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第79回 ISO/TC 211 国内委員会

Hidenori FUJIMURA

October 21, 2016
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Transcript

  1. 本日の議題 1. 報告事項 Ø 第42回総会ウィーク(トロムセ)参加報告 Ø 第43回総会ウィーク(レッドランズ)日本団と参加のポイント Ø最近の投票結果 2. 審議事項

    Ø 投票案件 2 測技協 レッドランズ総会が、本邦 G空間EXPO の直後となるため、 レッドランズ総会前の国内委員会は開催しないことを提案したい。 →この間の議論は、適宜、幹事会判断又はメール審議で処理 ※事務局交代期であるためか、現在大きなイシューはなく、 11月も大きなイシューがない状態が継続すると予想
  2. 【報告】最近の投票結果 ① 19160-2 NWIP アドレッシング-第2部:住所付定の好例 ② 19142 NWIP2 ウェブ地物サービス(改正) ③

    19143 NWIP2 フィルター符号化(改正) ④ 19131 NWIP データ製品仕様(改正) ⑤ 19160-3 NWIP アドレッシング-第3部:住所データの品質 ⑥ 19160-4 DIS アドレッシング -第4部:国際的な郵便住所の構成要 素とテンプレート言語 ⑦ 19155-2 DIS 場所識別子(PI)アーキテクチャ- 第2部:場所識別 子(PI)リンク ⑧ 19105 SR 適合性及び試験(定期見直し) ⑨ 19132 SR 場所に基づくサービス-参照モデル(定期見直し) 7
  3. 1.NWIP 19160-2 Adrresing-Part2 住所付定の好例 8 測技協 【投票結果】 ・賛成18、反対0、棄権19 20.00で承認 ・プロジェクトリーダーは提案者の世界銀行が担当

    ・エキスパートは各国から6人が登録。 ・ 世界銀行提案 ・ 日本は20.00で賛成に投票、国土地理院藤村をエキスパートとして登録した。
  4. 2.NWIP2 19142 Web Feature Service 9 測技協 ・ OGC提案、30.00希望、IS、ドラフトつき(OGC書式)、24ヶ月 ・

    日本は20.20で賛成、エキスパートは登録せず、「ドラフトへ積極的にコメント を出すことで規格に参加する」というコメントを提出した。 ・ ドラフトへは体裁の整理を求めるコメントを提出した。 【投票結果】 ・賛成20、反対0、棄権16 30.00で承認(CDから検討スタート) ・プロジェクトリーダーは提案者のOGCが担当 ・エキスパートは各国から9人が登録
  5. 3.NWIP2 19143 Filter Encoding 10 測技協 【投票結果】 ・賛成20、反対0、棄権16 30.00で承認(CDから検討スタート) ・プロジェクトリーダーは提案者のOGCが担当

    ・エキスパートは各国から9人が登録 ・ OGC提案、30.00希望、IS、ドラフトつき(OGC書式)、24ヶ月 ・ ISO 19143:2010の改正提案であり、ISOとOGCの整合が目的。 ・ 日本は30.00で賛成投票、エキスパートは登録せず、「ドラフトへ積極的にコメ ントを出すことで規格に参加する」というコメントを提出した。
  6. 4.NWIP 19131 Data Product Specifications 11 測技協 【投票結果】 ・賛成21、反対0、棄権15 20.20で承認(WDから検討スタート)

    ・プロジェクトリーダーは提案者のスウェーデンが担当 ・エキスパートは各国から14人が登録された。 ・ スウェーデン提案、20.20希望、IS、既存規格がベース、36ヶ月 ・ 日本は20.20で賛成、この規格の見直しを求めていたため実施を歓迎。ただし、 エキスパートは登録せず、「ドラフトへ積極的にコメントを出すことで規格に 参加する」というコメントを提出した。
  7. 5.NWIP 19160-3 Addressing – Part 3 住所データの品質 12 測技協 【投票結果】

    ・賛成21、反対0、棄権15 20.00で承認 ・プロジェクトリーダーは提案者のUSが担当 ・エキスパートは各国から8人が登録(日本からは藤村を登録。) ・ US提案、20.00希望、ドラフト付、36ヶ月 ・ 品質を計測するための「住所データの品質評価尺度」を提案するもの。 ・ 日本は20.00で賛成だが、この規格は日本の住所形態に適用する予定はない。 様々な住所の定義が受け入れられる余地を確保するため、内容の抽象化を図る。 ・ エディタの対応力を測ることも兼ねて、「measure for address data quality」 に変更するようコメントを提出した。
  8. 6.DIS 19160-4 Addressing – Part 4 13 測技協 【投票結果】 ・賛成29、反対0、棄権12

    コメント:中国、フランス、南アフリカ、スペイン 「国際的な郵便住所の構成要素とテンプレート言語」 • 日本は以前より特段のスタンスはない。情報共有のため関係各所には通知。 • 賛成で投票。
  9. 【審議】投票案件 ① DTS 19159-3 (/2016-10-12) リモートセンシング画像センサの較正及び検証 - 第3部:SAR/InSAR ② Text

    for DIS 19101-2 (/2016-10-28) 参照モデル-第2部:画像(改正) ③ Text for DIS 19130-1 (/2016-10-28) 地理的位置決めのための画像センサモデル ④ Text for DIS 19107 (/2016-10-28) 空間スキーマ(改正) ⑤ Text for DIS 19115-2(/2016-10-31) メタデータ-第2部:画像及びグリッドデータのための拡張(改正) ⑥ NWIP 19150-4 (/2016-11-01) オントロジ - 第1部:枠組み ⑦ Text for DIS 19123-2 (/2016-11-03) 被覆の幾何及び関数のためのスキーマ - 第2部:被覆の実装スキーマ ⑧ Text for DIS 19157 Amd 1(/2016-11-03) データ品質 - 追補1 被覆を使用するデータ品質の記述 ⑨ CD 19165 (/2016-11-09) デジタルデータとメタデータの保存 17
  10. 1. DTS 19159-3 (/2016-10-12) 18 パスコ 【投票案】 Approval コメント:短期間に高い水準のDraftを完成したWorking Groupに敬意。

