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20171029_UDC_GIFU_MCF

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街の未来予報 MY CITY FORECASTワークショップ ~あなたが未来の市長、どんな街をつくりますか?~

Hiroshi Omata

November 12, 2017
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Transcript

  1. 2 Who  am  I 小俣 博司 /  OMATA,  Hiroshi オープン川崎/Code

     for  Kawasaki  主宰 神奈川県川崎市出身/在住 デベロッパー・エンジニア歴30年以上の経験を持ち、ハードウェア への組み込み系プログラムやデータ処理等を得意としている。 日本の自治体で初めて「オープンデータ」に取り組んだ福井県鯖江 市の取組に当初より携わり、2014年9月から翌3月まで、Code  for   Japanのフェローとして福島県浪江町役場に勤務し町民向けタブレッ トアプリ開発に携わった。 Code  for  Japanが昨年まで実施していた井戸端会議の世話人のひとり。 大学の研究員として、データ分析・解析、シビックテックやオープ ンデータ/オープンガバメントについて精力的に活動をしている。 シビックテックのブログメディア CivicWave   <http://www.civicwave.jp/>の運用メンバーであり、日本全国をつなぐ、 オンラインの井戸端会議を定期開催中(毎月第一木曜日) ソーシャル大学のシンジョーまちなカレッジの学長も務める
  2. 3 3 東京大学生産技術研究所 関本研究室の概要 • 情報技術と社会基盤学(土木工学)を融合させた分野で,例えば地理空間情報や 人々の移動など,都市に関する様々な情報を収集・分析し,人々の生活改善や地 域課題解決に活かすための研究活動を行っています. • 複数かつ多テーマでの競争的研究費(一例として文部科学省・情報通信研究機構

    ・科学技術振興機構など.過去には総務省・国土交通省などからも)を年間数千万 円程度継続的に獲得しています.また企業や公的機関等との共同研究も盛んに行 っており,代表例としてゼンリンデータコム,ヤフー研究所等と携帯電話位置情 報を活用した災害時の人の移動に関する研究を行っています. • 空間情報科学研究センター(兼任)と連携し,人々の動きを総合的に捉える「人 の流れプロジェクト」を主宰しています. http://pflow.csis.u-­‐tokyo.ac.jp/ http://sekilab.iis.u-­‐tokyo.ac.jp/
  3. 6 アーバンデータチャレンジとは? • 地域課題の解決を⽬目的に、地⽅方⾃自治体・企業・⼤大学・市⺠民活 動組織等を中⼼心とするデータを活⽤用した年年間のイベント開催 を伴う「コミュニティ形成型コンテスト」です! • キーワードは {都市・まち}の情報→∞(オープンデータxシビックテック) •

    年年度度末にコンテスト・表彰を⾏行行うだけでなく、全国の都道府 県単位で「地域拠点」を認定し、年年間通じて交流流型ワーク ショップ(勉強会・アイデアソン・ハッカソンなど)を継続 し、多様な主体による持続的なコミュニティの形成・成⻑⾧長を ⽬目的としています! 6
  4. 8 賞⾦金金総額 200万円!* アーバンデータチャレンジ2017 今年年も作品募集します! 作品概要:平成29年年12⽉月22⽇日(⾦金金)まで 作品締切切:平成30年年 1⽉月26⽇日(⾦金金)まで 最終審査会:平成30年年2⽉月24⽇日(⼟土)東京⼤大学駒場リサーチキャンパスを予定 *

     賞⾦金金総額は、応募状況により変更更の可能性があります アプリケーション データ アイデア アクティビティ ⾦金金賞 50万円 20万円 10万円 20万円 銀賞 30万円 10万円 5万円 10万円 銅賞 10万円 5万円 -‐‑‒-‐‑‒-‐‑‒ 5万円 特別賞 オープンガバメント推進協議会賞、⾃自治体特別賞、データ提供・⽀支援拠点賞、学⽣生 奨励賞 ※各賞該当なしの場合もあります
  5. 9 ೥ͷ৹ࠪج४ • ৽نੑɿಠࣗͷࢹ఺Ͱ஍Ҭͷ՝୊ղܾʹ Ξϓϩʔν͢Δ࡞඼͔ɻ • ༗༻ੑɿ஍Ҭͷ՝୊ղܾʹ༗༻ͳ࡞඼͔ɻ • কདྷੑɿকདྷతͳ࣮ݱɾܧଓɾਂԽ͕ظ଴ ͞ΕΔ࡞඼͔ɻ

