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〜 デザインシステムから、職能も部署も超えてユーザー中心を広げる 〜 飛躍的な開発生産性向上の罠
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Junki Furukawa
May 19, 2026
Design
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〜 デザインシステムから、職能も部署も超えてユーザー中心を広げる 〜 飛躍的な開発生産性向上の罠
デザインシステムのプロダクトビジョンを考えていたら、
いつの間にかリサーチプロジェクトの支援をしていたよ。
という中間発表をしました。
Junki Furukawa
May 19, 2026
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Transcript
飛躍的な開発生産性向上の 罠 合同会社DMM.com|プラットフォーム開発本部 Developer Productivity グループ|PF-AX戦略グループ デザイナー兼PO 古川 純希 #pdmyy デザインシステムのプロダクトビジョンを考えていたら、
いつの間にかリサーチプロジェクトの支援をしていたよ 〜 デザインシステムから、職能も部署も超えてユーザー中心を広げる 〜
CI/CD Lean SPACE DesignO ps DevOps Agile みなさん、開発生産性はお好きですか? はじめに Scrum
CI/CD Lean SPACE DesignO ps DevOps Agile ところで、その機能。ユーザーの行動変容 につながっていますか? はじめに
Scrum
…事業に貢献できてますか? はじめに CI/CD Lean SPACE DesignO ps DevOps Agile Scrum
AI・デザインシステム・自動化... 効率化はたのしい! はじめに
しかし、 目標地点の曖昧な効率化は 罠も孕んでいる...! はじめに
“魅力的な手段” への誘惑から プロダクトの本質に向直る くさの根活動の記録 について 中間報告します! 今日のお話
ふるじゅん X : @design_oldriver • 2023年4月合同会社DMM.com中途入社 • デザインシステムのPO 兼 デザイナー
• 「作って、届けて、よくする」をコンセプトに 本業と副業の二足の草鞋で楽しくやっています
デザイン原則、デザイントークン、複数のプロダクトで再利用可能な アトミックな単位のコンポーネントライブラリをPF内に提供。 Turtle デザインシステムとは 🐢 巨大なプラットフォームの横断デザインシステム開発チーム What Why How DMMの各サービスの共通機能を開発しているプラットフォーム領域(ログイ
ン、決済など)で、使用しているデザインシステム プロダクト間のUIがバラバラであることによるユーザー体験の問題を改 善。同時に、開発者とデザイナーの業務効率を向上させる。
None
PO としてデザインシステムチームで2年... 巨大なプラットフォームの横断デザインシステム開発チーム AI の技術革新がすさまじい。。。。 開発を取り巻くデザイナー・エンジニアのニーズはどの ように変化するんだろうか? 開発組織だけでなく、事業側も無関心ではいられないは ずだ。デザインシステムは専門家のものではなく、もっ とたくさんの人が求める価値を提供するようになる
デザイナーやエンジニアの 役割の変化 、デザインへの参 加者の増加 に備えて、 合意形成のための共通言語 やガー ドレールがまだまだたりないのが課題 ビジョンを見直す時期かもしれない!
