Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
扱える不確実性を増やしていく - スタートアップEMが考える「任せ方」
Search
kadoppe
April 21, 2026
Technology
480
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
扱える不確実性を増やしていく - スタートアップEMが考える「任せ方」
2026/04/22 に開催された EM Oasis #11 でのLT登壇資料です。
https://emoasis.connpass.com/event/386140/
kadoppe
April 21, 2026
More Decks by kadoppe
See All by kadoppe
不確実性の高いスタートアップでの意思決定 - 今は決めるべき?決めないべき?
kadoppe
0
200
目に見えないものが、物事の成功や失敗を決めている 👀 - スタートアップでのマネジメントを支えてくれた『ピクサー流 創造するちから』
kadoppe
0
380
一年間スタートアップのCTOをやってきて学んだこと
kadoppe
1
1k
未知の顧客にとっても価値あるプロダクトを生み出す
kadoppe
2
2k
プレイド開発チームにおけるチーム・ジャーニー ver.202010
kadoppe
4
1.1k
不確実性の高い世界のなかで、非連続な成長を生み出す / Developers Summit 2020 Summer
kadoppe
1
2.1k
プレイド開発チームにおけるチーム・ジャーニー
kadoppe
12
8.9k
プレイドのエンジニアからみた「正しいものを正しくつくる」
kadoppe
0
2.4k
フラット型組織におけるエンジニアリングマネジメント
kadoppe
1
1.5k
Other Decks in Technology
See All in Technology
kintoneで在庫管理システムを作るときの要件定義・設計ポイント
kai0707
0
120
Jev の中身は50行で再現できる。でも本物との差はどこにあるのか
hisuzuya
0
130
デザインレビューは自動化できるのか?─ Flutter × Figma で UI 品質保証を考える
techiro
2
420
OneLakeをデータソースにした AI Search(Foundry IQ)の ライフサイクル管理
ryuseiiida
0
130
国際カードブランドルール変更に伴うクレジットカード決済取引仕様変更について
k1style
0
250
How we choose session proposals
kawaguti
PRO
1
180
Filter What the LLM Reads: RAG Governance with AgentCore Gateway
yakumo
1
120
Claude Codeから見る、エンジニアの世界の変容とその先
oikon48
7
4.7k
PostgreSQL at Microsoft: Open Source, AI, & Cloud | Claire Giordano | PGConf.EU 2026
clairegiordano
0
110
AWS DevOps Agentはどこまで任せられるか 〜機能の現在地と、機能拡張の実践〜
nyankotaro
0
270
[FECONF-2026] 신대륙을 향한 카카오페이증권 프론트엔드 항해기 (이주승)
l1ghthouse
0
250
ポケモン対戦を自動で記録して振り返ろう
fufufukakaka
0
410
Featured
See All Featured
Stewardship and Sustainability of Urban and Community Forests
pwiseman
0
570
BBQ
matthewcrist
90
10k
Data-driven link building: lessons from a $708K investment (BrightonSEO talk)
szymonslowik
1
1.4k
We Analyzed 250 Million AI Search Results: Here's What I Found
joshbly
2
2.1k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
85
9.7k
Claude Code のすすめ
schroneko
67
230k
Connecting the Dots Between Site Speed, User Experience & Your Business [WebExpo 2025]
tammyeverts
11
1.1k
Lightning talk: Run Django tests with GitHub Actions
sabderemane
0
300
What the history of the web can teach us about the future of AI
inesmontani
PRO
2
750
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
34
9.8k
Tips & Tricks on How to Get Your First Job In Tech
honzajavorek
1
820
