Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
LINEヤフーにおける超大規模プラットフォーム実現への挑戦と学び / Challenges...
Search
hhiroshell
November 29, 2024
Technology
1.9k
3
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
LINEヤフーにおける超大規模プラットフォーム実現への挑戦と学び / Challenges and Lessons in Building an Ultra-Large-Scale Platform at LY Corporation
hhiroshell
November 29, 2024
More Decks by hhiroshell
See All by hhiroshell
Maximizing Launch Reliability: Controlled Lift-off for Reliable Application Startup on Kubernetes
hhiroshell
0
86
Kubernetes Multi-tenancy: Principles and Practices for Large Scale Internal Platforms
hhiroshell
0
260
Platform Engineering from the CNCF Perspective
hhiroshell
0
90
Maximizing the Launch Reliability: Ensuring Stable Application Lift-off and Orbit on Kubernetes
hhiroshell
0
130
CNCFの視点で捉えるPlatform Engineering - 最新動向と展望 / Platform Engineering from the CNCF Perspective
hhiroshell
0
400
Cloud Native Scalability for Internal Developer Platforms
hhiroshell
5
920
Architecting Kubernetes-Based Internal Developer Platforms: Essential Patterns and Practices
hhiroshell
0
330
Discover Your Tailored Platform Strategy with Real-World Practice
hhiroshell
1
320
Kubernetesでアプリの安定稼働と高頻度のアップデートを両立するためのプラクティス / Best Practices for Applications on Kubernetesto Achieve Both Frequent Updates and Stability
hhiroshell
11
5.2k
Other Decks in Technology
See All in Technology
医療の現場を変革に挑戦した半年間の軌跡 - PythonとAIで現場を変える / From Code to Care
soudai
PRO
1
610
【Aiming】共通基盤なのに「共通化しない」課金・認証基盤「LINK」が選び取ったシングルテナント戦略と運用の秘訣
saikeda
0
200
AI時代のデータ基盤を考える問い
pacocat
0
640
【書籍出版記念】 10周回って、エージェント開発は RAGがすべてだった。〜RAGの歴史と開発現場で見えた実践知〜
akiratameto
20
7.4k
国家プロジェクトを支える「さくらONE」 大規模LLM開発におけるGPU障害を乗り越えるクラスター運用戦略
gpuunite_official
0
280
型落ちシンクライアント端末のPoEモジュールを自作したかった話
logica0419
0
430
わたしが知り合いゼロの勉強会に 行けるようになるまで
r5ni4
2
740
AI画像認識を活用したゲーム内決済処理検証の自動化
gree_tech
PRO
0
470
マイナンバーカード本人確認の実装比較(OAuth/OIDC Numa (Immersion) Workshop 2026) / 20260825 numa-12
oidfj
PRO
0
200
RelayerというPHPのフレームワークを作った
polidog
PRO
0
140
All About Sansan – for New Global Engineers
sansan33
PRO
1
1.5k
Oracle AI Databaseデータベース・サービス: BaseDB/ExaDB-Dの可用性
oracle4engineer
PRO
1
880
Featured
See All Featured
Sam Torres - BigQuery for SEOs
techseoconnect
PRO
0
500
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
31
10k
Ecommerce SEO: The Keys for Success Now & Beyond - #SERPConf2024
aleyda
1
2.1k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
135
10k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
72
12k
<Decoding/> the Language of Devs - We Love SEO 2024
nikkihalliwell
1
300
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
42
3.1k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
187
23k
The Curse of the Amulet
leimatthew05
2
14k
Designing for humans not robots
tammielis
254
26k
Fireside Chat
paigeccino
42
4k
Crafting Experiences
bethany
1
260
Transcript
© LY Corporation LINEヤフーにおける 超大規模プラットフォーム実現への 挑戦と学び LINEヤフー株式会社 SIグループ クラウド統括本部 早川
博
© LY Corporation 2 自己紹介 • LINEヤフー株式会社 • 社内向けプラットフォームの開発運用 •
Java言語サポート • オープンソース プログラム オフィス(OSPO) • CNCF TAG App Delivery • プラットフォームエンジニアリング 分野でのコントリビューション • Kubernetes本 • 自作キーボード Hiroshi Hayakawa @hhiroshell
© LY Corporation 3 LY PaaSの概要 • KubernetesベースのWebアプリケーション実行基盤 • 簡単なコマンドを実行、またはマニフェストを適用するだけでアプリケー
ションが起動し、自動的にエンドポイントが公開される $ paasctl create app hello-world --image=example-registry/sample/helloworld-go:latest --port=8080 $ paasctl get app hello-world NAME ENDPOINT READY REASON AGE hello-world https://hello-world.sandbox.app.dev.yahoo.co.jp True 6m4s $ curl https://hello-world.sandbox.app.dev.yahoo.co.jp Hello World! ※一部実際のものとは異なる箇所があります
