認定動物看護師第1回セミナー「整形外科疾患とは」

～なぜ整形外科に動物看護師が必要か～

Transcript

1. Veterinary Orthopedics Association 認定看護師セミナー 第１回 整形外科疾患とは 〜なぜ整形外科に動物看護師が必要か〜
3. 整形外科疾患とは 1
5. 〜なぜ整形外科に動物看護師が必要か〜 近年、獣医療の発達とともに診断・治療にも専門的な内容が増加 飼い主様より求められるレベルも上昇 Ex)CT・MRI 理学療法 院内でのホルモン検査 患者対応 人医療に使用されるドリルや手術器具を使っての治療 しかし、臨床現場では、それらに対応する十分な人員が不足 医療分野では、看護師は一般の看護師の他にオペ看護師という 手術に特化したスタッフがおり、スムーズな治療に重要な役割
6. 〜なぜ整形外科に動物看護師が必要か〜 しかしこれまで、整形外科に特化した動物看護師 という概念がない 教科書は少なく、その病院の独自のやり方しかわからない 器具の洗浄・滅菌方法などもわからない 疑問に思っても院長や獣医に聞くことができない 聞いたら怒られるかもしれない・・・。
7. 〜なぜ整形外科に動物看護師が必要か〜 しかしこれまで、整形外科に特化した動物看護師 という概念がない 教科書はなく、その病院の独自のやり方しかわからない 器具の洗浄・滅菌方法などもわからない 疑問に思っても院長や獣医に聞くことができない 聞いたら怒られるかもしれない・・・。 これらの問題を解決するべく 一般社団法人VOAが 動物看護師認定セミナーを開催
8. 一般社団法人VOA 動物看護師認定セミナーの目的 整形外科の一般的な疾患について理解・説明できるようになる 手術時の清潔・不潔（滅・雑）を理解し、助手を務める 手術器具に関して名称や使い方を理解しメンテナンスを行える 手術後の入院管理や理学療法に精通する
9. 一般社団法人VOA 動物看護師認定セミナーの目的 整形外科の一般的な疾患について理解・説明できるようになる 手術時の清潔・不潔（滅・雑）を理解し、助手を務める 手術器具に関して名称や使い方を理解しメンテナンスを行える 手術後の入院管理や理学療法に精通する 動物看護師としてのスキルアップ 飼い主に信頼されるスタッフとして 動物の治療に直接関われる 病院になくてはならない看護師となる
10. 整形外科手術を行う理由 AO Principles of Fracture Management in the Dog and Cat
11. 整形外科手術とは 運動機能の回復と疼痛緩和のために行う治療 ・体重支持能力の確保 ・関節機能（骨、筋、腱、靭帯、関節包）の回復 対象：骨折、脱臼、靭帯・腱断裂 ・物理的障害の除去 対象：骨・軟骨病変、骨折、脱臼、 椎間板ヘルニア
12. 筋・骨格の基本的な機能：姿勢維持と運動 姿勢を維持するためには・・・ 重力に逆らうための力が必要 運動するには・・・ 足を前後に動かす力が必要 動かせる部位が必要 力を支え伝える組織 →骨 力を生み出す原動力 →筋肉 骨同士の結合部 →関節
13. 骨を動かしてみよう！ 筋・骨格の基本構造 骨関節を理解するために
14. まずはスムーズに動くように動きやすい形状でつないでみる
15. まずはスムーズに動くように動きやすい形状でつないでみる 関節構造
16. 次に動かすためには
17. 次に動かすためには 筋肉
18. 次に動かすためには 筋肉
19. 次に動かすためには 筋肉 力こぶ
20. でもこれだけで 本当にこう動く？
21. 筋肉でひっぱる 筋肉
22. ・・・。
23. そうならないために
24. そうならないために 靭帯 骨と骨をつなぐ構造 関節包 関節を包む袋
25. 次に 体重を支えるためには
26. 次に 体重を支えるためには 足を伸ばす力が必要 ↓ 伸筋とレバーとなる骨
27. 次に 体重を支えるためには 足を伸ばす力が必要 ↓ 伸筋とレバーとなる骨
