Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
目標設定は好きですか? アジャイルとともに目標と向き合い続ける方法 / Do you like...
Search
kakehashi
July 23, 2024
Technology
13
6.4k
目標設定は好きですか? アジャイルとともに目標と向き合い続ける方法 / Do you like target Management?
Developers Summit 2024 Summer での登壇資料です
https://event.shoeisha.jp/devsumi/20240723/session/5111
kakehashi
July 23, 2024
Tweet
Share
More Decks by kakehashi
See All by kakehashi
適材適所の技術選定 〜GraphQL・REST API・tRPC〜 / Optimal Technology Selection
kakehashi
1
170
誰も全体を知らない ~ ロールの垣根を超えて引き上げる開発生産性 / Boosting Development Productivity Across Roles
kakehashi
1
220
スプリントゴールにチームの状態も設定する背景とその効果 / Team state in sprint goals why and impact
kakehashi
2
150
プロダクト成長に対応するプラットフォーム戦略:Authleteによる共通認証基盤の移行事例 / Building an authentication platform using Authlete and AWS
kakehashi
1
220
見えづらい活動の成果の伝え方は日頃からめちゃくちゃ悩んでるけど、実際こんな取り組みをしな がら温度感を合わせにいってるよ / Conveying Hard-to-See Results
kakehashi
4
2.3k
Evolving DevOps Teams and Flexible Organizational Culture
kakehashi
1
1.3k
難しいから面白い!医薬品×在庫管理ドメインの複雑性と向き合い、プロダクトの成長を支えるための取り組み / Initiatives to Support Product Growth
kakehashi
3
300
日本の医療システムの再構築を目指すスタートアップ「カケハシ」のフロントエンド領域でのチャレンジ / Challenges in the frontend domain at “Kakehashi”
kakehashi
3
2.3k
そのデータ連携、ホントにそれでいいの? 〜データモデル分析の重要性を説く〜 / How to analyse data integration
kakehashi
2
770
Other Decks in Technology
See All in Technology
100 名超が参加した日経グループ横断の競技型 AWS 学習イベント「Nikkei Group AWS GameDay」の紹介/mediajaws202411
nikkei_engineer_recruiting
1
170
複雑なState管理からの脱却
sansantech
PRO
1
140
Lambdaと地方とコミュニティ
miu_crescent
2
370
AWS Lambda のトラブルシュートをしていて思うこと
kazzpapa3
2
170
【令和最新版】AWS Direct Connectと愉快なGWたちのおさらい
minorun365
PRO
5
750
【若手エンジニア応援LT会】ソフトウェアを学んできた私がインフラエンジニアを目指した理由
kazushi_ohata
0
150
ドメイン名の終活について - JPAAWG 7th -
mikit
33
20k
Terraform未経験の御様に対してどの ように導⼊を進めていったか
tkikuchi
2
430
個人でもIAM Identity Centerを使おう!(アクセス管理編)
ryder472
3
200
Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure(ExaDB-D) UI スクリーン・キャプチャ集
oracle4engineer
PRO
2
3.2k
Shopifyアプリ開発における Shopifyの機能活用
sonatard
4
250
信頼性に挑む中で拡張できる・得られる1人のスキルセットとは?