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  6. 10 UDCのあゆみ・持続運営のための格闘 2013 ⾸首都圏で実施(UDCT) 2014 全国展開・拠点ブロック開始 コーディネータ公募 2015 ブロックメンター導⼊入 データスポンサー導⼊入

    学⽣生奨励賞導⼊入 2016 メンター研修実施 アクティビティ部⾨門導⼊入 ベスト地域拠点賞導⼊入 10拠点・56作品応募 20拠点・158作品応募 75作品応募 全国にシビックテック普及! 30拠点・198作品応募
  7. 11 Mapped  by  CARTO http://bit.ly/udc2017map ▪第1期拠点 地域拠点コーディネーター(代表者) 北北海道ブロック 丸⽥田之⼈人 室蘭市役所

    茨城ブロック 佐藤仁⼠士 ⽔水⼾戸市役所 東京ブロック ⽜牛迫 ⽇日野市役所 神奈奈川ブロック 畑中祐美⼦子 NPO法⼈人 びーのびーの ⽯石川ブロック 福島健⼀一郎郎 (⼀一社)コード・フォー・カナザワ 静岡ブロック 浦⽥田芳孝 静岡県庁 ⼤大阪ブロック 古崎晃司 ⼤大阪⼤大学 島根ブロック 野⽥田哲夫 島根⼤大学 徳島ブロック 新久保渡 徳島県庁 福岡ブロック 坂本好夫 (公財)九州先端科学技術研究所 2017年年度度、地域拠点は40へ! 2014第1期拠点ブロック 2015第2期拠点ブロック 2016第3期拠点ブロック 2017第4期拠点ブロック ▪第2期拠点 地域拠点コーディネーター(代表者) 岩⼿手ブロック 岩渕琢哉 ⼀一関市役所 福島ブロック 藤井淳 会津若若松市役所 滋賀ブロック 柳柳井美紀 ⼤大津市役所 奈奈良良ブロック 佐藤拓拓也 Code  for  IKOMA 和歌⼭山ブロック ⼤大池洋史 和歌⼭山県庁 ⿃鳥取ブロック 東野正幸 ⿃鳥取⼤大学 ⼭山⼝口ブロック ⽶米冨⻯竜太 ⼭山⼝口市役所 愛媛ブロック 兼久信次郎郎 Code  for  DOGO 佐賀ブロック ⽜牛島清豪 Code  for  Saga ⿅鹿鹿児島ブロック 久永忠範 NPO法⼈人 ⿅鹿鹿児島インファーメーション ▪第3期拠点 地域拠点コーディネータ⼀一(代表者) 埼⽟玉ブロック 後藤真太郎郎 ⽴立立正⼤大学 千葉葉ブロック 浦本和則 NPO法⼈人 Code  for  Chiba 富⼭山ブロック 冨成敬之 Code  for  Toyama  City ⼭山梨梨ブロック ⾓角⽥田⼀一満 笛吹市役所 ⻑⾧長野ブロック 諸⽥田和幸 Wikipedia  TOWN  in  INA  Valley 岐⾩阜ブロック 國枝裕介 Code  for  GIFU 愛知ブロック 河⼝口信夫 名古屋⼤大学 京都ブロック 太⽥田垣恭⼦子 Code  for  Kyoko 兵庫ブロック (調整中) 岡⼭山ブロック ⼤大島正美 (⼀一社)データクレイドル ▪第4期拠点 地域拠点コーディネータ⼀一(代表者) ⻘青森ブロック 榮⽥田育⼦子 弘前市役所 福井ブロック 藤原匡晃 福井県庁 広島ブロック 市川育夢 Code  for  Hiroshima ⾹香川ブロック 英誠⼀一朗 (株)四国新聞社 ⾼高知ブロック 須藤順 ⾼高知⼤大学 ⻑⾧長崎ブロック 横⼭山正⼈人 九州地域情報化研究所 熊本ブロック 境章 熊本学園⼤大学 ⼤大分ブロック ⻘青⽊木栄⼆二 (公財)ハイパーネットワーク社会研究所 宮崎ブロック ⻄西本謙⼀一郎郎 宮崎県庁 沖縄ブロック 原芳⼈人 (⼀一社)沖縄オープンラボラトリ
  8. 12 UDC2016受賞作品! 部⾨門/賞 作品名 代表者名/チーム名 アプリケーション部⾨門・銀賞/ オープンガバメント推進協議会賞・銀賞 LIGHTWEIGHT ROAD MANAGER