    リモートセンシング画像センサの較正及び検証 - 第3部:SAR/InSAR ※ 産業技術総合研究所からエキスパートも出している。
  11. 2. Text for DIS 19101-2 (/2016-10-28) 19 JIPDEC • 参照モデル-第2部:画像(改正)

    • 【投票案】 No:異議なし • 19101-2はJIS化もされておらず、このままDIS~ISに進んでも国内への影響はない と考えられる • ただし、次のスライドにある編集上のコメントを非公式に提供する。 • 参考: • 6月のISO/TC 211トロムセ総会でも、CDステージのスキップが決議されている
  12. 2. Text for DIS 19101-2 (/2016-10-28) 20 次の編集上のコメントを、事務局に送付する。 1) references

    to 19116 should indicate that 19116 is currently under revision (references include, 4.40, 8.2.10 and bibliography [35]) 2) in 5.1 and Table 8 the term "Quasi" is used to denote Japan's Quasi- Zenith Satellite System (QZSS) satellite navigation platform is incorrect. "Quasi" should be changed to "QZSS" as it is the more accepted abbreviated term ( http://qzss.go.jp/en/ ).
  13. 3. Text for DIS 19130-1 (/2016-10-28) 21 アジア航測 ・投票案:No(異議なし) ・既存のTSの構成を変更して基礎編をISにしようとするもの。

    ・DIS、ISに進むことに反対する理由がみあたらない ・地理的位置決めのための画像センサモデル 第一部 基礎編 TS 19130:2010 IS 19130-1 基礎編 TS 19130-2 SAR, InSAR, Lidar, Sonar
  14. 4. Text for DIS 19107 (/2016-10-28) • 【回答案】No(異議なし) • 既に

    CD.2 投票で日本はコメントなし賛成をしており、現時点で DIS に送ること を反対する理由がないため。 22 朝日航洋
  15. • メタデータ-第2部:画像及びグリッドデータのための拡張(改正) • 【投票案】 No:異議なし • 19115-2はJIS化もされておらず、このままDIS~ISに進んでも国内への影響はない • 参考:JIS規格と国内での活用状況 •

    メタデータ関連の規格は複数存在しているが、現状その一部がJIS化され、JPGIS としても運用されている。 5. Text for DIS 19115-2 (/2016-10-31) 23 JIPDEC ISO JIS 備考 ISO 19115-1:2014 Metadata – Fundamentals JIS X 7115:2005 メタデータ JIS X 7115-1:2013 メタデータ(追補1) ISOとJISでバージョン 差異あり ISO 19115-2:2009 Metadata - Extensions for imagery and gridded data ― 改訂中 ISO/TS 19115-3:2016 Metadata - XML schema implementation for fundamental concepts ― ISO/TS 19139:2007 Metadata - XML schema implementation ― 改訂中 ISO/TS 19139-2:2012 Metadata - XML schema implementation - Extensions for imagery and gridded data ―
  16. 5. NWIP 19150-4 (/2016-11-01) • Geographic information -- Ontology --

    Part 4: Service ontology • 中国提案 • Ontologyについてはこれまでも議論され、適用事例・適用性はなかった。 24 地理院 基本、単なる一般論で、 Geographic という 形容詞が入っただけ。
  17. 7. Text for DIS 19123-2 (/2016-11-03) 27 アジア航測 ・投票案:No(異議なし) 19123で定義された被覆抽象スキーマに基づいて、実装可能なスキーマを

    定義するもの。既存の被覆の符号化法は様々存在するが、19123-2 は符号 化の方法を一つに限定しようとするものではない。 よって、このままDIS、ISに進んでも影響はない。 <参考> ・ISO19123:2005はJIS化されている ⇒JIS X 7123地理情報―被覆の幾何及び関数のためのスキーマ ・パート2:被覆実装スキーマ ⇒ GML等、多くの符号化形式で符号化するのに適した構造を定義。 ・被覆の幾何及び関数のためのスキーマ パート2:被覆実装スキーマ
  18. 8. Text for DIS 19157 Amd.1 (/2016-11-03) 「データ品質 - 追補1

    被覆を使用するデータ品質の記述」 • 【回答案】No(異議なし) • 時点修正レベルと認められるため 28 朝日航洋
  19. 6. CD 19165 (/2016-11-09) • 賛成でよい。 • ISO19100シリーズの国際規格として本当に必要か、実際には疑問が残るが、 日本にとって不利益があるようにも思いにくいため、消極的賛成を行う。 •

    他方、ISO19115-1を独自に拡張しているが、ISO19115-1には内部に拡張 のための仕様が用意されているので、これと矛盾がないことを確認すべ きとのコメントを加える。→ 19165 グループの見解を問う。 • コメント案 • Make sure that all metadata extensions defined in ISO 19165 are consistent with “Metadata extension information” defined in ISO 19115-1 which should be applied to “new metadata element, not found in ISO 19115, which is required to describe geographic data.” 29 国際航業 デジタルデータとメタデータの保存