2020/10/3 Agile Tech EXPOでのスライドです
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新しい技術をアジャイルなマインドで進めていく2020/10/09@Agile Tech EXPO株式会社ホロラボ中村 薫
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こういうことやってますCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 5
もう少し実務風Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 6
代表取締役CEO 中村 薫Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 7肩書・XRコンソーシアム理事 (2020 - )・Microsoft Regional Director (2020 - 2022)・Microsoft MVP for Windows Development(Apr 2016 - Mar 2021)・Microsoft MVP for Kinect for Windows (Apr 2014 - Mar 2016)・Microsoft MVP for Visual Studio ALM (Apr 2012 - Mar 2014)著作・HoloLens 2 入門 (2020 日経BP)・Kinect for Windows SDKプログラミング V2センサー対応版 (2015 秀和システム)など来歴・Windowsアプリおよび組み込み系ソフトウェア開発会社勤務時にMicrosoft社の開発した3Dセンサー「Kinect」の魅力に出会い独立。センサー関連の開発から、執筆、登壇活動などを個人事業として取り組む。・技術コミュニティTMCNの立ち上げに参加し、その場での出会いから2017年、ホロラボの設立に至る。
自分のバックグラウンドCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved2017/01~ 会社代表時代受託開発と自社サービス• HoloLnesアプリ開発• mixpace(自社サービス)2012/09~ 個人事業主時代受託開発• センサーアプリ開発• VRなどのアプリ開発2001/08~ 会社員時代受託開発• Windowsアプリ開発• 組み込みアプリ開発2010/06認定スクラムマスター(CSM)取得2009/06アジャイル/Scrumを知る8
株式会社ホロラボ事業内容HoloLensやWindows MRなどxR技術やセンサー技術に関する・システム/アプリケーションの企画開発・調査研究・普及啓発活動設立 2017/01/18住所 東京都品川区西五反田2-25-1 インテックス五反田ビル3F資本金 96,940,000円取締役 5名従業員 26名Web https://hololab.co.jp/会社概要Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 9
2020.5HOLO-COMMUNICATION手放しマニュアルTechniCapture3サービスをリリースHoloLensの黎明期より専業としているCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 102017 2018 20192017.1創業2018.7資金調達2019.8資金調達2017.11Microsoft Mixed Reality Partner 認定2018.11JR東日本様2018.3NHK様2019.2mixpace リリース2019.3docomo様2019.5トヨタ自動車様OEMプロジェクト自社サービスニュース2020
ホロラボのサービスCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 11
ホロラボが提供しているサービス受託開発• アプリの利用を目的• アプリの開発をすべてホロラボ内で行う開発支援• アプリの利用と顧客開発者の育成を目的• 顧客企業の開発者の方と一緒に開発• 各種トレーニングパッケージ提供• 既存のパッケージを提供Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 12
ホロラボが提供しているサービス• 新しい技術は顧客それぞれに実現したいことがある• 受託開発にて進める• 顧客ヒアリングを兼ねる• 共通的なニーズはパッケージサービスとしてリリースCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 13受託開発 サービス
HoloLensの導入フェーズCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 14Envisioning PoC Pilot Deploy Rollout学ぶ機会 概念実証社内サービスとの連携実導入PCのように自由に使える状態
HoloLensの導入フェーズ• 多様な案件があり、Pilotの案件も増えてきた• 業界や顧客の成長と、自社の成長Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 15Envisioning PoC Pilot Deploy Rollout学ぶ機会 概念実証社内サービスとの連携実導入PCのように自由に使える状態
「分かる」を積み上げるCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 16分からない 分かる「分かる」を積み上げる
「分かる」を積み上げるために• 小さく検証• 仮説と検証• 結果の計測Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 17
経営的には• 積み上げ効果の実証• 再現性の検証Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 18
mixpace19https://youtu.be/I0sMrDdCUM4Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved
mixpaceソリューション全体イメージ20Web ブラウザAzure ADで管理されたID・パスワードでログインクラウド3DCAD/BIMデータ変換変換済3Dデータ管理mixpaceアプリHoloLens 2iPad3DCAD/BIMデータアップロード変換済3DモデルダウンロードCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved
mixpaceソリューション全体イメージ21Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved
清きLikeをお願いします!Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 22https://confengine.com/regional-scrum-gathering-tokyo-2021/proposal/15020/1
ホロラボのパッケージサービス名称mixpace(ミクスペース)HOLO-COMMUNICATION(ホロコミュニケーション)TechniCapture(テクニキャプチャ)手放しマニュアルイメージ概要 • 3Dデータ活用支援 • 3Dコミュニケーション • 技能継承支援• 手指、視線、音声の記録• オフライン動作• 現場作業支援• マニュアルのAR化• オフライン動作シナリオ • シミュレーション• デザイン&試作• 販売支援• データ重畳• リモート支援 • ガイド&タスクマネジメント• トレーニング• ガイド&タスクマネジメント• トレーニングCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 23https://hololab.co.jp/service/