ken5scal
2
530
Featured
See All Featured
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
169
14k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
88
5.7k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
33
2.9k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
28
9.1k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
19
3k
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
364
24k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
44
2.2k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
232
17k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
506
140k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
327
21k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
48k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
73
5.3k
Transcript
目標設定は好きですか? アジャイルとともに目標と向き合い続ける方法 株式会社カケハシ 小田中 育生 2024.07.24
小田中 育生(おだなか いくお) 株式会社ナビタイムジャパンでVP of Engineeringを務め、 2023年10月にエンジニアリングマネージャーとして株式会社カケ ハシにジョイン。 薬局DXを支えるVertical SaaS「Musubi」をコアプロダクトに位置
づけ、「しなやかな医療体験」を実現するべく新規事業のプロダ クト開発にコミットしている。 著書: • いちばんやさしいアジャイル開発の教本 • アジャイルチームによる目標づくりガイドブック ブログ: dora_e_m|note X: @dora_e_m
© KAKEHASHI Inc. 目標づくりに関する本を書きました! チームで成果を生み出すための 目標設定と向き合い、目標に向かって 突き進んでいくためのやるべきこと、 考えるべきことをわかりやすく解説! このセッションでも エッセンスを紹介する予定です
目標設定の意義
© KAKEHASHI Inc. 目標がもたらすもの 明確な方向性 ゴールへの集中 モチベーション醸成 パフォーマンス発揮
© KAKEHASHI Inc. 目標がもたらすもの 明確な方向性 ゴールへの集中 モチベーション醸成 パフォーマンス発揮
© KAKEHASHI Inc. 私たちが目指す姿としてVisionがある Vision
© KAKEHASHI Inc. 今年の夏サミの場合 目指す姿: 参加したエンジニアが現場の事業貢献にコミットしている
© KAKEHASHI Inc. Visionへの道には選択肢がいくつもある Vision
© KAKEHASHI Inc. 目標設定とは、選択肢を狭めること Vision
© KAKEHASHI Inc. 選択肢を狭める→解決する課題を決める 解決したい課題、生み出したい価値は無限にある Visionへの道のり、自分たちの手札から 解決する課題を定める。それが目標設定。
© KAKEHASHI Inc. このセッションの場合 参加したエンジニアが現場の事業貢献 にコミットしている このセッションが 生み出したい価値 参加したエンジニアが 目標達成めがけてアジリティ高く
前進していけるという自信をもつ
© KAKEHASHI Inc. 目標がもたらすもの 明確な方向性 ゴールへの集中 モチベーション醸成 パフォーマンス発揮
© KAKEHASHI Inc. 目標設定理論 “この「達成すると信じられる目標」を設定するときに意識 しておきたいのが、特に何もしなくても達成できる、置きに いった目標にせず、ちょっと尻込みしてしまいそうだけど決 して不可能ではない、そんな塩梅の目標を立てることです。 エドウィン・ロックとゲイリー・レイサムにより提示された 目標設定理論の中でも、具体的で挑戦的な目標がチームの高
いパフォーマンスを引き出すとされており、ワクワクしなが ら目標に向かっていくきっかけになります。” 小田中育生(2024)アジャイルチームによる目標づくりガイドブック 翔泳社
© KAKEHASHI Inc. 背伸びした目標が成長を促す 目指したいもの→ 解決することで レベルアップする課題↓ 自分↓
© KAKEHASHI Inc. 良い目標は、良い結果をもたらす 明確な方向性 ゴールへの集中 モチベーション醸成 パフォーマンス発揮
ところで
目標設定は好きですか?
© KAKEHASHI Inc. あるXの投稿 ※本人の許可を得て掲載しています
「なお、目標設定は 今のところまったく ぜんぜんこれでも かってくらい好き じゃない。」
© KAKEHASHI Inc. 目標に対しての苦い思い出 納得感のない目標 目標の達成率と評価が直結