Exploring anti-patterns in Rails
aemeredith
4
550
Transcript
扱える不確実性を増やしていく スタートアップEMが考える「任せ方」 Kohei Kadowaki (@kadoppe) 株式会社 mento - VP of
Engineering 2026/04/22 EM Oasis #11
自己紹介 Kohei Kadowaki / @kadoppe スタートアップでソフトウェアエンジニア / EM を16年ほど 経歴
株式会社mento VPoE (現在) 株式会社プレイド VPoE 他スタートアップ2社で CTO 2026/04/22 EM Oasis #11 2
None
問い: 新しいメンバーへの仕事を任せ方 最初にどんなタスクを渡す? 何を基準に次に渡すタスクを決める? 任せる範囲をどう広げていってる? 2026/04/22 EM Oasis #11 4
スタートアップでは メンバー一人ひとりが扱える不確実性を 少しずつ増やしていけるような「任せ方」が大事 2026/04/22 EM Oasis #11 5
なぜ大事なのか?① スタートアップは不確実性を増やし続ける必要がある 急成長し、市場も大きくしていかなければいけない 既知の顧客の、既知の課題を、既知の方法で解決するだけじゃ足りない → 未知の顧客にとっての価値にアプローチし続けるために 2026/04/22 EM Oasis #11
6
なぜ大事なのか?② メンバー一人ひとりが扱える不確実性を増やす必要がある 組織が扱うべき不確実性の総量はどんどん増えていく 優秀な人が一人だけだと、全ての不確実性を探索しきれない → 大きな不確実性を扱えるメンバーに大きな裁量を任せてみんなで探索したい 2026/04/22 EM Oasis #11
7
個人が扱える不確実性をどう増やしていくか 2026/04/22 EM Oasis #11 8
不確実性には軸がある 例: プロダクトエンジニアの場合 タスクの抽象度軸: 実装 → 仕様 → 目的 テーマの大きさ軸:
機能 → サブプロダクト → マルチプロダクト群 ステークホルダー軸: 社内 → テストユーザー → お客様 etc. 2026/04/22 EM Oasis #11 9
軸を組み合わせてタスクの不確実性を定義する 実装 仕様 ⽬的 機能 サブプロダクト マルチプロダクト タスクの抽象度(不確実性) ⼩ ←
→ ⼤ テーマの⼤きさ(不確実性) ↓ ⼩ ⼤ ↑ 2026/04/22 EM Oasis #11 10
まずは、不確実性が低い領域から任せる 実装 仕様 ⽬的 機能 サブプロダクト マルチプロダクト タスクの抽象度(不確実性) ⼩ ←
→ ⼤ テーマの⼤きさ(不確実性) ↓ ⼩ ⼤ ↑ S スタート 2026/04/22 EM Oasis #11 11
徐々に、不確実性が高い領域を任せる形へ 実装 仕様 ⽬的 機能 サブプロダクト マルチプロダクト タスクの抽象度(不確実性) ⼩ ←
→ ⼤ テーマの⼤きさ(不確実性) ↓ ⼩ ⼤ ↑ S スタート G ゴール 抽象度を先に広げる テーマの⼤きさを先に広げる 2026/04/22 EM Oasis #11 12
扱える不確実性を超える領域で裁量を任せ続けると、 「期待」は「放置」に変わる 2026/04/22 EM Oasis #11 13
「放置」しすぎると「砂漠」に 放置していても自走する人は一定いる でも、そうじゃない人は水もなく砂漠に放り出されたような感じに 学びも成長もなく、疲弊していく そこから助けるのにはメンバーもマネージャーもパワーが必要 2026/04/22 EM Oasis #11 14
「放置」にしないために実践していること 2026/04/22 EM Oasis #11 15
① 入社前から継続的に期待を伝える オファー時から入社後にかけて3ヶ月・半年・1年後の活躍イメージを言語化 扱える不確実性を増やしていく方向性を事前に共有 スタートアップなので具体のタスクやテーマは激しく変化するが、方向性は変わらない 2026/04/22 EM Oasis #11 16
活躍イメージの具体例 3ヶ月: 事業・プロダクト・プロセスをキャッチアップ 担当領域の設計・実装・改善を自走 半年: 担当領域で継続的に価値提供、 要求・要件の議論にも主体参加、チームミッション達成に貢献 1年: 特定領域で要件・仕様・設計の意思決定と実装をリード 「なぜ・何を」の議論にも関与してチーム成果を最大化
2026/04/22 EM Oasis #11 17
② 単発ではなく、連続した取り組みを見て伴走する 不確実性が高いため、アウトプットやアウトカムの質は安定しない 同じ大きさの不確実性を扱う、連続したタスクから判断する 不確実性との向き合い方・増やし方について継続的に対話する 2026/04/22 EM Oasis #11 18
③ 全員が限界よりも少し難しい領域で取り組む 扱える不確実性の限界を少し超えた領域で取り組む = 個人の成長が促される 対話しながら伴走するから、 「放置」にならない 全員がその状況になると、チームの成長が加速する 結果、組織全体が扱える不確実性の限界が上がる 2026/04/22
EM Oasis #11 19
スタートアップのEMの仕事の1つは メンバーが扱える不確実性を増やしていくこと スタートアップで「任せる」とは、そういうこと 2026/04/22 EM Oasis #11 20
ご清聴ありがとうございました! mentoでは一緒に働くプロダクトエンジニアを募集しています 2026/04/22 EM Oasis #11 21