暗黙知の形式知化Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 24
自分視点で見えるMicrosoftの進め方Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 25
2017年5月目指す世界Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 26Presentation by Alex Kipman in de:code2017https://www.youtube.com/watch?time_continue=4&v=JxCUyhjwHW0多数の異なるUIを持ったコンピューティング環境からそれぞれのUIの特徴を活かしたやり方で協調作業する日が近い将来実現しますhttps://special.nikkeibp.co.jp/atclh/NBO/17/microsoft0419/p2/
2018年5月適用分野Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 27*de:code2018基調講演よりhttps://youtu.be/4Iq9EUlaOB0?t=7333
2020年5月価値を生み出すまでの時間が早く、投資収益率が実証されている分野Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 28トレーニング &シミュレーションガイド & タスクマネジメントリモート支援 販売支援 データ重畳デザイン & 試作「実践から学ぶ」ことで、新入社員のトレーニングをこれまで以上に迅速に行うことができます。シナリオをシミュレーションすることで、従業員が特定の状況でどのように対応するかを練習することができます。これまで以上に早く、正確にタスクを完了できるように、ガイド付きの体験を通して従業員を指導します。従業員が必要なときにいつでもエキスパートにリモートインできるようにします。MRを使用することで、エキスパートは従業員と同じ環境を見て、あたかもその場にいるかのように対話することができます。CADやBIMファイルをデジタルツインに変換し、新しい製品設計を素早く繰り返して共同作業を行います。MRを使用して、任意の設定やカスタマイズを顧客に披露することで、在庫を減らし、商談をより早く完了させることができます。必要な時に必要な場所で、適切なデータをリアルタイムで利用できるようにすることで、従業員はより良い、より迅速な、より多くの情報に基づいた意思決定を行うことができます。https://channel9.msdn.com/Shows/Docs-Mixed-Reality/The-State-of-Mixed-Reality-Where-Companies-are-finding-Success
DXCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 29
いままでの様子Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 303Dデータを活用したい
最近の様子Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 313Dデータを活用したいもっとデータを活用したい
活用の幅が広がる=投資対効果に反映Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 323Dデータを活用したいもっとデータを活用したい
DXというキーワード• AIっぽい何かを感じる• 人によって定義がさまざま• Deep Learning• 機械学習• 画像処理• etc…• DX• 人によって定義がさまざま• デジタル改革• 業務改革• ツール導入• etc…Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 33
個人的なDXの所感• めっちゃアナログ• 文化の変化• 変化に対する恐れCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 34
最近話題の35https://www.mckinsey.com/jp/~/media/McKinsey/Locations/Asia/Japan/Our%20Work/Digital/Accelerating_digital_transformation_under_covid19-an_urgent_message_to_leaders_in_Japan.pdf「【マッキンゼー緊急提言】 デジタル革命の本質: 日本のリーダーへの メッセージ」より
そもそもDX (デジタル変革)とは何か?• 2004年にスウェーデン・ウメオ大学のエリック・ストル ターマン教授がその概念を提唱した。• 曰く、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより 良い方向に変化させる」。• 経済産業省が2018年12月にまとめたDX推進ガイドラインの中ではこう定義している。• 「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデ ジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを 変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の 優位性を確立すること」。• 要するに、DXとは事業変革、ビジネスモデル変革、ビジネスプロセス変革である。36https://www.mckinsey.com/jp/~/media/McKinsey/Locations/Asia/Japan/Our%20Work/Digital/Accelerating_digital_transformation_under_covid19-an_urgent_message_to_leaders_in_Japan.pdf「【マッキンゼー緊急提言】 デジタル革命の本質: 日本のリーダーへの メッセージ」より
デジタル改革の大きな障壁37https://www.mckinsey.com/jp/~/media/McKinsey/Locations/Asia/Japan/Our%20Work/Digital/Accelerating_digital_transformation_under_covid19-an_urgent_message_to_leaders_in_Japan.pdf「【マッキンゼー緊急提言】 デジタル革命の本質: 日本のリーダーへの メッセージ」より
ITエンジニアの雇用状況38https://www.mckinsey.com/jp/~/media/McKinsey/Locations/Asia/Japan/Our%20Work/Digital/Accelerating_digital_transformation_under_covid19-an_urgent_message_to_leaders_in_Japan.pdf「【マッキンゼー緊急提言】 デジタル革命の本質: 日本のリーダーへの メッセージ」より
DX(デジタル変革)とは何か39https://www.mckinsey.com/jp/~/media/McKinsey/Locations/Asia/Japan/Our%20Work/Digital/Accelerating_digital_transformation_under_covid19-an_urgent_message_to_leaders_in_Japan.pdf「【マッキンゼー緊急提言】 デジタル革命の本質: 日本のリーダーへの メッセージ」より