PF デザインの知見を共有財産にし、質とスピードを最大化する 色々準備の末、ビジョンを刷新 巨大なプラットフォームの横断デザインシステム開発チーム 一貫した体験を高速で提供し、 コンテンツを誰もが快適に楽しめるようにす る。 • デザイン制作からフロント実装までを1日で •
ユーザーが迷わず楽しめる巨大プラットフォーム • 標準化で誰もが良いプロダクトづくりに参加できるようになる
• 勉強会にて開発者から聞く「ユーザーのこと全然ワカラナイ」の 声.... • プロダクトの仮説検証のサイクルでABテストの勝率が低く、敗因の 分析もできていないという声... → 仮説検証の打率も低く健全なフィードバックサイクルができていな い状態で、私たちは開発を爆速にするアクセル を踏もうとしているの
かもしれない 情報収集する中で気になる課題に遭遇 🔍 プラットフォームのデザインシステムビジョンを探す旅
プラットフォームのデザインシステムビジョンを探す旅 恐る恐る調査:現状の傾向 • 多くのチームで、施策効果の検証プロセスに改善余地あり • ユーザー利用状況や事業貢献について、定量把握が難しいケース が一定数存在 • 特にPF領域では、事業 KPI
との距離 や横断構造により効果測定が 複雑化しやすい
プラットフォームのデザインシステムビジョンを探す旅 恐る恐る調査:現場ヒアリングから見えた背景 • アクセス解析だけでは因果関係の把握が難しい • 定性・定量データが分散し、意思決定に繋げづらい • 運用優先になり、中長期改善の検証時間を確保しづらい
調査のうちにこんなフォースが見えてきた プラットフォームのデザインシステムビジョンを探す旅 モヤモヤしながらも殻を破れないループ 役割分担が 明確な組織構造 開発と事業が完全に役割分担 されている。デザイナーはプ ロジェクトアサイン。エンジ ニア主体の開発組織は事業要 求に「すばやく・より多く対
応するぞ!」が合言葉になり がち。 事業対応中心の 開発プロセス 事業KPIから距離があり、自発 的な開発は保守運用と軽微な 機能追加がメイン。プロダク ト側からのさらなる提案・根 本的な改善を起案できる人材 は少数派。 複雑なマルチドメイン 兼任難易度も高い 事業の増加に対して業務や意 思決定の複雑性は増す一方。 また優秀なオーナー層ほど兼 任が増える。意思決定の質向 上や抜本的なやり方の見直し は余力がなく優先度がどんど ん下がる。
お気づきだろうか。 飛躍的な開発生産性向上の罠
(基本的には) 課題設定と仮説検証がしっかり 積み上がるほどに、効率化の価値増幅がある 飛躍的な開発生産性向上の罠 何を 解決するか それは 重要な課題か どんな 解決方法
があるか どの 解決方法が より妥当か 学習サイクルを もっと加速できないか
何を 解決するか それは 重要な課題か どんな 解決方法 があるか どの 解決方法が より妥当か
順番が逆になると... 学習サイクルを もっと加速できないか
うーん、デザインシステムやってる 場合じゃないかも! 飛躍的な開発生産性向上の罠
仮説が曖昧でリフレクションが脆い状態では、 AIもデザインシステムも機能しない...! 飛躍的な開発生産性向上の罠 はず..多分
<反省> 横断組織として 組織実態への解像度が 低かった... 😇 飛躍的な開発生産性向上の罠
人間も AI も読めるオープンで合意されたガイドライン もっとファクトやユーザーに目を向けるため の業務効率化 誰もが低コストで失敗と学習ができる デザインシステムのビジョン刷新 2つのアプローチ 使える機能を増やしてより再利用を減らす デザイナー、エンジニアが品質の高いものをすばやく作れる
old new
複雑なマルチドメイン 兼任難易度も高い ⬇ ・初手は我々がサポート。 ・定性リサーチが絡むため専 門家をアサインし、リソース/ ノウハウ不足・データ分析の バイアス排除を対策する ・人は育てながら走って、手 離れの良い推進活動したい
役割分担が 明確な組織構造 ⬇ ・組織構造を変えるのは平社 員には無理!😇 ・でも得られたユーザーの ファクトでコミュニケーショ ンを円滑に、活性化すること はできる。 ・注力 KPI は異なれど、 ユーザーは共通言語となるは ずである! 事業対応中心の 開発プロセス ⬇ ・そもそもデータの透明性・ アクセシビリティが低い。 ・だからファクトベースな会 話も生まれにくい。 ・まずは興味の高いアーリー アダプタと成功事例を作り、 データを蓄積して組織全体で 参照可能に。これで決まり だ! ファクトにアクセス可能な環境づくりと種まき 2つのアプローチ