28. 次に 体重を支えるためには 足を伸ばす力が必要 ↓ 伸筋とレバーとなる骨 特に重要
29. 体重を支えるために重要な筋肉 足を伸ばす力 伸筋 屈筋
30. 靭帯 ：関節は外れない 切ってしまうと体重を支えられなくなる
31. 総踵骨腱（アキレス腱）断裂
32. 総踵骨腱（アキレス腱）断裂 SMALL ANIMAL SURGERY
33. 筋肉の引き合う力のバランスで 姿勢の維持と運動を行う 関節の動的安定性も担う 理学療法もこれが中心 伸筋 屈筋
34. これの基本形をふまえ 骨関節の異常 を考える
36. 整形外科疾患とは 2
38. 骨折
39. 骨折 力が入らない
40. 骨折 筋肉は短縮
41. 骨折が起きると 疼痛（痛み） 骨やその周りの組織には痛みを 感じる神経があり、特に表面に多い 機能障害 骨は体重を支える構造体であるため 骨折すると体重がかけられない その他 内出血・炎症・変形
42. 脱臼
43. 脱臼 動かせない 靭帯は断裂 関節包は破断 筋肉は短縮
44. 股関節脱臼 背側脱臼 48頭 85.7% 腹側脱臼 8頭 14.3% 2014 獣医麻酔外科学会発表 Basher 1986: 78%と報告
45. 外傷性肘関節脱臼
46. 関節異常（関節炎） と 靭帯損傷
47. 関節の異常を考える 関節包 靭帯 関節軟骨 不一致 先天的な構造の異常 成長異常 骨折後の変化 関節の異常の根源は ほとんどこれが原因 不安定 （ゆるみ） A B
48. 関節包 靭帯 関節軟骨 ゆるんだ状態
49. 関節包 靭帯 関節軟骨 ゆるんだ状態 損傷とストレス
50. 徐々に変形していく 痛み 不快感が生じる
51. 骨棘形成 関節包の肥厚 骨端の変形 関節軟骨損傷 骨関節症 一般的に関節炎 と呼ばれる状態 徐々に変形していく
53. 関節異常は早期発見早期治療が重要 若くても問題が出ることがある 飼い主様と話していて動きがおかしい やすぐに座ってしまうなどの 話が出た場合には必ず報告する ☆☆☆
54. 靭帯損傷 不安定 （ゆるみ） A
55. 前十字靭帯損傷時のＸ線画像所見 正常 前十字靭帯断裂
56. 前十字靭帯損傷時のＸ線画像所見 正常 前十字靭帯断裂
57. 関節形成不全 不一致 B B
58. 正常 形成不全
59. 股関節形成不全
60. 観血的な外科手術（可能であれば） 消炎鎮痛剤 NSAIDsリマダイル・オンシオールなど 運動量改善 理学療法 など
62. 外固定 １
64. 外固定と内固定 金属インプラントなどを 使用し体の中を直接固定 ギプスや包帯などで 皮膚の外から固定
65. 外固定法とは 外固定は変位の少ない骨折の治療などで適応 しかし、犬や猫は安静にしない・四肢で歩行してしまう 術前までの保護・術後の保護を目的として 使用される場合が多い 外固定には包帯・ギプス・副子などの方法 ☆☆☆
66. 外固定法とは 外固定は変位の少ない骨折の治療などで適応 しかし、犬や猫は安静にしない・四肢で歩行してしまう 術前までの保護・術後の保護を目的として 使用される場合が多い 外固定には包帯・ギプス・副子などの方法 入院中には包帯管理が必要 看護では異常を早期発見することが重要 包帯の注意点を把握する必要 ☆☆☆
67. 包帯の4つの役割 【軟部組織の保護】 外界からの汚染を予防 舐める・咬むことからも保護 【浸出液の吸収】 創周囲の蓄積を制限し、 感染の可能性を減少させる 【軟部組織の圧迫】 死腔内の浸出液貯留制限 腫脹（腫れ）を軽減する 【患肢の安定化】 患肢の不動化 ☆☆
68. 外固定の種類 ²ロバート・ジョーンズ包帯（変法） ²ポリフォーム ²スコッチキャスト ²ベルポースリング ²エーマースリング ²トーマススプリント スリング：吊り包帯 スプリント：そえ木 ☆☆
69. ロバート・ジョーンズ包帯 ロバート・ジョーンズ包帯（変法）は、臨床現場で よく使われる包帯の１つ 手術後の患肢の腫脹軽減が主目的であり、 施術が容易で効果的 ☆☆☆