    前⽥田紘弥(Bootcampers) アプリケーション部⾨門・銀賞 オガルコ ⼭山形巧哉(ハウモリ) アプリケーション部⾨門・銅賞 ⼟土地スカウター 宮内はじめ(フリーザ⼀一味) アクティビティ部⾨門・⾦金金賞 のとノットアローン 坂井理理笑(コード・フォー・カ ナザワ プロジェクトNNA!) アクティビティ部⾨門・銀賞 インバウンド向け観光アプリAfter Fiver 古崎晃司(AfterFiver開発Team) アクティビティ部⾨門・銀賞 MyCityForecastを活⽤用したシミュレーションワー クショップ 松本 ⼋八治(Code for Nanto) アクティビティ部⾨門・銀賞 wikipedia TOWN in school 諸⽥田和幸(⾼高遠ぶらり×⾼高遠⾼高 校) アクティビティ部⾨門・銀賞 “地図を使った地域づくり”のすすめ with オープ ンマップ@⼭山⼝口市 柳柳登志郎郎(『オープンマップ@ ⼭山⼝口市』利利活⽤用推進チーム) データ部⾨門・⾦金金賞 パーソナルデータからオープンデータへ 〜~住⺠民 基本台帳を匿匿名加⼯工しオープンデータに!!〜~ 伊藤⽂文徳(会津若若松市市⺠民課) データ部⾨門・銀賞 地⽅方議会議事録検索索 議事ロックス ⼩小⽥田恭央 データ部⾨門・銀賞 観光客向けの京都らしいデータ・セット 坂ノ下 勝幸 アイデア部⾨門・銀賞/⼟土⽊木学会⼟土⽊木情報 学特別賞 PCDB ⻲亀⼭山豪⼤大(ASH) アイデア部⾨門・銀賞 ⽣生存確率率率 ⼭山本 雄⼀一(Probability of survival) オープンガバメント推進協議会賞・⾦金金賞 /UDC2016学⽣生奨励賞 写真からどこ行くの 藤⽥田紗雪 オープンガバメント推進協議会賞・銅賞 COCONE ⼤大野祐⼀一(BOUSE) ⽇日野市賞・⾦金金賞/UDC2016学⽣生奨励賞 ⼦子育てイベントカレンダー「ぽかぽか」⽇日野市版 秦那実(⾸首都⼤大学東京) ⽇日野市賞・銀賞 My 防災ノート 佐野⼤大河・⽊木村汐⾥里里(⾸首都⼤大学 東京) ⽇日野市賞・銅賞 Oya talk 進路路を親と話さなかった芸⼈人
  9. 13 歴代の受賞作品のその後(⼀一部) • 『AED SOS』2013年年アプリケーション部⾨門⾦金金賞 →クラウドファウンディング&起業 • 『さっぽろ保育園マップ』2014年年アプリケーション部⾨門⾦金金賞 →Code for

    XXによる他地域(⽣生駒、徳島、流流⼭山…)への展開 • 『MY CITY FORECAST』2014年年アプリケーション部⾨門銀賞/⽔水⼾戸市⻑⾧長特別賞 →その後、 1670⾃自治体をカバーし、地域のWSや職員研修で利利⽤用 →総務省省ICT地域活性化⼤大賞2016で奨励賞受賞 • 『市町村統計データ閲覧ツールSeseki』2015年年アプリケーション部⾨門⾦金金賞 → 全国版の公開、⼤大学との共同研究
  10. 20 “本市では、高度経済成長期(1954年から1973年)以降、人口増加 を背景にした社会的要請や、市民ニーズに対応するため、建物(市 民文化系施設、社会教育系施設等)やインフラ(道路、橋りょう等) の公共施設等を整備してきました。 しかしながら、公共施設等の多くは建設してから30年以が経過し、 これらの老朽化が進んでいることから、数十年後には更新等が集 中する時期を迎えます。 また、人口減少や高齢化の進展等により公共施設等の需要が変化 することが考えられ、財政面においては、将来にわたり税収等の