全社的なDXを成功に導くための6要素40https://www.mckinsey.com/jp/~/media/McKinsey/Locations/Asia/Japan/Our%20Work/Digital/Accelerating_digital_transformation_under_covid19-an_urgent_message_to_leaders_in_Japan.pdf「【マッキンゼー緊急提言】 デジタル革命の本質: 日本のリーダーへの メッセージ」より
組織Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 41
働く環境(ツール)Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 42日常コミュニケーション 機材開発ツール画像は各社HPおよびPressKitより引用
今までCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 43
今• チーム分割• 完全リモート• 月曜日のAllHands(全体会)もオンライン• 地域差がなくなった(金沢や愛知在住の人もいたのでよかった)• 採用の地域縛りが不要になったCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 44
チーム分割チーム内はフラットチーム同士もフラットCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 45チーム チームチーム経営HoloLensチームTMTチームmixpaceチームR&Dチームチーム
チームの役割Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 46BtoBtoC受託開発自社製品スタートアップ的BtoB受託開発経営HoloLensチームTMTチームmixpaceチームR&DチームR&D先進技術高難易度技術
チーム分割• 人数が増えてきたのでチームに分割• チーム単位で文化が違うのでおもしろいCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 47
困ってること• ミーティングが増えた(良し悪し)• オンラインミーティングなので、移動がない分、ミーティングを詰め込める• ビジネス速度が速くなった(気がする、良いこと)• トイレに行けない• 目的のない雑談が減った• 毎回目的とゴールがあるので疲れる• 打ち合わせのあとに予定がないときは、意識的に雑談するようにしてる• 雑談部屋はあるけどちょっと微妙• Discordは誰がいるかわかりやすいのでいいかもしれない• が、これ以上ツールを増やすのも微妙• Slackにネタを投げ込んで雑談のネタ• チャットが合ってる人と合わない人の差が課題Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 48
#わからんなんも• わからんことを何でも聞けるチャンネル• こういうのはナシ(いわゆる心理的安全)• そんなことも知らなかったのか• いまさら聞けない• 意外とここが一番やり取り多いのかも• 主に自分が聞きたいことを気兼ねなく聞ける場Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 49
#チラシの裏• 「チラシの裏」とは• 掲示板・SNS等に書く必要の無い、空気の読めない独り善がりな書き込みなどに対して使われる表現。• https://d.hatena.ne.jp/keyword/%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%81%AE%E8%A3%8F• SNSに書くと余計なことにしかならないことはこちらに• 主に自分の吐き出し口Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 50
#ホロラボtimes• これやった!作った!みて!を投稿するチャンネルです。仕事でも研究でも趣味でもなんでもOK! スタンプを押すと自動で投稿されるよ。• 会社や個人の自慢の場所Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 51
#新しい学びのお知らせ• ちなみに、最初の「新しい学びお知らせ」は、自分のクラウド死(数十万円)Copyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 52https://twitter.com/miholovesq/status/1062217255478411264
新しい取り組みCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 53
AllHands(全体会)をオンラインで完結• 毎週月曜日のAllHands(全体会)をオンラインに変更• これまでも台風や大雪などで何度かはやっていた• 場所に依存しない(関東以外の人)も同じように入れる• Microsoft Teamsでの開催で、録画ができるので後で見直すこともできる• だいたいは見直さないけど、たまに見直す時がある• お客さんとの打ち合わせにTeamsが増えてきたので、打ち合わせを録画してもらうこともCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 54
採用• 地域の項目をなくした• いままでは会社の来られる範囲の居住地としていた• 採用をオンラインのみで完結• いままでは対面での面談を行っていたCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 55
採用をオンラインのみで完結• 8月入社、10月入社の2名の採用はオンラインのみ• 現在進行中の採用もオンラインのみ• 入社後しばらくまで一度も対面してないCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 56応募 役員面談スタッフ面談(3-4名)内定 雇用契約
インタビュー1• 8月入社• プロジェクトマネージャー• 感想• ぶっちゃけどう? 採用プロセス編• 普通の入社フローと変わらない• もともとVRで採用をされた経験があった• 今回はリモート面談で、いままでZoomも使ってたこともあり、あまり違和感がなかった• ぶっちゃけどう? 入ってから編• こちらもあまり変わらない• 特に不安もなかった• よかったこと• 特になし、普通• 移動しなくてよかった(このご時世だからという訳ではなく)• フルリモート(だから入社した)• 心配だったこと、困ったこと• 特になし、普通• その他• 採用は質問の内容や裁量など実際の内容であり、会う会わないはあまり関係ないと思っているCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 57
インタビュー2• 10月入社• 経営企画・元営業• 感想• ぶっちゃけどう? 採用プロセス編• この世の中なのでこういうものだろうな• ぶっちゃけどう? 入ってから編• メール文化からSlack文化の違いのほうが戸惑った• よかったこと• 時間場所を気にしなくてよい• 誰かに見られる恐れがない• 心配だったこと、困ったこと• 表情が見えない• 会話のやり取りがまだ慣れない• その他• これからはこうなんだな• 場所と時間の制約がなくなるのは双方にメリットがあるのではCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 58
まとめ• 新しいことを始めるには小さく繰り返す• 世界の状況も、会社の状況も、自分の周りの状況も変化している• 特に変化が激しくなった昨今、アジャイルやアジャイルの原則である、「変化を受け入れる」ということはソフトウェア開発のみならず、ビジネスの世界でも重要になっていることを実感しているCopyright© HoloLab Inc. 2020 All rights reserved 59