70. 準備するもの（６個） １ベトラップ ５オルテックス ２シルキーテックス ３メロリンorガーゼ ４ハサミ ６ペットシーツ ☆☆☆
71. 橈尺骨骨折整復手術 術後
72. 手順①アンカー
73. 手順②オルテックス
74. 手順③アンカーのかえし
75. 手順④ベトラップ
76. 手順⑤汚れ防止
77. 完成
78. RJ包帯の注意点（前肢・膝） 指先の観察 ①腫れ（腫脹）がないかどうか ②爪先が見えるかどうか (包帯がずれていると爪先が見えない) 全体の観察 ①包帯の汚れ・濡れ (水や尿で湿性皮膚炎） ②包帯による皮膚のすれ ★包帯の異常がある場合、獣医に報告 ☆☆☆
79. 気をつけてみるところ 指先の確認 曲がる所の擦れ ☆☆☆
80. ポリフォーム プラスチック性の素材 65～75℃の温水利用で自由な形を形成可能 形を作った後は、冷ますと硬い素材となる ☆
81. ①素材をカットする ②お湯を浸す ③すぐに柔かくなる ポリフォーム
82. ④形をつくる ⑤優れた造形力 ⑥2分程度で硬化する ⑦5分程度で完全硬化 ポリフォーム
83. 肘関節の固定なしでの使用
84. 肘関節の固定なしでの使用
85. 肘関節の固定なしでの使用
86. 肘関節の固定なしでの使用
87. 肘関節の固定なしでの使用
88. 肘関節の固定なしでの使用
89. 肘関節の固定なしでの使用
90. 肘関節の固定なしでの使用
91. 肘関節の固定なしでの使用 エラテックス ALCARE
92. 肘関節の固定ありの場合
93. 肘関節の固定ありの場合
94. 肘関節の固定ありの場合
96. 外固定 2
98. スコッチキャスト ポリウレタン樹脂を含浸させた巻軸包帯 水分を吸収し、熱硬化する 切離にはギプスカッターやハサミが必要 ☆
99. スコッチキャスト
100. スコッチキャスト
101. スコッチキャスト
102. スコッチキャスト
103. スコッチキャスト
104. スコッチキャスト
105. スコッチキャスト
106. 外副子の合併症 ֎ݻఆʹΑΔ ࡲաই ග಄ͷࠎ༹ղ ☆☆☆
107. දൽͷײછ঱ 皮膚・被毛へのテープ固定 ☆☆☆
108. ベルポースリング 手根、肘、および肩関節を屈曲位に維持し、 前肢への負重を避ける目的で使用される Surgeon Vol16より引用 ☆
109. ベルポー注意事項 脇のスレ、胸を圧迫しすぎないようにする
110. エーマースリング 後肢への負重を避け、患肢の外転の度合いを制限 する目的 股関節脱臼整復時に使用することが 多い Surgeon Vol16より引用 ☆☆☆
111. 大腿部頭側と足根部内側の皮膚に擦れや 壊死が発生することがある 足先の腫れなど血行障害の症状に注意
112. スパイカ副子（麦の穂） 患肢の遠位に加えて肩または、股関節を不動化するために患肢と胴体を包み 込むように装着する Surgeon Vol16より引用 腋窩と鼠径部に擦れが生じやすい
113. トーマススプリント 肘・膝関節に機能的な角度をもたらすために有効 関節を機能的な角度に保つことができる装置 Surgeon Vol16より引用
114. スプリント アルミニウム製やプラスチック製のものなど形状は多様 内固定の補助的な役割を持つ Surgeon Vol16より引用 ☆
115. 外固定に関する合併症 １関節硬直 関節の線維化によって、関節包、筋肉、靭帯など の 癒着,回復が困難 ２患肢の腫脹 過度な圧迫では、足先の血流が低下する 重度では、組織の虚血が生じる 臭い・足先を触られるのを嫌がるなど ☆☆☆
116. ３皮膚炎 発生率が高い・関節の可動面に生じやすい 包帯の圧迫で血流の遮断・壊死 包帯が湿った場合、皮膚の防御力低下 包帯は水分を吸収しやすいので注意 ４ズレ 緩みが生じた場合には、治癒遅延や 皮膚の二次的な損傷 外固定に関する合併症 ☆☆☆
