え 固定・分割を押すことで、スクロールする部分としない 部分を分けたり、1つの画面で同時に離れた位置にあるセ ルの情報を参照できるようになります。 固定された1・2行目は縦 にスクロールしても画面は 移動しない
11. ©2018 hiroyuki ishikawa 11 実例解説 ナンバリング フィルタ設定 グループ化 ウィンドウの 固定 分かりづらいですが、 １行目の項目で固定しています。 固定されていると、このように線 が表示されます。
12. ©2018 hiroyuki ishikawa 12 グラフ作成編
13. ©2018 hiroyuki ishikawa 13 何のためにグラフを作成するのか グラフを上手に活用すると、表を見るだけでは分かりづらいデータの傾向や相関が理解できたり、 グラフを見た相手に対して、伝えたいメッセージが視覚的に伝えられるようになります。 文字情報より画像情報の方が人の記憶に残りやすいので、是非活用していきましょう。 数字だけだと 変化が分かりづらい （分からなくは無いが、脳内変換が必要） 変化が分かりやすい ・消化器内科は患者が減少傾向 ・循環器内科が急に患者数が伸びた ・呼吸器内科は安定している 院長！ 消化器内科の体制 再編が急務です！ 患者推移（単位：人） FY2008 FY2009 FY2010 FY2011 FY2012 FY2013 呼吸器内科 2436 2301 2611 2680 2500 2700 循環器内科 3621 3471 3078 3743 2774 4301 消化器内科 3490 5635 6139 4721 3796 3200 メッセージ
14. ©2018 hiroyuki ishikawa 14 目的別にグラフを使い分ける グラフには、得意分野があります。伝えたい目的に合わせてグラフを使い分けましょう。 時系列 比較 構成比率 縦棒グラフ 折れ線グラフ 横棒グラフ 円グラフ 100％積み重ね棒グラフ 分布 相関関係 ヒストグラム 散布図 ヒストグラムはoffice2016から 定型フォーマットがありますが、 それ以前のバージョンの場合は、 縦棒グラフを作成後に、 棒同士の距離をゼロにし作成しま す。 （詳しくはググってください）
15. ©2018 hiroyuki ishikawa 15 こんなグラフはダメ グラフは直感に訴えやすいぶん、使い方によっては恣意的に印象を操作することもできます。 正しい表現で正しいグラフを作成することを心がけましょう。
16. ©2018 hiroyuki ishikawa 16 こんなグラフはダメ グラフは直感に訴えやすいぶん、使い方によっては恣意的に印象を操作することもできます。 正しい表現で正しいグラフを作成することを心がけましょう。 数字の差が2位のドコモと僅か0.9％ （その0.9％の差は本当に有位なのか） 縦軸の数字が日本とアメリカで異なる （日本の方が変化が大きく見えてしまう）
17. ©2018 hiroyuki ishikawa 17 グラフの作成手順 グラフは表のデータを可視化するものなので、まずは表が作成出来ていることが前提です。 逆に表が作成できていれば、グラフは３ステップで簡単に作成できます。 STEP1 STEP2 STEP3 グラフにするデータを選択 グラフの種類を選択 グラフの細部を調整
18. ©2018 hiroyuki ishikawa 18 STEP1～STEP2：データの選択からグラフの種類選択まで グラフを作成すること自体は難しいことではありません。選んで、クリックするだけです。 また、補助機能も充実しており、「おすすめグラフ」をクリックするとグラフの解説と共に 見本のグラフが表示されますので、悩んだらクリックしてみることをオススメします。 STEP1：グラフにするデータを選択 STEP2：グラフの種類を選択
19. ©2018 hiroyuki ishikawa 19 STEP3：グラフの細部を調整 基本となるグラフを作成し、クリックするとタブに「グラフツール」という項目が出現します。 主に「デザイン」のタブからグラフの見た目やレイアウトを変更することが出来ます。 Officeのverによって「レイアウト」というタブがある場合もあります。 Office2013からは“グラフ要素の追加”に統合されています。
20. ©2018 hiroyuki ishikawa 20 実例解説 スタイルの変更 レイアウトの変更 2436 3621 3490 9547 呼吸器内科 循環器内科 消化器内科 合計 こんなことも？
21. ©2018 hiroyuki ishikawa 21 補足 書式関連はタブから選ぶ以外に、右クリックして開くメニューからも編集できます。 また、office2013以降がインストールされている場合は、更に簡単に要素を追加・変更出来ます。 ↑の場合はoffice2013以降に限ります。
22. ©2018 hiroyuki ishikawa 22 参考：エムスリーの決算資料はわかりやすい
23. ©2018 hiroyuki ishikawa 23 実践課題：エムスリーを分析してみよう 課題１：競合会社の表と、エムスリーの売上収益構成の表をキレイにしてみよう 課題２：４社の売上高がわかる比較グラフを作成してみよう（余裕があれば営業利益verも） 課題３：エムスリーのFY2016の売上収益構成比率が分かる円グラフを作成してみよう 課題４：エムスリーの売上収益構成比率の推移がわかる100％積み上げ棒グラフを作成してみよう https://goo.gl/uZYWWe 課題サンプルデータアクセスURL
24. ©2018 hiroyuki ishikawa 24 課題作例：エムスリーを分析してみよう 競合会社 単位：（百万円） No. 会社名 売上高 営業利益 売上高 営業利益 売上高 営業利益 1 エムスリー 64,660 20,022 78,143 25,050 94,471 29,713 2 エス・エム・エス 19,069 2,756 23,054 3,646 26,611 4,021 3 ケアネット 1,650 180 2,196 194 2,854 407 4 メドピア 1,039 136 973 57 1,559 82 FY2017 FY2016 FY2015 Point 表 ・セルの色を変更 ・ナンバリング ・オートフィルタを設置 ・“FYXXX“が繰り返し表示されるので分割 グラフ ・比較なので、横棒グラフを使用 ・行と列を入れ替えれば、会社名/年度で比較可 行と列を入替
25. ©2018 hiroyuki ishikawa 25 課題作例：エムスリーを分析してみよう エムスリー売上収益構成 単位：（百万円） FY2014 FY2015 FY2016 医療ポータル 22436 25,234 30790 エビデンスソリューション 13195 19,992 22313 海外 10980 13,810 16338 診療プラットフォーム 2818 2,902 2823 営業プラットフォーム 1255 1,283 1466 その他 1484 2,574 5845 合計 52168 65795 79575 Point ・円グラフ ・要素の追加 ・スタイルの変更 ・書式設定 慣れれば、 こんなのも Point ・要素の追加 ・スタイルの変更 ・書式設定
26. ©2018 hiroyuki ishikawa 26 参考：世の中のエムスリー分析事例 出典：SPEEDA、バフェットコード