Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

インフラエンジニアの多様性と評価、またはキャリアへのつなげ方

 インフラエンジニアの多様性と評価、またはキャリアへのつなげ方

インフラエンジニアと一口に言っても、皆さんの周囲には様々なインフラエンジニア、または近しい技術領域で仕事をしているエンジニアがいることでしょう。 そこで、昨今のインフラエンジニアの多様性を生み出している技術的な要素や思想に触れつつ、皆さんのキャリアに取り入れるヒントをともに考えてみませんか。 自らがインフラエンジニア・SREのバックグラウンドを持ち、現在は VP of Engineering としてエンジニア評価・キャリア相談等の実務に携わる過程での気づきをお話します。

Infra Career Lounge #1「インフラエンジニアの評価とキャリア」にて発表した資料です。
https://forkwell.connpass.com/event/246453/

katsuhisa_

May 20, 2022
Tweet

More Decks by katsuhisa_

Other Decks in Programming

Transcript

  1. Infra Career Lounge #1 2 #InfraCareerLounge connpassに記載した講演概要 インフラエンジニアと一口に言っても、皆さんの周囲には様々な インフラエンジニア、または近しい技術領域で仕事をしているエ ンジニアがいることでしょう。

    そこで、昨今のインフラエンジニ アの多様性を生み出している技術的な要素や思想に触れつつ、皆 さんのキャリアに取り入れるヒントをともに考えてみませんか。 自らがインフラエンジニア・SREのバックグラウンドを持ち、現在 は VP of Engineering としてエンジニア評価・キャリア相談等の 実務に携わる過程での気づきをお話します。
  2. Infra Career Lounge #1 3 #InfraCareerLounge 北野 勝久 / @katsuhisa__

    • Tata Consultancy Services Japan(一社目) ◦ インフラ・ミドルウェアエンジニア • Studist(二社目、現職) ◦ Webアプリケーションエンジニア ◦ Webアプリケーションエンジニア + インフラエンジニア ◦ SRE ◦ Engineering Manager ◦ VPoE
  3. Infra Career Lounge #1 7 #InfraCareerLounge インフラエンジニア多様性の背景にあるもの 1. クラウド 2.

    IaC(Infrastructure as Code) 3. コンテナ技術 単独ではなく、これらの組み合わせで多様化が急速に進んでいる
  4. Infra Career Lounge #1 8 #InfraCareerLounge クラウド普及の影響考察 • 企業にとって、自社で持たなければいけない領域が変わった ◦

    いわゆる責任共有モデル • Cattle v.s. Pets • インフラ構築のAgilityが劇的に向上した →クラウドサービスを使いこなす専門家が生まれたり、  アプリケーション開発者が(インフラエンジニアに頼らず)  Self-Serviceでインフラ構築できるようになったりした
  5. Infra Career Lounge #1 9 #InfraCareerLounge • インフラ構築のプロセスが可視化され、 構築業務の一部が自動化された •

    開発プラクティスとの融合が加速した ◦ コードレビュー、テストなどの開発プラクティスが インフラエンジニアの世界でも求められるように →インフラ構築・運用のあり方や考え方が変化し、  自動化を駆使した堅牢なインフラをつくる技術者が  求められる世の中に IaC(Infrastructure as Code)普及の影響考察
  6. Infra Career Lounge #1 10 #InfraCareerLounge • Build once, Run

    anywhere ◦ ランタイム・依存ライブラリ・アプリケーションコードを 一つのパッケージにすることで、ポータブルなインフラが 当たり前に • 複数のコンテナを動かすために、Kubernetesに代表される、 コンテナオーケストレーションツールも普及 →クラウド普及やIaC普及と相まって、  インフラ構築の民主化をさらに後押し コンテナ技術普及の影響考察
  7. Infra Career Lounge #1 14 #InfraCareerLounge 会社によって、競争力の源泉は異なる > プロダクトやユーザに向き合うのは大前提として、技術者としての私は引き続きイ ンフラやIaC、SRE、基盤整備、生産性向上の分野を軸にしたいと考えており、可能で

    あればミドルウェアやLinuxカーネルを含むOSレイヤ、またeBPFやWASMのようなイ ンフラ技術のゲームチェンジャーとなりうる分野に関わっていきたいと考えている。 > そういう中、ミラティブは配信技術が競争力の一つであり、競争力の維持のために はミドルウェアやOSのチューニングを含む低いレイヤでの技術力が求められる。 株式会社ミラティブに入社しました https://note.com/udzura/n/naa6bc84ef7e1
  8. Infra Career Lounge #1 18 #InfraCareerLounge • 技術の素振りをしよう • 他社のやっていることを知ろう

    (ひろくエンジニアの成長とはすこし思考の軸がずれるかも)
  9. Infra Career Lounge #1 19 #InfraCareerLounge 参考リンク パブリッククラウドの国内市場は1兆円を突破 https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=500 Infrastructure

    as Codeのこれまでとこれから/Infra Study Meetup #1 https://speakerdeck.com/mizzy/infra-study-meetup-number-1 責任共有モデル https://aws.amazon.com/jp/compliance/shared-responsibility-model/ クラウドは家畜の群れだ。ペットのようにかわいがるな! https://blogs.itmedia.co.jp/narisako/2014/07/post-047f.html Build once, Run anywhere concept https://forums.docker.com/t/build-once-run-anywhere-concept/3522 Dockerからcontainerdへの移行 https://www.slideshare.net/KoheiTokunaga/dockercontainerd