Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
アジャイルを始めるための基礎を固める
Search
ham
September 17, 2024
Technology
1
140
アジャイルを始めるための基礎を固める
アジャイルを始めるための基礎を固める方法をスライドにまとめたもの
ham
September 17, 2024
Tweet
Share
More Decks by ham
See All by ham
生成AI導入の効果を最大化する データ活用戦略
ham0215
0
110
データ駆動経営の道しるべ:プロダクト開発指標の戦略的活用法
ham0215
2
310
開発組織における意思決定の実例〜開発優先度・組織構成・ツール導入〜
ham0215
0
66
エンジニアリングで組織のアウトカムを最速で最大化する!
ham0215
1
370
アウトカムを最速で最大化できる開発組織にするために
ham0215
1
100
コード品質向上で得られる効果と実践的取り組み
ham0215
2
310
開発者体験を定量的に把握する手法と活用事例
ham0215
2
270
チームトポロジーの4つのチームタイプ
ham0215
2
55
生成AI活用でエンジニア組織はどう変わったのか?
ham0215
3
190
Other Decks in Technology
See All in Technology
Lambda management with ecspresso and Terraform
ijin
2
120
生成AI時代におけるAI・機械学習技術を用いたプロダクト開発の深化と進化 #BetAIDay
layerx
PRO
1
1k
マルチモーダル基盤モデルに基づく動画と音の解析技術
lycorptech_jp
PRO
4
500
私とAWSとの関わりの歩み~意志あるところに道は開けるかも?~
nagisa53
1
160
LIFF CLIとngrokを使ったLIFF/LINEミニアプリのお手軽実機確認
diggymo
0
230
LLMで構造化出力の成功率をグンと上げる方法
keisuketakiguchi
0
240
Agent Development Kitで始める生成 AI エージェント実践開発
danishi
0
120
LLM開発を支えるエヌビディアの生成AIエコシステム
acceleratedmu3n
0
370
【新卒研修資料】数理最適化 / Mathematical Optimization
brainpadpr
25
11k
Amazon Q Developerを活用したアーキテクチャのリファクタリング
k1nakayama
2
170
「育てる」サーバーレス 〜チーム開発研修で学んだ、小さく始めて大きく拡張するAWS設計〜
yu_kod
1
250
【Λ(らむだ)】最近のアプデ情報 / RPALT20250729
lambda
0
230
Featured
See All Featured
Docker and Python
trallard
45
3.5k
Designing Experiences People Love
moore
142
24k
Bash Introduction
62gerente
614
210k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
3.9k
Code Review Best Practice
trishagee
69
19k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
49
14k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
50k
Fireside Chat
paigeccino
37
3.6k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
134
9.5k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
8
750
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
223
9.9k
BBQ
matthewcrist
89
9.8k
Transcript
© Findy Inc. 2024.09.17 1 アジャイルを始めるための 基礎を固める 浜⽥ 直⼈ Naoto
Hamada (ham)
© Findy Inc. 2 開発⽣産性が向上する⽅法を探求しているエンジニア! Ruby / Rails / React
/ TypeScript / AWS Agile / DevOps / Developer Productivity / DevEx Stock Investment 浜⽥ 直⼈ Naoto Hamada (ham) @hamchance0215
© Findy Inc. 3 Agenda - アジャイルソフトウェア開発宣⾔は⼼構え - アジャイルを始める基礎を作る
© Findy Inc. アジャイルソフトウェア開発宣⾔は ⼼構え 4
© Findy Inc. 5
© Findy Inc. 6 https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/plus-it-ui/itssplus/ps6vr70000001i7c-att/000065601.pdf
© Findy Inc. 7 https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/plus-it-ui/itssplus/ps6vr70000001i7c-att/000065601.pdf ⼼構えはわかった!! やっていき!!!
© Findy Inc. 8 https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/plus-it-ui/itssplus/ps6vr70000001i7c-att/000065601.pdf ⼼構えはわかった!! で、どうすればいいの??
© Findy Inc. 9 https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/plus-it-ui/itssplus/ps6vr70000001i7c-att/000065601.pdf
© Findy Inc. 10 https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/plus-it-ui/itssplus/ps6vr70000001i7c-att/000065601.pdf マインドセットを変えるだけでは 実践できないものがあるな...
© Findy Inc. 11 https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/plus-it-ui/itssplus/ps6vr70000001i7c-att/000065601.pdf 実践するには 基礎を作る必要がある!