© LY Corporation 4 LY PaaSが提供する様々な機能 • クラウドコンソールからセルフ サービスでの利用開始 •
テレメトリ情報の自動送信 • ワークロードアイデンティティ と認証認可によるエンドポイント セキュリティ • シークレットマネージャーと 連携した機密情報の自動設定
© LY Corporation 5 LY PaaSにまつわる数字 Tenant 660 Application 26,000
Pod 100,000 Node 11,600 Request/s 900,000 max
© LY Corporation 6 LY PaaSの歴史 開発期 導入期 成長期 成熟期
660 Tenants 26,000 Applications 100,000 Pods Application数 パイロット提供 GA 約5年 旧プラットフォーム からの流入
© LY Corporation 7 LY PaaSの様々な課題 開発期 導入期 成長期 成熟期
Application数 パイロット提供 GA 約5年 旧プラットフォーム からの流入 アプリケーション数が急増しても安定的に 実行したい 円滑に移行を行い旧プラットフォーム の利用をゼロにしたい 様々なユーザーのユースケースに応えたい 660 Tenants 26,000 Applications 100,000 Pods
© LY Corporation 8 課題解決の鍵 スケールアウト ファースト Platform as a
Product
© LY Corporation 9 LY PaaSの様々な課題 開発期 導入期 成長期 成熟期
Application数 パイロット提供 GA 約5年 旧プラットフォーム からの流入 アプリケーション数が急増しても安定的に 実行したい 円滑に移行を行い旧プラットフォーム の利用をゼロにしたい 様々なユーザーのユースケースに応えたい 660 Tenants 26,000 Applications 100,000 Pods
© LY Corporation 10 スケールアウト・ファースト • LY PaaSでは、スケールアウトできないところがことごとく大規模化のボト ルネックとなった •
スケールアウトを設計時点で組み込んでおくのが理想。難しければ後から作 り変えが可能か確認しておく スケールアウト戦略をとれない箇所をできるだけ排除するよう にプラットフォームを設計・実装すること
© LY Corporation 11 クラスターのスケールアウト • 複数のKubernetesクラスター組み合わせてひとつのプラットフォームを構成 することで、Kubernetes単体のスケーラビリティの限界を解消 コントローラー 適切なクラスター
でアプリを起動 エンドユーザー アプリにアクセス アプリをデプロイ 開発者 App スケールアウト
© LY Corporation 12 参考:Kubernetesのスケーラビリティ • Kubernetesではサポートされる最大 Node数、Pod数などが公開されている が、これらのパラメータを同時に上限 まで満たせるわけではない
• 参考: Kubernetes Scalability thresholds • プラットフォームを構成するための システムコンポーネントをクラスタに 追加すると、それらもボトルネックに なり得る 出典: Kubernetes Scalability: A multi-dimensional analysis
© LY Corporation 13 メトリクスパイプラインのスケールアウト DaemonSet App A telegraf telegraf
telegraf Node Node Node App B App A App B App A App C Kubernetes MQ プラットフォーム メトリクス バックエンド • メトリクスエージェントをDaemonSetにすることで、クラスタの増強に合わ せて自然にスケールアウト メトリクス w/ Tenant Index
© LY Corporation 14 メトリクスパイプラインのスケールアウト kube-state-metrics telegraf telegraf telegraf Node
Node Node kube-api-server Kubernetes MQ プラットフォーム メトリクス バックエンド • 一つのExporterのメトリクス量が多すぎる場合は、複数のエージェントで手 分けして転送
© LY Corporation 15 Platform as a Product • ユーザーが求める価値にもとづいた投資判断、プロダクトマネジメントロー
ルの設置、Day1からDay2に至るまでのユーザー体験のケアなどの振る舞いが プラットフォームチームに生まれる • LY PaaSでは、ユーザーが求めるユースケースの分析、旧プラットフォーム からの移行の手厚いサポートなどのアクションにつながった 社内プラットフォームを顧客向けのプロダクトのように扱う プラットフォームチームのマインドセット
© LY Corporation 16 多様なユーザーのユースケースとどう向き合うか 典型的なユースケースを見つけ出して、 セルフサービスで使えるように実装する プラットフォームのユースケース全体
© LY Corporation 17 ユーザーストーリーマッピング • ユーザーの時系列の行動と、それに対するユーザー/プラットフォームチーム 視点のストーリーを網羅的に洗い出す( 仮説の設定) •
特定された機能群に対して実現の優先度を決定する 行動 関心 意識 開発前 開発中 デプロイ 運用中 障害発生時
© LY Corporation 18 仮説検証 ユーザーストーリーをもとに 作成したユースケース仮説 ユーザー アンケート ユーザー
インタビュー TVP* 開発 パイロット ユーザーへの 提供 * TVP: Thinnest Viable Platform
© LY Corporation 19 旧プラットフォームからの移行のサポート 典型的なユースケースに対して、 セルフサービスで移行できるようにする 旧プラットフォームのユースケース全体 エッジなユースケースに絞って 個別のサポートを提供
© LY Corporation 20 プラットフォーム移行のセルフサービス化 マニフェスト変換ツール • マニフェストを新フォーマッ トに自動変換 移行手順ドキュメント
• 移行に特化したドキュメント の提供 移行のスキル支援 • 移行に特化したハンズオン セッションの提供
© LY Corporation 21 エッジなユースケース向けの移行支援 移行における 課題の発見 解決策の 検討 解決策の
実施 • オフィスアワーの開催 • ユーザーフォーラムから の問い合わせ • コンサルティング • アプリケーションのアーキテク チャ変更 • プラットフォームへの機能追加 • 他プラットフォームへの移行
© LY Corporation 22 まとめ • LINEヤフーでは社内向けに大規模なWebアプリケーションプラットフォーム を提供 • スケールアウト・ファーストで設計することにより、大量のアプリケーショ
ンを安定して実行にできるプラットフォームに成長できた • Platform as a Productのマインドセットにより、多くの利用者のユースケー スをカバーしつつ、旧プラットフォームからの移行もサポートできた
© LY Corporation 23 Cloud Native Platform Engineering • Cloud
Nativeのテクノロジーはプラットフォームのための欠かせないビル ディングブロックです * CNCF graduated projects
© LY Corporation
© LY Corporation