    財源が減少し、高齢者等に必要な経費が、年々増加することが見 込まれています。 このため、公共施設等の更新等に十分な予算を充てることは、大 きな課題となることが予測されるため、本市における公共施設等 の適切なあり方について、検討していく必要 があります。” 大垣市の公共施設等計画策定の目的 http://www.city.ogaki.lg.jp/cmsfiles/contents/0000035/35034/keikaku.pdf
  11. 24 公共施設等の老朽化 高度成長期以降に整備した公共施設等の老朽化が進み、更新 の対象となるものが増加する傾向にある 人口減少と高齢化の進展 平成17年度の国勢調査時(162,070人)から減少傾向にあり、 平成27年度で は159,879人。 老年人口は増加傾向にあり、平成57年度には50,589人とピー クを迎える見込み

    厳しい財政状況 歳入においては、生産年齢人口が減少するため、税収の減少 が予測される。普通交付税の合併算定替については、算定さ れる額が平成28年度から縮減され、平成32年度をもって終 了。 大垣市の公共施設等の課題 http://www.city.ogaki.lg.jp/cmsfiles/contents/0000035/35034/keikaku.pdf
  12. 29 Z 現 状 いずれのバス路線も 低頻度の運行回数 公共交通沿線へ の居住の誘導 拠点エリアへの 医療、福祉等の

    都市機能の誘導 拠点エリアにおける循環型の 公共交通ネットワークの形成 中心駅 これからの姿 歩行空間や自転車 利用環境の整備 コミュニティバス等による フィーダー(支線)輸送 拠点エリア マイカーが主要な移動手段 公共交通空白地域 立地適正化計画 地域公共交通再編実施計画 連携 乗換拠点の 整備 拡散した市街地 拠点間を結ぶ 交通サービスを充実 好循環を実現 デマンド型 乗合タクシー等 の導入 コンパクトシティ+ネットワーク コンパクト化 高齢化 インフラ 老朽化 人口減少
  13. 30 • 都市計画関連情報への 低い関⼼心・認知度度 • ⾝身近な範囲に留留まる興味 まちづくりにおける市民協働の課題 ⾏行行政 市⺠民 •

    ⼈人員・技術⼒力力の不不⾜足 • データ分析やシミュレー ションへの⾼高いハードル 説明 意見・評価 不不⼗十分
  14. 31 まちづくりの簡易シミュレーションが気軽に行える市民協働の環境が実現 各市町村の国勢調査、公共施設、決算、公共交 通等の公開データをもとに簡易なシミュレーションを 通じ、将来市民が暮らす環境がどう変わるのか、人 口や行政コスト負担、病院、学校、コンビニなどの アクセシビリティ等、14の指標を通して500mメッ シュで可視化し、無償で閲覧できるようにした。さら にカスタマイズ機能により地域のオリジナルデータ から上記指標をリアルタイムで再計算可能にした。

    市民が、自分の周辺環境が具体的にどう変わっ ていくのが定量的・直観的にわかりやすくなった。 長期的な都市計画・まちづくりを、市民が我が事として捉え、積極的に考えよう (市民協働型まちづくりコミュニケーションツール「MyCityForecast」) ・従来、業務委託で取り組んでいた公共施設配置や立地適正化等の検討が、MyCityForecastにより、公開 部分は無料で触れることができ、カスタマイズ機能は1/10以下の低廉な費用で気軽に行えるようになった。 ・MyCityForecastは平成28年11月現在で1670とほぼ全国の自治体をカバー。従って、各自治体は庁内の 様々な政策との連携や、市民との対話、ワークショップ等に予算や労力を割くことが可能となった。 ・インターネット調査で「いくら移転費用をもらっても居住誘導区域内に移転しないと」と回答していた人の6% が、MyCityForecastの利用により「額によっては移転可能」という前向きな回答への態度変容が見られた。 奨励賞 都市の将来像可視化ツール「MyCityForecast」の開発と全国展開 (東京大学生産技術研究所 関本研究室) 総務省ICT地域活性化大賞2016奨励賞
  15. 35 シミュレーションの⽅方法 現在・過去の都市の姿を 表すオープンデータ 都市のコンパクト化を 想定したシミュレーション n 国勢調査 n 国⼟土数値情報