© KAKEHASHI Inc. 納得感のない目標 なぜ、それを目指すのかわからない目標 モチベーションが上がらない そのため目標達成への進捗も芳しくなく 最終的にも未達
© KAKEHASHI Inc. 目標の達成率と評価が直結 実際の成果ではなく立てた目標の達成率、 「いかに約束を守ったか」で評価される チャレンジすると未達のリスクが高くなるため 「これなら達成できるだろう」という 置きに行った目標を立てる
© KAKEHASHI Inc. 組織の目線で考える モチベーションが上がらず目標が未達 置きに行った目標で、達成はしているが小さい成果 →組織が目指すゴールへの道のりが遠くなる
よくない目標は 個人にも組織にも よくない
© KAKEHASHI Inc. よい目標設定とは? • 組織にとって ◦ 組織が目指すビジョンの達成に近づく ◦ 組織のミッション遂行に繋がっている
• 個人にとって ◦ 自分のモチベーションと紐づいている ◦ 具体的で挑戦的
© KAKEHASHI Inc. 環境 チーム よい目標設定をするために 目標 明確で具体的 ミッションへの共感 メンバー同士の相互理解
チャレンジ推奨の気風 目標と評価の切り離し
© KAKEHASHI Inc. 個人の力がチームの力に 目標 目標 目標 目標 目標
© KAKEHASHI Inc. チームの力が組織の力に 目標 目標 目標 目標 目標
© KAKEHASHI Inc. そんな組織が増えたら世界はもっとよくなる 目標 目標 目標 目標 目標 目標
だから、目標と うまく向き合える 人を、チームを、組織を 増やしたい。
© KAKEHASHI Inc. 環境 チーム よい目標設定をするために 目標 明確で具体的 ミッションへの共感 メンバー同士の相互理解
チャレンジ推奨の気風 目標と評価の切り離し SMARTな目標設定 チームビルディング OKR
チームビルディング
© KAKEHASHI Inc. チームに内在する方向性のばらつき チームは価値観も経験も異なる人間の集まりから始まる
© KAKEHASHI Inc. チームの共通認識の形成 インセプションデッキ 我々はなぜ ここにいるのか エレベーター ピッチ パッケージ
デザイン やらないこと リスト ご近所さんを 探せ 技術的な 解決策を描く 夜も眠れない 問題 期間を見極める 何を諦めるのか 何がどれだけ 必要なのか Jonathan Rasmusson(2011)アジャイルサムライ-達人開発者への道- オーム社
© KAKEHASHI Inc. チームの共通認識の形成 インセプションデッキ 我々はなぜ ここにいるのか エレベーター ピッチ パッケージ
デザイン やらないこと リスト ご近所さんを 探せ 技術的な 解決策を描く 夜も眠れない 問題 期間を見極める 何を諦めるのか 何がどれだけ 必要なのか Jonathan Rasmusson(2011)アジャイルサムライ-達人開発者への道- オーム社 チームの存在意義 目指すところ
© KAKEHASHI Inc. Disagree & Commit 徹底的に意見を交わし合う A B B
A 異なる価値観を持ったメンバー同士でひとつの方針に決定していく際には、 その方針に賛成できないメンバーが出てくることがある 妥協せずに意見を交わし、議論を尽くしたうえで一つの結論を選択し 全員でコミットしていくことが大切
© KAKEHASHI Inc. 徹底的に意見を交わすことは難しい お互いによく知らない関係性だと、意見を交わしにくい … … … …
© KAKEHASHI Inc. ジョハリの窓 自己開示が相互理解のきっかけになる 小田中育生(2024)アジャイルチームによる目標づくりガイドブック 翔泳社
© KAKEHASHI Inc. 相互理解を通してチームが形作られる メンバー を知る ミッションへの 共感を生む
SMARTな目標設定
© KAKEHASHI Inc. SMARTな目標設定 Specific: 改善する領域を具体的に定めている Measurable: 定量的であるか、進捗を示す指標がある Assignable: 誰が取り組むのか明確にする
Realistic: 達成が現実的であることを示す Time-Related: いつ結果が達成できるのか明らかにする
© KAKEHASHI Inc. SMARTの観点で目標を点検し精度を上げる Specific Measurable Assignable Realistic Time-Related セッション参加者の目標
設定というスコープ 測定する指標がない 登壇者が参加者の 行動変容を促す きっとみんな目標の 捉え方が変わるはず! ここは明記されていない 参加したエンジニアが 目標達成めがけてアジリティ高く 前進していけるという自信をもつ
OKR
© KAKEHASHI Inc. OKR Objectives(目標)とKey Results(主要成果) Key Results • 何を目指したいのか?と
いう問いに対する答え • 気後れするくらいの高い レベル • 3-5個に絞る • 目標までの到達度を測定 する指標 • 定量的で計測可能なもの • 1つのObjectiveに対し3個 ほど設定 Objectives
© KAKEHASHI Inc. VisionとObjectiveの関係 Vision Objective 中長期的な理想像、あるべき姿 ある期間において目指すもの
© KAKEHASHI Inc. 参加したエンジニアが 目標達成めがけてアジリティ高く 前進していけるという自信をもつ このセッションの目標で考える どうなったら目標を達成したといえるか?