117. 入院管理中に包帯や副子を使用している症例は ずれや汚れ・擦れ、異臭に注意する 包帯の種類を知り、準備ができるように ☆☆☆
119. 膝蓋骨脱臼 1 Patella Luxation
121. 疾患に対する理解 手術手技の理解 術後の取り扱いの理解 膝蓋骨脱臼
122. 疾患に対する理解 手術手技の理解 術後の取り扱いの理解
123. 膝蓋骨脱臼とは 好発犬種 秋田犬，コッカ－スパニエル，ボストンテリア，ブルドッグ， 狆キャバリア，フラットコーテッド・レトリバー，マルチーズ， トイ･プードル，ポメラニアン，シーズー，ウェスティー， ヨークシャーテリア，ラブラドール･レトリーバー Ｌａ Ｆｏｎｄ２００２ 小型犬でも大型犬でも内方脱臼が多い ネコでも内方脱臼が多い Johnson1987 膝蓋骨脱臼とは、滑車溝から膝蓋骨が 内側または外側に変位することをいう ラテン語でパテラと呼ばれるので 膝蓋骨脱臼のことを略してパテラということもある ☆☆☆
124. ☆☆☆
125. 膝蓋骨脱臼（内方） 内側 外側 内側 外側 大腿骨 脛骨 ☆☆☆
126. そもそも膝蓋骨は何をしてるの？ 膝蓋骨は、膝を伸展するときに使用 大腿骨でてこの原理を生み出すことで 膝の伸展運動をスムーズにしている
127. 膝蓋骨の機能 大腿四頭筋 大腿二頭筋
128. 膝の屈曲時 大腿四頭筋 大腿二頭筋
129. 膝の伸展時 大腿四頭筋 大腿二頭筋
130. 膝蓋骨脱臼 大腿四頭筋 大腿二頭筋 力が入らない ❌
131. 膝蓋骨脱臼の問題 疼痛 膝蓋骨の裏側が削れる と痛みが出る 機能障害 体重をかけられない ☆☆☆
132. 膝蓋骨脱臼における機能障害
133. 膝蓋骨脱臼における機能障害 症状は様々だが 飼い主様よりは歩くときにスキップする・足を上げてしまう 少しすると治り仮病のようだ という話があることが多い 特に若い時期（６ヶ月から１８ヶ月位）に症状が出ることが多い 小型犬が多いが猫や大型犬種でも発生 上記の場合は獣医に報告する！ ☆☆☆
134. 膝蓋骨脱臼の問題 疼痛 膝蓋骨の裏側が削れる と痛みが出る 機能障害 体重をかけられない ☆☆☆
135. 膝蓋骨脱臼の疼痛とは？ 骨 軟骨 血管 神経 血管 神経 痛みを感じる 痛みを感じない 内側 外側
136. 骨 軟骨 血管 神経 血管 神経 痛み 内側 外側 軟骨下骨の露出 膝蓋骨脱臼の疼痛とは？
137. 膝蓋骨 関節面 軟骨の損傷 関節鏡画像
139. 膝蓋骨脱臼の分類 Singletonによる膝蓋骨脱臼のグレード分類（変法） グレード1 用手にて脱臼させることができる 手を離すと戻る 臨床症状はほとんどない グレード2 グレード1よりも頻繁に脱臼 臨床症状は軽度 日常生活で脱臼と整復 グレード3 膝蓋骨が常に脱臼しており、 用手にて整復可能な脱臼 日常生活では、跛行 グレード4 膝蓋骨が常に脱臼しており、 用手にて整復不可能な脱臼 うまく歩けない状態
141. 膝蓋骨脱臼 2 Patella Luxation
143. 本日の流れ 疾患に対する理解 手術内容の理解 術後の取り扱いの理解
144. 内科療法： 症状が軽く、成長期を過ぎ骨の成長が終了 減量（体重がリスクファクタ－） S. E. GIBBONS2006 日常生活の中で滑る床をなくす 外科療法：跛行・疼痛がある 成長期で今後骨の変形が予想されるもの A関節包の解離・縫縮(内側リリース） B滑車溝の造溝 C脛骨粗面転位 大腿骨の骨切り・矯正
145. 理解しておくべき手術手技 A関節包の解離・縫縮(内側リリース） B滑車溝の造溝 C脛骨粗面転位 ☆☆☆
146. 膝関節の模式図 正常な膝関節 異常な膝関節 筋肉のバランス point 骨の形態 ☆☆☆
147. 膝関節のアプローチ
148. 術前準備 ：除毛 体位設定 洗浄 消毒 ドレーピング 目標部位までのアプローチ ：切皮 筋・筋膜・関節包・ 骨膜切開 使用する器具 筋、筋膜、関節包の切開には メスに加えてこれらの剪刀を使用。 メッツェンバーム剪刀 両鋭直剪刀 ☆☆☆
