Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

目標設定は好きですか? アジャイルとともに目標と向き合い続ける方法 / Do you like...

目標設定は好きですか? アジャイルとともに目標と向き合い続ける方法 / Do you like target Management?

Developers Summit 2024 Summer での登壇資料です
https://event.shoeisha.jp/devsumi/20240723/session/5111

KAKEHASHI

July 23, 2024
Tweet

More Decks by KAKEHASHI

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 小田中 育生(おだなか いくお) 株式会社ナビタイムジャパンでVP of Engineeringを務め、 2023年10月にエンジニアリングマネージャーとして株式会社カケ ハシにジョイン。 薬局DXを支えるVertical SaaS「Musubi」をコアプロダクトに位置

    づけ、「しなやかな医療体験」を実現するべく新規事業のプロダ クト開発にコミットしている。 著書: • いちばんやさしいアジャイル開発の教本 • アジャイルチームによる目標づくりガイドブック ブログ: dora_e_m|note X: @dora_e_m
  2. © KAKEHASHI Inc. 環境 チーム よい目標設定をするために 目標 明確で具体的 ミッションへの共感 メンバー同士の相互理解

    チャレンジ推奨の気風 目標と評価の切り離し SMARTな目標設定 チームビルディング OKR
  3. © KAKEHASHI Inc. チームの共通認識の形成 インセプションデッキ 我々はなぜ ここにいるのか エレベーター ピッチ パッケージ

    デザイン やらないこと リスト ご近所さんを 探せ 技術的な 解決策を描く 夜も眠れない 問題 期間を見極める 何を諦めるのか 何がどれだけ 必要なのか Jonathan Rasmusson(2011)アジャイルサムライ-達人開発者への道- オーム社
  4. © KAKEHASHI Inc. チームの共通認識の形成 インセプションデッキ 我々はなぜ ここにいるのか エレベーター ピッチ パッケージ

    デザイン やらないこと リスト ご近所さんを 探せ 技術的な 解決策を描く 夜も眠れない 問題 期間を見極める 何を諦めるのか 何がどれだけ 必要なのか Jonathan Rasmusson(2011)アジャイルサムライ-達人開発者への道- オーム社 チームの存在意義 目指すところ
  5. © KAKEHASHI Inc. Disagree & Commit 徹底的に意見を交わし合う A B B

    A 異なる価値観を持ったメンバー同士でひとつの方針に決定していく際には、 その方針に賛成できないメンバーが出てくることがある 妥協せずに意見を交わし、議論を尽くしたうえで一つの結論を選択し 全員でコミットしていくことが大切
  6. © KAKEHASHI Inc. SMARTの観点で目標を点検し精度を上げる Specific Measurable Assignable Realistic Time-Related セッション参加者の目標

    設定というスコープ 測定する指標がない 登壇者が参加者の 行動変容を促す きっとみんな目標の 捉え方が変わるはず! ここは明記されていない 参加したエンジニアが 目標達成めがけてアジリティ高く 前進していけるという自信をもつ
  7. OKR

  8. © KAKEHASHI Inc. OKR Objectives(目標)とKey Results(主要成果) Key Results • 何を目指したいのか?と

    いう問いに対する答え • 気後れするくらいの高い レベル • 3-5個に絞る • 目標までの到達度を測定 する指標 • 定量的で計測可能なもの • 1つのObjectiveに対し3個 ほど設定 Objectives
  9. © KAKEHASHI Inc. 書籍ブースで 「目標づくりガイドブック」が 売り切れる 夏サミのベストスピーカー賞に 入賞している 参加したエンジニアが 目標達成めがけてアジリティ高く

    前進していけるという自信をもつ 前進の意思をもつ=本を買ってくれる! 売り切れになるくらい本が売れたら、みんなが目標設定と 真剣に向き合うことにしたと言えそう ※著者の願望が入っています
  10. © KAKEHASHI Inc. どちらを評価するべきか? Aさん 目標: 年間売上10億円 実績: 2億円 達成率:

    20% Bさん 目標: 年間売上10万円 実績: 20万円 達成率: 200% 簡単のため、AさんBさんの現在の等級・給与は同一であるとする
  11. © KAKEHASHI Inc. 目標の達成率で評価するということ Aさん 目標: 年間売上10億円 実績: 2億円 達成率:

    20% Bさん 目標: 年間売上10万円 実績: 20万円 達成率: 200% Bさん達成率200%!すごい!高評価! Aさん達成率20%とかwww やる気あるんですか?低評価!!
  12. © KAKEHASHI Inc. 実績で評価する Aさん 目標: 年間売上10億円 実績: 2億円 達成率:

    20% Bさん 目標: 年間売上10万円 実績: 20万円 達成率: 200% 簡単のため、AさんBさんの現在の等級・給与は同一であるとする
  13. © KAKEHASHI Inc. 高い目標を目指すことで成果がついてくる Aさん 目標: 年間売上10億円 実績: 2億円 達成率:

    20% Bさん 目標: 年間売上10万円 実績: 20万円 達成率: 200% OKRは評価のためのツールでは ありません。 OKRでチャレンジングな目標を 設定しめざましい成果を上げ ることで、結果的に高く評価 されることはありえます。
  14. © KAKEHASHI Inc. マネジメントによる後押し マネジメント力 課題と向き合う個人との対話、 課題を乗り越えるワークショップの実施で しなやかマインドセットを獲得していく 個人へのアプローチ チームへのアプローチ

    • 1on1で個人の課題感に 寄り添う • 肯定的意図を捉え リフレーミングする • ウィンセッションでの 成果の共有 • ふりかえりを通した マインド醸成
  15. © KAKEHASHI Inc. ウィンセッション メンバーが目標達成に向けて行動したこと、 生まれた成果についてメンバー同士で共有し合う場。 参加者のスタンス • 建設的な姿勢 ◦

    どうしてうまくいかなかったかではなく、 どうやったらもっとうまくやれるか、で考える • 惜しみない賞賛 ◦ 最善を尽くしている姿勢そのものにエールを送る
  16. © KAKEHASHI Inc. 個人のスキルアップにチームで取り組む 個々のメンバーの スキルアップ チームで学ぶ時間(ラーニングセッション) を設け、ハンズオン・勉強会の開催、 外部セミナーへの参加を実施 今まさに必要とするスキル

    近い将来に必要となるスキル • 毎日30〜60分程度 • ハンズオン、モブプロ など実際に手を動かす • 毎週30〜60分程度 • 輪読会などで体系的な 知識を習得
  17. © KAKEHASHI Inc. なんだけれども 個々のメンバーの スキルアップ チームで学ぶ時間(ラーニングセッション) を設け、ハンズオン・勉強会の開催、 外部セミナーへの参加を実施 今まさに必要とするスキル

    近い将来に必要となるスキル • 毎日30〜60分程度 • ハンズオン、モブプロ など実際に手を動かす • 毎週30〜60分程度 • 輪読会などで体系的な 知識を習得 そんな時間はない!!
  18. © KAKEHASHI Inc. どんなときに見直すとよいか 見直しのアクション いつ? KRの上方修正 Oの達成にKRが有効で、かつ上積みするほど達成に 近づくと判明した場合 KRの下方修正

    よりOの達成に寄与するKRが存在する場合 KRの追加 Oの達成に有効な手段が新たに見つかった場合 KRの削除 そのKRがOの達成に有効でないと判明した場合 Oの変更・追加・削除 戦略的意思決定が行われた場合などに限定される
  19. © KAKEHASHI Inc. 環境 チーム よい目標設定をするために 目標 明確で具体的 ミッションへの共感 メンバー同士の相互理解

    チャレンジ推奨の気風 目標と評価の切り離し SMARTな目標設定 チームビルディング OKR
  20. OKR