© KAKEHASHI Inc. 夏サミのベストスピーカー賞に 入賞している 参加したエンジニアが 目標達成めがけてアジリティ高く 前進していけるという自信をもつ 自信をもつ=講演の満足度が高い ベストスピーカー賞に入賞したなら、「自信をもった」参加者が
多かったといえそう
© KAKEHASHI Inc. 書籍ブースで 「目標づくりガイドブック」が 売り切れる 夏サミのベストスピーカー賞に 入賞している 参加したエンジニアが 目標達成めがけてアジリティ高く
前進していけるという自信をもつ 前進の意思をもつ=本を買ってくれる! 売り切れになるくらい本が売れたら、みんなが目標設定と 真剣に向き合うことにしたと言えそう ※著者の願望が入っています
© KAKEHASHI Inc. “OKRは、従業員を評価するためのツールではありません。 OKRは、社内共有のタスク管理ツールではありません。 実際のところ、OKRの使い方は他の目標設定の手法とは 異なります。簡単に達成できないような目標を設定する のがOKRの狙いだからです。こうした方法でOKRを使用 すると、チームは大きな目標を見据えて専心し、
完全には達成できなくても予想外の成果を挙げられる ようになります。” OKRはチャレンジを促す https://rework.withgoogle.com/jp/guides/set-goals-with-okrs#learn-the-abridged-history-of-OKRs
© KAKEHASHI Inc. “OKRは、従業員を評価するためのツールではありません。 OKRは、社内共有のタスク管理ツールではありません。 実際のところ、OKRの使い方は他の目標設定の手法とは 異なります。簡単に達成できないような目標を設定する のがOKRの狙いだからです。こうした方法でOKRを使用 すると、チームは大きな目標を見据えて専心し、
完全には達成できなくても予想外の成果を挙げられる ようになります。” チャレンジを促し圧倒的成長を実現 https://rework.withgoogle.com/jp/guides/set-goals-with-okrs#learn-the-abridged-history-of-OKRs 目標と評価の切り離し チャレンジ推奨の気風
© KAKEHASHI Inc. “OKRは、従業員を評価 するためのツールではあ りません。” 大事なこと https://rework.withgoogle.com/jp/guides/set-goals-with-okrs#learn-the-abridged-history-of-OKRs
© KAKEHASHI Inc. どちらを評価するべきか? Aさん 目標: 年間売上10億円 実績: 2億円 達成率:
20% Bさん 目標: 年間売上10万円 実績: 20万円 達成率: 200% 簡単のため、AさんBさんの現在の等級・給与は同一であるとする
© KAKEHASHI Inc. 目標の達成率で評価するということ Aさん 目標: 年間売上10億円 実績: 2億円 達成率:
20% Bさん 目標: 年間売上10万円 実績: 20万円 達成率: 200%
© KAKEHASHI Inc. 目標の達成率で評価するということ Aさん 目標: 年間売上10億円 実績: 2億円 達成率:
20% Bさん 目標: 年間売上10万円 実績: 20万円 達成率: 200% Bさん達成率200%!すごい!高評価! Aさん達成率20%とかwww やる気あるんですか?低評価!!