149. 術前準備 ：除毛 体位設定 洗浄 消毒 ドレーピング 目標部位までのアプローチ ：切皮 筋・筋膜・関節包・ 骨膜切開 使用する器具 筋、筋膜は層をなしている場面が多く、 1層ずつ順に奥へと入り込むため、 その都度、鉤や開創器で 次の層の視野を確保する。 Senn Retractor 扁平鉤 ☆☆☆
150. 術前準備 ：除毛 体位設定 洗浄 消毒 ドレーピング 目標部位までのアプローチ ：切皮 筋・筋膜・関節包・ 骨膜切開 使用する器具 最深部は骨と骨膜、関節包が 密着しているので 剥離子を用い切開・挙上を行う フレアエレベーター 骨膜剥離子 ☆☆☆
151. 術前準備 ：除毛 体位設定 洗浄 消毒 ドレーピング 目標部位までのアプローチ ：切皮 筋・筋膜・関節包・ 骨膜切開 使用する器具 関節内や硬組織周辺を 見やすくするために サクションにて血液などの吸引を行う 通常のアプローチは以上の器材で十分に行える。 サクション（フレーザー） ☆☆☆
152. アプローチ
153. アプローチ
154. アプローチ
155. アプローチ
156. アプローチ
157. アプローチ
158. アプローチ
160. 内側へのアプローチ
161. 力のバランスを整える 外側 外側 内側 内側 ☆☆
162. 内側へのアプローチ
163. 内側へのアプローチ
164. A関節包の解離（内側のリリース） ☆☆☆
166. B滑車溝の造溝 ☆☆☆
169. 造溝術 処置前 処置後 ☆☆☆
170. 造溝術の種類 軟骨挙上法 楔形造溝法 削除法
171. 滑車溝の造溝 ＷｅｄｇｅＲｅｃｃｅｓｉｏｎ ＢｌｏｃｋＲｅｃｃｅｓｉｏｎ Trochlear Chondroplasty Trochlear Sulcoplasty
172. 使用する器具 0.5mm 2mm 1mm ①電動式の器具 ②先端の大きさは数種類ある ③主に骨を削るときに使用 ☆☆☆ ラウンドバー NSK
174. 脛骨粗面 大腿骨滑車 脱臼した 膝蓋骨 内側 外側 C脛骨粗面転位 ☆☆☆
175. 脛骨粗面移植
176. 骨のバランスを整える ☆☆☆
177. 脛骨正面 脛骨頭側面 内側 外側 脛骨粗面移植(平行移動）
178. 外側 内側 脛骨粗面移植（平行移動）
179. 脛骨粗面移植（斜め折り込み）
180. 脛骨粗面移植（斜め折り込み）
181. 外側 内側 脛骨粗面移植（斜め折り込み）
182. 脛骨粗面移植（斜め折り込み）
183. 脛骨粗面移植（斜め折り込み）
184. 使用する器具 ①電動式の器具 ②先端にピンをつけて使用 ③主にピンの挿入時に使用 ☆☆☆ 電動ドリル ピンコレット Kワイヤー
185. A外側関節包の縫縮 ☆☆☆
186. A内側関節包の縫合 ☆☆☆
187. 関節包の縫縮 内側 外側
188. 術後レントゲン
189. 本日の流れ 疾患に対する理解 手術手技の理解 術後の取り扱いの理解
190. 疾患について学ぶ 手術の理解 術後の取り扱い 術後管理の重要性 全てが繋がる 術後管理が適切に行われなければ、 治療の失敗や合併症を招く恐れがある。 ☆☆☆
191. 動物の取り扱い方 正しい取り扱い方 患肢を外側にしている ☆☆☆
192. 動物の取り扱い方 誤った取り扱い方 患肢を内側にしている ポケットに引っかかる可能性あり ☆☆☆
193. 犬舎のセッティング 正しい犬舎のセッティング 四隅が固定されている 床材に工夫がしてある ☆☆☆
194. 誤った犬舎のセッティング ペットシーツのみ 滑りやすい状況 犬舎のセッティング ☆☆☆
195. 膝蓋骨脱臼の術後管理要点 包帯衛生管理を行う 包帯のズレに注意!! 感染を防ぐため、衛生管理は徹底的に！ 包帯のズレは膝関節の不安定にし 手術の失敗に繋がる きちんと管理していく ☆☆☆