© Findy Inc. アジャイルを始める基礎を作る 12
© Findy Inc. 13 いつでも本番反映できる仕組みを作る main feature 細かく本番反映していく 仕組みが必要
© Findy Inc. 14 ⻑く残るブランチとは? - featureブランチで開発を⾏い、すべて開発‧検証した後に マージ main feature
新規機能‧既存機能 すべて検証後にマージ feature N
© Findy Inc. 15 細かくマージするための考え⽅ - 🙅検証して承認されたコードしかmainにマージしない - 🙆既存に影響を与えないコードはガンガンmainにマージ ◦
(体感ですが)追加‧変更したコードの9割は既存に影響を 与えない形でマージできる ◦ 1つ1つの影響範囲が広い場合、結合度を⾒直すと良い main feature
© Findy Inc. 16 細かくマージするための考え⽅ - 🙅検証して承認されたコードしかmainにマージしない - 🙆既存に影響を与えないコードはガンガンmainにマージ ◦
(体感ですが)追加‧変更したコードの9割は既存に影響を 与えない形でマージできる ◦ 1つ1つの影響範囲が広い場合、結合度を⾒直すと良い main feature 既存に影響を与えないことを 検証するのが⼤変じゃん
© Findy Inc. 17 「既存に影響を与えない」を保証する - ⾃動テストをCIで実⾏して、既存の振る舞いを保証する - 必要に応じてmainマージ前に⼿動テストをする ◦
⾃動テストで広範囲を担保して、どれだけ⼿動テストを 減らせるかがキモとなる!! ◦ リネームやtypoの修正、リファクタリングは⾃動テスト さえ通れば確認OKと⾒なせる
© Findy Inc. 18 「既存に影響を与えない」を保証する - ⾃動テストをCIで実⾏して、既存の振る舞いを保証する - 必要に応じてmainマージ前に⼿動テストをする ◦
⾃動テストで広範囲を担保して、どれだけ⼿動テストを 減らせるかがキモとなる!! ◦ リネームやtypoの修正、リファクタリングは⾃動テスト さえ通れば確認OKと⾒なせる 例えば以下のようなPRはCI通ればヨシッ! →mainへマージ PR1: 関数名を変更 PR2: Fix typo PR3: 新しいモジュールを追加(未使⽤) PR4: ライブラリアップデート(ものによるが)
© Findy Inc. 19 「既存に影響を与えない」を保証する - ⾃動テストをCIで実⾏して、既存の振る舞いを保証する - 必要に応じてmainマージ前に⼿動テストをする ◦
⾃動テストで広範囲を担保して、どれだけ⼿動テストを 減らせるかがキモとなる!! ◦ リネームやtypoの修正、リファクタリングは⾃動テスト さえ通れば確認OKと⾒なせる 例えば以下のようなPRはCI通ればヨシッ! →mainへマージ PR1: 関数名を変更 PR2: Fix typo PR3: 新しいモジュールを追加(未使⽤) PR4: ライブラリアップデート(ものによるが) PRに1つの観点しか⼊っていなければ ⼿動テストの有無も⼀⽬瞭然! →1つのPRに複数の観点を⼊れないこと も⼤事
© Findy Inc. 20 ⾃動テスト書く時間が もったいなくないですか?
© Findy Inc. 21 テスト⾃動化の損益分岐点は「4回」 - 4回以上変更するなら⾃動テストを書いた⽅がお得!! 質とスピード (@t_wada) https://speakerdeck.com/twada/quality-and-speed-aws-dev-day-2023-tokyo-edition
© Findy Inc. 22 ⾃動テスト書くのは ハードル⾼いのですが...
© Findy Inc. 23 ⾃動テストは書けるようになりましょう! - ⼀度⾃動テストがある環境に⾜を踏み⼊れると、⾃動テス トがない世界には戻れなくなります! - ⾃動テストのある開発環境は開発者体験が良い!!
© Findy Inc. 24 ⾃動テストで100% 品質担保できるんですか?
© Findy Inc. 25 Four Keys - DORAが調査した開発組織のパフォーマンス指標 2023 State
of DevOps Report https://cloud.google.com/devops/state-of-devops https://book.impress.co.jp/books/1118101029
© Findy Inc. 26 Four Keys - Eliteでも変更障害率は5% 2023 State
of DevOps Report https://cloud.google.com/devops/state-of-devops https://book.impress.co.jp/books/1118101029
© Findy Inc. 27 Four Keys - 障害が起きても1時間以内に復旧 2023 State
of DevOps Report https://cloud.google.com/devops/state-of-devops https://book.impress.co.jp/books/1118101029
© Findy Inc. 28 本番障害は起きるものと認識する - 本番障害が⼀定の割合で発⽣することは許容する ◦ ※プロダクトの性質によって許容する範囲は変える -
⼀⽅で障害が発⽣してもすぐに復旧できるように監視やリ カバリ⼿順を確⽴しておく - Tips: エラーバジェット ◦ 可⽤性: 99.9% → 43分/⽉ までは障害を許容 ◦ 許容範囲を超えるまでは積極的に開発を進める ◦ 許容範囲を超えたら信頼性の回復に注⼒する
© Findy Inc. 29 守りたいものを定義して守る - 本番障害に備えるため、守りたいものを定義して守る ◦ プロダクトの振る舞い ▪
⾃動テスト / E2Eテスト / リリース前の⼿動テスト ◦ レスポンスタイム / ステータスコード ▪ ログ監視 ◦ 復旧⼿順を整備 ▪ ⾃動化‧簡易化‧ドキュメント化 ◦ 障害後のふりかえり ▪ 再発防⽌
© Findy Inc. 30 いつでも本番反映できる仕組みができた! あとはアジャイルを実践するのみ! アジャイルには様々な⼿法があります ⾃分に合った⼿法を⾒つけましょう!