© KAKEHASHI Inc. 実績で評価する Aさん 目標: 年間売上10億円 実績: 2億円 達成率:
20% Bさん 目標: 年間売上10万円 実績: 20万円 達成率: 200% 簡単のため、AさんBさんの現在の等級・給与は同一であるとする
© KAKEHASHI Inc. “こうした方法でOKRを使用す ると、チームは大きな目標を見 据えて専心し、完全には達成で きなくても予想外の成果を挙げ られるようになります。” OKRの効能 https://rework.withgoogle.com/jp/guides/set-goals-with-okrs#learn-the-abridged-history-of-OKRs
© KAKEHASHI Inc. 高い目標を目指すことで成果がついてくる Aさん 目標: 年間売上10億円 実績: 2億円 達成率:
20% Bさん 目標: 年間売上10万円 実績: 20万円 達成率: 200% OKRは評価のためのツールでは ありません。 OKRでチャレンジングな目標を 設定しめざましい成果を上げ ることで、結果的に高く評価 されることはありえます。
© KAKEHASHI Inc. 書籍ブースで 「目標づくりガイドブック」が 売り切れる 夏サミのベストスピーカー賞に 入賞している 参加したエンジニアが 目標達成めがけてアジリティ高く
前進していけるという自信をもつ チャレンジングで目指さずにはいられない目標 本気です
こうやって ワクワクする目標を 作っていく
でも
目標設定は始まりでしかない
© KAKEHASHI Inc. ここがスタート地点 O KR KR KR 設定したら、今度は目標達成へ向けて動き始めることになる
© KAKEHASHI Inc. 目標達成への道のりは平坦ではない O KR KR KR 平坦ではないし、そもそも道のりが見えないことさえある
© KAKEHASHI Inc. アジャイルなアプローチ ①生み出す価値、 検証したい仮説を明確にする ②どうやって価値を生み出すか 検討し実行する ③毎日、検査と適応を繰り返 しながら価値創出を目指す
④生み出した価値を検査する ⑥学びから新たな仮説を得る プロセスをアップデートする ⑤プロセスをふりかえる
© KAKEHASHI Inc. OKRとアジャイル O KR KR KR インクリメント その期間に
生み出す価値
© KAKEHASHI Inc. 少しずつ、わかることを増やす O KR KR KR
© KAKEHASHI Inc. 目標達成への不確実性を減らしながら進む
© KAKEHASHI Inc. アジャイルチームが機能するために チームのマインド 目標達成への 高いモチベーション 成長を信じる しなやかマインド チームのスキル
開発力 マネジメント力
© KAKEHASHI Inc. ワクワクする目標 目標達成への 高いモチベーション チームメンバーそれぞれのモチベーションと 紐づいた目標を設定することができれば 主体的に困難へと向かっていくことができる
© KAKEHASHI Inc. 目標は高い。失敗することだってある。 O KR KR KR
© KAKEHASHI Inc. 失敗が引き起こすモチベーション低下 “このチームなら絶対に目標達成でき るって思ってたんだよね。でも失敗し ちゃったじゃん?失敗したってことは、 このチームには目標達成する能力がない のかなって思っちゃって……。” 小田中育生(2024)アジャイルチームによる目標づくりガイドブック
翔泳社
© KAKEHASHI Inc. ワクワクする目標がシナシナしてしまう 目標達成への 高いモチベーション 当初はモチベーションを駆り立てる目標 だったが、その困難さからメンバーの心を 砕く「高すぎる」目標に感じられてしまう
© KAKEHASHI Inc. マインドセットがモチベーションを支える 目標達成への 高いモチベーション このとき、自分たちが成長し続けられると 信じる「しなやかマインドセット」があれば モチベーションを保ち前進することができる 成長を信じる
しなやかマインド
© KAKEHASHI Inc. マネジメントによる後押し マネジメント力 課題と向き合う個人との対話、 課題を乗り越えるワークショップの実施で しなやかマインドセットを獲得していく 個人へのアプローチ チームへのアプローチ
• 1on1で個人の課題感に 寄り添う • 肯定的意図を捉え リフレーミングする • ウィンセッションでの 成果の共有 • ふりかえりを通した マインド醸成