確かなファクトをもとに仮説を積み上げる、 Factbase project 【1】誰もがユーザー理解のための情報に即座にアクセスでき、デー タドリブンに成果を創出できる人を組織全体で増やす(短期) 【2】ユーザーの本質的な価値を考えプロダクトを提供できる人を増 やし、今後10年愛されるプラットフォームを目指す(長期) 始まった新しいプロジェクト
施策の打率向上 :ファクトに基づき迅速に仮説を 立てられ、実プロジェクトで事業に貢献する成果 を出せていること。 持続可能なプロジェクト支援 :チームメンバーを OJTやモブ形式で巻き込ませていただき、ファクト ベース文化を廃れさせない、手離れの良い支援を 行う 主なアプローチ
インサイトの蓄積 :過去の定性データから得られ たインサイト1箇所に蓄積。誰でもアクセスで き、定性データからユーザー理解を深めることが できる 成功・失敗施策のナレッジマネジメント: 組織内 で統一されたデータベースを共有することで、気 軽にナレッジシェアが行え、施策成功の再現性を 組織で高め合える 始まった新しいプロジェクト
施策の打率向上とは 始まった新しいプロジェクト UCD導入施策でCVRが高 い状態が持続している ① アクセス・活用可能 である ② 正しく活用できる ③
活動の持続・成果の 証明ができている インサイト利用者数 インサイト利用継続率 利用者満足度 活用プロジェクトの 打率 実行施策数 KPI 改善につながった数 実際の課題解決によって、 “定性データによって施策の 打率があがった ” 成功体験を増やす ‼
• 1000名へのスクリーニングを兼ねたアンケー トと、10名へのデプスインタビューを実施 • 定性データの分析は、業務委託の方のサポー トをいただきAI分析ができる toitta で効率 化! •
得られた情報はグループ内だけでなく社内の 勉強会や事業側にも展開(記事にしていただ きました) • NA: 定性データから仮説をブラッシュアップ し、施策案を複数策定し提案と仮説検証〜効 果測定を回す 課題をもとにリサーチ と仮説検証へ 始まった新しいプロジェクト
• 泥臭い初体験ができた :グループや部署を跨ぐプロジェクトのリード、業務委託契 約、オーナーへの施策提案、ROI の試算と予算承認...みなまでは語らず... • めちゃくちゃ人に恵まれた :「いいじゃん!」と背中を押してレビューしてくれた アルファ室のpdmたち、強力な専門家の助っ人、理解ある上司たち、意欲的かつ勉強 熱心なメンバー、ノリノリで協力して下さった支援グループの皆さん・事業部長。序
盤に心が折れない仲間と出会うことは、モメンタムを失わないために重要かも • しばらくデザインシステム開発ばかりだったため、自分自身が市場感覚や事業目線を 研ぎ澄ます良い成長機会・刺激になった • (開発成果を出していくのはこれからだが) 事業部長にも情報共有ができたり、支 援したプロダクトの事業側からの新たな依頼にもつながった! 現時点の成果や感想 始まった新しいプロジェクト
• 🔦ファクトから始める :客観的な事実がないと、周囲に課題として認識してもらえ ない。勉強会、Slackサーチ、振り返りの付箋、アクセスできるスプシ...至る所に データ・ファクトはあるので一旦自分の想いは傍に置き、小さく情報を集める • 🔥最初の勢いを作る :推進活動は継続が命!自分やメンバーの士気が維持できるよ うなゴール設計とモチベートを意識づける。 •
🚶組織の外に出かける :餅は餅屋。詳しい人に出会える場所に行く・人脈を作り相 談できる人を作る。組織外の人に言ってもらえるアイデアがある! • 🙌一緒にやる :組織文化系は継続して関係者人口を増やすことが重要。自分1人でや らずに興味のありそうな人はありったけ巻き込んで学ぶ機会を増やす。自分が途中で 消えても勝手に盛り上がってくれるくらいにw まとめ - 新しい取り組みを始める時の心得 始まった新しいプロジェクト
Thanks! あなたの組織にも? 皆さんの近くに「ビルドトラップの影」はありますか? ご静聴ありがとうございました!この後のOSTでも熱く語り合いましょう〜! X: @design_oldriver