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モバイルゲーム。移管と運営のエンジニア

gree_tech
September 18, 2020

 モバイルゲーム。移管と運営のエンジニア

GREE Tech Conference 2020 で発表された資料です。
https://techcon.gree.jp/2020/session/Session-6

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September 18, 2020
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    this slide. ゲーム運営もしくはゲーム開発に携わって いますか?
  2. 7 社名︓ 事業内容︓ 設⽴︓ 代表取締役社⻑︓ 従業員数︓ ファンプレックス株式会社 ゲーム運営事業 2015年10⽉15⽇ 下村

    直仁 193⼈(2020年9⽉時点) (正社員・契約社員・派遣社員・アルバイト数) 累積運営移管実績数︓ 29タイトル(設⽴から2020年9⽉時点) 会社概要
  3. 12 ⓘ Start presenting to display the poll results on

    this slide. ゲームの運営移管どれくらいの期間を要す ると思いますか?
  4. ゲーム移管のエンジニア業務 - 打ち合わせ・計画 移管元企業様へのヒアリング - 移管元企業様の担当者へヒアリングを実施させていただき、主に技術要件を洗い出して いきます。その際、開発に必要な人数や個々人の持ち合わせているスキルについても一 緒にヒアリングします 移管元企業様との分科会の実施(複数回) -

    ヒアリング結果を基に移管に向けた会議を複数回実施させていただきます タスクレベルでの話からスケジュール、運営に関するポリシーや開発に関する想い等 お話頂ける範囲でできる限り詳細にお伺いします 開発PC等の機材の手配など環境面の準備 - ヒアリングを通して 必要なPCスペックを伺いますが、必要なツールやソフトウェアに 合わせて社内で手配可能なPCを選定し手配します
  5. ゲーム移管のエンジニア業務 - 打ち合わせ・計画 主に必要とされる技術スキル - パブリッククラウド - サーバーサイド開発 - クライアント(アプリ)開発

    - 対象アプリケーションに関する知識 など エンジニアの役割と業務 - 移管対象のアプリケーションに必要な技術要件を洗い出し、安心・安全に移管を遂 行できる運営チーム・環境を構築します どんなエンジニアスキルが求められるか - 深く幅広い技術スキルが求められます。移管に向けたヒアリングを実施するまでは 技術要件が不明のため、ヒアリング結果を正しく評価・分析し、最高の運営チーム を構築することが必要です - 加えて、モバイルゲームには世界中で開発された様々な技術が用いられているため、 このフェーズを担当するエンジニアは深く幅広い技術スキルが求められます
  6. ゲーム移管のエンジニア業務 - 常駐移管・社内運営 エンジニアの役割と業務 - 移管元のチームから業務を引き受け開発・運営を進めていきます どんなエンジニアスキルが求められるか - 移管元企業様チームの担当者と同等のスキルが求められます -

    お客様(プレイユーザー様)に違和感を与えないように、技術だけでなく思想や背 景を汲み取り吸収するスキル - 普段と違う環境で業務を行うので、外部環境への適応力 - 移管元企業様のチームに溶け込めるコミュニケーション力
  7. ゲーム運営の開発で大事にしていること 共通の開発ガイドラインの策定 - ファンプレックスクオリティ(品質)を担保するための共通ガイドライン - 運営タイトル毎で独立した開発チームが組織されているが、横断チームによる共通ガイドライン の策定と定期的なアップデートを行っています - 開発チームごとに開発規約は存在しているが、最低限守るべき項目が明記されています -

    効率よく一定の品質に到達するために守るべきガイドラインとして定義されています 新規移管案件が発生した場合でも共通ガイドラインをベースに開発チームが移管業務と運営を行うこと で、最短で必要な品質を確保することが可能です チーム毎の開発規約と共通ガイドラインが共存することでチーム間の差分を吸収することができスピー ドを落とすことなく品質を維持することも可能です 1. 明文化する 2. コストを意識して開発を行う 3. PDCAを回して、改善に努める 4. 自動化・効率化に積極的に取り組む
  8. 31 ⓘ Start presenting to display the poll results on

    this slide. 直近1年(2019年7月〜2020年6月)で月間 何時間の業務効率がされたでしょうか
  9. ゲーム運営の開発で大事にしていること 直近1年間(2019年7月から2020年6月まで) 380時間 / 月 2019年7月〜12月:195時間 / 月 2020年1月〜6月 :185時間

    / 月 品質を担保したまま、継続的に効率化の成果を出し続けています。 この取り組みを通して、コストをかけずに新しいコンテンツの開発や新規案件へのアサインなど が可能となり、新しい価値の提供に寄与しています
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