© KAKEHASHI Inc. 1on1のアウトライン例 小田中育生(2024)アジャイルチームによる目標づくりガイドブック 翔泳社
© KAKEHASHI Inc. リフレーミングの例 小田中育生(2024)アジャイルチームによる目標づくりガイドブック 翔泳社
© KAKEHASHI Inc. ウィンセッション メンバーが目標達成に向けて行動したこと、 生まれた成果についてメンバー同士で共有し合う場。 参加者のスタンス • 建設的な姿勢 ◦
どうしてうまくいかなかったかではなく、 どうやったらもっとうまくやれるか、で考える • 惜しみない賞賛 ◦ 最善を尽くしている姿勢そのものにエールを送る
© KAKEHASHI Inc. 未来を見据えたふりかえりの例 この状態が 続けば どうなる? 熱気球で未来を考える Lean Coffeeで掘り下げる
© KAKEHASHI Inc. マインドとスキルの好循環 開発力 成長を信じる しなやかマインド しなやかマインドが開発力の向上を促し、 開発力の向上がやればできるという マインドセットを後押しする
© KAKEHASHI Inc. いかにしてチームの開発力を鍛えるか 開発力の向上 お互いの強みを 活かした チームワーク 個々のメンバーの スキルアップ
© KAKEHASHI Inc. それぞれの強みを知り、背中を預け合う お互いの強みを 活かした チームワーク 小田中育生(2024)アジャイルチームによる目標づくりガイドブック 翔泳社 お互いの得意・不得意、
好き・嫌いを共有し 持ち味を活かしながら協働
© KAKEHASHI Inc. 個人のスキルアップにチームで取り組む 個々のメンバーの スキルアップ チームで学ぶ時間(ラーニングセッション) を設け、ハンズオン・勉強会の開催、 外部セミナーへの参加を実施 今まさに必要とするスキル
近い将来に必要となるスキル • 毎日30〜60分程度 • ハンズオン、モブプロ など実際に手を動かす • 毎週30〜60分程度 • 輪読会などで体系的な 知識を習得
© KAKEHASHI Inc. なんだけれども 個々のメンバーの スキルアップ チームで学ぶ時間(ラーニングセッション) を設け、ハンズオン・勉強会の開催、 外部セミナーへの参加を実施 今まさに必要とするスキル
近い将来に必要となるスキル • 毎日30〜60分程度 • ハンズオン、モブプロ など実際に手を動かす • 毎週30〜60分程度 • 輪読会などで体系的な 知識を習得 そんな時間はない!!
© KAKEHASHI Inc. チャレンジングな目標 小田中育生(2024)アジャイルチームによる目標づくりガイドブック 翔泳社
© KAKEHASHI Inc. 成長で達成を目指すアプローチ 小田中育生(2024)アジャイルチームによる目標づくりガイドブック 翔泳社 成長による達成
© KAKEHASHI Inc. 成長への取り組みは結果が出ない時もある https://management30.com/practice/celebration-grids/
© KAKEHASHI Inc. うまくいっている事でなんとかしたくなる https://management30.com/practice/celebration-grids/
© KAKEHASHI Inc. 気合と根性ハードワーク開発宣言 個々のメンバーの スキルアップ よりも 個々のメンバーの ハードワーク を、価値とする…。
© KAKEHASHI Inc. ハードワークへと向かうチーム 個々のメンバーの スキルアップ 個々のメンバーの ハードワーク チーム
© KAKEHASHI Inc. マネジメントによる軌道修正 個々のメンバーの スキルアップ 個々のメンバーの ハードワーク チーム マネジメント力
• メンバーのカレンダー 調整による時間の捻出 • とにかく一回やる
© KAKEHASHI Inc. しかし 今、進捗悪いですよね? 勉強する時間をとるより とにかく手を動かして 成果を出してほしいです
© KAKEHASHI Inc. ステークホルダーから働きかけがある場合 個々のメンバーの スキルアップ 個々のメンバーの ハードワーク チーム ステークホルダー
© KAKEHASHI Inc. マネジメントのふんばりどき 個々のメンバーの スキルアップ 個々のメンバーの ハードワーク チーム マネジメント力
• ステークホルダーとの 期待マネジメント ステークホルダー
© KAKEHASHI Inc. マネジメントのアンチパターン 進捗出せるようになるため 勉強してるんだが? 木こりのジレンマwww 知ってますかwww