    n ⾃自治体決算情報 n 公共交通情報 • 居住誘導エリアを指定した⼈人⼝口遷移を想定 output 人口分布 を推定 • 周辺⼈人⼝口で現状規模を維持できるか判定 都市施設の 配置推定 • 推定した⼈人⼝口分布、施設⽴立立地に応じた変化 行政コスト を算定 input n ⼈人⼝口指標 n 都市施設への アクセシビリティ n 環境指標 n 市⺠民⼀一⼈人あたりの 財政負担 地域メッシュ5年年ごとの ⽣生活関連指標の推定値
  16. 36 将来人口分布の推定方法 コーホート 予測⼈人⼝口 建物更更新予測 新規需要住宅宅 数 更更新住宅宅数 居住地選択 居住誘導地域へ

    の配分 (世帯増加率率率を 重みとする) 将来住宅宅数 将来⼈人⼝口 将来市街地⾯面 積 住宅宅数 ⼈人⼝口 t年年 t+5年年 推定時の仮定 • 市内の住宅宅需要は市内で満たされる • 都市計画に居住誘導がある場合、住宅宅の新規需要、更更新の際には誘導地域に新 たに住居を求めるものとする。誘導地域のデフォルト設定は平成22年年度度版⼈人 ⼝口集中(DID)地区。 • 世帯数に⽐比例例して⼈人⼝口、市街地⾯面積は増減する 社⼈人研による市全 体の将来⼈人⼝口推定 値で補正 推定フロー そのままの都市構造: 計画された都市構造:
  17. 37 将来施設配置の推定方法 • 現存の立地状況をもとに、各施設ごとのカバー距離圏の人口密度における閾値 を設定する。 • 民間の営利施設 閾値を下回れば持続可能性が低いとし、閾値をこえれば存続する、とする • 公共の施設

    「そのままの都市構造」の場合現状から変化しないとし、「計画された都市構 造」の場合は民間の営利施設と同様の振る舞いとした。 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 施設の撤退閾値 (人口密度) 自治体の人口規模 Medical  facility School Supermarket 施設の撤退閾値のイメージ 自治体規模ごとの撤退閾値
  18. 39 将来行政コストの算定方法 • 自治体発表の予算報告などから、分野ごとの歳出額を用いる • 都市構造の影響を受けると考えられる分野を選択し、その歳出額は代表的な 影響因子の増減に比例すると仮定する。 • 都市構造の影響を受けない分野の歳出額についてはコンスタントであると仮 定し、足し合わせる

    歳出分野 金額 constant 代表影響因子 議会 572778000 t - 総務 7274040000 t - 民生 15914356000 f 高齢者数 衛生 2046612000 f 市街地面積 労働 36329000 f 総人口 農林水産業 1792794000 t - 商工 857264000 t - 土木 342299000 f 市街地面積 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ⽔水⼾戸市Ver. の代表影響因⼦子の設定例例 例例えば: 推定年年の歳出分野「労働費」は 36.3(百万円)× 推定年の総人口 H26年の総人口
  19. 40 カスタマイズ版の提供 (無償トライアル1週間〜3ヶ月or年間) 1.居住を誘導する地域 人口を集めるとしたらどの市内 のどのエリア? →「計画された都市構造」の人 口推計に反映されます クリックで登録した いメッシュを選択

    2.都市施設の整備方針 どれくらいの人口になるまで、 都市施設を保つことができる? 例:100人/km2 =「1km圏人口が100人以 上であれば施設は残る」という条件 →「計画された都市構造」の施 設配置推計に反映されます 1km圏人口密 度を入力 3.地図表示レイヤーの追加 この情報も追加してみたい!地 図に重ねてみたい! →地図レイヤ選択部分に 反映されます シェープファイル (Shapefile) アップロード • ⾃自分たちのコンパクト化シナリオを反映させて、Web上で再計算可能