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エンジニアの発信を「個人の努力」で終わらせないために/登壇資料(井田 献一朗)

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December 10, 2025

エンジニアの発信を「個人の努力」で終わらせないために/登壇資料(井田 献一朗)

CADDi Tech 忘年会 最適解を語る夜
2025年12月10日(水)19:00〜21:00

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December 10, 2025
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Transcript

  1. Copyright Hacobu, Inc. 2 自己紹介 Go, Rust, Python メンタリング, 育成

    井田 献一朗 2022年にHacobuに入社し、バックエンドエンジニ ア・EMを経て組織開発を行う。後に独立し業務委 託として技術広報を担当。 略歴 好きなもの
  2. Copyright Hacobu, Inc. 7 なぜ、私たちは発信がしんどいのか? 自分の知見なんて価値がない と思ってしまう マサカリが飛んでくるのが怖い 自分の記事なんて 誰も読まないよ...

    負担に感じる最大の理由 いきなり完璧なものを、 不特定多数に出そうとしている 筋トレしていない人が 100kg のバーベルを上げるようなもの
  3. Copyright Hacobu, Inc. 9 いきなりインターネットという大海原に出る必要はない 社外 社内 少人数 大人数 スポンサーがつく

    カンファレンス connpassでの 勉強会 全社・テック内 での発表 チーム内や内輪 での発表 どの規模なら大丈夫かは経験や視座に依存する
  4. Copyright Hacobu, Inc. 10 いきなりインターネットという大海原に出る必要はない 社外 社内 少人数 大人数 スポンサーがつく

    カンファレンス connpassでの 勉強会 全社・テック内 での発表 どの規模なら大丈夫かは経験や視座に依存する 小規模に発信することは 言語化のトレーニングにつながる (まずは質より量) チーム内や内輪 での発表
  5. Copyright Hacobu, Inc. 11 いきなりインターネットという大海原に出る必要はない 学習効率の逆転現象 教える立場の特徴 • 間違ったことを言えないプレッ シャー

    • 裏を取り言語化するため解像度 が上がる • 知識が長期記憶として残る 聞く立場の特徴 • 安全圏で聞くため、わかった気 になる • 情報を受け取るだけなので定着 しない • 翌日には忘れる 実は発信する側が一番勉強になる
  6. Copyright Hacobu, Inc. 13 発信を続ける文化を醸成するには 反応しない組織 勇気を出して投稿したのに、スタンプがつ かない、感想が来ない BAD 過剰なフィードバック

    GOOD 「発信文化」といっしょに「称賛文化」も 作る 発信の火種を消さないための「燃料」が必 要 → エンジニアは「価値がなかった」と判 断し、沈黙する → 「反応」こそが次の発信を生む
  7. Copyright Hacobu, Inc. 14 まとめ さまざまなスケールの 発信機会を作る 発信をネタの提供よりも 言語化トレーニングの 機会と捉える

    「称賛文化」のある 反応する組織の中で 「発信文化」は育っていく 場所 行動 燃料
  8. Copyright Hacobu, Inc. 15 まとめ "Train people well enough so

    they can leave, treat them well enough so they don't want to." どこでも通用する人材に育てよ。そして、それでも『ここにいたい』と思わせる環境を作れ。 技術広報がどこでも通用する人材を育て、組織開発が『ここにいたい』と思える環境を作る 発信 称賛 ── リチャード・ブランソン