© KAKEHASHI Inc. ステークホルダー目線で話す 進捗が出ていないことの不安を汲み取りながら、 自分たちが取り組んでいるラーニングセッションがなぜ重要 でどのような効果が見込まれるかを解説していく なぜやるか 期待効果 成功事例
© KAKEHASHI Inc. マインドとスキルを両手に前進 チームのマインド 目標達成への 高いモチベーション 成長を信じる しなやかマインド チームのスキル
開発力 マネジメント力 チームのマインドを土台に、スキルを発揮し、成長していく
© KAKEHASHI Inc. 成長することが目標達成につながる 小田中育生(2024)アジャイルチームによる目標づくりガイドブック 翔泳社
© KAKEHASHI Inc. 成長することでわかることがある 小田中育生(2024)アジャイルチームによる目標づくりガイドブック 翔泳社 1 2 3 4
© KAKEHASHI Inc. OKRの更新 O KR KR KR インクリメント その期間に
生み出す価値
© KAKEHASHI Inc. どんなときに見直すとよいか 見直しのアクション いつ? KRの上方修正 Oの達成にKRが有効で、かつ上積みするほど達成に 近づくと判明した場合 KRの下方修正
よりOの達成に寄与するKRが存在する場合 KRの追加 Oの達成に有効な手段が新たに見つかった場合 KRの削除 そのKRがOの達成に有効でないと判明した場合 Oの変更・追加・削除 戦略的意思決定が行われた場合などに限定される
© KAKEHASHI Inc. 成長しながら、学びながら、目標に近づく O KR KR KR
© KAKEHASHI Inc. そして達成を確認する日がやってくる 小田中育生(2024)アジャイルチームによる目標づくりガイドブック 翔泳社 KRの達成状況を確認する Oが達成できているか判断する • 定量的なOなら数値で判断
• 定性的なOならステークホル ダーを交え総合的に判断
© KAKEHASHI Inc. Visionには近づくことができたのか? Vision
© KAKEHASHI Inc. 次はどこをめざす? Vision
© KAKEHASHI Inc. 自分たちの成果を主観的に評価する 小田中育生(2024)アジャイルチームによる目標づくりガイドブック 翔泳社 ふりかえり手法「通信簿」
© KAKEHASHI Inc. さらなる高みを目指して 目指したいもの→ 解決することで レベルアップする課題↓ 自分↓
まとめ
© KAKEHASHI Inc. 良い目標は、良い結果をもたらす 明確な方向性 ゴールへの集中 モチベーション醸成 パフォーマンス発揮
© KAKEHASHI Inc. 環境 チーム よい目標設定をするために 目標 明確で具体的 ミッションへの共感 メンバー同士の相互理解
チャレンジ推奨の気風 目標と評価の切り離し SMARTな目標設定 チームビルディング OKR
OKR
© KAKEHASHI Inc. 書籍ブースで 「目標づくりガイドブック」が 売り切れる 夏サミのベストスピーカー賞に 入賞している 参加したエンジニアが 目標達成めがけてアジリティ高く
前進していけるという自信をもつ チャレンジングで目指さずにはいられない目標
目標設定は始まりでしかない
© KAKEHASHI Inc. アジャイルとともに目標と向き合い続ける O KR KR KR
© KAKEHASHI Inc. マインドとスキルを両手に前進 チームのマインド 目標達成への 高いモチベーション 成長を信じる しなやかマインド チームのスキル
開発力 マネジメント力 チームのマインドを土台に、スキルを発揮し、成長していく
© KAKEHASHI Inc. 成長することが目標達成につながる 小田中育生(2024)アジャイルチームによる目標づくりガイドブック 翔泳社
© KAKEHASHI Inc. いつかVisionを実現する日がやってくる Vision
© KAKEHASHI Inc. そんな組織が増えたら世界はもっとよくなる 目標 目標 目標 目標 目標 目標
© KAKEHASHI Inc. このゴールが達成されたことを願って… 参加したエンジニアが現場の事業貢献 にコミットしている このセッションが 生み出したい価値 参加したエンジニアが 目標達成めがけてアジリティ高く
前進していけるという自信をもつ
© KAKEHASHI Inc. カケハシの技術に関連する情報を 発信しています。 𝕏 @kakehashi_dev 是⾮フォローしてください! ありがとうございました!!