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3_17_スライド作成鬼十則.pdf
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Hiroyuki Ishikawa
March 19, 2021
Business
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Hiroyuki Ishikawa
March 19, 2021
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Transcript
スライド作成 鬼十則 2021.3.17 wed SHIP登壇資料 Hiroyuki Ishikawa
細かいテクニックやデザインの話はしません 前提
急がば回れ。まず考えよ。 1
BAD • いきなりスライド作成から始める • 何を書くかが決まっていないので、ドン ドン思考が拡散し、収集がつかなくなる • 結果、手戻りが多くなり時間だけが過ぎ ていく
GOOD • まずは、伝えたい事を整理する • ひたすら書き出していくことで思考が整 理されていく(紙でもPC上でのメモでも 何でもOK) • 結果、手戻りが少なく、効率的。
物語なくして理解なし 2
BAD • 読み手の視点を考えず、”自分が思い ついた順番”にスライドを並べる • 伝えたい事を思いつく限り、スライドに 盛り込もうとする • 結果、一度には脳内消化しきれないて んこ盛りスライドが出来上がる
GOOD • スライドを最後まで読み終わった時の ゴールを設定する • ゴールの達成から逆算し、読み手が理 解しやすい順で流れを整理する • ゴールの達成に関与しない事は除外す る(言いたくても我慢)
スライド≠”読み物” 3
BAD • スライドは”読み物”ではない • 文字を大量に入れ込んでしまうと、読み 手の脳内リソースは読む事だけに割か れてしまい、他の情報(プレゼンetc)が 入ってこない • (何より、面白くない)
GOOD • スライドはプレゼンの補助道具 • 重要な情報だけを残し、それ以外の情 報は書かない(必要ならAppendixで補 足) • 図やグラフを駆使して、相手の脳内リ ソース負荷を減らす
型こそ全て 4
BAD • 毎回、スライド毎に体裁が異なる • 読み手のことを考えず、「このスライドは どうしよっかなー」と思いつくまま作って いる • メリハリを考えない
GOOD • スライド作りは型づくりから • 読み手にとって「どこに、どんな情報が あるか」がわかりやすいので脳内リソー スを消費されない • Googleスライドやパワーポイントのレイ アウト機能を使うと簡単
Z構成で目線を誘導せよ 5
BAD • 図形やグラフ、テキストを深く考えず、 適当に配置している • とりあえず並べておいて、それっぽく見 えればいいだろうと考えている
• 人の目線は「Z」で動くので、それに合わ せて情報を配置する(ex.メッセージ→ ファクト→詳細) • 目線に合わせた情報配置は読み手の 理解促進を促す • Zの派生としてNの構成も効果的 GOOD
左にグラフ、右に文字を 6
BAD • グラフとメッセージの並びに疑問を持た ない • とりあえず伝えたいメッセージを書い て、その下にファクトになるグラフを置い ておけば大丈夫だろうと思っている
GOOD • 左にビジュアル(グラフ)、右に文字情 報が基本 • 左(右脳)はビジュアルの解釈、右(左 脳)は文字情報の解釈が得意
配置の乱れは心の乱れ 7
BAD • オブジェクトやテキストのインデント(配 置)を合わせない • 少しくらいズレてても大丈夫だろうと 思っている • 配置する際は手作業で調整している
GOOD • 上下のインデントは必ず合わせる • 配置を整えるだけで統一感が生まれ、 読み手のストレスを低下させる • Googleスライド・パワーポイントどちら にも位置合わせ機能(配置機能)がある ので活用しよう
足し算より引き算 8
BAD • 伝えたい情報の全てをスライドへ詰め 込もうとする • 詰め込むことが読み手の為になると 思っている • 色や枠線を多用し、とりあえず枠で囲っ ておけば良さげに見えるだろうと考えて
いる
GOOD • 読み手がメッセージを理解するにあたり 必要な情報以外は除外する • 枠線や目盛はノイズになりがち • 図形やグラフを駆使し、文章で説明す ることの代替手段を考える
グラフ表現を使い分けよ 9
BAD • とりあえず縦棒と円グラフだけ使ってお けば良いと思っている • 3Dグラフにすると、なんかカッコ良さそ うに見えるので気に入っている
• グラフは伝えたいメッセージに合わせて 使い分ける • 時系列データは縦棒(折れ線)、比較は 横棒、比率は円グラフが基本 • 3Dグラフは誤解を生みやすく、脳内処 理の負担を強いるので使わない GOOD
時系列 時系列 比較 比率 比率 分布 相関
センスを言い訳にしない 10
BAD • 上手にスライドを作るにはセンスが必要 だと思っている • インプットしないことを、デザインセンス がないことに変換して、努力しないこと の言い訳にしている
GOOD • センスは不要。スライド作りで必要なの はパターン認識 • スライドをとにかく読んで、自分の中の 引き出しを増やす • 良いなと思ったら、真似してみる •
決算説明資料が特にオススメ
スライド作成鬼十則 急がば回れ。まず考えよ。 1 物語なくして理解なし 2 スライド≠”読み物” 3 型こそ全て 4 Z構成で目線を誘導せよ
5 左にグラフ、右に文字を 6 配置の乱れは心の乱れ 7 足し算より引き算 8 グラフ表現を使い分けよ 9 センスを言い訳にしない 10
オススメ資料・ツール 付録
参考資料 UXデザイン会社GoodPatch決算資料 デザインを生業としている会社だけあって、基礎の全てが 詰め込まれている。とりあえず迷ったら、この資料の真似 をすると良い。 伝わる提案書の書き方(スライド付)~ス トーリー・コピー・デザインの法則 株式会社ベイジの枌谷さんブログ。提案書の作り方解説ブロ グだが、スライドデザインの参考にもなる。
ツール Canva 無料から使えるデザインツールです。スライドのほか、アイ コンやSNSのバナー画像等も作成できます。テンプレート が豊富なので、迷ったらCanva。 O-DAN 写真素材検索サイトです。スライドを公に共有する場合、コ ピーライトに配慮しておく必要があります。そんな時、 O-DAN で無料素材を一気に検索できて便利です。
ツール ICOOON MONO アイコン素材をダウンロードできるサイトです。シンプルな アイコンが多数登録されており、色の変更もできます。 JPEG形式だけではなく、PNGやSVG形式でダウンロード できるのが便利。 Icograms Designer 流行りのアイソメトリックアイコン(立体的なアイコン)が作成で
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